この章では、Oracle GoldenGate for Microsoft SQL Serverのアンインストール手順を説明します。この手順は、Oracle GoldenGateの証跡内のデータが不要であること、現在のOracle GoldenGate環境を保持する必要がないことを前提としています。現在の環境およびデータを保持するには、手順を開始する前にOracle GoldenGateディレクトリおよび全サブディレクトリのバックアップをとってください。
この章の内容は次のとおりです。
この手順では、ExtractおよびReplicationプロセスを停止します。停止の指示があるまで、Managerは実行したままにします。
コマンド・シェルを実行します。
システム管理者として、またはOracle GoldenGateコマンドを発行する権限とオペレーティング・システムからファイルおよびディレクトリを削除する権限を持つユーザーとしてログオンします。
ディレクトリをOracle GoldenGateインストール・ディレクトリに変更します。
GGSCIを実行します。
Oracle GoldenGateプロセスをすべて停止します。
STOP ER *
Managerプロセスを停止します。
STOP MANAGER
この手順に従って、Oracle GoldenGateの取得構成でソース・オブジェクトからサプリメンタル・ロギングを削除し、適用構成でReplicatチェックポイント表を削除します。構成によっては、特定のステップやコマンドが該当しない場合もあります。
ソース・システムで:
システム管理者として、またはOracle GoldenGateコマンドを発行する権限とオペレーティング・システムからファイルおよびディレクトリを削除する権限を持つユーザーとしてログオンします。
Oracle GoldenGateディレクトリからGGSCIを実行します。
Oracle GoldenGateプロセスをすべて停止します。
STOP ER *
Managerプロセスを停止します。
STOP MANAGER
次のコマンドを発行してソース・データベースにログインします。
DBLOGIN SOURCEDBDSN
[, {USERIDuser
, PASSWORDpassword
| USERIDALIASalias
}]
条件:
SOURCEDB
DSN
は、SQL Serverデータソースの名前です。
USERID
user
はExtractログインで、PASSWORD
password
は、ExtractでSQL Server認証を使用する場合に必要なパスワードです。または、資格証明が資格証明ストアに格納されている場合、USERIDALIAS
alias
は、資格証明の別名です。統合Windows認証を使用するDSNにDBLOGIN
を使用する場合、GGSCIセッションのデータベースへの接続は、GGSCIを実行しているユーザーによるものになります。DELETE TRANDATA
またはDELETE TRANDATA
を発行するには、このユーザーは、SQL Server sysadmin
サーバー・ロールのメンバーである必要があります。
その他のレプリケーション・コンポーネントまたはCDCコンポーネントに関してExtractを実行した方法によって、次のいずれかを実行します。
Extractが同じデータベースに対してSQL Serverトランザクション・レプリケーションまたはOracle以外のCDC構成と平行して実行されていなかった場合は、Management Studioで問合せセッションを開いてソース・データベースに対して次の文を発行し、すべてのCDCコンポーネントを無効にして削除し、2次切捨てポイントを消去します。
EXEC sys.sp_cdc_disable_db
Extractが同じデータベースに対してSQL Serverトランザクション・レプリケーションまたはOracle以外のCDC構成と平行して実行されていた場合は、GGSCIを実行し、Extract構成に含まれる表ごとに次のコマンドを発行します。ワイルドカードを使用して複数の表名を指定できます。
DELETE TRANDATA owner.table
ターゲット・システムで:
Replicatを停止します。
STOP REPLICAT group
次のコマンドを発行してターゲット・データベースにログインします。
DBLOGIN SOURCEDBDSN
[, {USERIDuser
, PASSWORDpassword
| USERIDALIASalias
}]
条件:
SOURCEDB
DSN
は、SQL Serverデータソースの名前です。
USERID
user
はExtractログインで、PASSWORD
password
は、ExtractでSQL Server認証を使用する場合に必要なパスワードです。または、資格証明が資格証明ストアに格納されている場合、USERIDALIAS
alias
は、資格証明の別名です。統合Windows認証を使用するDSNにDBLOGIN
を使用する場合、GGSCIセッションのデータベースへの接続は、GGSCIを実行しているユーザーによるものになります。DELETE CHECKPOINTTABLE
を発行するには、このユーザーは、SQL Server sysadmin
サーバー・ロールのメンバーである必要があります。
DELETE CHECKPOINTTABLE
コマンドを実行して、Replicatチェックポイント表を削除します。
DELETE CHECKPOINTTABLE
schema.table
次の手順に従って、Oracle GoldenGateのインストール済ファイルを削除します。
この手順では、Windowsクラスタ・リソースであるOracle GoldenGateをソースまたはターゲットのWindowsシステムから削除し、Oracle GoldenGateイベントがWindowsイベント・マネージャにレポートされないようにして、Managerサービスを削除します。ソース・システムおよびターゲット・システムで、次の手順を実行します。
システム管理者として、またはOracle GoldenGateコマンドを発行する権限とオペレーティング・システムからファイルおよびディレクトリを削除する権限を持つユーザーとしてログオンします。
(クラスタ)Managerリソースが含まれているクラスタ・グループを所有するクラスタのノードからGGSCIを実行し、すべてのExtractおよびReplicatのプロセスが停止していることを確認します。稼働しているものがあれば停止します。
STATUS ER *
STOP ER *
(クラスタ)クラスタ・アドミニストレータ・ツールを使用してManagerリソースをオフラインにします。
(クラスタ)そのリソースを右クリックし、「削除」を選択して削除します。
「スタート」、「ファイル名を指定して実行」の順にクリックし、「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックスにcmd
と入力してコマンド・コンソールを開きます。
ディレクトリをOracle GoldenGateインストール・ディレクトリに変更します。
次の構文を使用して、install
ユーティリティを実行します。
install deleteevents deleteservice
(クラスタ)クラスタの次のノードにクラスタ・グループを移動し、手順5から繰り返します。