説明
PURGEMARKERHISTORYパラメータでは、Oracle GoldenGateマーカー表のサイズを制御します。このパラメータでは、必要なくなった行をパージします。マーカー表はいつでもパージできます。このパラメータは、キャプチャの構成がOracle GoldenGate DDLトリガーを使用してDDLレプリケーションをサポートするOracleデータベースのみで有効です。Oracle GoldenGate DDLオブジェクトの詳細は、Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成を参照してください。
マーカー表の名前を決定するために、Oracle GoldenGateは、まずGLOBALSファイルのMARKERTABLEパラメータに指定された名前を探します。このパラメータが存在しない場合、Oracle GoldenGateはデフォルト名GGS_MARKERを使用します。
行を保持する最小時間および最大時間は、最終更新日に基づいて指定できます。最大時間および最小時間両方のルールを指定する必要があります。両方の指定がなければ、Managerが行をいつ削除するかの完全な基準がありません。たとえば、MINKEEPHOURS 3をMAXKEEPHOURS 5とともに使用した場合、過去3時間変更されなかった行を保持し、少なくとも5時間変更されなかったときに削除するよう指定できます。
PURGEMARKERHISTORYでは、USERIDまたはUSERIDALIASパラメータを使用してログオンを指定する必要があります。データベースのタイプによってはSOURCEDBパラメータも使用してください。
構文
PURGEMARKERHISTORY
{, max_rule}
[, min_rule]
[, frequency]
max_rule必須。次のいずれかを使用して行を保持する最大時間を設定します。
MAXKEEPHOURS n行がn時間変更されなかった場合にパージします。
MAXKEEPDAYS n行がn日間変更されなかった場合にパージします。
min_rule次のいずれかを使用して行を保持する最小時間を設定します。
MINKEEPHOURS n少なくとも指定した時間変更されていない行を保持します。
MINKEEPDAYS n少なくとも指定した日数にわたって変更されていない行を保持します。
frequencyマーカー履歴をパージする間隔を設定します。Managerが潜在的なメンテナンス・タスクについて評価するデフォルトの間隔は10分です。CHECKMINUTESパラメータによって指定されます。Managerは、この間隔でPURGEMARKERHISTORYの間隔を評価し、指定のfrequencyでパージを実行します。
frequencyには、次のいずれかを指定できます。
FREQUENCYMINUTES nマーカー履歴をパージする間隔(分)を設定します。デフォルトのパージ間隔は60分です。
FREQUENCYHOURS nマーカー履歴をパージする間隔(時間)を設定します。
Managerのメンテナンス・チェックの間隔を制御する方法の詳細は、「CHECKMINUTES」を参照してください。