Student t分布

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Student t分布は連続分布です。これは、正規曲線に類似しているが裾が広い(外れ値が多い)経験的データの小規模な一群を表すために使用されます。多くの場合、計量経済データや為替レートに使用されます。

パラメータ

中点、尺度、自由度

注:

中点パラメータは、分布の中心的な場所(つまり最頻値(モード))、分布のピークを配置するx軸の値です。自由度パラメータは、分布の形状を制御します。値が小さくなるにつれ、裾が厚くなり、中心の塊が小さくなります。尺度パラメータは、形状全体や曲線の比率には影響せずに、分散量を増加することによって分布の幅に影響します。形状を使用して曲線を広げることにより、分布の読取りと解釈が容易になります。たとえば、中点が大きい数値(5000など)である場合、中点が500である場合よりも形状は比例して大きくなる可能性があります。

条件

Student t分布は、次の条件下で使用されます:

注:

自由度が30よりも高いときは、正規分布を使用してStudent t分布を概算できます。

例は、正規分布を参照してください。Student t分布の場合は自由度の例が< 30になる点を除いて、使用方法は同じです。