説明
初期ロードExtract用のRMTTASK
パラメータでは、Oracle GoldenGateダイレクト・ロードまたはSQL*Loaderへのダイレクト・バルク・ロード中に、Replicat処理タスクを開始します。RMTTASK
では、ExtractにTCP/IPを介してReplicatと直接通信させ、Collectorプロセスまたはトレイル・ストレージの使用をバイパスします。またRMTTASK
では、ExtractからManagerに、Replicatを自動起動させ、実行の終了時にReplicatを停止するようにリクエストさせます。タスクはチェックポイントを作成しません。
次に依存関係にあるパラメータを示します。
初期ロードExtractパラメータ・ファイルの各RMTTASK
文の後に、RMTHOST
文を続ける必要があります。
初期ロードExtractパラメータ・ファイルで、EXTRACT
を使用する必要があります。
初期ロードReplicatパラメータ・ファイルで、REPLICAT
を使用する必要があります。
ADD EXTRACT
コマンドで、SOURCEISTABLE
を使用する必要があります。
ADD REPLICAT
コマンドで、SPECIALRUN
を使用する必要があります。
RMTTASK
は、どのような種類の暗号化もサポートしていません。暗号化を使用するには、ファイルにデータを書き込み、Replicatがこのデータを読み込んでロードする初期ロード方式を使用する必要があります。
RMTTASK
は、LOB
、LONG
、ユーザー定義型(UDT)、またはサイズが4Kより大きいその他の大規模データ型を含む列がある表をサポートしていません。
RMTTASK
を使用するときは、ReplicatをSTART REPLICAT
コマンドで起動しないでください。Replicatは、このタスク中に自動的に起動されます。
初期データ・ロードの実行の詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。
構文
RMTTASK REPLICAT, GROUP group_name [FORMAT RELEASE major.minor]
GROUP
group_name
ターゲット・システム上の初期ロードReplicatグループ名。
FORMAT RELEASE
major.minor
ExtractからReplicatに送信されるデータのメタデータ・フォーマットを指定します。Replicatは、メタデータに基づいて、データ・レコードが自身がサポートしているバージョンかどうかを把握します。メタデータのフォーマットは、Oracle GoldenGateプロセスのリリースによって異なります。古いOracle GoldenGateリリースには、新しいリリースとは異なるメタデータが含まれます。
FORMAT
は必須のキーワードです。
RELEASE
はOracle GoldenGateのリリース・バージョンを指定します。major
はメジャー・バージョン番号で、minor
はマイナー・バージョン番号です。X.x
には、Oracle GoldenGateの現在または以前のGenerally Available (GA)リリースを指定する必要があります。有効な値は、9.0から現在のOracle GoldenGate X.x
バージョン番号(たとえば11.2または12.1)です。(9.0以前のOracle GoldenGateリリースを使用している場合は、9.0または9.5を指定してください。)
リリース・バージョンは、プログラムによって適切な内部互換性レベルにマッピングされます。デフォルトは、このトレイルに書き込むプロセスの現在のバージョンです。12.1より前のRELEASE
のリリースでは、3つの部分からなるオブジェクト名はサポートされません。
FORMAT
とRECOVERYOPTIONS
パラメータの間には、依存関係があります。RECOVERYOPTIONS
をAPPENDMODE
に設定する場合、FORMAT
はRELEASE 10.0
以上に設定する必要があります。RECOVERYOPTIONS
をOVERWRITEMODE
に設定する場合、FORMAT
はRELEASE 9.5
以下に設定する必要があります。
初期ロードの詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。