循環参照

モデル内の循環参照は、Microsoft Excelで「ツール」、「オプション」、「計算方法」タブの順に選択し、「反復計算」を選択してある場合にサポートされます。

Officeボタンをクリックし、「Excelのオプション」、「数式」の順に選択し、「計算方法の設定」グループで「反復計算を行う」を選択します。

Crystal Ballで循環参照が検出され、「反復計算」が選択されていない場合は、次のエラーが表示されます:

メッセージ例: 循環参照が検出されました、セル位置[Book1.xlsx]Sheet1!A1。(コード番号5523)
回避策: シミュレーションを停止し、「ツール」、「オプション」、「計算方法」タブの順に選択し、「反復計算」を選択します。
最高速モードでは、計算アルゴリズムに違いがあるため、「反復計算」設定が短い循環参照がMicrosoft Excelの値と一致しない場合があります。結果を整合させるには、「反復計算」を1,000以上に設定してください。

ただし、循環参照が非収束の場合、「反復計算」設定に関係なく、最高速モードと標準モードで実行の結果が大きく異なる場合があります。循環参照が非収束の場合、次のエラー・メッセージが表示されます:

メッセージ例: 次の理由で、最高速モードで実行できません: 循環参照が収束しないため、結果が通常モードと一致することを保証できません。このメッセージを省略するには、「実行プリファレンス」ダイアログで「計算エラー時に停止」をオフにします。 (コード番号5545)
回避策: 回避策はありません。この循環参照を作成したワークブックの数式を参照し、循環参照が単一値に収束しない問題について調べます。

循環参照のシミュレーションは、非ベクトル化モードで実行されます。このため、循環参照のないシミュレーションと比較すると、実行に時間がかかることがあります。