説明
COMPRESSDELETES
およびNOCOMPRESSDELETES
パラメータでは、DELETE
操作の際に列をトレイル・レコードに書き込む方法を制御します。
COMPRESSDELETES
およびNOCOMPRESSDELETES
は、パラメータ・ファイル内のすべてのTABLE
文にグローバルに適用することも、各TABLE
文に個別スイッチとして使用することもできます。
これらのパラメータは、次のデータベースをサポートしています。
DB2 LUW
DB2 z/OS
Oracle
SQL/MX
SQL Server
Sybase
Teradataバージョン12以上
これらのパラメータは、データ・ポンプには影響しません。
構文
{COMPRESSDELETES | NOCOMPRESSDELETES [FETCHMISSINGCOLUMNS]}
COMPRESSDELETES
DELETE
操作の場合、Extractは主キーのみをトレイルに書き込みます。これはデフォルトです。主キーのみを書き込むと、処理が必要なデータ量を制限しながら、適切なターゲット・レコードの削除に十分な情報を提供できます。
NOCOMPRESSDELETES [FETCHMISSINGCOLUMNS]
NOCOMPRESSDELETES
では、すべての列をトレイルに送信します。表定義に主キーも一意索引も含まれていない場合、または代替キーがTABLE
のKEYCOLS
オプションを使用して定義されている場合、これがデフォルトになります。KEYCOLS
オプションでは、実際のキーが存在するかどうかにかかわらず、指定した列をトレイルに書き込みます。KEYCOLSオプションの詳細は、
「KEYCOLS (
columns)
」
を参照してください。
Oracle GoldenGateがサポートするすべてのプラットフォームでDB2データベースに競合の検出および解決(CDR)機能を使用する場合、NOCOMPRESSDELETES
も必要です。CDRの詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。
FETCHMISSINGCOLUMNS
は、Oracle Databaseにのみ有効です。DELETE
操作で、フェッチによってのみサポートされるデータ型の値がデータベースからフェッチされます。これらのデータ型は、LOB、UDT、LONGおよび一部のXMLType列です。(REDOストリームからの直接取得ではなく)フェッチによりサポートされる列の詳細は、『Oracle GoldenGate Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成』を参照してください。フェッチされた列は、トレイル・ファイル内にDELETE
レコードの一部として含まれます。Oracle Databaseデータに対してNOCOMPRESSDELETES
をFETCHMISSINGCOLUMNS
オプションなしで使用すると、DELETE
操作で(フェッチなしで)ログから読取り可能なLOBデータのみがトレイルに含められます。