代替パラメータ・セットの使用

一様分布を除くすべての連続確率分布で、分布の定義時にパラメータにパーセンタイルを使用できます。このオプションにより、パーセンタイル情報のみが使用可能である場合や、モデル内の変数の属性(平均値や標準偏差など)が不明である場合に、仮定を設定する際の柔軟性が増します。

たとえば、三角分布を定義する際に変数の絶対最小値および絶対最大値が不明である場合、かわりに10番目または90番目のパーセンタイルを最尤値とともに使用して分布を定義できます。これにより、指定した2つのパーセンタイルの間での発生確率が80% (または値の5分の4)である分布が生成されます。

連続分布のパラメータ・セットを変更するには、「仮定の定義」ダイアログのメニュー・バーの「パラメータ」メニューを使用します。現在選択されているパラメータ・セットの横にはチェック・マークが表示されています。「パラメータ」メニューで「カスタム」を選択すると、標準パラメータの一部またはすべてを任意のパーセンタイルに置き換えることができます。

このタイプの新規仮定の定義時にデフォルトとして使用するパラメータ・セットを選択するには、「パラメータ」メニューから「デフォルトの設定」を選択します。

対数正規分布の場合、幾何セットや対数セットを含む複数の特別パラメータ・セットを使用できます。詳細は、オンラインのOracle Crystal Ballリファレンスおよびサンプル・ガイドの「等式および手法」を参照してください。

注:

歪度が大きい分布や極端に大きいまたは小さいパラメータ・セットの場合、代替パラメータを常に使用できるとはかぎりません。