構文
THREADOPTIONS [IOLATENCY milliseconds] [INQUEUESIZE n] [OUTQUEUESIZE n]
INQUEUESIZE
n
Oracle RACクラスタ内の各プロデューサExtractスレッドの入力キューのキュー・エントリ数を指定します。この値を大きくすると、大量データのパフォーマンスが向上します。この値を小さくすると、アクティビティが非常に少ない環境でデータがより迅速に送信されます。有効な値は16から65535までです。デフォルトは128です。ほとんどの場合、デフォルトで十分ですが、値を大きくする必要がある場合は、ほとんどのタイプの環境で1000で十分です。OUTQUEUESIZE
も参照してください。
INQUEUESIZE
およびOUTQUEUESIZE
に加え、AIXユーザーは、環境変数AIXTHREAD_SCOPE
をS
(システム・スコープ)に設定して、プロセスの同時実行をサポートする複数CPUの使用を指定することにより、パフォーマンスを改善できることがあります。システム範囲を使用するには、Managerプロセスを起動するユーザーの.profile
ファイルに次を追加するか、GGSCIを起動する前に、この変数を手動でエクスポートします。
AIXTHREAD_SCOPE=S export AIXTHREAD_SCOPE
IOLATENCY
milliseconds
データベースで構成されている最大コミット伝播遅延と、Oracle GoldenGateによって使用される内部値との時間差を指定します。有効な値は、0から180000ミリ秒(3分)です。内部I/Oレイテンシを表すデフォルト値は、1500(1.5秒)です。Extractがアーカイブ・ログ専用(ALO)モードの場合は無効です。
OUTQUEUESIZE
n
Oracle RACクラスタ内の各プロデューサExtractスレッドの出力キューのキュー・エントリ数を指定します。有効な値は8から65535までです。デフォルトは2048です。ほとんどの場合、デフォルトで十分です。