説明
GET_STATISTICSファンクションでは、ExtractまたはReplicatプロセスの現在の処理統計を取得します。たとえばユーザー・イグジットは、ExtractまたはReplicat処理中に致命的なエラーが発生した場合に、カスタム・レポートに統計を出力できます。
統計は、データをリクエストしたプロセスのタイプに基づいて自動的に処理されます。
Extractプロセスは、常にリクエストをソース表として扱い、出力回数にかかわらずこの表を1回カウントします。
Replicatプロセスは、常にリクエストをターゲット表のセットとして扱います。このセットには、ソース表の数にかかわらず、ターゲットへのすべてのカウントが含まれます。
データベースが大/小文字を区別する場合、オブジェクト名は、ホストしているデータベースで定義されているのと同じ大/小文字の区別で指定する必要があります。それ以外の場合、大/小文字の区別はありません。
構文
#include "usrdecs.h" short result_code; statistics_def statistics; ERCALLBACK (GET_STATISTICS, &statistics, &result_code);
バッファ
typedef struct
{
char *table_name;
short group;
exit_timestamp_string start_datetime;
long num_inserts;
long num_updates;
long num_befores;
long num_deletes;
long num_discards;
long num_ignores;
long total_db_operations;
long total_operations;
/* Version 2 CALLBACK_STRUCT_VERSION */
long num_truncates;
} statistics_def;
入力
table_nameソース表の完全修飾名を指定するNULL終了文字列。統計は常にソース・レコードに対して記録されます。ユーザー・イグジットの文字セッションが、SET_SESSION_CHARSETを使用して、オペレーティング・システムのデフォルトのキャラクタ・セット以外の値に設定されている場合、ucharset.hファイルのULIB_CS_DEFAULTで定義されているように、表名および日付はセッションのキャラクタ・セットで解釈されます。
group次のいずれかを指定できます。
EXIT_STAT_GROUP_STARTUPOracle GoldenGateプロセスが最後に起動したときからの統計を取得します。
EXIT_STAT_GROUP_DAILY現在の日付の開始からの統計を取得します。
EXIT_STAT_GROUP_HOURLY現在の時間の開始からの統計を取得します。
EXIT_STAT_GROUP_RECENTGGSCIを使用して統計をリセットしてからの統計を取得します。
EXIT_STAT_GROUP_REPORT最後のレポートが生成されてからの統計を取得します。
EXIT_STAT_GROUP_USEREXITユーザー・イグジットがRESET_USEREXIT_STATSを使用して最後に統計をリセットしてからの統計を取得します。
出力
start_datetime指定のグループに対して統計の記録が開始されたローカルの日付と時刻を示すYYYY-MM-DD HH:MI:SSフォーマットのNULL終了文字列。
num_inserts返されるExtractまたはReplicatが処理した挿入数。
num_updates返されるExtractまたはReplicatが処理した更新数。
num_befores返されるExtractまたはReplicatが処理した更新のビフォア・イメージ数。
num_deletes返されるExtractまたはReplicatが処理した削除数。
num_discards返されるExtractまたはReplicatが破棄したレコード数。
num_ignores返されるExtractまたはReplicatが無視したレコード数。
total_db_operations返されるExtractまたはReplicatが処理したデータベース操作合計数。
total_operations返されるExtractまたはReplicatが処理した合計操作数(破棄および無視を含む)。
num_truncates返されるExtractまたはReplicatが処理した切捨て数。