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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.1.2)
E49845-08
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ADD MASTERKEY

ADD MASTERKEYコマンドでは、マスター・キーをマスター・キー・ウォレットに追加します。ExtractおよびReplicatで使用されるマスター・キーは、ネットワーク経由で送信されるデータやトレイル・ファイル内のデータを保護する暗号化鍵を暗号化し、これらのキーをダウンストリーム・プロセスに送信および使用できるようにします。マスター・キーにより、実際にデータを暗号化するキーがウォレット記憶域を使用する必要がなくなります。

マスター・キー・ウォレットを開いて、キーを追加する必要があります。CREATE WALLETまたはOPEN WALLETコマンドを使用してウォレットを開きます。ウォレットはコマンドが発行されたセッションと同じGGSCIセッションの間は開かれたままです。

マスター・キーはランダムなビットの連続として生成されます。デフォルトの長さは256ビットです。鍵の名前はOGG_DEFAULT_MASTERKEYです。

このコマンドが正常に完了すると、次のようなメッセージが返されます。

Masterkey 'OGG_DEFAULT_MASTERKEY' added to wallet at location './dirwlt'.

マスター・キーが共有記憶域に一元的に保持されないウォレットに追加された後は、このウォレットを使用するOracle GoldenGate構成内のすべての他のシステムに更新されたウォレットをコピーできます。これを行う前に、Extractを停止して、すべてのダウンストリームOracle GoldenGateプロセスにトレイルの処理の終了を許可してから停止する必要があります。ウォレットが所定の場所にコピーされた後、プロセスを再開できます。手順の詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。

ウォレットとマスター・キーの使用は、iSeries、z/OSおよびNonStopプラットフォームではサポートされません。

構文

ADD MASTERKEY

この例では、新しいマスター・キーを作成します。

ADD MASTERKEY