FC
では、以前に発行したGGSCIコマンドを表示して編集した後、このコマンドを再実行します。以前に実行したコマンドはメモリー・バッファに保持されているので、HISTORY
コマンドを発行することによって表示できます(「HISTORY」を参照してください)。
以前に実行したコマンドの表示
引数なしでFC
を発行すると、最後に実行したコマンドが表示されます。オプションを使用して行番号またはテキスト部分文字列を指定すると、以前に実行した任意のコマンドを実行できます。コマンド履歴はセッション間で保持されないため、以前に実行したコマンドは、現在のGGSCIセッション中に発行されたもののみ編集できます。
コマンドの編集
FC
を実行すると、指定したコマンドが表示された後、エディタが開き、2つのドットで始まる空白行が表示されます。コマンドを編集するには、[Space]キーを使用して表示されているコマンド内の編集開始文字の下にカーソルを動かし、次のいずれかの引数を使用します。引数は大文字/小文字が区別されず、組み合せることができます。
表1-20 FCエディタ・コマンド
引数 | 説明 |
---|---|
i text
|
テキストを挿入します。例: GGSCI (SysA) 24> fc 9 GGSCI (SysA) 24> send mgr GGSCI (SysA) 24.. i childstatus GGSCI (SysA) 24> send mgr childstatus |
r text
|
テキストを置き換えます。例: GGSCI (SysA) 25> fc 9 GGSCI (SysA) 25> info mgr GGSCI (SysA) 25.. rextract extjd GGSCI (SysA) 25> info extract extjd |
d |
文字を削除します。複数の文字を削除するには、1文字につき GGSCI (SysA) 26> fc 10 GGSCI (SysA) 26> info extract extjd, detail GGSCI (SysA) 26.. dddddddd GGSCI (SysA) 26> info extract extjd |
replacement text
|
表示されているコマンドを、入力するテキストと1対1で置き換えます。例: GGSCI (SysA) 26> fc 10 GGSCI (SysA) 26> info mgr GGSCI (SysA) 26.. extract extjd GGSCI (SysA) 26> info extract extjd |
コマンドを実行するには、[Enter]を2回押します。1回はエディタを終了するため、もう1回はコマンドを発行するためです。編集を取り消すには、スラッシュ(/)を2回入力します。