移行ユーティリティを使用すると、Financial Managementのデータ取得関数またはHyperion EnterpriseのHP取得関数およびVBA取得関数を含むワークブックを変換することができます。たとえば、HFMVal、HFMLnk、HFMLab、HFMDesおよびHFMCurなどのFinancial Management関数や、HPVal、HPLnk、HPCur、HPHea、HPCdeおよびHPFulなどのHyperion Enterprise関数を変換できます。
ユーティリティでは変換できない関数もあります。一部の関数は手動で調整する必要があります。
関数でディメンション・パラメータが指定されていて、メンバーおよびピリオド・セパレータがセル参照である場合。たとえば、次のように指定できます: =HFMVal("S#" &E2& "Y#&E3& VW#" &E5), where E2=Actual, E3=2004, E5=<Scenario View>.
関数でディメンション・パラメータが指定されていて、メンバーがセル参照で、ピリオド・セパレータが個別のセル内にある場合、関数は変換されません。例: =HFMVal("S#"&F2&C1&"Y#"&F3&C1&"VW#&F5&C1), where C1=.(ピリオド・セパレータ)
ワークブックのセルに1024文字を超える文字が含まれている場合、ワークブックは正しく変換されません。セルに含まれるデータのサイズを小さくするには、複数の関数を参照するか、バックグラウンドPOVで設定できるディメンションを除去します。
移行ユーティリティを実行する前に、パスが正しいことを確認します(デフォルト・パスはMIDDLEWARE_HOME\EPMSystem11R1\common\empstatic\wsspace\です)。移行中には、Excelによってアドイン・ファイルの元のパスが関数に挿入されます。そのため関数が長くなりすぎ、エラーになることがあります。Excelの制限上、Smart Viewの関数は256文字を超えることができません。