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Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGateリファレンスfor Windows and UNIX
12c (12.1.2)
E49845-08
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FC

FCでは、以前に発行したGGSCIコマンドを表示して編集した後、このコマンドを再実行します。以前に実行したコマンドはメモリー・バッファに保持されているので、HISTORYコマンドを発行することによって表示できます(「HISTORY」を参照してください)。

以前に実行したコマンドの表示

引数なしでFCを発行すると、最後に実行したコマンドが表示されます。オプションを使用して行番号またはテキスト部分文字列を指定すると、以前に実行した任意のコマンドを実行できます。コマンド履歴はセッション間で保持されないため、以前に実行したコマンドは、現在のGGSCIセッション中に発行されたもののみ編集できます。

コマンドの編集

FCを実行すると、指定したコマンドが表示された後、エディタが開き、2つのドットで始まる空白行が表示されます。コマンドを編集するには、[Space]キーを使用して表示されているコマンド内の編集開始文字の下にカーソルを動かし、次のいずれかの引数を使用します。引数は大文字/小文字が区別されず、組み合せることができます。

表1-20 FCエディタ・コマンド

引数 説明
i text

テキストを挿入します。例:

GGSCI (SysA) 24> fc 9
GGSCI (SysA) 24> send mgr
GGSCI (SysA) 24..        i childstatus
GGSCI (SysA) 24> send mgr childstatus
r text

テキストを置き換えます。例:

GGSCI (SysA) 25> fc 9
GGSCI (SysA) 25> info mgr
GGSCI (SysA) 25..     rextract extjd
GGSCI (SysA) 25> info extract extjd
d

文字を削除します。複数の文字を削除するには、1文字につきdを1つ入力します。例:

GGSCI (SysA) 26> fc 10
GGSCI (SysA) 26> info extract extjd, detail
GGSCI (SysA) 26..                  dddddddd
GGSCI (SysA) 26> info extract extjd
replacement text

表示されているコマンドを、入力するテキストと1対1で置き換えます。例:

GGSCI (SysA) 26> fc 10
GGSCI (SysA) 26> info mgr
GGSCI (SysA) 26..     extract extjd
GGSCI (SysA) 26> info extract extjd

コマンドを実行するには、[Enter]を2回押します。1回はエディタを終了するため、もう1回はコマンドを発行するためです。編集を取り消すには、スラッシュ(/)を2回入力します。

構文

FC [n | -n | string]
n

指定した行からコマンドを表示します。各GGSCIコマンド行には、セッションの最初を1として順序番号が付与されています。

-n

現在の行からn行前に発行されたコマンドを表示します。

string

指定した文字列から始まる最新のコマンドを表示します。

例1   
FC 9
例2   
FC -3
例3   
FC sta