この章には、Logdumpユーティリティ・コマンドの構文および使用法のアルファベット順のリファレンスが含まれています。
Logdumpの使用手順は、第1章「Logdumpユーティリティの使用」を参照してください。
Logdumpコマンドのカテゴリ・サマリーを次に示します。
表2-1 ファイルの操作
コマンド | 説明 |
---|---|
|
デフォルトのディレクトリ、ボリュームまたはサブボリュームを設定します。 |
|
Logdump内からEnscribeファイルを開きます。 |
|
セッション・ログを書き込みます。 |
|
現在のファイルを閉じ、証跡順で次のファイルを開きます。 |
|
証跡ファイルまたは抽出ファイルを開きます。 |
|
ファイルの読み取り位置を設定します。 |
|
レコード・データを別のファイルに書き込みます。 |
|
テキストをセッション・ログに書き込みます。 |
|
デフォルトのディレクトリ、ボリュームまたはサブボリュームを設定します。 |
表2-2 情報の表示
コマンド | 説明 |
---|---|
|
バルクI/O統計を表示します。 |
|
レコード・カウント情報を表示します。 |
|
現在のディレクトリまたはサブボリュームにあるファイル名を表示します。 |
|
現在のLogdump設定を表示します。 |
|
ファイル・ヘッダー情報を表示します。 |
|
|
|
現在のLogdump環境、Oracle GoldenGateレコード・タイプのリスト、現在のフィルタ設定などの内部情報を表示します。 |
|
現在の時間をローカル形式とGMT形式で表示します。 |
表2-3 データとレコードの選択
コマンド | 説明 |
---|---|
|
TMFまたはOracle GoldenGate証跡を介した検索を行い、指定した時間またはその前後のレコードを特定します。 |
ARGETNONDATACHANGES | ARSTOPNONDATACHANGES |
データベースに変更をもたらさないレコードを含めたり、除外します。 |
|
ファイル内の現在の位置から、指定されたバイト数のデータを表示します。 |
|
レコードの表示をフィルタします。 |
|
ファイル内の次のレコードを表示します。 |
|
トランザクション内の最後のレコードまたは唯一のレコードを検索し、次のトランザクションの最初のレコードを表示します。 |
|
次のレコード・ヘッダーの始まりを検索します。 |
|
特定の相対バイト・アドレスを検索します。 |
|
特定のタイムスタンプを持つ次のレコードを検索します。 |
|
特定のタイプの次のレコードを検索します。 |
|
指定された数のレコードをスキップします。 |
|
レコードのビフォア・イメージをフェッチし、アフター・イメージとともに表示するよう |
表2-4 変換
コマンド | 説明 |
---|---|
|
ACIのBASE24アプリケーションのTLF/PTLFレコードの一意キーを計算します。 |
|
日時文字列をユリウス・タイムスタンプに変換します。 |
|
CのタイムスタンプをASCIIのタイムスタンプに変換します。 |
|
Logdumpで表示する前にデータを復号化します。 |
|
ファイル・データを暗号化します。 |
|
NonStop入力順syskeyをブロック番号およびレコード番号で表示します。 |
|
数値または16進文字列を16進表現および浮動小数点数で表示します。 |
|
64ビット・ユリウス期間を |
|
64ビット・ユリウス・タイムスタンプをASCII形式で表示します。 |
表2-5 Logdump環境の制御
コマンド | 説明 |
---|---|
|
IBMメインフレームでデータをASCII形式で表示するか、EBCDIC形式で表示するかを制御します。 |
|
IBMメインフレームで文字セットを設定します。 |
|
IBMメインフレームで表名をASCII形式で表示するか、EBCDIC形式で表示するかを制御します。 |
|
詳細レコード情報の表示を制御します。 |
|
自動的に生成されるトークン・データの表示を制御します。 |
|
ヘッダー情報の表示を制御します。 |
|
ヘッダー・トークン・インジケータの表示を制御します。 |
|
最大データ出力長を設定します。 |
|
カウント通知を1行に表示するか、複数行に表示するかを制御します。 |
|
GMTからの時間オフセットを設定します。 |
|
TMF監査からの更新操作にビフォア・イメージを表示するかどうかを制御します。 |
TMFGETRECADDR | NOTMFGETRECADDR |
|
|
|
|
証跡の形式を古いバージョン(Oracle GoldenGate 6.0より前)または新しいバージョンに設定します。 |
|
標準サイズのトランザクションとするバイト数のしきい値を設定します。 |
|
トランザクション・サイズの追跡に使用されるトランザクション履歴表のサイズを設定します。 |
|
標準サイズのトランザクションとするレコード数のしきい値を設定します。 |
|
ユーザー・トークン・データの表示を制御します。 |
ARGETNONDATACHANGES
およびARSTOPNONDATACHANGES
を使用して、TMF証跡を読み取る際、データベースの変更をもたらさないレコードを含めたり、除外するようTMFARLIBに指定します。
デフォルト
ARGETNONDATACHANGES
構文
ARGETNONDATACHANGES | ARSTOPNONDATACHANGES
ARGETNONDATACHANGES
非変更レコードを含めます。
ARSTOPNONDATACHANGES
非変更レコードを抑止します。
ASCIIDATA
またはEBCDICDATA
を使用して、IBMメインフレームでレコード・データをASCII形式で表示するか、EBCDIC形式で表示するかを制御します。ASCIIDUMPコマンドを使用して、先に文字セットを設定しておく必要がある場合があります。
デフォルト
ASCIIDATA ON
(same as EBCDICDATA OFF)
構文
ASCIIDATA {ON | OFF} | EBCDICDATA {ON | OFF}
ASCIIDUMP
またはEBCDICDUMP
を使用して、IBMメインフレームでのDUMP
コマンドの出力の文字セットを設定します。このコマンドによってダンプ表示の16進数部分は影響を受けません。
デフォルト
ASCIIDUMP ON
(same as EBCDICDUMP OFF)
構文
ASCIIDUMP {ON | OFF} | EBCDICDUMP {ON | OFF}
ASCIIHEADER
またはEBCDICHEADER
を使用して、IBMメインフレームでレコード・ヘッダー内の表名がASCIIであるか、EBCDICであるかを指定します。ASCIIDUMP
コマンドを使用して、先に文字セットを設定しておく必要がある場合があります。
デフォルト
ASCIIHEADER ON
(same as EBCDICHEADER OFF
)
構文
ASCIIHEADER {ON | OFF} | EBCDICHEADER {ON | OFF}
BEGIN
を使用して、TMFまたはOracle GoldenGate証跡を介したバイナリ検索を行い、指定した時間またはその前後のレコードを特定します。
デフォルト
なし
構文
BEGIN timestamp
timestamp
検索対象のタイムスタンプ。
BULKIOSTATS
を使用して、物理読取りと論理読取りの数、および現在と平均の読取り時間を含む、バルクI/Oレコードの統計を表示します。
デフォルト
なし
構文
BULKIOSTATS
CALCTLFKEY
を使用して、複製キーを生成する場合に@GETENV ("TLFKEY", SYSKEY "
unique_key
)"
関数を回避します。TLFKEY
オプションは、一意キーをACIのBASE24アプリケーションのTLF/PTLF
レコードと関連付けます。CALCTLFKEY
は、各レコードの値の計算と表示を行います。
引数を指定しない場合、CALCTLFKEY
は、この機能が有効か無効かを表示します。
デフォルト
OFF
構文
CALCTLFKEY {ON | OFF}
CD
を使用して、デフォルトのディレクトリ、ボリュームまたはサブボリュームを設定します。このコマンドの別名は、VOLUME
です。
デフォルト
なし
構文
CD {directory
|volume
|subvolume
}
COMPUTETIMESTAMP
を使用して、日時文字列をユリウス形式に変換します。
デフォルト
なし
構文
COMPUTETIMESTAMP string
string
次の形式の日時文字列
[[yy
]yy-mm-dd
] [hh
[:mm
][:ss
]]
例
COMPUTETIMESTAMP 2005-01-01 12:00:00
この例では、次の内容が返されます。
2005-01-01 12:00:00 is JulianTimestamp 211971340800000000
COUNT
を使用して、レコード数のサマリーやファイル内のデータ量に関連する他の情報を出力します。オプションを指定しない場合の基本的な出力では次の内容が表示されます。
カウントの開始RBA
ファイル内のレコード数
データの合計バイト数およびレコード当たりの平均バイト数
操作タイプに関する情報
トランザクションに関する情報
COUNT
を発行する前にDETAIL
コマンドを発行すると、表またはデータ・ファイルごとのカウントが情報に含まれます。COUNT
のオプションを使用すると、DETAIL
コマンドを使用せずに表の詳細を表示したり、カウントの開始時間と終了時間を設定したり、表、データ・ファイル、証跡ファイルまたは抽出ファイルのカウントをフィルタしたり、カウントの期間を指定できます。DETAIL OFF
コマンドを使用して、この詳細情報の収集を無効にできます。
時間文字列を使用する引数には、次の形式を使用します。
[[yy
]yy
-mm
-dd
] [hh
[:mm
][:ss
]]
デフォルト
全レコードのカウント・サマリーを生成します。
構文
COUNT [, DETAIL] [, END[TIME]time_string
] [, FILEspecification
] [, INT[ERVAL]minutes
] [, LOG]wildcard
] [, START[TIME]time_string
]
DETAIL
Extractによって処理された表またはデータ・ファイルごとのカウントをサマリー・カウントに追加します。情報には、データの合計バイト数と平均バイト数および実行された操作に関する情報が含まれます。このデータは、COUNT
を発行する前にDETAIL
コマンドを使用することでも得られます。
END[TIME]
time_string
指定された時間に書き込まれた最後のレコードでカウントを停止します。
FILE
specification
指定された表またはデータ・ファイル、またはワイルドカード(*)で指定された名前のグループに対するカウントを生成するよう指定します。
INT[ERVAL]
minutes
指定された期間(分)内に発生した合計バイト数、平均バイト数および各操作タイプの数の統計を表示します。次に、それらの統計の合計を表示します。
LOG
wildcard
ワイルドカードで指定された複数の証跡または抽出ファイルのカウントを生成します。
START[TIME]
time_string
指定された時間に書き込まれた最初のレコードでカウントを開始します。
例
COUNT START 2011-01-11 12:00:00 , END 2011-01-12 12:00:00
COUNT INTERVAL 4
これによって、次のような内容が表示されます。個々の表またはデータ・ファイルのカウントは、スペースの制約で省略しています。
WindowsまたはUNIXの場合(ファイル名は異なります):
Interval from 2011/02/28 11:30:00.000 to 2011/02/28 11:34:00.000, Recs 3 Total Data Bytes 120 Avg Bytes/Record 40 Delete 3 Before Images 3 LogTrail /home/ggs/dirdat/rt000000 has 304 records Total Data Bytes 12120 Avg Bytes/Record 39 Delete 3 Insert 300 FieldComp 1 Before Images 3 After Images 301 Average of 303 Transactions Bytes/Trans ..... 88 Records/Trans ... 1 Files/Trans ..... 1 HR.JOBS Partition 4 Total Data Bytes 5911 Avg Bytes/Record 68 Insert 86 After Images 86 HR.REGIONS Partition 4 Total Data Bytes 512 Avg Bytes/Record 32 Insert 16 After Images 16
NonStopの場合:
LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000000 has 29656 records Total Data Bytes 3561022 Avg Bytes/Record 120 Delete 50 Insert 21221 Update 8379 GSSPurgedata 6 Before Images 50 After Images 29606 Average of 3621 Transactions Bytes/Trans ..... 1376 Records/Trans ... 8 Files/Trans ..... 1 \GGQA.$QA01.QAESRC.ACCTS Partition 0 Total Data Bytes 286414 Avg Bytes/Record 142 Delete 17 Insert 2000 Before Images 17 After Images 2000 \GGQA.$QA01.QAESRC.ACCTN Partition 0 Total Data Bytes 281700 Avg Bytes/Record 100 Delete 17 Insert 2000 Update 800 Before Images 17 After Images 2800
COUNT LOG ls*
これによって、名前がLSで始まるすべてのファイルのカウントが生成されます。(個々の表またはデータ・ファイルのカウントは、スペースの制約で省略しています。)
NonStopの場合:
Current LogTrail is \GGQA.$QA01.QADAT.LS000000 Bad record found at RBA 5287, format 5.50) 2A56 623F | *Vb? LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000000 has 33 records LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000000 closed Current LogTrail is \GGQA.$QA01.QADAT.LS000001 LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000001 has 99 records LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000001 closed Current LogTrail is \GGQA.$QA01.QADAT.LS000002 LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000002 has 0 records LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000002 closed Current LogTrail is \GGQA.$QA01.QADAT.LS000003 LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000003 has 0 records LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000003 closed LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS* has 132 records Total Data Bytes 9468 Avg Bytes/Record 71 Insert 132 After Images 132 Average of 4 Transactions Bytes/Trans ..... 3951 Records/Trans ... 33 Files/Trans ..... 3 QAHRTS.JOBS Partition 4 Total Data Bytes 5220 Avg Bytes/Record 68 Insert 76 After Images 76
WindowsまたはUNIXの場合(ファイル名は異なります):
Current LogTrail is c:\goldengate802\dirdat\ls000000 Bad record found at RBA 5287, format 5.50) 2A56 623F | *Vb? LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000000 has 33 records LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000000 closed Current LogTrail is c:\goldengate802\dirdat\ls000001 LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000001 has 99 records LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000001 closed Current LogTrail is c:\goldengate802\dirdat\ls000002 LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000002 has 0 records LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000002 closed Current LogTrail is c:\goldengate802\dirdat\ls000003 LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000003 has 0 records LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000003 closed LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls* has 132 records Total Data Bytes 9468 Avg Bytes/Record 71 Insert 132 After Images 132 Average of 4 Transactions Bytes/Trans ..... 3951 Records/Trans ... 33 Files/Trans ..... 3 HR.JOBS Partition 4 Total Data Bytes 5220 Avg Bytes/Record 68 Insert 76 After Images 76
COUNT DETAIL
これによって、次のような内容が生成されます。
WindowsまたはUNIXの場合(ファイル名は異なります):
LogTrail /home/ggs/dirdat/rt000000 has 304 records Total Data Bytes 12120 Avg Bytes/Record 39 Delete 3 Insert 300 FieldComp 1 Before Images 3 After Images 301 Average of 303 Transactions Bytes/Trans ..... 88 Records/Trans ... 1 Files/Trans ..... 1 GGS.TCUSTMER Partition 4 Total Data Bytes 12120 Avg Bytes/Record 39 Delete 3 Insert 300 FieldComp 1 Before Images 3 After Images 301 Files 1, Coll 0, Chain 0
NonStopの場合:
LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000000 has 29656 records Total Data Bytes 3561022 Avg Bytes/Record 120 Delete 50 Insert 21221 Update 8379 GSSPurgedata 6 Before Images 50 After Images 29606 Average of 3621 Transactions Bytes/Trans ..... 1376 Records/Trans ... 8 Files/Trans ..... 1 \GGQA.$QA01.QAESRC.ACCTS Partition 0 Total Data Bytes 286414 Avg Bytes/Record 142 Delete 17 Insert 2000 Before Images 17 After Images 2000
CTIME
を使用して、CのタイムスタンプをASCIIのタイムスタンプに変換します。
デフォルト
なし
構文
CTIME C_timestamp_string
例
CTIME 1109823330
これによって、次の内容が返されます。
timestamp = 1109823330 (0x42268f62) localtime = Wed Mar 2 20:15:30 2005 gmtime = Thu Mar 3 04:15:30 2005
DATAFILE
を使用して、Logdump内からEnscribeデータ・ファイルを開きます。
注意:
|
デフォルト
なし
構文
DATAFILE file
例
DATAFILE \SYSA.$DATA04.SALES.CUST
MER
DECRYPT
を使用して、Oracle GoldenGateの証跡暗号で暗号化されたデータを復号化し、Logdumpで表示できるようにします。
デフォルト
OFF
構文
DECRYPT {OFF | ON [KEYNAME key_name
]}
OFF
復号化しません。これはデフォルトです。
ON [KEYNAME
key_name
]
KEYNAME
句を指定しないON
は、オプションなしのENCRYPTTRAIL
パラメータで暗号化(256鍵バイト置換)されたデータを復号化します。
KEYNAME
句を指定したON
は、AESアルゴリズムおよびKEYNAME
句を使用したENCRYPTTRAIL
で暗号化されたデータを復号化します。key_name
には、ENCRYPTTRAIL
のKEYNAME
keyname
句で使用された暗号化鍵の論理名を指定します。
ENCRYPTTRAIL
の詳細は、Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。
例
DECRYPT ON
例
DECRYPT ON KEYNAME mykey
DETAIL
を使用して、Logdumpの出力に追加情報を含めます。デフォルトでは、Logdumpは、レコードの16進およびASCII表現のみを表示します。
オプションを指定しない場合、DETAIL
は、レコード詳細のステータス(ON
またはOFF
)を表示します。オプションを使用すると、次のように動作します。
DETAIL ON
は、列のID、長さおよび値を含む列のリストを16進およびASCIIで表示します。
DATA
は、16進およびASCIIのデータ値を列リストに追加します。
DETAIL
OFF
は、詳細表示を無効にします'(OFF
がデフォルトです)。
DETAIL
はDET
に短縮できます。
デフォルト
列リストを表示します。
構文
DETAIL {ON | OFF | DATA}
ON
詳細な列情報を表示します。
OFF
詳細な列情報を表示しません。
DATA
16進およびASCIIのデータ値を列情報に追加します。
DUMP
を使用して、開いている証跡または抽出ファイルの現在のRBAから指定されたバイト数のHEX/ASCIIまたはHEX/EBCDICダンプを表示します。
TMF証跡へのI/OはTMFARLIBによって行われるため、TMF監査証跡を読み取る場合、DUMP
は機能しません。
デフォルト
256
構文
DUMP bytes
bytes
表示するバイト数(順方向)。有効な値は、1から28672までです。
例
DUMP 300
これによって、次の例のような内容が生成されます。注意: この例では、レコードの数行のみを表示しています。
Dump 300 Bytes at RBA 0 4700 0047 4800 003B 4500 0041 0000 646D 02F1 3387 | G..GH..;E..A..dm..3. 841D FE98 0000 0000 0000 0000 5EA8 DC3C 0352 0000 | ............^..<.R.. 0000 5C54 5249 4C4C 2E24 5141 3031 2E51 4153 5243 | ..\TRILL.$QA01.QASRC 2E41 4343 544E 005A 0000 4747 0000 4748 0000 3B45 | .ACCTN.Z..GG..GH..;E
ENCRYPT
を使用して、引数として指定されたテキストを暗号化します。暗号化方法は、256鍵バイト置換です。結果は画面に表示されます。
デフォルト
なし
構文
ENCRYPT text
例
ENCRYPT 123456789
これにより、次のような内容が生成されます。
Before 3132 3334 3536 3738 39 | 123456789 After EF2E C1DC E4A7 68B4 14 | ......h..
ENV
を使用して、現在のLogdumpの設定を表示します。
デフォルト
なし
構文
ENV
例
次に、WindowsおよびNonStopでの一般的なENV
設定を表示します。
Windows(ファイル名以外はUNIXも同様):
Current Volume : C:\GoldenGate 002 LogTrail : C:\goldengate002\dirdat\jd000001 Trail Format : New End of File : 15861 Current Position : 0 Next Position : 0 Last Modtime : 2013/01/01 13:45:51.000.000 Display RecLen : 140 Logtrail Filter : On Show Ghdr : On Detail : On Trans History : 0 Transactions, Records 100, Bytes 100000 LargeBlock I/O : On, Blocksize 57344 Local System : Little Endian Logtrail Data : Big Endian/ASCII Logtrail Headers : ASCII Dump : ASCII Timeoffset : LOCAL Scan Notify Interval : 10000 records, Scrolling On
NonStop:
Current Volume : $QU01.QAGGS LogTrail : \TRGGS.$QA01.QADAT.LS000000 Trail Format : New End of File : 5831722 Current Position : 0 Next Position : 0 Last Modtime : 2013/01/01 12:47:11.686.219 Display RecLen : 140 Logtrail Filter : On Detail : On Trans History : 0 Transactions, Records 100, Bytes 100000 LargeBlock I/O : On, Blocksize 57344 Local System : Big Endian Logtrail Data : Big Endian/ASCII Logtrail Headers : ASCII Dump : ASCII Timeoffset : LOCAL Scan Notify Interval : 10000 records, Scrolling On
ESBLOCK
は、NonStopシステムでのデバッグに使用します。入力順syskeyがブロック番号およびレコード番号として表示されます。
デフォルト
なし
構文
ESBLOCK entry_sequenced_RBA
例
ESBLOCK 4294967302
これにより、次のような内容が生成されます。syskey値4294967302は、ブロック1、レコード6と評価されることを示しています。
Interpreted 4294967302 0x00000001000000060 1.6 64-bit Syskey 4294967302 0x00000001000000060 ES64_TO_RBA64 4102 0x00000000000010060 RBA64_TO_ES64 4294967302 0x00000001000000060
FC
を使用して、以前に発行されたLogdumpコマンドを編集し、再度実行します。以前のコマンドはメモリー・バッファに格納されており、HISTORY
コマンド(「HISTORY」を参照)を発行して表示できます。引数を指定せずにFC
を発行すると、最も最近使用されたコマンドが実行されます。オプションを使用すると、行番号または文字列の一部を指定して特定のコマンドを取得できます。
エディタの使用
FC
コマンドによってコマンドが表示され、2個のドットで始まる空白行を含むプロンプトのエディタが開きます。コマンドを編集するには、スペース・バーを使用して変更を開始する位置の文字の下にカーソルを移動し、次のいずれかの引数を入力します。引数は大文字/小文字が区別されず、組み合せることができます。
表2-7 FCコマンドのオプション
引数 | 説明 |
---|---|
i |
テキストを挿入します。次に例を示します。 Logdump 24> fc 9 > count .. i detail count detail |
r |
テキストを置換します。次に例を示します。 Logdump 25> fc 10 > timeoffset local .. rgmt timeoffset gmt |
d |
文字を削除します。複数の文字を削除するには、文字ごとに1つのdを入力します。次に例を示します。 Logdump 26> fc 11 > scanforrrbba .. dd scanforrba |
|
表示されているコマンドと入力したテキストを1対1ベースで置換します。次に例を示します。 Logdump 26> fc 10 > scanforrba 107 .. 127 scanforrba 127 |
コマンドを実行するには、[Enter
]を2回押します。1回はエディタを終了するため、もう1回はコマンドを発行するためです。編集を取り消すには、スラッシュ(/)を2回入力します。
デフォルト
直近のコマンドを再度実行します。
構文
FC [n
| -n
|string
]
n
指定されたコマンドラインを返します。Logdumpの各コマンドラインには、1から始まる、セッションの開始からの順序番号が付けられています。
n
現在の行のn
行前に発行されたコマンドを返します。
string
指定されたテキスト文字列で始まる最後のコマンドを返します。
例
FILEHEADER
を使用して、現在開いている証跡ファイルのヘッダーの内容を表示します。
ファイル・ヘッダーは、証跡ファイルの先頭、データ・レコードの前にレコードとして格納されています。証跡のヘッダーに格納されている情報には、レコードがOracle GoldenGateの現在のバージョンでサポートされている形式かどうかのOracle GoldenGateプロセスによる判別を可能にする情報が含まれています。
証跡ヘッダー・フィールドはトークンとして格納されます。トークンの形式はOracle GoldenGateのすべてのバージョンで同じです。Oracle GoldenGateのあるバージョンで与えられたトークンがサポートされない場合、そのトークンは無視されます。非推奨のトークンには、Oracle GoldenGateの以前のバージョンとの互換性が保たれるようデフォルト値が割り当てられます。
現在のFILEHEADER
コマンドは、別のFILEHEADER
コマンドが発行されるまでLogdumpのセッション全体に適用されます。
ファイル・ヘッダーの表示
ファイル・ヘッダーを表示するには、次のようにします。
次のLogdumpコマンドを使用して、証跡ファイルの先頭に移動します。
pos 0
次のLogdumpコマンドを発行して、ファイルの最初のレコード、つまりファイル・ヘッダーを含むレコードを表示します。
next
ファイル・ヘッダー・トークンの取得
ファイル・ヘッダー値を入力パラメータとして取得するには、@GETENV
関数とGGFILEHEADER
オプションを使用します。Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。
注意: Logdumpコマンド |
表2-8 Oracle GoldenGateファイル・ヘッダー・トークン
トークン/サブトークン | データ型 | 説明 |
---|---|---|
|
|
内部使用。 |
|
|
証跡のバージョン。プロセスで証跡ファイルを読み取るには、Oracle GoldenGateソフトウェアの互換性レベルは、証跡ファイルの互換性レベル以上である必要があります。 現在有効な値は0または1です。 |
|
|
パラメータ・ファイルまたはデフォルト値で定義された、証跡ファイルのグローバル文字セット。次に例を示します。 WCP1252-1 -3は、システム・デフォルトを示します。 |
|
|
証跡ファイルが作成された時間(ローカルGMTユリウス時間、INT 64)。 |
|
|
証跡ファイルを作成したプロセスのユニバーサル・リソース識別子。形式は次のとおりです。
説明:
例: sys1:home:oracle:v9.5:extora 証跡がどこで、どのプロセスによって処理されたかを示します。これには、以前の実行の履歴が含まれます。 |
|
|
現在のプロセスの前に証跡ファイルに書き込んだプロセスのURIのリスト。
|
|
|
証跡ファイルの名前。ファイル・システムに応じてスラッシュまたはバックスラッシュを使用した、絶対パスまたは相対パスです。 |
|
|
証跡ファイルが単一ファイル(バッチ実行で作成されたものなど)か、オンラインの連続処理用の証跡の一部である連番付きファイルかを示す |
|
|
|
|
|
証跡ファイルのサイズ。証跡ファイルが完結するまで値は |
|
|
証跡ファイルの最初のレコードのコミット順序番号(CSN)。証跡ファイルが完結するまで値は |
|
|
証跡ファイルの最後のレコードのコミット順序番号(CSN)。証跡ファイルが完結するまで値は |
|
|
証跡ファイルの最初のレコードが書き込まれた時間。証跡ファイルが完結するまで値は |
|
|
証跡ファイルの最後のレコードが書き込まれた時間。証跡ファイルが完結するまで値は |
|
|
オペレーティング・システムの名前。次に例を示します。
|
|
|
マシンの名前(たとえば、 |
|
|
オペレーティング・システムのリリース・レベル。次に例を示します。
|
|
|
オペレーティング・システムのバージョン。次に例を示します。
|
|
|
プロセッサのハードウェア・タイプ。次に例を示します。
|
|
|
データベース・ベンダーの名前。例をいくつか(すべてではない)示します。 DB2 ZOS CTREE MSSQL MYSQL ORACLE SQLMX SYBASE TERADATA TIMESTEN NONSTOP ENSCRIBE |
|
|
データベースの名前(たとえば、 |
|
|
データベース・タイプが該当する場合、データベース・インスタンスの名前(たとえば、 |
|
|
データベースの文字セット。現在有効な値は-1(不明)です。(一部のデータベースの場合、これは空です。) |
|
|
データベースのメジャー・バージョン。 |
|
|
データベースのマイナー・バージョン。 |
|
|
データベースのメンテナンス(パッチ)レベル。 |
|
|
データベース・クライアントの文字セット。現在有効な値は-1(不明)です。(一部のデータベースの場合、これは空です。) |
|
|
データベース・クライアントのメンテナンス(パッチ)レベル。 |
|
|
プロセスに関連付けられているグループ名。 |
|
|
プロセスによって読み取られたデータ・ソース。次のいずれかです。
|
|
|
プロセスのメジャー・バージョン( |
|
|
プロセスのマイナー・バージョン( |
|
|
プロセスのメンテナンス・バージョン( |
|
|
プロセスのパッチ・バージョン( |
|
|
プロセスのビルド番号。 |
|
|
プロセスのバージョン文字列。次に例を示します。
|
|
|
内部使用 |
|
|
内部使用 |
|
|
内部使用 |
|
|
内部使用 |
|
|
内部使用 |
デフォルト
OFF
構文
FILEHEADER {ON | OFF | DETAIL}
ON
ファイル・ヘッダーの表示を有効にし、メイン・ヘッダー・トークンを表示します。
OFF
ファイル・ヘッダーの表示を無効にします。
DETAIL
サブトークンに含まれている詳細情報を表示します。
例
FILEHEADER ON TokenID x46 'F' Record Header Info x00 Length 587 TokenID x30 '0' TrailInfo Info x00 Length 303 TokenID x31 '1' MachineInfo Info x00 Length 103 TokenID x32 '2' DatabaseInfo Info x00 Length 88 TokenID x33 '3' ProducerInfo Info x00 Length 85 TokenID x34 '4' ContinunityInfo Info x00 Length 4 TokenID x5a 'Z' Record Trailer Info x00 Length 587 2011/1/18 13:39:18.951.346 FileHeader Len 587 RBA 0 Name: *FileHeader* 3000 012f 3000 0008 660d 0a71 3100 0006 0001 3200 | 0../0...f..q1.....2. 0008 0000 0016 3300 000c 02f1 7834 eac7 7f3f 3400 | ......3.....x4...?4. 0037 0031 7572 693a 7465 6c6c 7572 6961 6e3a 3a68 | .7.1uri:tellurian::h 6f6d 653a 6d63 6361 7267 6172 3a67 6773 3a67 6773 | ome:mccargar:ggs:ggs 4f72 6163 6c65 3a73 6f75 7263 6536 0000 1700 112e | Oracle:source6...... 2f64 6972 6461 742f 6572 3030 3030 3030 3700 0005 | /dirdat/er0000007... 0138 0000 0800 01e2 4039 0000 0c00 0000 0000 001d | .8......@9.......... GroupID x30 '0' TrailInfo Info x00 Length 303 3000 012f 3000 0008 660d 0a71 3100 0006 0001 3200 | 0../0...f..q1.....2. 0008 0000 0016 3300 000c 02f1 7834 eac7 7f3f 3400 | ......3.....x4...?4. 0037 0031 7572 693a 7465 6c6c 7572 6961 6e3a 3a68 | .7.1uri:tellurian::h 6f6d 653a 6d63 6361 7267 6172 3a67 6773 3a67 6773 | ome:mccargar:ggs:ggs 4f72 6163 6c65 3a73 6f75 7263 6536 0000 1700 112e | Oracle:source6...... 2f64 6972 6461 742f 6572 3030 3030 3030 3700 0005 | /dirdat/er0000007... 0138 0000 0800 01e2 4039 0000 0c00 0000 0000 001d | .8......@9.......... a33b 0000 450a 3634 3136 3138 3936 3932 0000 0000 | .;..E.6416189692.... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 3aff 0045 0000 0000 0000 | ..........:..E...... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 003d | ...................= 0000 0c02 f178 34eb 556a 403c ff00 0c00 0000 0000 | .....x4.Uj@<........ 0000 00 | ... GroupID x31 '1' MachineInfo Info x00 Length 103 3100 0067 3000 000b 0005 4c69 6e75 7831 0000 0f00 | 1..g0.....Linux1.... 0974 656c 6c75 7269 616e 3200 0014 000e 322e 362e | .tellurian2.....2.6. 392d 3131 2e45 4c73 6d70 3300 0029 0023 2331 2053 | 9-11.ELsmp3..).##1 S 4d50 2046 7269 204d 6179 2032 3020 3138 3a32 353a | MP Fri May 2018:25: 3330 2045 4454 2032 3030 3534 0000 0c00 0678 3836 | 30 EDT 20054.....x86 5f36 34 | _64 GroupID x32 '2' DatabaseInfo Info x00 Length 88 3200 0058 3000 0006 0007 3100 000e 0008 4f52 4131 | 2..X0.....1.....ORA1 3032 3241 3200 000e 0008 6f72 6131 3032 3261 3300 | 022A2.....ora1022a3. 0008 ffff ffff 3400 0006 0000 3500 0006 0000 3600 | ......4.....5.....6. 0006 0000 3700 0008 ffff ffff 3800 0010 000a 3130 | ....7.......8.....10 2e32 2e30 2e32 2e30 | .2.0.2.0 GroupID x33 '3' ProducerInfo Info x00 Length 85 3300 0055 3000 000a 0004 4546 4152 3100 0006 0003 | 3..U0.....EFAR1..... 3200 0006 0000 3300 0006 0000 3400 0006 0000 3500 | 2.....3.....4.....5. 0006 0000 3600 0006 0017 3700 0023 001d 5665 7273 | ....6.....7..#..Vers 696f 6e20 5374 2e20 416e 6472 6577 7320 4275 696c | ion St. Andrews Buil 6420 3032 33 | d 023 GroupID x34 '4' ContinunityInfo Info x00 Length 4 3400 0004 | 4...
FILEHEADER DETAIL TokenID x46 'F' Record Header Info x00 Length 587 TokenID x30 '0' TrailInfo Info x00 Length 303 TokenID x31 '1' MachineInfo Info x00 Length 103 TokenID x32 '2' DatabaseInfo Info x00 Length 88 TokenID x33 '3' ProducerInfo Info x00 Length 85 TokenID x34 '4' ContinunityInfo Info x00 Length 4 TokenID x5a 'Z' Record Trailer Info x00 Length 587 2011/01/18 13:40:26.034.631 FileHeader Len 587 RBA 0 Name: *FileHeader* 3000 012f 3000 0008 660d 0a71 3100 0006 0001 3200 | 0../0...f..q1.....2. 0008 0000 0016 3300 000c 02f1 7834 eac7 7f3f 3400 | ......3.....x4...?4. 0037 0031 7572 693a 7465 6c6c 7572 6961 6e3a 3a68 | .7.1uri:tellurian::h 6f6d 653a 6d63 6361 7267 6172 3a67 6773 3a67 6773 | ome:mccargar:ggs:ggs 4f72 6163 6c65 3a73 6f75 7263 6536 0000 1700 112e | Oracle:source6...... 2f64 6972 6461 742f 6572 3030 3030 3030 3700 0005 | /dirdat/er0000007... 0138 0000 0800 01e2 4039 0000 0c00 0000 0000 001d | .8......@9.......... GroupID x30 '0' TrailInfo Info x00 Length 303 3000 012f 3000 0008 660d 0a71 3100 0006 0001 3200 | 0../0...f..q1.....2. 0008 0000 0016 3300 000c 02f1 7834 eac7 7f3f 3400 | ......3.....x4...?4. 0037 0031 7572 693a 7465 6c6c 7572 6961 6e3a 3a68 | .7.1uri:tellurian::h 6f6d 653a 6d63 6361 7267 6172 3a67 6773 3a67 6773 | ome:mccargar:ggs:ggs 4f72 6163 6c65 3a73 6f75 7263 6536 0000 1700 112e | Oracle:source6...... 2f64 6972 6461 742f 6572 3030 3030 3030 3700 0005 | /dirdat/er0000007... 0138 0000 0800 01e2 4039 0000 0c00 0000 0000 001d | .8......@9.......... a33b 0000 450a 3634 3136 3138 3936 3932 0000 0000 | .;..E.6416189692.... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 3aff 0045 0000 0000 0000 | ..........:..E...... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 003d | ...................= 0000 0c02 f178 34eb 556a 403c ff00 0c00 0000 0000 | .....x4.Uj@<........ 0000 00 | ... TokenID x30 '0' Signature Info x00 Length 8 660d 0a71 | f..q TokenID x31 '1' Compatibility Info x00 Length 6 0001 | .. TokenID x32 '2' Charset Info x00 Length 8 0000 0016 | .... TokenID x33 '3' CreationTime Info x00 Length 12 02f1 7834 eac7 7f3f | ..x4...? TokenID x34 '4' URI Info x00 Length 55 0031 7572 693a 7465 6c6c 7572 6961 6e3a 3a68 6f6d | .1uri:tellurian::hom 653a 6d63 6361 7267 6172 3a67 6773 3a67 6773 4f72 | e:mccargar:ggs:ggsOr 6163 6c65 3a73 6f75 7263 65 | acle:source TokenID x36 '6' Filename Info x00 Length 23 0011 2e2f 6469 7264 6174 2f65 7230 3030 3030 30 | .../dirdat/er000000 TokenID x37 '7' MultiPart Info x00 Length 5 01 | . TokenID x38 '8' Seqno Info x00 Length 8 0001 e240 | ...@ TokenID x39 '9' FileSize Info x00 Length 12 0000 0000 0000 1da3 | ........ TokenID x3b ';' LastCSN Info x00 Length 69 0a36 3431 3631 3839 3639 3200 0000 0000 0000 0000 | .6416189692......... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 00 | ..... TokenID x3a ':' FirstCSN Info xff Length 69 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 00 | ..... TokenID x3d '=' LastIOTime Info x00 Length 12 02f1 7834 eb55 6a40 | ..x4.Uj@ TokenID x3c '<' FirstIOTime Info xff Length 12 0000 0000 0000 0000 | ........ GroupID x31 '1' MachineInfo Info x00 Length 103 3100 0067 3000 000b 0005 4c69 6e75 7831 0000 0f00 | 1..g0.....Linux1.... 0974 656c 6c75 7269 616e 3200 0014 000e 322e 362e | .tellurian2.....2.6. 392d 3131 2e45 4c73 6d70 3300 0029 0023 2331 2053 | 9-11.ELsmp3..).##1 S 4d50 2046 7269 204d 6179 2032 3020 3138 3a32 353a | MP Fri May 20 18:25: 3330 2045 4454 2032 3030 3534 0000 0c00 0678 3836 | 30 EDT 20054.....x86 5f36 34 | _64 TokenID x30 '0' Sysname Info x00 Length 11 0005 4c69 6e75 78 | ..Linux TokenID x31 '1' Nodename Info x00 Length 15 0009 7465 6c6c 7572 6961 6e | ..tellurian TokenID x32 '2' Release Info x00 Length 20 000e 322e 362e 392d 3131 2e45 4c73 6d70 | ..2.6.9-11.ELsmp TokenID x33 '3' Version Info x00 Length 41 0023 2331 2053 4d50 2046 7269 204d 6179 2032 3020 | .##1 SMP Fri May 20 3138 3a32 353a 3330 2045 4454 2032 3030 35 | 18:25:30 EDT 2005 TokenID x34 '4' Hardware Info x00 Length 12 0006 7838 365f 3634 | ..x86_64 GroupID x32 '2' DatabaseInfo Info x00 Length 88 3200 0058 3000 0006 0007 3100 000e 0008 4f52 4131 |2..X0.....1.....ORA1 3032 3241 3200 000e 0008 6f72 6131 3032 3261 3300 |022A2.....ora1022a3. 0008 ffff ffff 3400 0006 0000 3500 0006 0000 3600 |......4.....5.....6. 0006 0000 3700 0008 ffff ffff 3800 0010 000a 3130 |....7.......8.....10 2e32 2e30 2e32 2e30 | .2.0.2.0 TokenID x30 '0' Vendor Info x00 Length 6 0007 | .. TokenID x31 '1' Name Info x00 Length 14 0008 4f52 4131 3032 3241 | ..ORA1022A TokenID x32 '2' Instance Info x00 Length 14 0008 6f72 6131 3032 3261 | ..ora1022a TokenID x33 '3' Charset Info x00 Length 8 ffff ffff | .... TokenID x34 '4' MajorVersion Info x00 Length 6 0000 | .. TokenID x35 '5' MinorVersion Info x00 Length 6 0000 | .. TokenID x36 '6' VerString Info x00 Length 6 0000 | .. TokenID x37 '7' ClientCharset Info x00 Length 8 ffff ffff | .... TokenID x38 '8' ClientVerString Info x00 Length 16 000a 3130 2e32 2e30 2e32 2e30 | ..10.2.0.2.0 GroupID x33 '3' ProducerInfo Info x00 Length 85 3300 0055 3000 000a 0004 4546 4152 3100 0006 0003 | 3..U0.....EFAR1..... 3200 0006 0000 3300 0006 0000 3400 0006 0000 3500 | 2.....3.....4.....5. 0006 0000 3600 0006 0017 3700 0023 001d 5665 7273 | ....6.....7..#..Vers 696f 6e20 5374 2e20 416e 6472 6577 7320 4275 696c | ion St. Andrews Buil 6420 3032 33 | d 023 TokenID x30 '0' Name Info x00 Length 10 0004 4546 4152 | ..EFAR TokenID x31 '1' DataSource Info x00 Length 6 0003 | .. TokenID x32 '2' MajorVersion Info x00 Length 6 0000 | .. TokenID x33 '3' MinorVersion Info x00 Length 6 0000 | .. TokenID x34 '4' MaintLevel Info x00 Length 6 0000 | .. TokenID x35 '5' BugFixLevel Info x00 Length 6 0000 | .. TokenID x36 '6' BuildNumber Info x00 Length 6 0017 | .. TokenID x37 '7' VerString Info x00 Length 35 001d 5665 7273 696f 6e20 5374 2e20 416e 6472 6577 | ..Version St.Andrew 7320 4275 696c 6420 3032 33 | s Build 023 GroupID x34 '4' ContinunityInfo Info x00 Length 4 3400 0004 | 4...
FILES
を使用して、ローカル・システムのファイルのサマリー・ファイル情報を表示します。デフォルトのコマンドは、現在のディレクトリまたはサブボリュームのすべてのファイルを表示します。特定のファイルに表示を制限するには、ワイルドカードの名前を指定します。
このコマンドは、FI
に短縮できます。このコマンドの別名は、DIR
またはFILEINFO
です。
デフォルト
現在のディレクトリまたはサブボリュームのすべてのファイルを表示します。
構文
FILES [directory
|subvolume
|volume.subvolume
]
directory
|
subvolume
|
volume.subvolume
ディレクトリまたはサブボリュームの名前、または特定のファイルに対するワイルドカード。
指定するパスのファイルまたはディレクトリに空白が含まれている場合、パス全体を二重引用符で囲む必要があります。
例
FILES "c:\goldengate ver802\dirda
t\cc*"
例
FILES $QAGG.QA01.*
FILTER
を使用して、1つ以上の基準に基づいて表示をフィルタします。
次のように複数のFILTER
コマンドをセミコロンで区切って1行に入力できます。
FILTER INCLUDE FILENAME fin.act*; FILTER RECTYPE 5; FILTER MATCH ALL
または
FILTER INCLUDE FILENAME $QA01.QAESRC.ACCTN; FILTER SYSKEY 4294967302; FILTER MATCH ALL
予期しない結果にならないよう、1つのFILTER
コマンドにフィルタ・オプションをまとめないようにします。たとえば、次の例は正しくない例です。
FILTER INCLUDE FILENAME fin.act*; RECTYPE 5; MATCH ALL
または
FILTER INCLUDE FILENAME $QA01.QAESRC.ACCTN; SYSKEY 4294967302
引数を指定しない場合、FILTER
は、現在のフィルタのステータス(ON
またはOFF
)および有効なフィルタ基準を表示します。
比較演算子
比較演算子をとるオプションには、次の標準演算子を使用できます。演算子がない場合、Equal
と見なされます。
デフォルト
現在のフィルタ設定を表示します。
構文
FILTER [INCLUDE] [EXCLUDE] filter_option
説明:
filter_option
は次のいずれかです。
{ ANSINAMEname
[,name
] | AUDITRBArba
[comparison_operator
] | CLEAR {filter_spec
| ALL} | CSN | LogCSN [comparison_operator
] [value
] ENDTIMEtime_string
| FILENAMEname
[,name
] | GGSTOKENtoken_name
[comparison_operator
] [token_value
] | HEX "hex_string
" [byte_range
][, "hex_string
" [byte_range
]] [...] | INT1616_bit_integer
| INT3232_bit_integer
| IOTYPEoperation_type
[,operation_type
] | MATCH {ANY | ALL} | OFF | ON | PROCESSprocess_name
| RBAbyte_address
[comparison_operator
] [...] | RECLENlength
[comparison_operator
] | RECTYPE {type_number
|type_name
} | SHOW | STARTTIMEtime_string
| STRING [BOTH] [B],text
[column_range
] [[B],text
[column_range
]] [...] | SYSKEYsystem_key
[comparison_operator
] [...] | TRANSIDtransaction_identifier
| TRANSINDindicator
[comparison_operator
] | TYPEtype
| UNDOFLAGtype
[comparison_operator
] | USERTOKENtoken_name
[comparison_operator
] [token_value
] }
ANSINAME
name
[,
name
]
SQL/MX表、またはWindowsまたはUNIXのソース・システムの表のANSI名に基づいてフィルタします。NonStopシステムで使用する場合。name
の形式は次のとおりです。
catalog.schema.table
最大8個の名前を指定できます。このコマンドでは大文字/小文字が区別されます。
データ・ファイルの名前に基づいてフィルタするには、FILENAME
オプションを使用します。
AUDITRBA
rba
[
comparison_operator
]
コミット・レコードの相対バイト・アドレスに基づいてフィルタします。comparison_operator
については、「比較演算子」を参照してください。
CLEAR {
filter_spec
| ALL}
フィルタ基準を削除します。
ALL
は、すべてのフィルタ基準を削除します。
filter_spec
は、指定された基準のみ削除します。FILTER
オプションは指定しますが、値は指定しません。次の例は有効です。
FILTER CLEAR STRING
次の例は無効です。
FILTER CLEAR STRING "Denver"
CLEAR
の別名はRESET
です。
CSN | LogCSN [
comparison_operator
] [
value
]
コミット順序番号値に基づいてフィルタします。
comparison_operator
については、「比較演算子」を参照してください。
ENDTIME time_string
指定された時間に書き込まれた最後のレコードでフィルタを終了します。時間の文字列には、次の形式を使用します。
[[yy
]yy
-mm
-dd
] [hh
[:mm
][:ss
]]
例:
ENDTIME 2011-01-31 23:59:59
このコマンドは、ENDTS
またはEND
に短縮できます。
FILENAME
name
[,
name
]
SQL表の名前または名前のグループに基づいてフィルタします。名前の形式は次のとおりです。
[catalog
.]owner
.table
[catalog
.]owner
.string
*
NonStopデータ・ファイルの名前または名前のグループでもフィルタできます。名前の形式は次のとおりです。
volume
.subvolume
.file
volume
.subvolume
.string
*
WindowsおよびUNIXでは、両方のタイプのオブジェクトがサポートされます。NonStopでは、NonStopファイルの表示のみサポートされます。NonStopでSQL表を表示するには、ANSINAME
オプションを使用します。
WindowsおよびUNIXシステムでは、FILENAME
は大文字/小文字が区別されます。データベースで名前の前後に引用符が必要な場合、WindowsまたはUNIXでNonStopデータ・ファイルを開く場合、ファイル名は大文字に変換されます。FILENAME
はFILE
またはFI
に短縮できます。
最大8個の名前を指定できます。
GGSTOKEN
token_name
[
comparison_operator
] [token_value
]レコード・ヘッダー内の特定のOracle GoldenGateトークンに基づいてフィルタします。
token_name
には、トークンの名前(TRANSID
など)を指定します。
token_value
には、フィルタ文字列となる、このトークンの実際の値を指定します。
comparison_operator
については、「比較演算子」を参照してください。
HEX "
hex_string
" [
byte_range
] [, "
hex_string
" [
byte_range
]] [...]
16進文字列、およびオプションで列の範囲に基づいてフィルタします。列の範囲を指定するには、次の形式を使用します。
start_column
:end_column
例:
10:35
このオプションでは、最大8個の16進文字列および列の引数を使用できます。16進文字列は、引用符で囲む必要があります。
16進のフィルタ文字列は二重引用符で囲む必要があります。
INCLUDE
現在のFILTER
文の他のオプションで指定された情報をフィルタに含めることを指定します。INC
に短縮できます。
EXCLUDE
現在のFILTER
文の他のオプションで指定された情報をフィルタから除外することを指定します。EXC
に短縮できます。
INT16
16_bit_integer
16ビット整数に基づいてフィルタします。16ビット・プロセッサに使用します。
INT32
32_bit_integer
32ビット整数に基づいてフィルタします。32ビット・プロセッサに使用します。
IOTYPE
operation_type
[,
operation_type
]
操作のタイプに基づいてフィルタします。レコード・タイプのリストは、LogdumpのSHOW RECTYPE
コマンドで表示できます。最大32個の操作タイプをIOTYPE
に指定できます。
MATCH {ANY | ALL}
複数のフィルタが指定された場合のフィルタ動作を制御します。MAT
またはMA
に短縮できます。
ANY
では、フィルタ条件のいずれかに一致する場合にレコードが表示またはカウントの対象として含まれます。これはデフォルトです。
ALL
では、フィルタ条件のすべてに一致する場合にレコードが表示またはカウントの対象として含まれます。
OFF
レコードのフィルタを無効にします。デフォルトでは、フィルタは無効です。このオプションの別名は、DISABLE
です。
ON
レコードのフィルタを有効にします。このオプションの別名は、ENABLE
です。
RBA
byte_address
[
comparison_operator
] [...]
相対バイト・アドレスに基づいてフィルタします。32ビットまたは64ビットの値が受け付けられます。最大32個の指定を行えます。
RECLEN
length
[
comparison_operator
]レコード長(バイト)に基づいてフィルタします。comparison_operator
については、「比較演算子」を参照してください。
RECTYPE {
type_number
|
type_name
}レコードのタイプに基づいてフィルタします。次のいずれかです。
レコード・タイプに割り当てられている番号。
FILTER RECTYPE 10
レコード・タイプの名前。
FILTER RECTYPE Update
レコード・タイプの名前と番号を表示するには、SHOW RECTYPE
コマンドを発行します。(「SHOW」を参照してください。)
SHOW
フィルタ設定を表示します。オプションを指定せずにFILTER
を使用した場合と同じです。
STARTTIME
time_string
指定された時間に書き込まれた最初のレコードでフィルタを開始します。時間の文字列には、次の形式を使用します。
[[yy
]yy
-mm
-dd
] [hh
[:mm
][:ss
]]
例:
STARTTIME 2011-01-01 00:00:00
STARTTS
またはSTART
に短縮できます。
STRING [BOTH] [B], "
text
" [
column_range
] [[B],
text
[
column_range
]] [...]
text
は、文字列に基づいてフィルタします。文字列は二重引用符で囲みます。
column_range
は、列の範囲に基づいてフィルタします。次の形式を使用します。
start_column
:end_column
例:
10:35
BOTH
は、文字列と列の範囲の両方でフィルタします。
[B]
は、大文字/小文字を区別しない一致を指定します。最大8個の文字列および列の引数を使用できます。
証跡データがEBCDICの場合、FILTER STRING
を使用する前にEBCDICDATA ON
またはASCIIDATA OFF
コマンドを発行して正しい一致が行われるようにします。
STRING
はSTR
に短縮できます。
SYSKEY
system_key
[
comparison_operator
] [...]
NonStopソース・キーに基づいてフィルタします。32ビットまたは64ビットの値が受け付けられます。最大32個の指定を行えます。
TRANSIND
indicator
[
comparison_operator
]レコード・ヘッダーのTransInd
フィールドに基づいてフィルタします。有効な値は次のとおりです。
0 = トランザクションの始まり
1 = トランザクションの中間
2 = トランザクションの終わり
3 = トランザクション内の唯一のレコード
たとえば、トランザクションの終わりをフィルタするには、次のコマンド(構文内の空白を含む)を使用します。
FILTER INCLUDE TransInd > = 2
comparison_operator
については、「比較演算子」を参照してください。
TRANSID '
transaction_identifier
'TMF証跡を読み取る場合、TMFトランザクション識別子でフィルタします。次に例を示します。
FILTER INCLUDE TRANSID \GGQA(2).0.12792182.
UNDOFLAG
type
[
comparison_operator
]
NonStopのUNDOフラグに基づいてフィルタします。UNDOフラグは、TMFトランザクションが中断され、取り消されたレコードに設定されます。通常、UndoFlag
は0に設定されますが、レコードが以前成功した操作を取り消したものである場合、UndoFlag
は1に設定されます。制約違反によりディスク・プロセスで行われた取消しは、UNDOとしてマークされません。
comparison_operator
については、「比較演算子」を参照してください。
USERTOKEN
token_name
[
comparison_operator
] [
token_value
]
証跡ファイル・ヘッダー内の特定のユーザー・トークンに基づいてフィルタします。
token_name
は、Extractパラメータ・ファイルのTABLE
文のTOKENS
句で定義されたトークンの名前です。大文字/小文字は区別されません。
token_value
は、token_name
のTOKENS
句での指定に応じて、二重引用符で囲まれた定数またはOracle GoldenGateの列変換関数の結果のいずれかです。
comparison_operator
については、「比較演算子」を参照してください。
次に、比較演算子で修飾されたフィルタ・オプションを示します。
FILTER INCLUDE RECLEN > 400 FILTER INCLUDE RECLEN < 200 FILTER INCLUDE TRANSIND <> 1 FILTER INCLUDE SYSKEY > 202172700557313
次の例では、データ・ファイル名および相対キー19446(16進値で00004bf6)でフィルタします。MATCH ALL
が使用されているため、レコードがフィルタに含まれるには、すべてのフィルタ指定を満たす必要があります。
FILTER INCLUDE FILENAME $QA01.QAESRC.ACCT* FILTER INCLUDE HEX "00004bf6" 0:3 FILTER MATCH ALL
次の例では、ACCDET
表以外のACC
で始まる表、および指定された開始時間と終了時間の間のタイムスタンプを含むレコードをフィルタします。デフォルトでは、レコードがINCLUDE
指定のいずれかに一致する場合、そのレコードはフィルタに含められます。
FILTER INCLUDE FILENAME SALES.ACC* FILTER EXCLUDE FILENAME SALES.ACCDET FILTER INCLUDE STARTTIME 2011-01-11 17:00:00 FILTER INCLUDE ENDTIME 2011-01-11 19:00:00
次の例では、複数の指定が行われたフィルタ・オプションを示します。デフォルトでは、指定のいずれかに一致するレコードはフィルタに含められます。STRING
フィルタでは、基準のうちの2つで大文字/小文字が区別されず、1つで区別されます。また、フィルタは列の範囲内に限定されます。
FILTER INCLUDE IOTYPE insert,update,delete FILTER INCLUDE STRING b"String1" "string2" b"String3" 25:50 FILTER INCLUDE FILENAME $QA01.QAESRC.ACCT1, $QA01.QAESRC.ACCT2, $QA01.QAESRC.ACCT3
FLOAT
を使用して、数値または16進文字列を16進表現と浮動小数点数の両方で表示します。このコマンドは、特定の浮動小数点数を求め、その数値の16進表現が必要な場合に有用です。このコマンドでは、証跡ファイルが開いている必要はありません。
このコマンドの出力は、hex_value
float_string
です。
FLOAT
では、浮動小数点表現が現在のプラットフォームのデフォルトと見なされます。Tandem浮動小数点数(IEEE-754ではない)と、UNIXおよびWindowsシステムでサポートされているIEEE-754浮動小数点数との間の変換は行われません。
デフォルト
なし
構文
FLOATinput_string
[format
]
input_string
次のいずれかです。
オプションの符号文字(+
または-
)に10進数文字列を続けた形式の文字列で表わされた有効な浮動小数点数。10進数文字列には、小数点と指数(e
またはE
の文字とこれに続くオプションの符号と数字)を含めることができます。
0x
、%H
、%h
、X
、x
、H
またはh
とこれに続く16進数文字列(1-9
、a-f
)で構成された文字列で表された有効な16進数。
format
次のいずれかです。
出力形式のサイズを指定するIEEE
、TDM
、TANDEM
、NSK
、64bit
、64
-bit、F64
、32bit
、32-bit
、F32
のいずれか。
文字列FMT
とこれに続く有効なC99出力書式指定子(たとえば、%lx
、%e
、%g
など)で構成された書式指定子。
例
次の例に、2.1および2.2という同じ値に対して得られる異なる結果を示します。
Logdump 58 >float 2.1 4000cccccccccccd 2.100000 Logdump 59 >float 2.2 400199999999999a 2.200000 Logdump 60 >float 0x4000cccccccccccd 4000cccccccccccd 2.100000 Logdump 61 >float 0x400199999999999a 400199999999999a 2.200000 Logdump 62 >float %H400199999999999a 400199999999999a 2.200000 Logdump 63 >float 2.2 FMT %e 400199999999999a 2.200000e+00 Logdump 64 > float 2.2 FMT %g 400199999999999a 2.2 Logdump 65 >float 0x4000cccccccccccd FMT %g 4000cccccccccccd 2.1 Logdump 66 >float 2.2e+01 4036000000000000 22.000000 Logdump 67 >float 2.2e-05 3ef711947cfa26a2 0.000022
Oracleに有効です。
GGSTOKEN
を使用して、Oracle GoldenGateで自動的に生成されるトークン・データが各レコードで表示されるかどうかを制御します。トランザクションID、行ID、フェッチ・ステータス、タグ値など、自動的に生成されるトークンに適用されます。これらの値はレコード・ヘッダーに格納され、ターゲット列にマップしたり、Oracle GoldenGateの処理時に他の用途に使用できます。
引数を指定しない場合、GGSTOKEN
は、ユーザー・トークン表示のステータス(ON
またはOFF
)を表示します。ON
オプションを指定すると、トークンの名前と長さが表示されます。DETAIL
オプションは、実際のトークン・データを表示します。
デフォルト
トークンの名前と長さを表示します。
構文
GGSTOKEN {ON | OFF | DETAIL}
ON
自動的に生成されるトークンの表示を有効にします。
OFF
自動的に生成されるトークンの表示を無効にします。
DETAIL
トランザクションID (XID
)、DML操作の行ID、フェッチ・ステータス(該当する場合)、タグ値のトークン・データなど、自動的に生成されるトークンを表示します。
GHDR
を使用して、各レコードとともにレコード・ヘッダーを表示するかどうかを制御します。各レコードには、トランザクション環境に関する情報が含まれたヘッダーが含まれています。引数を指定しない場合、GHDR
は、ヘッダー表示のステータス(ON
またはOFF
)を表示します。
デフォルト
OFF
構文
GHDR {ON | OFF}
HEADERTOKEN
を使用して、各レコードとともにヘッダー・トークン・インジケータを表示するかどうかを制御します。ヘッダー・トークン・インジケータは次のとおりです。
G
- レコード・ヘッダー(レコードの始まり)
H
- ヘッダー領域
D
- データ領域
T
- Oracle GoldenGate内部トークン
U
- ユーザー・トークン領域(ユーザー・トークンが使用されていない場合、表示されない)
Z
- レコードの終わり
引数を指定しない場合、HEADERTOKEN
は、ヘッダー・トークン・インジケータのステータス(ON
またはOFF
)を表示します。
デフォルト
OFF
構文
HEADERTOKEN {ON | OFF | DETAIL}
ON
ヘッダー・トークンの表示を有効にします。
OFF
ヘッダー・トークンの表示を無効にします。
DETAIL
詳細なトークン値を表示します。
例
DETAIL
を指定しないHEADERTOKEN
TokenID G, Info 0, Length 117 TokenID H, Info 0, Length 45 TokenID D, Info 0, Length 28 TokenID T, Info 0, Length 24 TokenID Z, Info 0, Length 117
DETAIL
を指定したHEADERTOKEN
TokenID G, Info 0, Length 146 TokenID H, Info 0, Length 42 4504 0041 3C00 05FF 402F AE6C 572A F102 F818 8F02 : E..A<...@/.1W*...... 0000 0000 1000 0000 0152 0000 0001 4852 2E4A 4F42 : .........R....FR.JOB 5300 TokenID D, Info 0, Length 60 TokenID T, Info 0, Length 24 TokenID Z, Info 0, Length 146
HISTORY
を使用して、セッションの開始以降最も最近発行されたLogdumpコマンドを表示したり、行1から始まるコマンド・カウントをリセットします。HISTORY
はHIST
に短縮できます。
デフォルト
最近のコマンドを表示します。
構文
HISTORY [n
] [CLEAR]
n
指定された数の以前に発行されたコマンドを返します。n
は、正の数値です。
CLEAR
コマンド履歴バッファを削除し、コマンドラインを1に戻します。
例
HISTORY 3
このコマンドの結果は次のようになります。
1: ghdr on 2: detail on 3: scanforheader
INTERPRETINTERVAL
を使用して、64ビット・ユリウス期間をdays
-hh
:mm
:ss
.ms
.us
の形式で表示します。
デフォルト
なし
構文
INTERPRETINTERVAL interval_string
interval_string
変換対象の期間を表す文字列。
例
INTERPRETINTERVAL 1234567
これにより、次のような結果が生成されます。
Interval 1234567 is 0-00:00:01.234.567
INTERPRETTIMESTAMP
を使用して、64ビット・ユリウス・タイムスタンプをASCII値で表示します。
デフォルト
なし
構文
INTERPRETTIMESTAMP timestamp
timestamp
JULIANTIMESTAMP
値。
例
INTERPRETTIMESTAMP 21197658418580
0569
これにより、次のような結果が生成されます。
2005/03/03 04:29:45.800.569 GMT 2005/03/02 20:29:45.800.569 LCT
LOG
を使用して、Logdumpセッションのロギングを開始および停止します。有効な場合、LOG STOP
コマンドで無効になるまで、Logdumpのすべてのセッションでロギングが有効です。引数を指定しない場合、LOG
は、ロギングのステータス(ON
またはOFF
)を表示します。LOG
の別名はOUT
です。
デフォルト
無効
構文
LOG {file_name
| STOP}
file_name
ログ・ファイルの名前を指定します。現在の作業ディレクトリ以外のディレクトリにファイルを格納するには、フル・パス名を指定します。
STOP
ロギングを停止します。
例
LOG /home/ggs/dirrpt/logdumpout.txt
例
LOG $data01.glogggl.sesslog
NEXT
を使用して、ファイル内の次の1レコードまたは複数レコードを表示します。デフォルトでは、次のレコードのみが表示されます。NEXT
はN
に短縮できます。NEXT
の別名はRECORD
です。
デフォルト
次の1レコードを表示します
構文
NEXT [n
]
n
指定された数の後続レコードを表示します。
例
NEXT 10
COUNT
の使用時、フィルタ・オプションによってレコードが非表示になっている場合、NOTIFY
を使用して、指定された間隔でスキャンされたレコードの数、証跡の位置、およびレコードのタイムスタンプを表示します。NOTIFY
の別名は、NOTIFYINTERVAL
です。
各通知間隔を別の行に表示するかわりに、各スキャン結果で1つの行を更新するようLogdumpを構成できます。「SCANSCROLLING」を参照してください。
デフォルト
なし
構文
NOTIFY interval
interval
レコード数で表された通知間隔。
例
次に、このコマンドの使用法と結果を示します。
Logdump 26> NOTIFY 1000 Logdump 27> FILTER INCLUDE FILE sales.res* Logdump 28> COUNT Scanned 1000 records, RBA 160380,2011/02/01 08:53:47.768.255 Scanned 2000 records, RBA 729961,2011/02/01 08:56:09.916.128 Scanned 3000 records, RBA 2032683,2011/02/01 08:56:09.916.128 Scanned 4000 records, RBA 3244585,2011/02/01 08:56:09.916.128 Scanned 5000 records, RBA 4568766,2011/02/01 08:56:09.916.128
OBEY
を使用して、Logdumpコマンドのリストを含むファイルを処理します。OBEY
は、シーケンスで使用されることの多いコマンドを実行する場合に有用です。
OBEY
はO
に短縮できます。OBEY
の別名は、SOURCE
です。
デフォルト
なし
構文
OBEY file_name
file_name
コマンドのリストを含むファイルの完全修飾名。
例
これは、UNIXの例です。
OBEY ./ldcommands.txt
例
これは、NonStopの例です。
OBEY $DATA01.GGSPARM.OBEY1
前述のコマンドで、次のようなファイルが実行されます。
ghdr on usertoken on detail filter enable filter clear filter match all
OPEN
を使用して、Logdumpで証跡ファイルまたは抽出ファイルを開きます。引数を指定しない場合、現在開いているファイルの名前が表示されます。OPEN
の別名は、FROM
およびLOGTRAIL
です。
デフォルト
なし
構文
OPEN file_name
file_name
開く証跡ファイルまたは抽出ファイルの完全修飾パス名。証跡ファイルを指定するには、証跡名(2文字の接頭辞)と順序番号(たとえば、jd000000
など)を指定します。
例
これは、UNIXの例です。
OPEN /home/ggs/dirdat/jd000000
例
これは、NonStopの例です。
OPEN $data01.glogggl.aa000000
POSITION
を使用して、ファイルの読取り位置を設定します。ファイル内のレコードの位置は、レコード・ヘッダーのAuditPos
フィールドに記録されます。
オプションを指定しない場合、POSITION
は現在の読取り位置を表示します。オプションを使用すると、正確な位置を指定できます。位置の設定後、NEXT
コマンドを発行し、その位置のレコードを表示します。
POSITION
はPOS
に短縮できます。
デフォルト
なし
構文
POSITION [bytes
| {0 | FIRST}]
bytes
ファイルの始まりからのバイト数で読取り位置を指定します。NEXT
コマンドを使用して、指定されたレコードを表示します。
0 | FIRST
Logdumpをファイルの先頭に移動します。
構文
POS 77580548
RECLEN
を使用して、表示するレコード・データの量を制御します。RECLEN
を使用して、レコードが大きい場合に必要なスクロールの量を制御しながら、レコードの評価に必要なデータを表示できます。指定された長さを超えるデータは切り捨てられます。
デフォルト
140バイト
構文
RECLEN n
n
表示されるレコードのバイト数。
例
RECLEN 280
SAVE
を使用して、レコードのサブセットを新しい証跡または抽出ファイルに書き込みます。サブセットを新しいファイルに書き込むことで、小さなファイルを使用でき、デバッグが簡単になります。別のファイルに保存することで、エラーの原因となりうるレコードを除外し、Oracle GoldenGateで処理できる有効なレコードを抽出することもできます。
証跡またはファイルのバージョンを(古い形式または新しい形式に)設定するには、TRAILFORMAT
コマンドを使用します。
デフォルト
なし
構文
SAVEfile_name
[!] {n
records |n
bytes} [NOCOMMENT] [OLDFORMAT | NEWFORMAT] [TRANSINDindicator
] [TRUNCATE]
file_name
新しいファイルの名前。証跡ファイルを指定するには、2文字の証跡名と順序番号(たとえば、rt000001
など)を指定します。
!
同じファイルがすでに存在する場合、指定されたファイルを上書きします。まずパージが行われ、指定されたレコードがファイルに保存されます。
n
records |
n
bytes
新しいファイルに書き込むレコードの数またはデータのバイト数を指定します。レコード数またはバイト数のn
は、ファイル内の現在の位置から順方向に数えます。POSITION
コマンドを使用して位置を変更できます。「POSITION」を参照してください。
EXT (
pri
,
sec
[,
max
])
保存ファイルのエクステント・サイズを指定します。このオプションは、NonStopでのみ有効です。
MEGABYTES
n
保存ファイルのエクステントのサイズを指定します。このオプションは、NonStopでのみ有効です。
NOCOMMENT
新しいファイルにデフォルトで配置される先頭および末尾のコメント・レコードを抑止します。これらのレコードによってファイルのコンテキストを説明します。開始コメント・レコードには、ソース証跡の情報と保存が開始された位置が含まれます。終了コメント・レコードは、保存されたデータの終わりを識別します。これらのヘッダーは、同じファイルに保存される異なるレコードのセットを区別する場合に有用ですが、省略できます。
OLDFORMAT | NEWFORMAT
データを現在の証跡の形式(NEWFORMAT
、デフォルト)またはOracle GoldenGateバージョン6.0以前に使用された形式(OLDFORMAT
)で書き込みます。
TRANSIND
indicator
書き込まれるレコードのTransInd
ヘッダー・フィールドを次のいずれかに設定します。
FIRST MIDDLE END ONLY
これによって、トランザクション内のレコードを並べ替えることができます。TRANSIND
は、SAVE
コマンドによって書き込まれるすべてのレコードに適用されます。
TRUNCATE
新しい情報を保存する前に既存のファイルをパージします。
例
SAVE /home/ggs/dirdat/rt000001 10 records nocomment
例
SAVE $data01.glogggl.ss000000 100
records
SCANFORENDTRANS
を使用して、ヘッダーのTransInd
フィールドに表示されるトランザクション・インジケータが2または3のレコードをスキャンして検索します。それらのインジケータのいずれかが検出されると、Logdumpは次のトランザクションの最初のレコードを表示します。
インジケータは次の内容を表します。
2 - トランザクションの最後のレコード
3 - トランザクション内の唯一のレコード
SCANFORENDTRANS
はSFET
に短縮できます。
デフォルト
なし
構文
SCANFORENDTRANS
SCANFORHEADER
を使用して、次のレコード・ヘッダーに移動します。このコマンドを使用する前に、GHDR ON
コマンドを使用してレコード・ヘッダーを表示します(「GHDR」を参照してください)。SCANFORHEADER
はSFH
に短縮できます。
デフォルト
なし
構文
SCANFORHEADER [PREV]
PREV
1つ前のレコード・ヘッダーを表示します。
SCANFORRBA
を使用して、レコード・ヘッダーのAuditRBA
フィールドで指定される相対バイト・アドレスにあるレコードをスキャンして検索します。このコマンドを使用する前に、GHDR
コマンドを使用してレコード・ヘッダーを表示します(「GHDR」を参照してください)。SCANFORRBA
はSFR
に短縮できます。
デフォルト
なし
構文
SCANFORRBArelative_byte_address
[file_name
]
relative_byte_address
検索する相対バイト・アドレスを指定します。
file_name
検索をEnscribeまたはSQLデータ・ファイルに限定します。Logdumpで開いているファイルを検索する場合でもファイル名が必要です。
例
SCANFORRBA 321 /home/ggs/dirdat/rt000000
例
SCANFORRBA 321 $data01.glogggl.rt000000
SCANFORTIME
を使用して、特定のタイムスタンプを含むレコードをスキャンして検索します。タイムスタンプは、レコード・ヘッダーのIO Timeフィールドに含まれています。このコマンドを使用する前に、GHDR
コマンドを使用してレコード・ヘッダーを表示します(「GHDR」を参照してください)。SCANFORTIME
はSFTS
に短縮できます。
デフォルト
なし
構文
SCANFORTIMEtime_string
[,name
]
time_string
特定のタイムスタンプをスキャンして検索します。時間の文字列には、次の形式を使用します。
[[yy
]yy-mm-dd
] [hh
[:mm
][:ss
]]
name
特定の表またはデータ・ファイルの名前、またはワイルドカードで指定された名前のグループに検索を限定します。
例
SCANFORTIME 2011-01-27 14:33:57
SCANFORTYPE
を使用して、指定されたタイプの次のレコードをスキャンして検索します。SCANFORTYPE
はSFT
に短縮できます。
デフォルト
なし
構文
SCANFORTYPE {type_name
|type_number
}
type_name
|
type_number
検索するレコードのタイプをタイプ名またはタイプ番号で指定します。レコード・タイプとこれに関連付けられている番号のリストを表示するには、SHOW RECTYPE
コマンドを使用します(「SHOW」を参照してください)。
例
次の2つのコマンドとも同じ結果を返します。コミット・レコードを表示します。
SCANFORTYPE Commit SFT 2
SCANSCROLLING
を使用して、NOTIFY
が有効な場合にCOUNT
スキャン後1つの行を更新するようLogdumpを構成します。そのようにしない場合、各スキャン通知は別の行に表示されます。詳細は、「NOTIFY」を参照してください。
デフォルト
OFF
構文
SCANSCROLLING {ON | OFF}
ON
カウント通知結果に1つの行を使用することを有効にします。
OFF
1つの行の使用を無効にします。これによって、通知ごとに別の行が使用されます。
SHOW
を使用して、システムがNonStopの場合に開かれるファイル、現在のLogdump環境、Oracle GoldenGateレコード・タイプのリスト、現在のフィルタ設定などの内部Logdump情報を表示します。SHOW
はSH
またはSHO
に短縮できます。
デフォルト
なし
構文
SHOW [ENV] [FILTER] [OPEN] [RECTYPE]
ENV
現在のLogdump環境を表示します。ENV
コマンドと同じです(「ENV」を参照してください)。
FILTER
現在のフィルタ設定を表示します。
OPEN
Logdumpで開いているすべてのNonStopファイルを表示します。
RECTYPE
Logdumpで表示できるOracle GoldenGateレコード・タイプのリストを表示します。
例
SHOW FILTER
これによって、WindowsまたはUNIXでは次のような内容が表示されます。
Data filters are ENABLED Include Match ALL Filename-0 : $QA01.QAESRC.ACCT* HEX-0 : ( 4), Col 0:3 0000 4BF6 Exclude Match ANY
NonStopでは次のような内容が表示されます。
Data filters are ENABLED Include Match ALL Rectypes : Delete Filename-0 : hr.regions Exclude Match ANY
SHOW OPEN
これによって、次のような内容が表示されます。
0 : $RECEIVE 1 : \GGS2.$ZTN2.#PTW6EUX 2 : \GGS2.$DATA4.#0009047 3 : \GGS2.$ZTN2.#PTW6EUX 4 : \GGS2.$DATA4.CPSDAT.TM000000
SHOW RECTYPE
これによって、次のような結果が表示されます。(このリストには、すべてのレコード・タイプが反映されているわけではありません。新しい機能をサポートする必要が生じた場合、新しいタイプが追加されます。)
1 -
Abort
2 -
Commit
3 -
Delete
4 -
EndRollBack
5 -
Insert
6 -
Prepared
7 -
TMF
-Shutdown
8 -
TransBegin
9 -
TransRelease
10 -
Update
11 -
UpdateComp
12 -
FileAlter
13 -
FileCreate
14 -
FilePurge
15 -
FieldComp
16 -
FileRename
17 -
AuxPointer
18 -
NetworkCommit
19 -
NetworkAbort
20 -
CurrentPos
89 -
SQL
/MX
DDL
OP
90 -
GGSSQLCol
100 -
GGSPurgedata
101 -
GGSPurgeFile
102 -
GGSCreateFile
103 -
GGSAlterFile
104 -
GGSRenameFile
105 -
GGSSetmode
107 -
GGSControl
106 -
GGSChangeLabel
160 -
DDL
OP
115 -
GGSKeyFieldComp
117 -
GGSKeyFieldComp32
161 -
RecordFragment
116 -
LargeObject
132 -
GGSCreateSequence
133 -
GGSAlterSequence
134 -
GGSDropSequence
150 -
RestartAbend
151 -
RestartOK
152 -
RecoveryEnd
200 -
GGSBulkio
201 -
GGSFileClose
202
- GGSLoggerTS
203 -
GGSExtractTS
204 -
GGSCollectTS
205 -
GGSComment
250 -
LibOpenTrace
251 -
LibCloseTrace
252 -
LoggerOpenTrace
253 -
LoggerCloseTrace
254 -
LoggerAddedInfo
249 -
LoggerAddedStats
TIMEOFFSET
を使用して、Logdumpの時間形式を設定します。引数を指定しない場合、TIMEOFFSET
は現在の時間オフセットを表示します。オプションを使用すると、ローカル時間、グリニッジ標準時(GMT)またはGMTからの特定のオフセットに時間を設定できます。指定された時間形式は、レコードに表示されるタイムスタンプおよび時間文字列引数をとるLogdumpコマンドに適用されます。
デフォルト
LOCAL
構文
TIMEOFFSET {LOCAL | GMT | GMT +hh
[:mm
] | GMT -hh
[:mm
]}
LOCAL
ローカル・システムの時間に時間を設定します。
GMT
グリニッジ標準時(GMT)に時間を設定します。
GMT +
hh
[:mm
]指定された時間(およびオプションで分)GMTより進んだ時間に設定します。
GMT -
hh
[:mm
]指定された時間(およびオプションで分)GMTより遅れた時間に設定します。
例
TIMEOFFSET GMT -01
TMFBEFOREIMAGE
を使用して、TMF監査からの更新操作のビフォア・イメージを表示します。
デフォルト
OFF
構文
TMFBEFOREIMAGE {ON | OFF}
ON
TMF監査からの更新操作のビフォア・イメージを表示します。
OFF
TMF監査からの更新操作のアフター・イメージのみを表示します。
例
TMFBEFOREIMAGE ON
の表示例を次に示します。
2011/01/12 10:02:34.325.264 FieldComp Len 38 RBA 615854956 Name: \NY.$DATA1.GGSDAT.TCUSTMER Before Image: Partition 0 0000 0004 414E 4E20 0002 0014 5345 4154 544C 4520 | ....ANN ....SEATTLE 2020 2020 2020 2020 2020 2020 0003 0002 5741 | ....WA 2011/01/12 10:02:34.325.264 FieldComp Len 38 RBA 615854956 Name: \NY.$DATA1.GGSdat.TCUSTMER After Image: Partition 0 TRANSID : \NY(2).0.7022034 (7998393398406021122) 0000 0004 414E 4E20 0002 0014 4E45 5720 594F 524B | ....ANN ....NEW YORK 2020 2020 2020 2020 2020 2020 0003 0002 4E59 | ....NY
TMFBEFOREIMAGE
を使用して、レコードのビフォア・イメージをフェッチし、アフター・イメージとともに表示するようTMFARLIBを設定します。引数を指定しない場合、このコマンドはビフォア・イメージのフェッチが有効か無効かを表示します。
デフォルト
OFF
構文
TMFBEFOREIMAGE {ON | OFF}
TMFGETRECADDR
およびNOTMFGETRECADDR
を使用して、TMFARLIBのARGETRECADDR()
関数を呼び出すLogdumpの機能を制御します。この関数は、TMF監査証跡を調べる際に使用します。
デフォルト
なし
構文
TMFGETRECADDR | NOTMFGETRECADDR
TMFGETRECADDR
ARGETRECADDR()
関数の使用を有効にします。
NOTMFGETRECADDR
ARGETRECADDR()
関数の使用を無効にします。
TMFIGNORERECCOUNT
を使用して、CURRENTPOSITION
レコードを返すまでにTMFARLIBが無視できるレコードの数を設定します。
デフォルト
なし
構文
TMFIGNORERECCOUNT n
TRAILFORMAT
を使用して、SAVE
コマンドを使用して保存されるOracle GoldenGate証跡または抽出ファイルのバージョンを設定します。
デフォルト
NEW
構文
TRAILFORMAT {NEW | OLD}
NEW
Oracle GoldenGateバージョン6.0以上で使用される形式に設定します。
OLD
バージョン6.0より前のOracle GoldenGateで使用される形式に設定します。
TRANSBYTELIMIT
を使用して、TRANSHIST
コマンドで指定されるトランザクション表で標準サイズのトランザクションが追跡されないようにします。トランザクションのバイト数の下限が設定されます。Logdumpで評価される環境の標準サイズのトランザクションを指定する場合に設定する必要があります。限度を設定すると、格納されるデータの量を抑えられ、その結果、トラブルシューティング時に確認すべき量を少なくできます。
デフォルト
10000バイト
構文
TRANSBYTELIMIT n
n
標準サイズのトランザクションのバイト数。
例
TRANSBYTELIMIT 9000
TRANSHIST
を使用して、証跡またはファイル内のトランザクションのサイズを追跡します。Logdumpは、内部履歴表で各トランザクションのデータのバイト数の降順にトランザクションを追跡します。履歴表がいっぱいになると、最も小さいトランザクションが削除され、それより大きいトランザクションがリストに追加されます。
TRANSHIST
を他のLogdumpコマンドと組み合せて使用して、アプリケーションで大規模なトランザクションが生成されるかどうかを調べ、その相対サイズを確認します。この情報は、スループットを改善するために表を異なる処理グループにグループ化する方法を決める際に使用できます。詳細は、「トランザクション・サイズの評価」を参照してください。
注意:
|
デフォルト
0(履歴を保持しない)
構文
TRANSHIST n
n
履歴表のサイズ(バイト)を設定します。有効な値は、0から200バイトまでです。値0は、トランザクション履歴が保持されないことを意味します。
例
TRANSHIST 150
TRANSRECLIMIT
を使用して、TRANSHIST
コマンドで指定されるトランザクション表で標準サイズのトランザクションが追跡されないようにします。トランザクションのレコード数の下限が設定されます。Logdumpで評価される環境の標準サイズのトランザクションを指定する場合に設定する必要があります。限度を設定すると、格納されるデータの量を抑えられ、その結果、トラブルシューティング時に確認すべき量を少なくできます。
デフォルト
100操作
構文
TRANSRECLIMIT n
n
標準サイズのトランザクションのレコード数。
例
TRANSRECLIMIT 90
USERTOKEN
を使用して、各レコードとともにユーザー・トークン・データを表示するかどうかを制御します。ユーザー・トークンは、Oracle GoldenGateユーザーによって指定されるデータで、レコード・ヘッダーに格納され、ターゲット列にマップしたり、Oracle GoldenGateの処理時に他の用途に使用できます。
引数を指定しない場合、USERTOKEN
は、ユーザー・トークン表示のステータス(ON
またはOFF
)を表示します。ON
オプションを指定すると、トークンの名前と長さが表示されます。DETAIL
オプションは、実際のトークン・データを表示します。
デフォルト
トークンの名前と長さを表示します。
構文
USERTOKEN {ON | OFF | DETAIL}
ON
ユーザー・トークンの表示を有効にします。
OFF
ユーザー・トークンの表示を無効にします。
DETAIL
トークン・データを表示します。
VOLUME
を使用して、デフォルトのディレクトリ、ボリュームまたはサブボリュームを設定します。このコマンドの別名は、CD
です。
デフォルト
なし
構文
VOLUME {directory
|volume
|subvolume
}
WRITELOG
を使用して、セッション・ログにテキストを書き込みます。このコマンドを使用する前に、LOG
コマンドでロギングを開始します(「LOG」を参照してください)。
デフォルト
なし
構文
WRITELOG text
text
任意のテキスト文字列。引用符はオプションです。
例
WRITELOG "Customer name is ABC Company."
X
を使用して、Logdump内からプログラムを実行します。プログラムを終了すると、Logdumpプロンプトに戻ります。
デフォルト
なし
構文
Xprogram
[string
]
command
実行するプログラム。
string
入力引数などの文字列。
例
次の一連のコマンドと出力に、Logdumpを終了してシェルまたはGGSCI内から他のコマンドを発行し、Logdumpコマンドラインに戻る方法を示します。
Logdump 696 >x ggsci GoldenGate Command Interpreter Version ..... GGSCI (sysa) 1> status er * GGSCI (sysa) 2> start er * GGSCI (sysa) 3> info er * GGSCI (sysa) 4> exit Logdump 697 >