説明
TRACETABLEおよびNOTRACETABLEパラメータは、Oracleデータベースとともに使用し、ADD TRACETABLEコマンドで作成されたトレース表を特定します。TRACETABLEは、トレース表がデフォルトのGGS_TRACE以外の名前で作成されている場合にのみ必要です。GGS_TRACEという名前のトレース表がデータベースに存在する場合は、トレース表機能は自動的に有効になり、TRACETABLEの指定は必要ありません。
トレース表は、Replicatが統合モードの場合には使用されません。そのモードでは、TRACETABLEおよびNOTRACETABLEは無視されます。
トレース表は、双方向同期でExtractにReplicatトランザクションを識別させるために使用します。
TRACETABLEを使用する場合、このパラメータはExtractおよびReplicat両方のパラメータ・ファイルに指定する必要があります。
Replicatパラメータ・ファイルのTRACETABLEは、各トランザクションの開始時に、Replicatに操作をトレース表に書き込ませます。
Extractパラメータ・ファイルのTRACETABLEでは、Extractに、トレース表に含まれる操作で開始されるすべてのトランザクションをReplicatトランザクションとして識別させます。
NOTRACETABLEを指定すると、Replicatはトレース表に操作を書き込まないため、ExtractはReplicatトランザクションを認識できません。
ReplicatトランザクションをExtractに抽出させるか無視させるかを制御するには、GETREPLICATESおよびIGNOREREPLICATESパラメータを使用します。詳細は、「GETREPLICATES | IGNOREREPLICATES」を参照してください。
双方向同期の構成手順は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。