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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGateのためのLogdumpリファレンス
12c (12.1.2)
E49841-04
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2 Logdumpコマンド

この章には、Logdumpユーティリティ・コマンドの構文および使用法のアルファベット順のリファレンスが含まれています。

Logdumpの使用手順は、第1章「Logdumpユーティリティの使用」を参照してください。

2.1 Logdumpコマンドのサマリー

Logdumpコマンドのカテゴリ・サマリーを次に示します。

表2-1 ファイルの操作

コマンド 説明

CD


デフォルトのディレクトリ、ボリュームまたはサブボリュームを設定します。

DATAFILE


Logdump内からEnscribeファイルを開きます。

LOG


セッション・ログを書き込みます。

NEXTTRAIL


現在のファイルを閉じ、証跡順で次のファイルを開きます。

OPEN


証跡ファイルまたは抽出ファイルを開きます。

POSITION


ファイルの読み取り位置を設定します。

SAVE


レコード・データを別のファイルに書き込みます。

WRITELOG


テキストをセッション・ログに書き込みます。

VOLUME


デフォルトのディレクトリ、ボリュームまたはサブボリュームを設定します。


表2-2 情報の表示

コマンド 説明

BULKIOSTATS


バルクI/O統計を表示します。

COUNT


レコード・カウント情報を表示します。

FILES


現在のディレクトリまたはサブボリュームにあるファイル名を表示します。

ENV


現在のLogdump設定を表示します。

FILEHEADER


ファイル・ヘッダー情報を表示します。

NOTIFY


COUNTの使用時、フィルタ・オプションによってレコードが非表示になっている場合、指定された間隔でスキャンされたレコードの数、証跡の位置、およびレコードのタイムスタンプを表示します。

SHOW


現在のLogdump環境、Oracle GoldenGateレコード・タイプのリスト、現在のフィルタ設定などの内部情報を表示します。

TIME


現在の時間をローカル形式とGMT形式で表示します。


表2-3 データとレコードの選択

コマンド 説明

BEGIN


TMFまたはOracle GoldenGate証跡を介した検索を行い、指定した時間またはその前後のレコードを特定します。

ARGETNONDATACHANGES | ARSTOPNONDATACHANGES


データベースに変更をもたらさないレコードを含めたり、除外します。

DUMP


ファイル内の現在の位置から、指定されたバイト数のデータを表示します。

FILTER


レコードの表示をフィルタします。

NEXT


ファイル内の次のレコードを表示します。

SCANFORENDTRANS


トランザクション内の最後のレコードまたは唯一のレコードを検索し、次のトランザクションの最初のレコードを表示します。

SCANFORHEADER


次のレコード・ヘッダーの始まりを検索します。

SCANFORRBA


特定の相対バイト・アドレスを検索します。

SCANFORTIME


特定のタイムスタンプを持つ次のレコードを検索します。

SCANFORTYPE


特定のタイプの次のレコードを検索します。

SKIP


指定された数のレコードをスキップします。

TMFBEFOREIMAGE


レコードのビフォア・イメージをフェッチし、アフター・イメージとともに表示するようTMFARLIBを設定します。


表2-4 変換

コマンド 説明

CALCTLFKEY


ACIのBASE24アプリケーションのTLF/PTLFレコードの一意キーを計算します。

COMPUTETIMESTAMP


日時文字列をユリウス・タイムスタンプに変換します。

CTIME


CのタイムスタンプをASCIIのタイムスタンプに変換します。

DECRYPT


Logdumpで表示する前にデータを復号化します。

ENCRYPT


ファイル・データを暗号化します。

ESBLOCK


NonStop入力順syskeyをブロック番号およびレコード番号で表示します。

FLOAT


数値または16進文字列を16進表現および浮動小数点数で表示します。

INTERPRETINTERVAL


64ビット・ユリウス期間をdd-hh:mm:ss:ms:usで表示します。

INTERPRETTIMESTAMP


64ビット・ユリウス・タイムスタンプをASCII形式で表示します。


表2-5 Logdump環境の制御

コマンド 説明

ASCIIDATA | EBCDICDATA


IBMメインフレームでデータをASCII形式で表示するか、EBCDIC形式で表示するかを制御します。

ASCIIDUMP | EBCDICDUMP


IBMメインフレームで文字セットを設定します。

ASCIIHEADER | EBCDICHEADER


IBMメインフレームで表名をASCII形式で表示するか、EBCDIC形式で表示するかを制御します。

DETAIL


詳細レコード情報の表示を制御します。

GGSTOKEN


自動的に生成されるトークン・データの表示を制御します。

GHDR


ヘッダー情報の表示を制御します。

HEADERTOKEN


ヘッダー・トークン・インジケータの表示を制御します。

RECLEN


最大データ出力長を設定します。

SCANSCROLLING


カウント通知を1行に表示するか、複数行に表示するかを制御します。

TIMEOFFSET


GMTからの時間オフセットを設定します。

TMFBEFOREIMAGE


TMF監査からの更新操作にビフォア・イメージを表示するかどうかを制御します。

TMFGETRECADDR | NOTMFGETRECADDR


TMFARLIBARGETRECADDR()関数を呼び出すLogdumpの機能を制御します。

TMFIGNORERECCOUNT


CURRENTPOSITIONレコードを返すまでにTMFARLIBが無視できるレコードの数を設定します。

TRAILFORMAT


証跡の形式を古いバージョン(Oracle GoldenGate 6.0より前)または新しいバージョンに設定します。

TRANSBYTELIMIT


標準サイズのトランザクションとするバイト数のしきい値を設定します。

TRANSHIST


トランザクション・サイズの追跡に使用されるトランザクション履歴表のサイズを設定します。

TRANSRECLIMIT


標準サイズのトランザクションとするレコード数のしきい値を設定します。

USERTOKEN


ユーザー・トークン・データの表示を制御します。


表2-6 その他のコマンド

コマンド 説明

EXIT


Logdumpを終了します。

FC


以前のコマンドを編集します。

HELP


Logdumpコマンドの構文を表示します。

HISTORY


以前に発行されたコマンドをリストします。

OBEY


ファイルに格納されている一連のコマンドを実行します。

X


Logdump内からプログラムを実行します。



ARGETNONDATACHANGES | ARSTOPNONDATACHANGES

ARGETNONDATACHANGESおよびARSTOPNONDATACHANGESを使用して、TMF証跡を読み取る際、データベースの変更をもたらさないレコードを含めたり、除外するようTMFARLIBに指定します。

デフォルト

ARGETNONDATACHANGES

構文

ARGETNONDATACHANGES | ARSTOPNONDATACHANGES
ARGETNONDATACHANGES

非変更レコードを含めます。

ARSTOPNONDATACHANGES

非変更レコードを抑止します。


ASCIIDATA | EBCDICDATA

ASCIIDATAまたはEBCDICDATAを使用して、IBMメインフレームでレコード・データをASCII形式で表示するか、EBCDIC形式で表示するかを制御します。ASCIIDUMPコマンドを使用して、先に文字セットを設定しておく必要がある場合があります。

デフォルト

ASCIIDATA ON (same as EBCDICDATA OFF)

構文

ASCIIDATA {ON | OFF} | EBCDICDATA {ON | OFF}

ASCIIDUMP | EBCDICDUMP

ASCIIDUMPまたはEBCDICDUMPを使用して、IBMメインフレームでのDUMPコマンドの出力の文字セットを設定します。このコマンドによってダンプ表示の16進数部分は影響を受けません。

デフォルト

ASCIIDUMP ON (same as EBCDICDUMP OFF)

構文

ASCIIDUMP {ON | OFF} | EBCDICDUMP {ON | OFF}

ASCIIHEADER | EBCDICHEADER

ASCIIHEADERまたはEBCDICHEADERを使用して、IBMメインフレームでレコード・ヘッダー内の表名がASCIIであるか、EBCDICであるかを指定します。ASCIIDUMPコマンドを使用して、先に文字セットを設定しておく必要がある場合があります。

デフォルト

ASCIIHEADER ON (same as EBCDICHEADER OFF)

構文

ASCIIHEADER {ON | OFF} | EBCDICHEADER {ON | OFF}

BEGIN

BEGINを使用して、TMFまたはOracle GoldenGate証跡を介したバイナリ検索を行い、指定した時間またはその前後のレコードを特定します。

デフォルト

なし

構文

BEGIN timestamp
timestamp

検索対象のタイムスタンプ。


BULKIOSTATS

BULKIOSTATSを使用して、物理読取りと論理読取りの数、および現在と平均の読取り時間を含む、バルクI/Oレコードの統計を表示します。

デフォルト

なし

構文

BULKIOSTATS

CALCTLFKEY

CALCTLFKEYを使用して、複製キーを生成する場合に@GETENV ("TLFKEY", SYSKEY "unique_key)"関数を回避します。TLFKEYオプションは、一意キーをACIのBASE24アプリケーションのTLF/PTLFレコードと関連付けます。CALCTLFKEYは、各レコードの値の計算と表示を行います。

引数を指定しない場合、CALCTLFKEYは、この機能が有効か無効かを表示します。

デフォルト

OFF

構文

CALCTLFKEY {ON | OFF}

CD

CDを使用して、デフォルトのディレクトリ、ボリュームまたはサブボリュームを設定します。このコマンドの別名は、VOLUMEです。

デフォルト

なし

構文

CD {directory | volume | subvolume}

COMPUTETIMESTAMP

COMPUTETIMESTAMPを使用して、日時文字列をユリウス形式に変換します。

デフォルト

なし

構文

COMPUTETIMESTAMP string
string

次の形式の日時文字列

[[yy]yy-mm-dd] [hh[:mm][:ss]]

COMPUTETIMESTAMP 2005-01-01 12:00:00

この例では、次の内容が返されます。

2005-01-01 12:00:00 is JulianTimestamp 211971340800000000

COUNT

COUNTを使用して、レコード数のサマリーやファイル内のデータ量に関連する他の情報を出力します。オプションを指定しない場合の基本的な出力では次の内容が表示されます。

COUNTを発行する前にDETAILコマンドを発行すると、表またはデータ・ファイルごとのカウントが情報に含まれます。COUNTのオプションを使用すると、DETAILコマンドを使用せずに表の詳細を表示したり、カウントの開始時間と終了時間を設定したり、表、データ・ファイル、証跡ファイルまたは抽出ファイルのカウントをフィルタしたり、カウントの期間を指定できます。DETAIL OFFコマンドを使用して、この詳細情報の収集を無効にできます。

時間文字列を使用する引数には、次の形式を使用します。

[[yy]yy-mm-dd] [hh[:mm][:ss]]

デフォルト

全レコードのカウント・サマリーを生成します。

構文

COUNT
[, DETAIL]
[, END[TIME] time_string]
[, FILE specification]
[, INT[ERVAL] minutes]
[, LOG] wildcard]
[, START[TIME] time_string]
DETAIL

Extractによって処理された表またはデータ・ファイルごとのカウントをサマリー・カウントに追加します。情報には、データの合計バイト数と平均バイト数および実行された操作に関する情報が含まれます。このデータは、COUNTを発行する前にDETAILコマンドを使用することでも得られます。

END[TIME] time_string

指定された時間に書き込まれた最後のレコードでカウントを停止します。

FILE specification

指定された表またはデータ・ファイル、またはワイルドカード(*)で指定された名前のグループに対するカウントを生成するよう指定します。

INT[ERVAL] minutes

指定された期間(分)内に発生した合計バイト数、平均バイト数および各操作タイプの数の統計を表示します。次に、それらの統計の合計を表示します。

LOG wildcard

ワイルドカードで指定された複数の証跡または抽出ファイルのカウントを生成します。

START[TIME] time_string

指定された時間に書き込まれた最初のレコードでカウントを開始します。

例1   
COUNT START 2011-01-11 12:00:00 , END 2011-01-12 12:00:00
例2   
COUNT INTERVAL 4

これによって、次のような内容が表示されます。個々の表またはデータ・ファイルのカウントは、スペースの制約で省略しています。

WindowsまたはUNIXの場合(ファイル名は異なります):

Interval from 2011/02/28 11:30:00.000 to 2011/02/28 11:34:00.000, 
Recs                             3
Total Data Bytes               120
  Avg Bytes/Record              40
Delete                           3
Before Images                    3
LogTrail /home/ggs/dirdat/rt000000 has 304 records
Total Data Bytes             12120
Avg Bytes/Record                39
Delete                           3
Insert                         300
FieldComp                        1
Before Images                    3
After Images                   301

Average of 303 Transactions
    Bytes/Trans .....           88
    Records/Trans ...            1
    Files/Trans .....            1
HR.JOBS                                            Partition 4
Total Data Bytes              5911
  Avg Bytes/Record              68
Insert                          86
After Images                    86

HR.REGIONS                                         Partition 4
Total Data Bytes               512
  Avg Bytes/Record              32
Insert                          16
After Images                    16

NonStopの場合:

LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000000 has 29656 records
Total Data Bytes           3561022
  Avg Bytes/Record             120
Delete                          50
Insert                       21221
Update                        8379
GSSPurgedata                     6
Before Images                   50
After Images                 29606

Average of 3621 Transactions
    Bytes/Trans .....       1376
    Records/Trans ...          8
    Files/Trans .....          1

\GGQA.$QA01.QAESRC.ACCTS                          Partition 0
Total Data Bytes            286414
  Avg Bytes/Record             142
Delete                          17
Insert                        2000
Before Images                   17
After Images                  2000

\GGQA.$QA01.QAESRC.ACCTN                          Partition 0
Total Data Bytes            281700
  Avg Bytes/Record             100
Delete                          17
Insert                        2000
Update                         800
Before Images                   17
After Images                  2800
例3   
COUNT LOG ls* 

これによって、名前がLSで始まるすべてのファイルのカウントが生成されます。(個々の表またはデータ・ファイルのカウントは、スペースの制約で省略しています。)

NonStopの場合:

Current LogTrail is \GGQA.$QA01.QADAT.LS000000
Bad record found at RBA 5287, format 5.50)
 2A56 623F                                         | *Vb?
LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000000 has 33 records
LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000000 closed
Current LogTrail is \GGQA.$QA01.QADAT.LS000001
LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000001 has 99 records
LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000001 closed
Current LogTrail is \GGQA.$QA01.QADAT.LS000002
LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000002 has 0 records
LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000002 closed
Current LogTrail is \GGQA.$QA01.QADAT.LS000003
LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000003 has 0 records
LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000003 closed
LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS* has 132 records

Total Data Bytes              9468
  Avg Bytes/Record              71
Insert                         132
After Images                   132

Average of 4 Transactions
    Bytes/Trans .....         3951
    Records/Trans ...           33
    Files/Trans .....            3

QAHRTS.JOBS                                            Partition 4
Total Data Bytes              5220
  Avg Bytes/Record              68
Insert                          76
After Images
                    76

WindowsまたはUNIXの場合(ファイル名は異なります):

Current LogTrail is c:\goldengate802\dirdat\ls000000
Bad record found at RBA 5287, format 5.50)
 2A56 623F                                         | *Vb?
LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000000 has 33 records
LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000000 closed
Current LogTrail is c:\goldengate802\dirdat\ls000001
LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000001 has 99 records
LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000001 closed
Current LogTrail is c:\goldengate802\dirdat\ls000002
LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000002 has 0 records
LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000002 closed
Current LogTrail is c:\goldengate802\dirdat\ls000003
LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000003 has 0 records
LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls000003 closed
LogTrail c:\goldengate802\dirdat\ls* has 132 records

Total Data Bytes              9468
  Avg Bytes/Record              71
Insert                         132
After Images                   132

Average of 4 Transactions
    Bytes/Trans .....       3951
    Records/Trans ...         33
    Files/Trans .....          3

HR.JOBS                                            Partition 4
Total Data Bytes              5220
  Avg Bytes/Record              68
Insert                          76
After Images                    76
例4   
COUNT DETAIL

これによって、次のような内容が生成されます。

WindowsまたはUNIXの場合(ファイル名は異なります):

LogTrail /home/ggs/dirdat/rt000000 has 304 records
Total Data Bytes             12120
  Avg Bytes/Record              39
Delete                           3
Insert                         300
FieldComp                        1
Before Images                    3
After Images                   301

Average of 303 Transactions
    Bytes/Trans .....         88
    Records/Trans ...          1
    Files/Trans .....          1

GGS.TCUSTMER                                  Partition 4
Total Data Bytes             12120
  Avg Bytes/Record              39
Delete                           3
Insert                         300
FieldComp                        1
Before Images                    3
After Images                   301

Files      1, Coll      0, Chain      0

NonStopの場合:

LogTrail \GGQA.$QA01.QADAT.LS000000 has 29656 records
Total Data Bytes           3561022
  Avg Bytes/Record             120
Delete                          50
Insert                       21221
Update                        8379
GSSPurgedata                     6
Before Images                   50
After Images                 29606

Average of 3621 Transactions
    Bytes/Trans .....       1376
    Records/Trans ...          8
    Files/Trans .....          1

\GGQA.$QA01.QAESRC.ACCTS                          Partition 0
Total Data Bytes            286414
  Avg Bytes/Record             142
Delete                          17
Insert                        2000
Before Images                   17
After Images                  2000

CTIME

CTIMEを使用して、CのタイムスタンプをASCIIのタイムスタンプに変換します。

デフォルト

なし

構文

CTIME C_timestamp_string

CTIME 1109823330

これによって、次の内容が返されます。

timestamp  = 1109823330 (0x42268f62)
localtime  = Wed Mar  2 20:15:30 2005
gmtime     = Thu Mar  3 04:15:30 2005

DATAFILE

DATAFILEを使用して、Logdump内からEnscribeデータ・ファイルを開きます。


注意:

WRITERECコマンドを使用して、Oracle GoldenGateのレコードをEnscribeファイルに書き込むことができます。


デフォルト

なし

構文

DATAFILE file

DATAFILE \SYSA.$DATA04.SALES.CUSTMER

DECRYPT

DECRYPTを使用して、Oracle GoldenGateの証跡暗号で暗号化されたデータを復号化し、Logdumpで表示できるようにします。

デフォルト

OFF

構文

DECRYPT {OFF | ON [KEYNAME key_name]}
OFF

復号化しません。これはデフォルトです。

ON [KEYNAME key_name]
  • KEYNAME句を指定しないONは、オプションなしのENCRYPTTRAILパラメータで暗号化(256鍵バイト置換)されたデータを復号化します。

  • KEYNAME句を指定したONは、AESアルゴリズムおよびKEYNAME句を使用したENCRYPTTRAILで暗号化されたデータを復号化します。key_nameには、ENCRYPTTRAILKEYNAME keyname句で使用された暗号化鍵の論理名を指定します。

    ENCRYPTTRAILの詳細は、Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。

DECRYPT ON

DECRYPT ON KEYNAME mykey

DETAIL

DETAILを使用して、Logdumpの出力に追加情報を含めます。デフォルトでは、Logdumpは、レコードの16進およびASCII表現のみを表示します。

オプションを指定しない場合、DETAILは、レコード詳細のステータス(ONまたはOFF)を表示します。オプションを使用すると、次のように動作します。

DETAILDETに短縮できます。

デフォルト

列リストを表示します。

構文

DETAIL {ON | OFF | DATA}
ON

詳細な列情報を表示します。

OFF

詳細な列情報を表示しません。

DATA

16進およびASCIIのデータ値を列情報に追加します。


DUMP

DUMPを使用して、開いている証跡または抽出ファイルの現在のRBAから指定されたバイト数のHEX/ASCIIまたはHEX/EBCDICダンプを表示します。

TMF証跡へのI/OはTMFARLIBによって行われるため、TMF監査証跡を読み取る場合、DUMPは機能しません。

デフォルト

256

構文

DUMP bytes
bytes

表示するバイト数(順方向)。有効な値は、1から28672までです。

DUMP 300

これによって、次の例のような内容が生成されます。注意: この例では、レコードの数行のみを表示しています。

Dump   300  Bytes at RBA 0
 4700 0047 4800 003B 4500 0041 0000 646D 02F1 3387 | G..GH..;E..A..dm..3.
 841D FE98 0000 0000 0000 0000 5EA8 DC3C 0352 0000 | ............^..<.R..
 0000 5C54 5249 4C4C 2E24 5141 3031 2E51 4153 5243 | ..\TRILL.$QA01.QASRC
 2E41 4343 544E 005A 0000 4747 0000 4748 0000 3B45 | .ACCTN.Z..GG..GH..;E

ENCRYPT

ENCRYPTを使用して、引数として指定されたテキストを暗号化します。暗号化方法は、256鍵バイト置換です。結果は画面に表示されます。

デフォルト

なし

構文

ENCRYPT text

ENCRYPT 123456789

これにより、次のような内容が生成されます。

Before
 3132 3334 3536 3738 39 | 123456789
After
 EF2E C1DC E4A7 68B4 14 | ......h..

ENV

ENVを使用して、現在のLogdumpの設定を表示します。

デフォルト

なし

構文

ENV

次に、WindowsおよびNonStopでの一般的なENV設定を表示します。

Windows(ファイル名以外はUNIXも同様):

Current Volume          : C:\GoldenGate 002
LogTrail                : C:\goldengate002\dirdat\jd000001
Trail Format            : New
End of File             : 15861
Current Position        : 0
Next Position           : 0
Last Modtime            : 2013/01/01 13:45:51.000.000
Display RecLen          : 140
Logtrail Filter         : On
Show Ghdr               : On
Detail                  : On
Trans History           : 0 Transactions, Records 100, Bytes 100000
LargeBlock I/O          : On, Blocksize 57344
Local System            : Little Endian
Logtrail Data           : Big Endian/ASCII
Logtrail Headers        : ASCII
Dump                    : ASCII
Timeoffset              : LOCAL
Scan Notify Interval    : 10000 records, Scrolling On

NonStop:

Current Volume          : $QU01.QAGGS
LogTrail                : \TRGGS.$QA01.QADAT.LS000000
Trail Format            : New
End of File             : 5831722
Current Position        : 0
Next Position           : 0
Last Modtime            : 2013/01/01 12:47:11.686.219
Display RecLen          : 140
Logtrail Filter         : On
Detail                  : On
Trans History           : 0 Transactions, Records 100, Bytes 100000
LargeBlock I/O          : On, Blocksize 57344
Local System            : Big Endian
Logtrail Data           : Big Endian/ASCII
Logtrail Headers        : ASCII
Dump                    : ASCII
Timeoffset              : LOCAL
Scan Notify Interval    : 10000 records, Scrolling On

ESBLOCK

ESBLOCKは、NonStopシステムでのデバッグに使用します。入力順syskeyがブロック番号およびレコード番号として表示されます。

デフォルト

なし

構文

ESBLOCK entry_sequenced_RBA

ESBLOCK 4294967302

これにより、次のような内容が生成されます。syskey値4294967302は、ブロック1、レコード6と評価されることを示しています。

Interpreted               4294967302   0x00000001000000060   1.6
64-bit Syskey             4294967302   0x00000001000000060
ES64_TO_RBA64                   4102   0x00000000000010060
RBA64_TO_ES64             4294967302   0x00000001000000060

EXIT

EXITを使用して、Logdumpを終了し、プロセスを終了させます。EXITの別名はQUITです。

デフォルト

なし

構文

EXIT

FC

FCを使用して、以前に発行されたLogdumpコマンドを編集し、再度実行します。以前のコマンドはメモリー・バッファに格納されており、HISTORYコマンド(「HISTORY」を参照)を発行して表示できます。引数を指定せずにFCを発行すると、最も最近使用されたコマンドが実行されます。オプションを使用すると、行番号または文字列の一部を指定して特定のコマンドを取得できます。

エディタの使用

FCコマンドによってコマンドが表示され、2個のドットで始まる空白行を含むプロンプトのエディタが開きます。コマンドを編集するには、スペース・バーを使用して変更を開始する位置の文字の下にカーソルを移動し、次のいずれかの引数を入力します。引数は大文字/小文字が区別されず、組み合せることができます。

表2-7 FCコマンドのオプション

引数 説明
i text

テキストを挿入します。次に例を示します。

Logdump 24> fc 9
> count
..     i detail
count detail
r text

テキストを置換します。次に例を示します。

Logdump 25> fc 10
> timeoffset local
..           rgmt
timeoffset gmt
d

文字を削除します。複数の文字を削除するには、文字ごとに1つのdを入力します。次に例を示します。

Logdump 26> fc 11
> scanforrrbba
..        dd
scanforrba
replacement_text

表示されているコマンドと入力したテキストを1対1ベースで置換します。次に例を示します。

Logdump 26> fc 10
> scanforrba 107
..           127
scanforrba 127

コマンドを実行するには、[Enter]を2回押します。1回はエディタを終了するため、もう1回はコマンドを発行するためです。編集を取り消すには、スラッシュ(/)を2回入力します。

デフォルト

直近のコマンドを再度実行します。

構文

FC [n | -n | string]
n

指定されたコマンドラインを返します。Logdumpの各コマンドラインには、1から始まる、セッションの開始からの順序番号が付けられています。

-n

現在の行のn行前に発行されたコマンドを返します。

string

指定されたテキスト文字列で始まる最後のコマンドを返します。

例1   
FC 9
例2   
FC -3
例3   
FC sca

FILEHEADER

FILEHEADERを使用して、現在開いている証跡ファイルのヘッダーの内容を表示します。

ファイル・ヘッダーは、証跡ファイルの先頭、データ・レコードの前にレコードとして格納されています。証跡のヘッダーに格納されている情報には、レコードがOracle GoldenGateの現在のバージョンでサポートされている形式かどうかのOracle GoldenGateプロセスによる判別を可能にする情報が含まれています。

証跡ヘッダー・フィールドはトークンとして格納されます。トークンの形式はOracle GoldenGateのすべてのバージョンで同じです。Oracle GoldenGateのあるバージョンで与えられたトークンがサポートされない場合、そのトークンは無視されます。非推奨のトークンには、Oracle GoldenGateの以前のバージョンとの互換性が保たれるようデフォルト値が割り当てられます。

現在のFILEHEADERコマンドは、別のFILEHEADERコマンドが発行されるまでLogdumpのセッション全体に適用されます。

ファイル・ヘッダーの表示

ファイル・ヘッダーを表示するには、次のようにします。

  1. 次のLogdumpコマンドを使用して、証跡ファイルの先頭に移動します。

    pos 0
    
  2. 次のLogdumpコマンドを発行して、ファイルの最初のレコード、つまりファイル・ヘッダーを含むレコードを表示します。

    next
    

ファイル・ヘッダー・トークンの取得

ファイル・ヘッダー値を入力パラメータとして取得するには、@GETENV関数とGGFILEHEADERオプションを使用します。Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIXを参照してください。


注意:

LogdumpコマンドHEADERTOKENでも証跡トークンが表示されますが、各トークンの簡単なサマリーが表示されます。FILEHEADERは、実際のトークン値を表示します。


表2-8 Oracle GoldenGateファイル・ヘッダー・トークン

トークン/サブトークン データ型 説明

Signature

UINT32

内部使用。

Compatibility

UINT16

証跡のバージョン。プロセスで証跡ファイルを読み取るには、Oracle GoldenGateソフトウェアの互換性レベルは、証跡ファイルの互換性レベル以上である必要があります。

現在有効な値は0または1です。

CharSet

INT32

パラメータ・ファイルまたはデフォルト値で定義された、証跡ファイルのグローバル文字セット。次に例を示します。

WCP1252-1

-3は、システム・デフォルトを示します。

CreationTime

Timestamp

証跡ファイルが作成された時間(ローカルGMTユリウス時間、INT 64)。

URI

String

証跡ファイルを作成したプロセスのユニバーサル・リソース識別子。形式は次のとおりです。

host_name:dir:[:dir][:dir_n]group_name

説明:

  • host_nameは、プロセスをホストするサーバーの名前です。

  • dirは、Oracle GoldenGateインストール・パスのサブディレクトリです。

  • group_nameは、プロセスにリンクされているプロセス・グループの名前です。

例:

sys1:home:oracle:v9.5:extora

証跡がどこで、どのプロセスによって処理されたかを示します。これには、以前の実行の履歴が含まれます。

URIHistory

String array

現在のプロセスの前に証跡ファイルに書き込んだプロセスのURIのリスト。

  • プライマリExtractの場合、このフィールドは空です。

  • データ・ポンプの場合、このフィールドは、入力証跡ファイルのURIHistory + URIです。

FileName

String

証跡ファイルの名前。ファイル・システムに応じてスラッシュまたはバックスラッシュを使用した、絶対パスまたは相対パスです。

MultiPart

Boolean

証跡ファイルが単一ファイル(バッチ実行で作成されたものなど)か、オンラインの連続処理用の証跡の一部である連番付きファイルかを示すTrue/Falseフラグ。Falseの場合、SeqNumサブトークンは無効です。

SeqNum

UINT32

MultiPartがtrueの場合、証跡のファイルの順序番号。multipartがfalseの場合、無効。値は、ゼロ詰めをしない数値の順序番号です。

FileSize

UINT64

証跡ファイルのサイズ。証跡ファイルが完結するまで値はNULLです。NULL以外の値はバイト数です。

FirstRecordCSN

CSN

証跡ファイルの最初のレコードのコミット順序番号(CSN)。証跡ファイルが完結するまで値はNULLです。

LastRecordCSN

CSN

証跡ファイルの最後のレコードのコミット順序番号(CSN)。証跡ファイルが完結するまで値はNULLです。

FirstRecordIOTime

Timestamp

証跡ファイルの最初のレコードが書き込まれた時間。証跡ファイルが完結するまで値はNULLです。

LastRecordIOTime

Timestamp

証跡ファイルの最後のレコードが書き込まれた時間。証跡ファイルが完結するまで値はNULLです。

SysName

String

オペレーティング・システムの名前。次に例を示します。

SunOS

Linux

Microsoft Windows

NodeName

String

マシンの名前(たとえば、sys1など)。

Release

String

オペレーティング・システムのリリース・レベル。次に例を示します。

5.10

2.6.9-11.ELsmp

Version

String

オペレーティング・システムのバージョン。次に例を示します。

s10_69

#1 SMP Fri Feb 24 16:56:28 EST 2006

Hardware

String

プロセッサのハードウェア・タイプ。次に例を示します。

sun4u

x86_64

x86

Vendor

UINT16

データベース・ベンダーの名前。例をいくつか(すべてではない)示します。

DB2 ZOS
CTREE
MSSQL
MYSQL
ORACLE
SQLMX
SYBASE
TERADATA
TIMESTEN
NONSTOP
ENSCRIBE

Name

String

データベースの名前(たとえば、findbなど)。

Instance

String

データベース・タイプが該当する場合、データベース・インスタンスの名前(たとえば、ORA1022Aなど)。

Charset

INT32

データベースの文字セット。現在有効な値は-1(不明)です。(一部のデータベースの場合、これは空です。)

MajorVersion

UINT16

データベースのメジャー・バージョン。

MinorVersion

UINT16

データベースのマイナー・バージョン。

VerString

String

データベースのメンテナンス(パッチ)レベル。

ClientCharset

INT32

データベース・クライアントの文字セット。現在有効な値は-1(不明)です。(一部のデータベースの場合、これは空です。)

ClientVerString

String

データベース・クライアントのメンテナンス(パッチ)レベル。(一部のデータベースの場合、これは空です。)

Name

String

プロセスに関連付けられているグループ名。

DataSource

UINT16

プロセスによって読み取られたデータ・ソース。次のいずれかです。

  • DS_EXTRACT_TRAILS(ソースは、変更データが移入されたOracle GoldenGate抽出ファイル)

  • DS_LOG_TABLE(ソースは、トリガーベースの抽出に使用されたOracle GoldenGateログ表)

  • DS_DATABASE(ソースは、SOURCEISTABLEによる初期ロードに使用された、証跡に書き込まれたデータベース表からの直接選択)

  • DS_TRAN_LOGS(ソースは、データベース・トランザクション・ログ)

  • DS_INITIAL_DATA_LOAD(ソースはExtractで、データはソース表から直接取得)

  • DS_VAM_EXTRACT(ソースは、ベンダー・アクセス・モジュール)

  • DS_VAM_TWO_PHASE_COMMIT(ソースは、VAM証跡)

MajorVersion

UINT16

プロセスのメジャー・バージョン(xx)

MinorVersion

UINT16

プロセスのマイナー・バージョン(xx.xx)

MaintenanceLevel

UINT16

プロセスのメンテナンス・バージョン(xx.xx.xx)

PatchLevel

UINT16

プロセスのパッチ・バージョン(xx.xx.xx.xx)

BuildNumber

UINT16

プロセスのビルド番号。

VerString

String

プロセスのバージョン文字列。次に例を示します。

11.1.1.17A not for production

RecoveryMode

UINT16

内部使用

LastCompletedCSN

CSN

内部使用

LastCompletedXids

Xid

内部使用

LastSCN

CSN

内部使用

LastXid

Xid

内部使用


デフォルト

OFF

構文

FILEHEADER {ON | OFF | DETAIL}
ON

ファイル・ヘッダーの表示を有効にし、メイン・ヘッダー・トークンを表示します。

OFF

ファイル・ヘッダーの表示を無効にします。

DETAIL

サブトークンに含まれている詳細情報を表示します。

例1   
FILEHEADER ON
TokenID x46 'F' Record Header    Info x00  Length  587
TokenID x30 '0' TrailInfo        Info x00  Length  303
TokenID x31 '1' MachineInfo      Info x00  Length  103
TokenID x32 '2' DatabaseInfo     Info x00  Length   88
TokenID x33 '3' ProducerInfo     Info x00  Length   85
TokenID x34 '4' ContinunityInfo  Info x00  Length    4
TokenID x5a 'Z' Record Trailer   Info x00  Length  587
2011/1/18 13:39:18.951.346 FileHeader           Len   587 RBA 0
Name: *FileHeader*
 3000 012f 3000 0008 660d 0a71 3100 0006 0001 3200 | 0../0...f..q1.....2.
 0008 0000 0016 3300 000c 02f1 7834 eac7 7f3f 3400 | ......3.....x4...?4.
 0037 0031 7572 693a 7465 6c6c 7572 6961 6e3a 3a68 | .7.1uri:tellurian::h
 6f6d 653a 6d63 6361 7267 6172 3a67 6773 3a67 6773 | ome:mccargar:ggs:ggs
 4f72 6163 6c65 3a73 6f75 7263 6536 0000 1700 112e | Oracle:source6......
 2f64 6972 6461 742f 6572 3030 3030 3030 3700 0005 | /dirdat/er0000007...
 0138 0000 0800 01e2 4039 0000 0c00 0000 0000 001d | .8......@9..........


GroupID x30 '0' TrailInfo        Info x00  Length  303
 3000 012f 3000 0008 660d 0a71 3100 0006 0001 3200 | 0../0...f..q1.....2.
 0008 0000 0016 3300 000c 02f1 7834 eac7 7f3f 3400 | ......3.....x4...?4.
 0037 0031 7572 693a 7465 6c6c 7572 6961 6e3a 3a68 | .7.1uri:tellurian::h
 6f6d 653a 6d63 6361 7267 6172 3a67 6773 3a67 6773 | ome:mccargar:ggs:ggs
 4f72 6163 6c65 3a73 6f75 7263 6536 0000 1700 112e | Oracle:source6......
 2f64 6972 6461 742f 6572 3030 3030 3030 3700 0005 | /dirdat/er0000007...
 0138 0000 0800 01e2 4039 0000 0c00 0000 0000 001d | .8......@9..........
 a33b 0000 450a 3634 3136 3138 3936 3932 0000 0000 | .;..E.6416189692....
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 0000 0000 0000 3aff 0045 0000 0000 0000 | ..........:..E......
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 003d | ...................=
 0000 0c02 f178 34eb 556a 403c ff00 0c00 0000 0000 | .....x4.Uj@<........
 0000 00                                           | ...

GroupID x31 '1' MachineInfo      Info x00  Length  103
 3100 0067 3000 000b 0005 4c69 6e75 7831 0000 0f00 | 1..g0.....Linux1....
 0974 656c 6c75 7269 616e 3200 0014 000e 322e 362e | .tellurian2.....2.6.
 392d 3131 2e45 4c73 6d70 3300 0029 0023 2331 2053 | 9-11.ELsmp3..).##1 S
 4d50 2046 7269 204d 6179 2032 3020 3138 3a32 353a | MP Fri May 2018:25:
 3330 2045 4454 2032 3030 3534 0000 0c00 0678 3836 | 30 EDT 20054.....x86
 5f36 34                                           | _64

GroupID x32 '2' DatabaseInfo     Info x00  Length   88
 3200 0058 3000 0006 0007 3100 000e 0008 4f52 4131 | 2..X0.....1.....ORA1
 3032 3241 3200 000e 0008 6f72 6131 3032 3261 3300 | 022A2.....ora1022a3.
 0008 ffff ffff 3400 0006 0000 3500 0006 0000 3600 | ......4.....5.....6.
 0006 0000 3700 0008 ffff ffff 3800 0010 000a 3130 | ....7.......8.....10
 2e32 2e30 2e32 2e30                               | .2.0.2.0

GroupID x33 '3' ProducerInfo     Info x00  Length   85
 3300 0055 3000 000a 0004 4546 4152 3100 0006 0003 | 3..U0.....EFAR1.....
 3200 0006 0000 3300 0006 0000 3400 0006 0000 3500 | 2.....3.....4.....5.
 0006 0000 3600 0006 0017 3700 0023 001d 5665 7273 | ....6.....7..#..Vers
 696f 6e20 5374 2e20 416e 6472 6577 7320 4275 696c | ion St. Andrews Buil
 6420 3032 33                                      | d 023

GroupID x34 '4' ContinunityInfo  Info x00  Length    4
 3400 0004                                         | 4...
例2   
FILEHEADER DETAIL
TokenID x46 'F' Record Header    Info x00  Length  587
TokenID x30 '0' TrailInfo        Info x00  Length  303
TokenID x31 '1' MachineInfo      Info x00  Length  103
TokenID x32 '2' DatabaseInfo     Info x00  Length   88
TokenID x33 '3' ProducerInfo     Info x00  Length   85
TokenID x34 '4' ContinunityInfo  Info x00  Length    4
TokenID x5a 'Z' Record Trailer   Info x00  Length  587

2011/01/18 13:40:26.034.631 FileHeader           Len   587 RBA 0
Name: *FileHeader*
 3000 012f 3000 0008 660d 0a71 3100 0006 0001 3200 | 0../0...f..q1.....2.
 0008 0000 0016 3300 000c 02f1 7834 eac7 7f3f 3400 | ......3.....x4...?4.
 0037 0031 7572 693a 7465 6c6c 7572 6961 6e3a 3a68 | .7.1uri:tellurian::h
 6f6d 653a 6d63 6361 7267 6172 3a67 6773 3a67 6773 | ome:mccargar:ggs:ggs
 4f72 6163 6c65 3a73 6f75 7263 6536 0000 1700 112e | Oracle:source6......
 2f64 6972 6461 742f 6572 3030 3030 3030 3700 0005 | /dirdat/er0000007...
 0138 0000 0800 01e2 4039 0000 0c00 0000 0000 001d | .8......@9..........

GroupID x30 '0' TrailInfo        Info x00  Length  303
 3000 012f 3000 0008 660d 0a71 3100 0006 0001 3200 | 0../0...f..q1.....2.
 0008 0000 0016 3300 000c 02f1 7834 eac7 7f3f 3400 | ......3.....x4...?4.
 0037 0031 7572 693a 7465 6c6c 7572 6961 6e3a 3a68 | .7.1uri:tellurian::h
 6f6d 653a 6d63 6361 7267 6172 3a67 6773 3a67 6773 | ome:mccargar:ggs:ggs
 4f72 6163 6c65 3a73 6f75 7263 6536 0000 1700 112e | Oracle:source6......
 2f64 6972 6461 742f 6572 3030 3030 3030 3700 0005 | /dirdat/er0000007...
 0138 0000 0800 01e2 4039 0000 0c00 0000 0000 001d | .8......@9..........
 a33b 0000 450a 3634 3136 3138 3936 3932 0000 0000 | .;..E.6416189692....
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 0000 0000 0000 3aff 0045 0000 0000 0000 | ..........:..E......
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 003d | ...................=
 0000 0c02 f178 34eb 556a 403c ff00 0c00 0000 0000 | .....x4.Uj@<........
 0000 00                                           | ...
TokenID x30 '0' Signature        Info x00  Length    8
 660d 0a71                                         | f..q
TokenID x31 '1' Compatibility    Info x00  Length    6
 0001                                              | ..
TokenID x32 '2' Charset          Info x00  Length    8
 0000 0016                                         | ....
TokenID x33 '3' CreationTime     Info x00  Length   12
 02f1 7834 eac7 7f3f                               | ..x4...?
TokenID x34 '4' URI              Info x00  Length   55
 0031 7572 693a 7465 6c6c 7572 6961 6e3a 3a68 6f6d | .1uri:tellurian::hom
 653a 6d63 6361 7267 6172 3a67 6773 3a67 6773 4f72 | e:mccargar:ggs:ggsOr
 6163 6c65 3a73 6f75 7263 65                       | acle:source
TokenID x36 '6' Filename         Info x00  Length   23
 0011 2e2f 6469 7264 6174 2f65 7230 3030 3030 30   | .../dirdat/er000000
TokenID x37 '7' MultiPart        Info x00  Length    5
 01                                                | .
TokenID x38 '8' Seqno            Info x00  Length    8
 0001 e240                                         | ...@
TokenID x39 '9' FileSize         Info x00  Length   12
 0000 0000 0000 1da3                               | ........
TokenID x3b ';' LastCSN          Info x00  Length   69
 0a36 3431 3631 3839 3639 3200 0000 0000 0000 0000 | .6416189692.........
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 00                                      | .....
TokenID x3a ':' FirstCSN         Info xff  Length   69
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ....................
 0000 0000 00                                      | .....
TokenID x3d '=' LastIOTime       Info x00  Length   12
 02f1 7834 eb55 6a40                               | ..x4.Uj@
TokenID x3c '<' FirstIOTime      Info xff  Length   12
 0000 0000 0000 0000                               | ........

GroupID x31 '1' MachineInfo      Info x00  Length  103
 3100 0067 3000 000b 0005 4c69 6e75 7831 0000 0f00 | 1..g0.....Linux1....
 0974 656c 6c75 7269 616e 3200 0014 000e 322e 362e | .tellurian2.....2.6.
 392d 3131 2e45 4c73 6d70 3300 0029 0023 2331 2053 | 9-11.ELsmp3..).##1 S
 4d50 2046 7269 204d 6179 2032 3020 3138 3a32 353a | MP Fri May 20 18:25:
 3330 2045 4454 2032 3030 3534 0000 0c00 0678 3836 | 30 EDT 20054.....x86
 5f36 34                                           | _64
TokenID x30 '0' Sysname          Info x00  Length   11
 0005 4c69 6e75 78                                 | ..Linux
TokenID x31 '1' Nodename         Info x00  Length   15
 0009 7465 6c6c 7572 6961 6e                       | ..tellurian
TokenID x32 '2' Release          Info x00  Length   20
 000e 322e 362e 392d 3131 2e45 4c73 6d70           | ..2.6.9-11.ELsmp
TokenID x33 '3' Version          Info x00  Length   41
 0023 2331 2053 4d50 2046 7269 204d 6179 2032 3020 | .##1 SMP Fri May 20
 3138 3a32 353a 3330 2045 4454 2032 3030 35        | 18:25:30 EDT 2005
TokenID x34 '4' Hardware         Info x00  Length   12
 0006 7838 365f 3634                               | ..x86_64

GroupID x32 '2' DatabaseInfo     Info x00  Length   88
 3200 0058 3000 0006 0007 3100 000e 0008 4f52 4131 |2..X0.....1.....ORA1
 3032 3241 3200 000e 0008 6f72 6131 3032 3261 3300 |022A2.....ora1022a3.
 0008 ffff ffff 3400 0006 0000 3500 0006 0000 3600 |......4.....5.....6.
 0006 0000 3700 0008 ffff ffff 3800 0010 000a 3130 |....7.......8.....10
 2e32 2e30 2e32 2e30                               | .2.0.2.0
TokenID x30 '0' Vendor           Info x00  Length    6
 0007                                              | ..
TokenID x31 '1' Name             Info x00  Length   14
 0008 4f52 4131 3032 3241                          | ..ORA1022A
TokenID x32 '2' Instance         Info x00  Length   14
 0008 6f72 6131 3032 3261                          | ..ora1022a
TokenID x33 '3' Charset          Info x00  Length    8
 ffff ffff                                         | ....
TokenID x34 '4' MajorVersion     Info x00  Length    6
 0000                                              | ..
TokenID x35 '5' MinorVersion     Info x00  Length    6
 0000                                              | ..
TokenID x36 '6' VerString        Info x00  Length    6
 0000                                              | ..
TokenID x37 '7' ClientCharset    Info x00  Length    8
 ffff ffff                                         | ....
TokenID x38 '8' ClientVerString  Info x00  Length   16
 000a 3130 2e32 2e30 2e32 2e30                     | ..10.2.0.2.0

GroupID x33 '3' ProducerInfo     Info x00  Length   85
 3300 0055 3000 000a 0004 4546 4152 3100 0006 0003 | 3..U0.....EFAR1.....
 3200 0006 0000 3300 0006 0000 3400 0006 0000 3500 | 2.....3.....4.....5.
 0006 0000 3600 0006 0017 3700 0023 001d 5665 7273 | ....6.....7..#..Vers
 696f 6e20 5374 2e20 416e 6472 6577 7320 4275 696c | ion St. Andrews Buil
 6420 3032 33                                      | d 023
TokenID x30 '0' Name             Info x00  Length   10
 0004 4546 4152                                    | ..EFAR
TokenID x31 '1' DataSource       Info x00  Length    6
 0003                                              | ..
TokenID x32 '2' MajorVersion     Info x00  Length    6
 0000                                              | ..
TokenID x33 '3' MinorVersion     Info x00  Length    6
 0000                                              | ..
TokenID x34 '4' MaintLevel       Info x00  Length    6
 0000                                              | ..
TokenID x35 '5' BugFixLevel      Info x00  Length    6
 0000                                              | ..
TokenID x36 '6' BuildNumber      Info x00  Length    6
 0017                                              | ..
TokenID x37 '7' VerString        Info x00  Length   35
 001d 5665 7273 696f 6e20 5374 2e20 416e 6472 6577 | ..Version St.Andrew
 7320 4275 696c 6420 3032 33                       | s Build 023

GroupID x34 '4' ContinunityInfo  Info x00  Length    4
 3400 0004                                         | 4...

FILES

FILESを使用して、ローカル・システムのファイルのサマリー・ファイル情報を表示します。デフォルトのコマンドは、現在のディレクトリまたはサブボリュームのすべてのファイルを表示します。特定のファイルに表示を制限するには、ワイルドカードの名前を指定します。

このコマンドは、FIに短縮できます。このコマンドの別名は、DIRまたはFILEINFOです。

デフォルト

現在のディレクトリまたはサブボリュームのすべてのファイルを表示します。

構文

FILES [directory | subvolume| volume.subvolume]
directory | subvolume | volume.subvolume

ディレクトリまたはサブボリュームの名前、または特定のファイルに対するワイルドカード。

指定するパスのファイルまたはディレクトリに空白が含まれている場合、パス全体を二重引用符で囲む必要があります。

FILES "c:\goldengate ver802\dirdat\cc*"

FILES $QAGG.QA01.*

FILTER

FILTERを使用して、1つ以上の基準に基づいて表示をフィルタします。

引数を指定しない場合、FILTERは、現在のフィルタのステータス(ONまたはOFF)および有効なフィルタ基準を表示します。

比較演算子

比較演算子をとるオプションには、次の標準演算子を使用できます。演算子がない場合、Equalと見なされます。

表2-9 フィルタ・オプションの比較演算子

演算子

等しい

=

EQ

==

より小さい

<
LT

以下

<=
LE

より大きい

>
GT

以上

>=
GE

等しくない

<>
NE
!=

デフォルト

現在のフィルタ設定を表示します。

構文

FILTER [INCLUDE] [EXCLUDE] filter_option

説明:

filter_optionは次のいずれかです。

{
ANSINAME name [, name] |
AUDITRBA rba [comparison_operator] |
CLEAR {filter_spec | ALL} |
CSN | LogCSN [comparison_operator] [value]
ENDTIME time_string |
FILENAME name [, name] |
GGSTOKEN token_name [comparison_operator] [token_value] |
HEX "hex_string" [byte_range][, "hex_string" [byte_range]] [...] |
INT16 16_bit_integer |
INT32 32_bit_integer |
IOTYPE operation_type [, operation_type] |
MATCH {ANY | ALL} |
OFF |
ON |
PROCESS process_name |
RBA byte_address [comparison_operator] [...] |
RECLEN length [comparison_operator] |
RECTYPE {type_number | type_name} |
SHOW |
STARTTIME time_string |
STRING [BOTH] [B],text [  column_range  ]
    [[B],text [column_range]] [...] |
SYSKEY system_key [comparison_operator] [...] |
TRANSID transaction_identifier |
TRANSIND indicator [comparison_operator] |
TYPE type |
UNDOFLAG type [comparison_operator] |
USERTOKEN token_name [comparison_operator] [token_value]
}
ANSINAME name [, name]

SQL/MX表、またはWindowsまたはUNIXのソース・システムの表のANSI名に基づいてフィルタします。NonStopシステムで使用する場合。nameの形式は次のとおりです。

catalog.schema.table

最大8個の名前を指定できます。このコマンドでは大文字/小文字が区別されます。

データ・ファイルの名前に基づいてフィルタするには、FILENAMEオプションを使用します。

AUDITRBA rba [comparison_operator]

コミット・レコードの相対バイト・アドレスに基づいてフィルタします。comparison_operatorについては、「比較演算子」を参照してください。

CLEAR {filter_spec | ALL}

フィルタ基準を削除します。

  • ALLは、すべてのフィルタ基準を削除します。

  • filter_specは、指定された基準のみ削除します。FILTERオプションは指定しますが、値は指定しません。次の例は有効です。

    FILTER CLEAR STRING
    

    次の例は無効です。

    FILTER CLEAR STRING "Denver"
    

CLEARの別名はRESETです。

CSN | LogCSN [comparison_operator] [value]

コミット順序番号値に基づいてフィルタします。

comparison_operatorについては、「比較演算子」を参照してください。

ENDTIME time_string

指定された時間に書き込まれた最後のレコードでフィルタを終了します。時間の文字列には、次の形式を使用します。

[[yy]yy-mm-dd] [hh[:mm][:ss]]

例:

ENDTIME 2011-01-31 23:59:59

このコマンドは、ENDTSまたはENDに短縮できます。

FILENAME name [, name]

SQL表の名前または名前のグループに基づいてフィルタします。名前の形式は次のとおりです。

[catalog.]owner.table
[catalog.]owner.string*

NonStopデータ・ファイルの名前または名前のグループでもフィルタできます。名前の形式は次のとおりです。

volume.subvolume.file
volume.subvolume.string*

WindowsおよびUNIXでは、両方のタイプのオブジェクトがサポートされます。NonStopでは、NonStopファイルの表示のみサポートされます。NonStopでSQL表を表示するには、ANSINAMEオプションを使用します。

WindowsおよびUNIXシステムでは、FILENAMEは大文字/小文字が区別されます。データベースで名前の前後に引用符が必要な場合、WindowsまたはUNIXでNonStopデータ・ファイルを開く場合、ファイル名は大文字に変換されます。FILENAMEFILEまたはFIに短縮できます。

最大8個の名前を指定できます。

GGSTOKEN token_name [comparison_operator] [token_value]

レコード・ヘッダー内の特定のOracle GoldenGateトークンに基づいてフィルタします。

  • token_nameには、トークンの名前(TRANSIDなど)を指定します。

  • token_valueには、フィルタ文字列となる、このトークンの実際の値を指定します。

comparison_operatorについては、「比較演算子」を参照してください。

HEX "hex_string" [byte_range] [, "hex_string" [byte_range]] [...]

16進文字列、およびオプションで列の範囲に基づいてフィルタします。列の範囲を指定するには、次の形式を使用します。

start_column:end_column 

例:

10:35

このオプションでは、最大8個の16進文字列および列の引数を使用できます。16進文字列は、引用符で囲む必要があります。

16進のフィルタ文字列は二重引用符で囲む必要があります。

INCLUDE

現在のFILTER文の他のオプションで指定された情報をフィルタに含めることを指定します。INCに短縮できます。

EXCLUDE

現在のFILTER文の他のオプションで指定された情報をフィルタから除外することを指定します。EXCに短縮できます。

INT16 16_bit_integer

16ビット整数に基づいてフィルタします。16ビット・プロセッサに使用します。

INT32 32_bit_integer

32ビット整数に基づいてフィルタします。32ビット・プロセッサに使用します。

IOTYPE operation_type [, operation_type]

操作のタイプに基づいてフィルタします。レコード・タイプのリストは、LogdumpのSHOW RECTYPEコマンドで表示できます。最大32個の操作タイプをIOTYPEに指定できます。

MATCH {ANY | ALL}

複数のフィルタが指定された場合のフィルタ動作を制御します。MATまたはMAに短縮できます。

  • ANYでは、フィルタ条件のいずれかに一致する場合にレコードが表示またはカウントの対象として含まれます。これはデフォルトです。

  • ALLでは、フィルタ条件のすべてに一致する場合にレコードが表示またはカウントの対象として含まれます。

OFF

レコードのフィルタを無効にします。デフォルトでは、フィルタは無効です。このオプションの別名は、DISABLEです。

ON

レコードのフィルタを有効にします。このオプションの別名は、ENABLEです。

RBA byte_address [comparison_operator] [...]

相対バイト・アドレスに基づいてフィルタします。32ビットまたは64ビットの値が受け付けられます。最大32個の指定を行えます。

RECLEN length [comparison_operator]

レコード長(バイト)に基づいてフィルタします。comparison_operatorについては、「比較演算子」を参照してください。

RECTYPE {type_number | type_name}

レコードのタイプに基づいてフィルタします。次のいずれかです。

  • レコード・タイプに割り当てられている番号。

    FILTER RECTYPE 10
    
  • レコード・タイプの名前。

    FILTER RECTYPE Update
    

レコード・タイプの名前と番号を表示するには、SHOW RECTYPEコマンドを発行します。(「SHOW」を参照してください。)

SHOW

フィルタ設定を表示します。オプションを指定せずにFILTERを使用した場合と同じです。

STARTTIME time_string

指定された時間に書き込まれた最初のレコードでフィルタを開始します。時間の文字列には、次の形式を使用します。

[[yy]yy-mm-dd] [hh[:mm][:ss]] 

例:

STARTTIME 2011-01-01 00:00:00

STARTTSまたはSTARTに短縮できます。

STRING [BOTH] [B], "text" [column_range] [[B], text [column_range]] [...]
  • textは、文字列に基づいてフィルタします。文字列は二重引用符で囲みます。

  • column_rangeは、列の範囲に基づいてフィルタします。次の形式を使用します。

    start_column:end_column

    例:

    10:35
    
  • BOTHは、文字列と列の範囲の両方でフィルタします。

  • [B]は、大文字/小文字を区別しない一致を指定します。最大8個の文字列および列の引数を使用できます。

証跡データがEBCDICの場合、FILTER STRINGを使用する前にEBCDICDATA ONまたはASCIIDATA OFFコマンドを発行して正しい一致が行われるようにします。

STRINGSTRに短縮できます。

SYSKEY system_key [comparison_operator] [...]

NonStopソース・キーに基づいてフィルタします。32ビットまたは64ビットの値が受け付けられます。最大32個の指定を行えます。

TRANSIND indicator [comparison_operator]

レコード・ヘッダーのTransIndフィールドに基づいてフィルタします。有効な値は次のとおりです。

0 = トランザクションの始まり

1 = トランザクションの中間

2 = トランザクションの終わり

3 = トランザクション内の唯一のレコード

たとえば、トランザクションの終わりをフィルタするには、次のコマンド(構文内の空白を含む)を使用します。

FILTER INCLUDE TransInd > = 2

comparison_operatorについては、「比較演算子」を参照してください。

TRANSID 'transaction_identifier'

TMF証跡を読み取る場合、TMFトランザクション識別子でフィルタします。次に例を示します。

FILTER INCLUDE TRANSID \GGQA(2).0.12792182.
UNDOFLAG type [comparison_operator]

NonStopのUNDOフラグに基づいてフィルタします。UNDOフラグは、TMFトランザクションが中断され、取り消されたレコードに設定されます。通常、UndoFlagは0に設定されますが、レコードが以前成功した操作を取り消したものである場合、UndoFlagは1に設定されます。制約違反によりディスク・プロセスで行われた取消しは、UNDOとしてマークされません。

comparison_operatorについては、「比較演算子」を参照してください。

USERTOKEN token_name [comparison_operator] [token_value]

証跡ファイル・ヘッダー内の特定のユーザー・トークンに基づいてフィルタします。

  • token_nameは、Extractパラメータ・ファイルのTABLE文のTOKENS句で定義されたトークンの名前です。大文字/小文字は区別されません。

  • token_valueは、token_nameTOKENS句での指定に応じて、二重引用符で囲まれた定数またはOracle GoldenGateの列変換関数の結果のいずれかです。

  • comparison_operatorについては、「比較演算子」を参照してください。

次に、比較演算子で修飾されたフィルタ・オプションを示します。

FILTER INCLUDE RECLEN > 400
FILTER INCLUDE RECLEN < 200
FILTER INCLUDE TRANSIND <> 1
FILTER INCLUDE SYSKEY > 202172700557313

次の例では、データ・ファイル名および相対キー19446(16進値で00004bf6)でフィルタします。MATCH ALLが使用されているため、レコードがフィルタに含まれるには、すべてのフィルタ指定を満たす必要があります。

FILTER INCLUDE FILENAME $QA01.QAESRC.ACCT*
FILTER INCLUDE HEX "00004bf6" 0:3
FILTER MATCH ALL

次の例では、ACCDET表以外のACCで始まる表、および指定された開始時間と終了時間の間のタイムスタンプを含むレコードをフィルタします。デフォルトでは、レコードがINCLUDE指定のいずれかに一致する場合、そのレコードはフィルタに含められます。

FILTER INCLUDE FILENAME SALES.ACC*
FILTER EXCLUDE FILENAME SALES.ACCDET
FILTER INCLUDE STARTTIME 2011-01-11 17:00:00
FILTER INCLUDE ENDTIME 2011-01-11 19:00:00

次の例では、複数の指定が行われたフィルタ・オプションを示します。デフォルトでは、指定のいずれかに一致するレコードはフィルタに含められます。STRINGフィルタでは、基準のうちの2つで大文字/小文字が区別されず、1つで区別されます。また、フィルタは列の範囲内に限定されます。

FILTER INCLUDE IOTYPE insert,update,delete
FILTER INCLUDE STRING b"String1" "string2" b"String3" 25:50
FILTER INCLUDE FILENAME $QA01.QAESRC.ACCT1, $QA01.QAESRC.ACCT2, $QA01.QAESRC.ACCT3

FLOAT

FLOATを使用して、数値または16進文字列を16進表現と浮動小数点数の両方で表示します。このコマンドは、特定の浮動小数点数を求め、その数値の16進表現が必要な場合に有用です。このコマンドでは、証跡ファイルが開いている必要はありません。

このコマンドの出力は、hex_value float_stringです。

FLOATでは、浮動小数点表現が現在のプラットフォームのデフォルトと見なされます。Tandem浮動小数点数(IEEE-754ではない)と、UNIXおよびWindowsシステムでサポートされているIEEE-754浮動小数点数との間の変換は行われません。

デフォルト

なし

構文

FLOAT input_string [format]
input_string

次のいずれかです。

  • オプションの符号文字(+または-)に10進数文字列を続けた形式の文字列で表わされた有効な浮動小数点数。10進数文字列には、小数点と指数(eまたはEの文字とこれに続くオプションの符号と数字)を含めることができます。

  • 0x%H%hXxHまたはhとこれに続く16進数文字列(1-9a-f)で構成された文字列で表された有効な16進数。

format

次のいずれかです。

  • 出力形式のサイズを指定するIEEETDMTANDEMNSK64bit64-bit、F6432bit32-bitF32のいずれか。

  • 文字列FMTとこれに続く有効なC99出力書式指定子(たとえば、%lx%e%gなど)で構成された書式指定子。

次の例に、2.1および2.2という同じ値に対して得られる異なる結果を示します。

Logdump 58 >float 2.1
4000cccccccccccd  2.100000 
Logdump 59 >float 2.2
400199999999999a  2.200000
Logdump 60 >float 0x4000cccccccccccd
4000cccccccccccd  2.100000
Logdump 61 >float 0x400199999999999a
400199999999999a  2.200000 
Logdump 62 >float %H400199999999999a
400199999999999a  2.200000 
Logdump 63 >float 2.2 FMT %e
400199999999999a  2.200000e+00 
Logdump 64 > float 2.2 FMT %g
400199999999999a  2.2
Logdump 65 >float 0x4000cccccccccccd FMT %g
4000cccccccccccd  2.1
Logdump 66 >float 2.2e+01
4036000000000000  22.000000
Logdump 67 >float 2.2e-05
3ef711947cfa26a2  0.000022

GGSTOKEN

Oracleに有効です。

GGSTOKENを使用して、Oracle GoldenGateで自動的に生成されるトークン・データが各レコードで表示されるかどうかを制御します。トランザクションID、行ID、フェッチ・ステータス、タグ値など、自動的に生成されるトークンに適用されます。これらの値はレコード・ヘッダーに格納され、ターゲット列にマップしたり、Oracle GoldenGateの処理時に他の用途に使用できます。

引数を指定しない場合、GGSTOKENは、ユーザー・トークン表示のステータス(ONまたはOFF)を表示します。ONオプションを指定すると、トークンの名前と長さが表示されます。DETAILオプションは、実際のトークン・データを表示します。

デフォルト

トークンの名前と長さを表示します。

構文

GGSTOKEN {ON | OFF | DETAIL}
ON

自動的に生成されるトークンの表示を有効にします。

OFF

自動的に生成されるトークンの表示を無効にします。

DETAIL

トランザクションID (XID)、DML操作の行ID、フェッチ・ステータス(該当する場合)、タグ値のトークン・データなど、自動的に生成されるトークンを表示します。


GHDR

GHDRを使用して、各レコードとともにレコード・ヘッダーを表示するかどうかを制御します。各レコードには、トランザクション環境に関する情報が含まれたヘッダーが含まれています。引数を指定しない場合、GHDRは、ヘッダー表示のステータス(ONまたはOFF)を表示します。

デフォルト

OFF

構文

GHDR {ON | OFF}

HEADERTOKEN

HEADERTOKENを使用して、各レコードとともにヘッダー・トークン・インジケータを表示するかどうかを制御します。ヘッダー・トークン・インジケータは次のとおりです。

G - レコード・ヘッダー(レコードの始まり)

H - ヘッダー領域

D - データ領域

T - Oracle GoldenGate内部トークン

U - ユーザー・トークン領域(ユーザー・トークンが使用されていない場合、表示されない)

Z - レコードの終わり

引数を指定しない場合、HEADERTOKENは、ヘッダー・トークン・インジケータのステータス(ONまたはOFF)を表示します。

デフォルト

OFF

構文

HEADERTOKEN {ON | OFF | DETAIL}
ON

ヘッダー・トークンの表示を有効にします。

OFF

ヘッダー・トークンの表示を無効にします。

DETAIL

詳細なトークン値を表示します。

例1   

DETAILを指定しないHEADERTOKEN

TokenID G, Info 0, Length  117
TokenID H, Info 0, Length   45
TokenID D, Info 0, Length   28
TokenID T, Info 0, Length   24
TokenID Z, Info 0, Length  117
例2   

DETAILを指定したHEADERTOKEN

TokenID G, Info 0, Length 146
TokenID H, Info 0, Length 42
  4504 0041 3C00 05FF 402F AE6C 572A F102 F818 8F02 : E..A<...@/.1W*......
  0000 0000 1000 0000 0152 0000 0001 4852 2E4A 4F42 : .........R....FR.JOB
  5300
TokenID D, Info 0, Length   60
TokenID T, Info 0, Length   24
TokenID Z, Info 0, Length  146

HELP

HELPを使用して、Logdumpコマンドの構文を表示します。

デフォルト

なし

構文

HELP

HISTORY

HISTORYを使用して、セッションの開始以降最も最近発行されたLogdumpコマンドを表示したり、行1から始まるコマンド・カウントをリセットします。HISTORYHISTに短縮できます。


注意:

FCコマンドを使用して、リスト内のコマンドを再実行できます。「FC」を参照してください。


デフォルト

最近のコマンドを表示します。

構文

HISTORY [n] [CLEAR]
n

指定された数の以前に発行されたコマンドを返します。nは、正の数値です。

CLEAR

コマンド履歴バッファを削除し、コマンドラインを1に戻します。

HISTORY 3

このコマンドの結果は次のようになります。

1: ghdr on
2: detail on
3: scanforheader

INTERPRETINTERVAL

INTERPRETINTERVALを使用して、64ビット・ユリウス期間をdays-hh:mm:ss.ms.usの形式で表示します。

デフォルト

なし

構文

INTERPRETINTERVAL interval_string
interval_string

変換対象の期間を表す文字列。

INTERPRETINTERVAL 1234567

これにより、次のような結果が生成されます。

Interval 1234567 is 0-00:00:01.234.567

INTERPRETTIMESTAMP

INTERPRETTIMESTAMPを使用して、64ビット・ユリウス・タイムスタンプをASCII値で表示します。

デフォルト

なし

構文

INTERPRETTIMESTAMP timestamp
timestamp

JULIANTIMESTAMP値。

INTERPRETTIMESTAMP 211976584185800569

これにより、次のような結果が生成されます。

2005/03/03 04:29:45.800.569 GMT
2005/03/02 20:29:45.800.569 LCT

LOG

LOGを使用して、Logdumpセッションのロギングを開始および停止します。有効な場合、LOG STOPコマンドで無効になるまで、Logdumpのすべてのセッションでロギングが有効です。引数を指定しない場合、LOGは、ロギングのステータス(ONまたはOFF)を表示します。LOGの別名はOUTです。

デフォルト

無効

構文

LOG {file_name | STOP}
file_name

ログ・ファイルの名前を指定します。現在の作業ディレクトリ以外のディレクトリにファイルを格納するには、フル・パス名を指定します。

STOP

ロギングを停止します。

LOG /home/ggs/dirrpt/logdumpout.txt

LOG $data01.glogggl.sesslog

NEXT

NEXTを使用して、ファイル内の次の1レコードまたは複数レコードを表示します。デフォルトでは、次のレコードのみが表示されます。NEXTNに短縮できます。NEXTの別名はRECORDです。

デフォルト

次の1レコードを表示します

構文

NEXT [n]
n

指定された数の後続レコードを表示します。

NEXT 10

NEXTTRAIL

NEXTTRAILを使用して、開いている証跡ファイルを閉じ、次の順序のファイルを開きます。NEXTTRAILの別名はNTです。

デフォルト

なし

構文

NEXTTRAIL

NOTIFY

COUNTの使用時、フィルタ・オプションによってレコードが非表示になっている場合、NOTIFYを使用して、指定された間隔でスキャンされたレコードの数、証跡の位置、およびレコードのタイムスタンプを表示します。NOTIFYの別名は、NOTIFYINTERVALです。

各通知間隔を別の行に表示するかわりに、各スキャン結果で1つの行を更新するようLogdumpを構成できます。「SCANSCROLLING」を参照してください。

デフォルト

なし

構文

NOTIFY interval
interval

レコード数で表された通知間隔。

次に、このコマンドの使用法と結果を示します。

Logdump 26> NOTIFY 1000
Logdump 27> FILTER INCLUDE FILE sales.res*
Logdump 28> COUNT
Scanned 1000 records, RBA 160380,2011/02/01 08:53:47.768.255
Scanned 2000 records, RBA 729961,2011/02/01 08:56:09.916.128
Scanned 3000 records, RBA 2032683,2011/02/01 08:56:09.916.128
Scanned 4000 records, RBA 3244585,2011/02/01 08:56:09.916.128
Scanned 5000 records, RBA 4568766,2011/02/01 08:56:09.916.128

OBEY

OBEYを使用して、Logdumpコマンドのリストを含むファイルを処理します。OBEYは、シーケンスで使用されることの多いコマンドを実行する場合に有用です。

OBEYOに短縮できます。OBEYの別名は、SOURCEです。

デフォルト

なし

構文

OBEY file_name
file_name

コマンドのリストを含むファイルの完全修飾名。

これは、UNIXの例です。

OBEY ./ldcommands.txt

これは、NonStopの例です。

OBEY $DATA01.GGSPARM.OBEY1

前述のコマンドで、次のようなファイルが実行されます。

ghdr on
usertoken on
detail
filter enable
filter clear
filter match all

OPEN

OPENを使用して、Logdumpで証跡ファイルまたは抽出ファイルを開きます。引数を指定しない場合、現在開いているファイルの名前が表示されます。OPENの別名は、FROMおよびLOGTRAILです。

デフォルト

なし

構文

OPEN file_name
file_name

開く証跡ファイルまたは抽出ファイルの完全修飾パス名。証跡ファイルを指定するには、証跡名(2文字の接頭辞)と順序番号(たとえば、jd000000など)を指定します。

これは、UNIXの例です。

OPEN /home/ggs/dirdat/jd000000

これは、NonStopの例です。

OPEN $data01.glogggl.aa000000

POSITION

POSITIONを使用して、ファイルの読取り位置を設定します。ファイル内のレコードの位置は、レコード・ヘッダーのAuditPosフィールドに記録されます。

オプションを指定しない場合、POSITIONは現在の読取り位置を表示します。オプションを使用すると、正確な位置を指定できます。位置の設定後、NEXTコマンドを発行し、その位置のレコードを表示します。

POSITIONPOSに短縮できます。

デフォルト

なし

構文

POSITION [bytes | {0 | FIRST}]
bytes

ファイルの始まりからのバイト数で読取り位置を指定します。NEXTコマンドを使用して、指定されたレコードを表示します。

0 | FIRST

Logdumpをファイルの先頭に移動します。

構文

POS 77580548

RECLEN

RECLENを使用して、表示するレコード・データの量を制御します。RECLENを使用して、レコードが大きい場合に必要なスクロールの量を制御しながら、レコードの評価に必要なデータを表示できます。指定された長さを超えるデータは切り捨てられます。

デフォルト

140バイト

構文

RECLEN n
n

表示されるレコードのバイト数。

RECLEN 280

SAVE

SAVEを使用して、レコードのサブセットを新しい証跡または抽出ファイルに書き込みます。サブセットを新しいファイルに書き込むことで、小さなファイルを使用でき、デバッグが簡単になります。別のファイルに保存することで、エラーの原因となりうるレコードを除外し、Oracle GoldenGateで処理できる有効なレコードを抽出することもできます。

証跡またはファイルのバージョンを(古い形式または新しい形式に)設定するには、TRAILFORMATコマンドを使用します。

デフォルト

なし

構文

SAVE file_name [!] {n records | n bytes}
[NOCOMMENT]
[OLDFORMAT | NEWFORMAT]
[TRANSIND indicator]
[TRUNCATE]
file_name

新しいファイルの名前。証跡ファイルを指定するには、2文字の証跡名と順序番号(たとえば、rt000001など)を指定します。

!

同じファイルがすでに存在する場合、指定されたファイルを上書きします。まずパージが行われ、指定されたレコードがファイルに保存されます。

n records | n bytes

新しいファイルに書き込むレコードの数またはデータのバイト数を指定します。レコード数またはバイト数のnは、ファイル内の現在の位置から順方向に数えます。POSITIONコマンドを使用して位置を変更できます。「POSITION」を参照してください。

EXT ( pri, sec [, max])

保存ファイルのエクステント・サイズを指定します。このオプションは、NonStopでのみ有効です。

MEGABYTES n

保存ファイルのエクステントのサイズを指定します。このオプションは、NonStopでのみ有効です。

NOCOMMENT

新しいファイルにデフォルトで配置される先頭および末尾のコメント・レコードを抑止します。これらのレコードによってファイルのコンテキストを説明します。開始コメント・レコードには、ソース証跡の情報と保存が開始された位置が含まれます。終了コメント・レコードは、保存されたデータの終わりを識別します。これらのヘッダーは、同じファイルに保存される異なるレコードのセットを区別する場合に有用ですが、省略できます。

OLDFORMAT | NEWFORMAT

データを現在の証跡の形式(NEWFORMAT、デフォルト)またはOracle GoldenGateバージョン6.0以前に使用された形式(OLDFORMAT)で書き込みます。

TRANSIND indicator

書き込まれるレコードのTransIndヘッダー・フィールドを次のいずれかに設定します。

FIRST
MIDDLE
END
ONLY

これによって、トランザクション内のレコードを並べ替えることができます。TRANSINDは、SAVEコマンドによって書き込まれるすべてのレコードに適用されます。

TRUNCATE

新しい情報を保存する前に既存のファイルをパージします。

SAVE /home/ggs/dirdat/rt000001 10 records nocomment

SAVE $data01.glogggl.ss000000 100 records

SCANFORENDTRANS

SCANFORENDTRANSを使用して、ヘッダーのTransIndフィールドに表示されるトランザクション・インジケータが2または3のレコードをスキャンして検索します。それらのインジケータのいずれかが検出されると、Logdumpは次のトランザクションの最初のレコードを表示します。

インジケータは次の内容を表します。

SCANFORENDTRANSSFETに短縮できます。

デフォルト

なし

構文

SCANFORENDTRANS

SCANFORHEADER

SCANFORHEADERを使用して、次のレコード・ヘッダーに移動します。このコマンドを使用する前に、GHDR ONコマンドを使用してレコード・ヘッダーを表示します(「GHDR」を参照してください)。SCANFORHEADERSFHに短縮できます。

デフォルト

なし

構文

SCANFORHEADER [PREV]
PREV

1つ前のレコード・ヘッダーを表示します。


SCANFORRBA

SCANFORRBAを使用して、レコード・ヘッダーのAuditRBAフィールドで指定される相対バイト・アドレスにあるレコードをスキャンして検索します。このコマンドを使用する前に、GHDRコマンドを使用してレコード・ヘッダーを表示します(「GHDR」を参照してください)。SCANFORRBASFRに短縮できます。

デフォルト

なし

構文

SCANFORRBA relative_byte_address [file_name]
relative_byte_address

検索する相対バイト・アドレスを指定します。

file_name

検索をEnscribeまたはSQLデータ・ファイルに限定します。Logdumpで開いているファイルを検索する場合でもファイル名が必要です。

SCANFORRBA 321 /home/ggs/dirdat/rt000000

SCANFORRBA 321 $data01.glogggl.rt000000

SCANFORTIME

SCANFORTIMEを使用して、特定のタイムスタンプを含むレコードをスキャンして検索します。タイムスタンプは、レコード・ヘッダーのIO Timeフィールドに含まれています。このコマンドを使用する前に、GHDRコマンドを使用してレコード・ヘッダーを表示します(「GHDR」を参照してください)。SCANFORTIMESFTSに短縮できます。

デフォルト

なし

構文

SCANFORTIME time_string [, name]
time_string

特定のタイムスタンプをスキャンして検索します。時間の文字列には、次の形式を使用します。

[[yy]yy-mm-dd] [hh[:mm][:ss]] 
name

特定の表またはデータ・ファイルの名前、またはワイルドカードで指定された名前のグループに検索を限定します。

SCANFORTIME 2011-01-27 14:33:57

SCANFORTYPE

SCANFORTYPEを使用して、指定されたタイプの次のレコードをスキャンして検索します。SCANFORTYPESFTに短縮できます。

デフォルト

なし

構文

SCANFORTYPE {type_name | type_number}
type_name | type_number

検索するレコードのタイプをタイプ名またはタイプ番号で指定します。レコード・タイプとこれに関連付けられている番号のリストを表示するには、SHOW RECTYPEコマンドを使用します(「SHOW」を参照してください)。

次の2つのコマンドとも同じ結果を返します。コミット・レコードを表示します。

SCANFORTYPE Commit
SFT 2

SCANSCROLLING

SCANSCROLLINGを使用して、NOTIFYが有効な場合にCOUNTスキャン後1つの行を更新するようLogdumpを構成します。そのようにしない場合、各スキャン通知は別の行に表示されます。詳細は、「NOTIFY」を参照してください。

デフォルト

OFF

構文

SCANSCROLLING {ON | OFF}
ON

カウント通知結果に1つの行を使用することを有効にします。

OFF

1つの行の使用を無効にします。これによって、通知ごとに別の行が使用されます。


SHOW

SHOWを使用して、システムがNonStopの場合に開かれるファイル、現在のLogdump環境、Oracle GoldenGateレコード・タイプのリスト、現在のフィルタ設定などの内部Logdump情報を表示します。SHOWSHまたはSHOに短縮できます。

デフォルト

なし

構文

SHOW
[ENV]
[FILTER]
[OPEN]
[RECTYPE]
ENV

現在のLogdump環境を表示します。ENVコマンドと同じです(「ENV」を参照してください)。

FILTER

現在のフィルタ設定を表示します。

OPEN

Logdumpで開いているすべてのNonStopファイルを表示します。

RECTYPE

Logdumpで表示できるOracle GoldenGateレコード・タイプのリストを表示します。

例1   
SHOW FILTER

これによって、WindowsまたはUNIXでは次のような内容が表示されます。

Data filters are ENABLED
Include  Match ALL
Filename-0 : $QA01.QAESRC.ACCT*
HEX-0      : ( 4), Col 0:3
0000 4BF6
Exclude  Match ANY

NonStopでは次のような内容が表示されます。

Data filters are ENABLED
Include  Match ALL
Rectypes   : Delete
Filename-0 : hr.regions
Exclude  Match ANY
例2   
SHOW OPEN

これによって、次のような内容が表示されます。

0 : $RECEIVE
1 : \GGS2.$ZTN2.#PTW6EUX
2 : \GGS2.$DATA4.#0009047
3 : \GGS2.$ZTN2.#PTW6EUX
4 : \GGS2.$DATA4.CPSDAT.TM000000
例3   
SHOW RECTYPE

これによって、次のような結果が表示されます。(このリストには、すべてのレコード・タイプが反映されているわけではありません。新しい機能をサポートする必要が生じた場合、新しいタイプが追加されます。)


1 - Abort
2 - Commit
3 - Delete
4 - EndRollBack
5 - Insert
6 - Prepared
7 - TMF-Shutdown
8 - TransBegin
9 - TransRelease
10 - Update
11 - UpdateComp
12 - FileAlter
13 - FileCreate
14 - FilePurge
15 - FieldComp
16 - FileRename
17 - AuxPointer
18 - NetworkCommit
19 - NetworkAbort
20 - CurrentPos
89 - SQL/MX DDL OP
90 - GGSSQLCol
100 - GGSPurgedata
101 - GGSPurgeFile
102 - GGSCreateFile
103 - GGSAlterFile
104 - GGSRenameFile
105 - GGSSetmode
107 - GGSControl
106 - GGSChangeLabel
160 - DDL OP
115 - GGSKeyFieldComp
117 - GGSKeyFieldComp32
161 - RecordFragment
116 - LargeObject
132 - GGSCreateSequence
133 - GGSAlterSequence
134 - GGSDropSequence
150 - RestartAbend
151 - RestartOK
152 - RecoveryEnd
200 - GGSBulkio
201 - GGSFileClose
202 - GGSLoggerTS
203 - GGSExtractTS
204 - GGSCollectTS
205 - GGSComment
250 - LibOpenTrace
251 - LibCloseTrace
252 - LoggerOpenTrace
253 - LoggerCloseTrace
254 - LoggerAddedInfo
249 - LoggerAddedStats

SKIP

SKIPを使用して、指定された数のレコードをスキップします。

デフォルト

なし

構文

SKIP n
n

スキップするレコードの数。

SKIP 50

TIME

TIMEを使用して、現在の時間をローカル形式とGMT形式で表示します。

デフォルト

なし

構文

TIME

TIMEOFFSET

TIMEOFFSETを使用して、Logdumpの時間形式を設定します。引数を指定しない場合、TIMEOFFSETは現在の時間オフセットを表示します。オプションを使用すると、ローカル時間、グリニッジ標準時(GMT)またはGMTからの特定のオフセットに時間を設定できます。指定された時間形式は、レコードに表示されるタイムスタンプおよび時間文字列引数をとるLogdumpコマンドに適用されます。

デフォルト

LOCAL

構文

TIMEOFFSET {LOCAL | GMT | GMT + hh[:mm] | GMT - hh[:mm]}
LOCAL

ローカル・システムの時間に時間を設定します。

GMT

グリニッジ標準時(GMT)に時間を設定します。

GMT + hh[:mm]

指定された時間(およびオプションで分)GMTより進んだ時間に設定します。

GMT - hh[:mm]

指定された時間(およびオプションで分)GMTより遅れた時間に設定します。

TIMEOFFSET GMT -01

TMFBEFOREIMAGE

TMFBEFOREIMAGEを使用して、TMF監査からの更新操作のビフォア・イメージを表示します。

デフォルト

OFF

構文

TMFBEFOREIMAGE {ON | OFF}
ON

TMF監査からの更新操作のビフォア・イメージを表示します。

OFF

TMF監査からの更新操作のアフター・イメージのみを表示します。

TMFBEFOREIMAGE ONの表示例を次に示します。

2011/01/12 10:02:34.325.264 FieldComp          Len    38 RBA 615854956
Name: \NY.$DATA1.GGSDAT.TCUSTMER
Before Image:                                             Partition 0
0000 0004 414E 4E20 0002 0014 5345 4154 544C 4520 | ....ANN ....SEATTLE
2020 2020 2020 2020 2020 2020 0003 0002 5741      |             ....WA
2011/01/12 10:02:34.325.264 FieldComp          Len    38 RBA 615854956
Name: \NY.$DATA1.GGSdat.TCUSTMER
After  Image:                                             Partition 0
TRANSID     : \NY(2).0.7022034  (7998393398406021122)
0000 0004 414E 4E20 0002 0014 4E45 5720 594F 524B | ....ANN ....NEW YORK
2020 2020 2020 2020 2020 2020 0003 0002 4E59      |             ....NY

TMFBEFOREIMAGE

TMFBEFOREIMAGEを使用して、レコードのビフォア・イメージをフェッチし、アフター・イメージとともに表示するようTMFARLIBを設定します。引数を指定しない場合、このコマンドはビフォア・イメージのフェッチが有効か無効かを表示します。

デフォルト

OFF

構文

TMFBEFOREIMAGE {ON | OFF}

TMFGETRECADDR | NOTMFGETRECADDR

TMFGETRECADDRおよびNOTMFGETRECADDRを使用して、TMFARLIBのARGETRECADDR()関数を呼び出すLogdumpの機能を制御します。この関数は、TMF監査証跡を調べる際に使用します。

デフォルト

なし

構文

TMFGETRECADDR | NOTMFGETRECADDR
TMFGETRECADDR

ARGETRECADDR()関数の使用を有効にします。

NOTMFGETRECADDR

ARGETRECADDR()関数の使用を無効にします。


TMFIGNORERECCOUNT

TMFIGNORERECCOUNTを使用して、CURRENTPOSITIONレコードを返すまでにTMFARLIBが無視できるレコードの数を設定します。

デフォルト

なし

構文

TMFIGNORERECCOUNT n

TRAILFORMAT

TRAILFORMATを使用して、SAVEコマンドを使用して保存されるOracle GoldenGate証跡または抽出ファイルのバージョンを設定します。

デフォルト

NEW

構文

TRAILFORMAT {NEW | OLD}
NEW

Oracle GoldenGateバージョン6.0以上で使用される形式に設定します。

OLD

バージョン6.0より前のOracle GoldenGateで使用される形式に設定します。


TRANSBYTELIMIT

TRANSBYTELIMITを使用して、TRANSHISTコマンドで指定されるトランザクション表で標準サイズのトランザクションが追跡されないようにします。トランザクションのバイト数の下限が設定されます。Logdumpで評価される環境の標準サイズのトランザクションを指定する場合に設定する必要があります。限度を設定すると、格納されるデータの量を抑えられ、その結果、トラブルシューティング時に確認すべき量を少なくできます。

デフォルト

10000バイト

構文

TRANSBYTELIMIT n
n

標準サイズのトランザクションのバイト数。

TRANSBYTELIMIT 9000

TRANSHIST

TRANSHISTを使用して、証跡またはファイル内のトランザクションのサイズを追跡します。Logdumpは、内部履歴表で各トランザクションのデータのバイト数の降順にトランザクションを追跡します。履歴表がいっぱいになると、最も小さいトランザクションが削除され、それより大きいトランザクションがリストに追加されます。

TRANSHISTを他のLogdumpコマンドと組み合せて使用して、アプリケーションで大規模なトランザクションが生成されるかどうかを調べ、その相対サイズを確認します。この情報は、スループットを改善するために表を異なる処理グループにグループ化する方法を決める際に使用できます。詳細は、「トランザクション・サイズの評価」を参照してください。


注意:

SEND EXTRACTコマンドとSHOWTRANSオプションを使用して、長時間実行されているトランザクションのリストを表示できます。他のオプションを使用して、Oracle GoldenGateでトランザクションを無視するか、処理するかを制御できます。


デフォルト

0(履歴を保持しない)

構文

TRANSHIST n
n

履歴表のサイズ(バイト)を設定します。有効な値は、0から200バイトまでです。値0は、トランザクション履歴が保持されないことを意味します。

TRANSHIST 150

TRANSRECLIMIT

TRANSRECLIMITを使用して、TRANSHISTコマンドで指定されるトランザクション表で標準サイズのトランザクションが追跡されないようにします。トランザクションのレコード数の下限が設定されます。Logdumpで評価される環境の標準サイズのトランザクションを指定する場合に設定する必要があります。限度を設定すると、格納されるデータの量を抑えられ、その結果、トラブルシューティング時に確認すべき量を少なくできます。

デフォルト

100操作

構文

TRANSRECLIMIT n
n

標準サイズのトランザクションのレコード数。

TRANSRECLIMIT 90

USERTOKEN

USERTOKENを使用して、各レコードとともにユーザー・トークン・データを表示するかどうかを制御します。ユーザー・トークンは、Oracle GoldenGateユーザーによって指定されるデータで、レコード・ヘッダーに格納され、ターゲット列にマップしたり、Oracle GoldenGateの処理時に他の用途に使用できます。

引数を指定しない場合、USERTOKENは、ユーザー・トークン表示のステータス(ONまたはOFF)を表示します。ONオプションを指定すると、トークンの名前と長さが表示されます。DETAILオプションは、実際のトークン・データを表示します。

デフォルト

トークンの名前と長さを表示します。

構文

USERTOKEN {ON | OFF | DETAIL}
ON

ユーザー・トークンの表示を有効にします。

OFF

ユーザー・トークンの表示を無効にします。

DETAIL

トークン・データを表示します。


VOLUME

VOLUMEを使用して、デフォルトのディレクトリ、ボリュームまたはサブボリュームを設定します。このコマンドの別名は、CDです。

デフォルト

なし

構文

VOLUME {directory | volume | subvolume}

WRITELOG

WRITELOGを使用して、セッション・ログにテキストを書き込みます。このコマンドを使用する前に、LOGコマンドでロギングを開始します(「LOG」を参照してください)。

デフォルト

なし

構文

WRITELOG text
text

任意のテキスト文字列。引用符はオプションです。

WRITELOG "Customer name is ABC Company."

X

Xを使用して、Logdump内からプログラムを実行します。プログラムを終了すると、Logdumpプロンプトに戻ります。

デフォルト

なし

構文

X program [string]
command

実行するプログラム。

string

入力引数などの文字列。

次の一連のコマンドと出力に、Logdumpを終了してシェルまたはGGSCI内から他のコマンドを発行し、Logdumpコマンドラインに戻る方法を示します。

Logdump 696 >x ggsci

GoldenGate Command Interpreter
Version .....

GGSCI (sysa) 1> status er *
GGSCI (sysa) 2> start er *
GGSCI (sysa) 3> info er *
GGSCI (sysa) 4> exit
Logdump 697 >