Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11gリリース2 (11.1.2) B70751-03 |
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AFM
Adobe Font Metricsの略称。AFMファイルとPPDファイルは、Adobe社およびプリンタのベンダーによって提供されます。これらのファイルにはプリンタに関する情報が含まれています。他のパラメータとともに、これらのファイルから、Oracle Reportsで使用するプリンタで使用可能なフォントについての情報が読み取られます。PPDファイルにリストされているすべてのフォントについて、対応するAFMファイルがそのフォント名に従って検索され、使用可能なAFMのあるすべてのフォントがロードされます。
CGI
Common Gateway Interfaceの略称。WebサーバーとCGIプログラムの間で情報を転送するための標準。CGIでは、HTTPリクエストの一部として引数をプログラムに渡す方法が指定されるとともに、プログラムで使用できる環境変数のセットが定義されます。これにより、ブラウザに戻す出力がプログラムによって生成されます。CGIでは、Webサーバーとユーザー間の動的な対話を可能にするためにサーバー・サイド処理が提供されます。
列
データの特定のドメインを表す、データベース表内の垂直方向の領域。列には列名(ENAMEなど)があり、特定のデータ型(CHARなど)を持っています。たとえば、従業員情報の表で従業員名のすべてが1つの列を構成するなどです。レコード・グループ列は、データベースの列を意味します。
問合せのSELECTリスト内の列のそれぞれの式に対し自動的に作成されるか、集計や式を実行したりプレースホルダとして稼働するために手動で作成されるデータ・モデル・オブジェクト。
エンティティの属性の表示。
データ・モデル
データ・ソースからどのデータをフェッチするか、どの値を計算するか、データをレポート内でどのように順序付けるかを定義するリレーショナル・モデル。データ・モデルを定義するReports Builderオブジェクトは、問合せ、グループ、列、パラメータ、リンクです。
データ・モデル・ビュー
レポートのデータを構造的に表示するレポート・エディタのビューの1つです。このオブジェクトは、レポート出力に表示されないが、構造体でレイアウト・スタイルが決定され、データ・オブジェクトはレイアウト・オブジェクトに表示される値を提供します。
データベース
問合せから返されるデータのソース。表、ビュー、シノニム、スナップショット、ビューとして格納された問合せなどのデータベース・オブジェクトがあります。Oracle Reports Servicesでは、様々なデータ・ソースにアクセスできます。
ユニットとして扱われる、1組のディクショナリ表とユーザー表。
データ・ソース
問合せから返されるデータのソース。表、ビュー、シノニム、スナップショット、ビューとして格納された問合せなどのデータベース・オブジェクトがあります。Oracle Reports Servicesでは、様々なデータ・ソースにアクセスできます。
Oracle Open Client Adapter (OCA)はプラガブル・データ・ソース(PDS)アーキテクチャに置き換えられ、Open Database Connectivity (ODBC)ドライバは、Oracle Reportsでは廃止されています。ただし、Java Database Connectivity (JDBC)は、JDBC-ODBCブリッジを使用できるプラガブル・データ・ソースの1つであり、これを利用することにより他のデータ・ソースへのアクセスが可能になります。
グループ
Reports Builderでは、問合せで選択したすべての列を含めるために自動的に作成されるか、レポートに出現するデータの階層を変更するためにユーザーが作成するデータ・モデル・オブジェクト。主にレポート内にブレークを作成する場合や、計算をリセットする場合に使用します。
複数のオブジェクトで構成されるオブジェクト。
HTML
HyperText Markup Languageの略称。インターネット上のWebサーバーの他のドキュメントに対するコンテンツとリンクの指定に使用される、タグ・ベースのASCII言語。エンド・ユーザーは、WebブラウザでHTMLドキュメントを表示し、リンクに従って他のドキュメントを表示します。
ハイパーリンク
あるドキュメントの特定のポイントから、別のドキュメント(の特定のポイント)または同じドキュメント内の別の場所を示す参照(リンク)。Webブラウザ上のハイパーリンクは通常、他とは異なる方法で表示される(別の色、フォントまたはスタイル)。ユーザーがハイパーリンクを起動すると(マウスでクリックすると)、そのリンクの参照先がブラウザに表示されます。
IANA
Internet Assigned Numbers Authorityの略称。インターネット全体の新しいIPアドレスの割当てを管理する、Internet Architecture Board(IAB)の下位組織。IANA定義のキャラクタ・セットとは、charset
タグに対して定義でき、インターネットで使用可能なキャラクタ・セットのことを指します。
イントラネット
内部的なTCP/IPネットワークで、これに対するアクセスは(ファイアウォールにより)企業や組織内の人物に制限されています。イントラネットはインターネットで提供されるサービスと類似したものを組織内に提供しますが、インターネットに接続される必要ありません。企業内で情報やアプリケーションを配布するために、内部ネットワーク上に1つ以上のWebサーバーを設定するのはイントラネットの一般的な例です。
JAAS
Java Authentication and Authorization Serviceの略。サービスにおいて、ユーザーに対するアクセス制御の認証と強制適用を可能にするAPI群です。標準のPluggable Authentication Module (PAM)フレームワークのJavaテクノロジ版を実装しており、ユーザー・ベースの認可をサポートしています。
Java EE
Java Platform, Enterprise Editionの略称。Javaで企業アプリケーションを開発、デプロイするための環境。複数層からなるWebベースのアプリケーションの開発を可能にする、一連のサービス、アプリケーション・プログラミング・インタフェース、プロトコルを提供します。
JSP
JavaServer Pageの略称。JSPテクノロジは、Sun社のJavaサーブレット・テクノロジの拡張機能で、Webページ上に動的コンテンツを表示するための簡単なプログラミング手段を提供します。JSPはサーバー側のテクノロジです。JSPは、Webまたはアプリケーション・サーバーで実行される埋込みのJavaソース・コードを持つHTMLページです。HTMLはWebブラウザに表示されるページ・レイアウトを提供し、Javaはビジネス・ロジックを提供します。
マージン
レポート・セクション(ヘッダー、メインまたはトレーラ)の各論理ページの最上部と最下部に表示されるオプションのレポート領域。マージンには任意のレイアウト・オブジェクトを挿入できますが、通常はボイラープレートやフィールド(ページ番号、ページ合計、総計および現行の日時)が挿入されます。
オブジェクト
レイアウト上に配置できる項目。オブジェクトの例として、四角形、線、楕円、円弧、多角形、折れ線、丸い四角形、手書き、チャート、テキスト、記号、テキスト・フィールドなどがあります。
Oracleデータベースでは、オブジェクト・タイプのインスタンス。オブジェクトは、オブジェクト表内の行であることも、リレーショナル表内の列オブジェクトに含まれる行の一部であることもあります。
オブジェクト・ナビゲータ
アプリケーション・オブジェクトの検索と操作を迅速かつ容易に実行できる、階層的な表示および編集インタフェース。次のような機能があります。
インデントと展開可能なノード(最上位ノードはモジュール・タイプ、データベース・オブジェクトおよび組込みパッケージを示す)で表示される階層により、オブジェクトの作成、編集、名前の変更、削除などのタスクが可能。
検索フィールドおよびアイコンにより、任意のレベルのノードまたはノード内の個々の項目を対象とした順方向検索と逆方向検索が可能。
一般的な「ファイル」メニュー機能を実行する水平ツールバーのアイコン。
Oracle Fusion Middleware (OracleAS)
ネットワーク・アプリケーションを配置する戦略的なプラットフォーム。アプリケーション論理をアプリケーション・サーバーに移動し、ネットワーク・クライアントを実行することにより、組織は、複雑さの改善、操作性の向上および開発と実行の簡便性の向上を通して、実質的な利益を得られます。OracleASは、データベースのWeb配布の簡便化、および従来のクライアント・サーバー・アーキテクチャから、ネットワーク・アプリケーション・アーキテクチャへの移行を通じてのレガシーの完全統合を実現する、ビジネスにおいては非常に重要なプラットフォームです。
Oracle Developer Suite
Oracleの優れたアプリケーション開発ツールとビジネス・インテリジェンス・ツールを結合して1つの統合製品としたもの。JavaやXMLなどのインターネット標準に基づいてこの製品は、Oracle Fusion MiddlewareおよびOracle Database向けのアプリケーションを作成するために高い完成度と生産性を持つ開発環境を実現します。
ORACLE_HOME
一部のディレクトリ・ベースのオペレーティング・システムにおける、Oracleのディレクトリ階層の最上層の別名。Oracle製品のルート・ディレクトリを示す環境変数。
ORACLE_HOME
に指定されたディレクトリは、次の構文を使用して参照できます。
UNIXの場合: $ORACLE_HOME
Windowsの場合: %ORACLE_HOME%
Oracle Portal
ブラウザ・ベースの開発ツールで、スケーラブルでセキュアかつ拡張可能なHTMLアプリケーションやWebサイトの構築に使用します。Oracle Reports Servicesでは、Oracle Portalを使用して、レポート要求、セキュア・サーバー、およびレポート出力の印刷に使用するOracle Reports Servicesプリンタに関する情報を格納し、Web上に公開されたレポートへのエンド・ユーザー・アクセスを制御します。
Oracle Reports Client (rwclient
)
レポートをリモートのReports Server (rwserver
)に送信するためのコマンド・ライン・インタフェースを提供する、Oracle Reportsのコンポーネント。
Oracle Reports Builder (rwbuilder
)
レポート作成機能を提供する、Oracle Reportsのコンポーネント。レポート開発者は、Oracle Reports Builderの設計時ユーザー・インタフェースを使用して、レポート定義を作成および保守します。詳細は、Oracle Reportsのオンライン・ヘルプ(Oracle Reports Builderで「ヘルプ」→「目次」を選択)およびOracle Reportsレポートの作成マニュアルを参照してください。
Oracle Reports Runtime (rwrun
)
rwrun
プロセスと同じJVMを実行する各自インプロセス・サーバー(デフォルトのインプロセスReports Serverと混同しないこと)を起動してレポートを実行するOracle Reportsコンポーネント。
注意:
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Oracle Reports Services
各レポートを全社規模で実行、配布および公開するランタイム環境。Oracle Reports Servicesを使用してレポートを配布することで、柔軟性が増し、時間が節約され、処理能力も高まります。
Oracle Reports Servlet (rwservlet
)
Oracle Reports Servicesのコンポーネント。WebサーバーまたはJava EEコンテナ(Oracle WebLogic Serverなど)とReports Serverとの間で情報の変換と配布を行い、Webブラウザからレポートを動的に実行できるようにします。
Oracle Reports Queue Manager (rwrqm
)
(Windowsのみ)Reports Server(rwserver
)で管理されるレポート・ジョブのタイムスタンプと状態情報を維持します。
ペーパー・デザイン・ビュー
レポート・エディタのビューの1つ。ペーパー・レポートの出力を表示し、ペーパー・レイアウト・ビューを起動しなくても、間隔、フィールドのフォーマット、カラー、テキスト編集など、レイアウトで一般的に必要とされる単純な変更の多くを実行可能にします。
ペーパー・レイアウト・ビュー
レポート・エディタのビューの1つ。ペーパー・レポート内のレイアウト・オブジェクトを表示し、あらゆるレイアウト・オブジェクトに対して多くの変更を実行できるようにします。すべてのレイアウト・オブジェクトには、プロパティ・インスペクタで変更可能なプロパティが設定されています。レイアウト・オブジェクトの階層はデータ・モデルによって決まります。
Portable Document Formatの略称。ドキュメントの作成に使用された元のアプリケーション・ソフトウェア、ハードウェアおよびオペレーティング・システムに依存せずにドキュメントを表現する(Adobe Acrobatに固有の)ファイル形式。PDFファイルは、テキスト、グラフィックおよびイメージのあらゆる組合せが入ったドキュメントを、デバイスや解像度から独立した形式で表現できます。
PPD
PostScript Printer Definitionの略称。PPDファイルとAFMファイルはAdobe社およびプリンタのベンダーによって提供されます。これらのファイルにはプリンタに関する情報が含まれています。他のパラメータとともに、これらのファイルから、Oracle Reportsで使用するプリンタで使用可能なフォントについての情報が読み取られます。PPDファイルにリストされているすべてのフォントについて、対応するAFMファイルがそのフォント名に従って検索され、使用可能なAFMのあるすべてのフォントがロードされます。
プロパティ・インスペクタ
オブジェクト・ナビゲータ、レポート・エディタおよびテンプレート・エディタで、現在選択しているオブジェクトのプロパティを表示、検索および設定できるウィンドウ。Reports Builderオブジェクト(問合せ、グループ、枠、パラメータなど)にはすべて対応するプロパティがあり、プロパティ・インスペクタを使用して表示できます。プロパティ・インスペクタには次の機能があります。
展開および縮小が可能なノード
配置されたプロパティの編集
検索機能
複数選択
複合的なプロパティ・ダイアログ
プロパティ・インスペクタの複数インスタンスを起動する機能
プロパティのヘルプを表示するには、プロパティ・インスペクタのプロパティをクリックし、[F1]キーを押します。
Reports CGI(rwcgi
)
注意: Reports CGI ( |
Oracle Reportsのコンポーネント。Common Gateway Interface (CGI)またはReports Web Cartridgeとも呼ばれています。レポートをWebブラウザから動的に実行するため、WebサーバーまたはJava EEコンテナ(Oracle WebLogic Serverなど)とReports Serverの間で情報を変換し転送します。
レポート・エディタ
Webおよびペーパー・レポートのデータ・オブジェクトやレイアウト・オブジェクトを扱うための各種ビューが表示されるOracle Reports Builderのウィンドウ。ビューには次のものがあります。
Reports CGI (rwcgi
)
注意: Reports CGI ( |
Common Gateway Interface (CGI)またはReports Web Cartridgeとも呼ばれるOracle Reportsコンポーネント。WebサーバーやJava EEコンテナ(Oracle WebLogic Serverなど)とReports Serverとの間で情報の変換と配布を行い、Webブラウザからレポートを動的に実行します。
レポート・エンジン
データ・ソースからのデータのフェッチ、レポートのフォーマット、キャッシュへの出力の送信、およびReports Serverへのジョブ準備完了通知の送信を実行するOracle Reports Servicesのコンポーネント。
Reports Server(rwserver
)
Reports Server (rwserver
)は、Oracle Reportsのコンポーネントで、全社規模のレポート作成のために、レポートを実行し、配布し、公開するためのレポート作成サービスを提供します。ユーザー認証、スケジューリング、キャッシング、レポート配布などのクライアント・リクエストを処理する、Oracle Reports Servicesのコンポーネント。Oracle Reports Servlet (rwservlet
)などのOracle Reportsクライアント、レポートJSPおよびOracle Reports Client (rwclient
)を使用して、レポートをReports Serverに送信します。
スキーマ
関連するデータベース・オブジェクトの集まり。一般にデータベース・ユーザーID別にグループ化されます。スキーマ・オブジェクトには、表、ビュー、順序、ストアド・プログラム・ユニット、シノニム、索引、クラスタ、データベース・リンクなどがあります。
サーブレット
通常、データベースへのアクセスまたはE-Commerce処理の実行を目的としてWebサーバーまたはアプリケーション・サーバー上で実行され、サーバー・サイド処理を提供するJavaアプリケーション。サーブレットはJavaで記述されるため、サーバーとオペレーティング・システム間で移植が可能。
Oracle Reports Servlet (rwservlet
)とJSPでは、カスタム(JSP)レポート・タグを処理し、Oracle HTTP ServerとReports Serverとの間で情報を配布するOracle Reports Services用コンポーネントです。
スタイル・シート
HTMLドキュメントで、より柔軟なフォーマットを提供するHTMLの拡張機能。スタイル・シートを利用するHTMLドキュメントを表示するには、スタイル・シートをサポートするブラウザで表示します。
テンプレート
共通スタイルおよび標準を含む骨格となる定義で、グラフィックを含むこともあります。テンプレートは、洗練されたルック・アンド・フィールを備えたレポートを簡単かつ短時間で開発可能にする標準形式を提供します。
テンプレート・エディタ
テンプレートのオブジェクトおよび書式設定プロパティを定義できる作業領域。レポート・エディタのペーパー・レイアウト・ビューに似ています。このマージン領域で、オブジェクト(ページ番号、テキスト、図形など)を作成、削除および変更できます。本体領域ではオブジェクトの作成や削除を行うことはできないが、プロパティ・インスペクタで本体オブジェクトのプロパティを変更できます。
ツール・パレット
ユーザー・インタフェースにアイコン・ボタンで表示されるツールの集合。これにより、レポート開発者はペーパー・レイアウト・ビューで四角形を描画したり、データ・モデル・ビューで問合せを作成するなどのタスクを実行できます。
URL
Uniform Resource Locatorの略称。インターネットを通じて利用できるリソースの場所を簡潔な文字列で表したもの。また、クライアントがOracleASへのリクエストをエンコードするために使用するテキスト文字列の書式でもあります。
ビュー
Reports Builderでは、レポート・データ・モデル、レイアウトまたはパラメータ・フォームの定義など、一連の特定のタスクを実行する作業領域。
仮想表。その行はデータベースに実際には存在しないが、データベースに物理的に格納されている表に基づいています。
Webソース・ビュー
レポートのHTMLまたはJSPソースを表示するレポート・エディタのビューの1つ。このビューを使用して、レポート・ブロック・ウィザードやグラフ・ウィザードで、Webページに動的コンテンツを追加できます。経験を積んだJava開発者は、このビューで直接Webソースを編集できます。