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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
11gリリース2 (11.1.2)
B70751-03
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6.7 ジョブの管理およびスケジュール

Oracle Enterprise Managerで改良されたユーザー・インタフェースには、拡張ジョブ・キュー管理機能(検索とフィルタ、ジョブの再送信、エラーの表示など)だけでなく、Reports Serverジョブ向けに豊富なカレンダベース型スケジュール機能も用意されています。

6.7.1 ジョブの表示

1つ以上のジョブに関する情報(失敗したジョブのステータスやエラー、トレース情報など)を取得する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle Enterprise Managerにログインします。

  2. 「Reports Serverホームページ」にナビゲートします(第6.3項「コンポーネント・トポロジの表示」を参照)。

  3. 「レポート」メニューから、「Reportsジョブ」→「ジョブ・ページ」を選択します。

    「ジョブ・ページ」には「表示」リストで選択されたジョブのカテゴリが表示されます。

  4. 「表示」リストで、表示するジョブのカテゴリ(「失敗したジョブ」など)を選択します。

  5. 「所有者」「出力タイプ」および「出力形式」の各フィールドで必要な情報を入力し、表示するジョブのリストをカスタマイズします。

6.7.2 統合されたジョブ・キューの表示

Oracle Reports 11gリリース2 (11.1.2)では、データベース・ベースの共有ジョブ・リポジトリが新規にサポートされています。これによって、Oracle Enterprise Managerを使用してジョブ・キューの統合表示ができます。

  1. Oracle Enterprise Managerにログインします。

  2. 高可用性(HA)グループに参加しているReports Serverの「Reports Serverホームページ」にナビゲートします。

  3. 「レポート」メニューから、「Reportsジョブ」→「ジョブ・ページ」を選択します。

    「ジョブ・ページ」には「表示」リストで選択されたジョブのカテゴリが表示されます。

  4. 「表示」リストで、「終了したジョブ」を選択します。

  5. 「出力形式」リストから、Reports Server名(Reports Serverのジョブを表示する場合)またはグループ名(グループ内のすべてのReports Serverのジョブを表示する場合)のどちらかを選択します。

第A.8.8項「SHOWJOBS」に示すように、rwservletおよびSHOWJOBS Webコマンドを使用して、統合されたジョブ・キューを表示することもできます。


注意:

  • デフォルトでは、高可用性(HA)構成に参加するすべてのノードのジョブが表示されます。そのため、統合されたジョブ・キューの管理が簡単になります(特定のジョブの削除、ジョブ情報の取得など)。管理者は、各Reports Serverのジョブ・キューを個別に表示する必要はありません。

  • ドロップダウン・リストでサーバー名を選択することで、特定のReports Serverのジョブを表示できます。ロード・バランサによるリクエスト転送における転送先ノードに関係なく、またグループ内で1つ以上のReports Serverが停止している場合でも、グループに参加しているReports Serverのジョブ情報をいつでも表示できます。その際、データベース・ベースの共有ジョブ・リポジトリが使用されます。また、各Reports Servlet(各インプロセスReports Serverに対応)によって、HAシナリオの一部である他のインプロセスReports Serverのリストが保持されます。


6.7.3 ジョブに対する操作の実行

ジョブに対して操作(ジョブの再送信(再試行)など)を実行する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle Enterprise Managerにログインします。

  2. 「Reports Serverホームページ」にナビゲートします(第6.3項「コンポーネント・トポロジの表示」を参照)。

  3. 「レポート」メニューから、「Reportsジョブ」→「ジョブ・ページ」を選択します。

    「ジョブ・ページ」には「表示」リストで選択されたジョブのカテゴリが表示されます。

  4. 「終了したジョブ」を選択し、終了したジョブのすべてをその詳細情報とともに一覧表示します。

  5. 任意のジョブに対して実行可能な操作を行います。

    たとえば、終了したジョブを選択して「レポートの再実行」をクリックし、ジョブを再実行します。


注意:

Oracle Enterprise Managerからレポート操作を実行しようとするときは、Reports Serverで使用されているIDストアに、Enterprise Managerへのログインで使用したものと同じユーザー名とパスワードが含まれていることを確認してください。


6.7.4 ジョブのスケジュール

ジョブのスケジュール・オプションを定義するには:

  1. Oracle Enterprise Managerにログインします。

  2. 「Reports Serverホームページ」にナビゲートします(第6.3項「コンポーネント・トポロジの表示」を参照)。

  3. 「レポート」メニューから、「Reportsジョブ」→「新規ジョブのスケジュール」を選択します。

    「Reportsジョブ・スケジューラ」ページが表示されます。

  4. ページのヘルプ・トピックの説明を参照して、要素をすべて入力します。ページの「ヘルプ」アイコンをクリックして、ページレベルのヘルプにアクセスします。


    注意:

    時刻を指定する要素の場合、必要に応じて自動的に、時刻が夏時間(DST)に調整されます。たとえば、ジョブを毎日午前5:00に実行するようにスケジュールすると、スケジュールされた開始日からその時刻にジョブが実行されますが、夏時間の開始時と終了時には引き続きジョブが予定通り午前5:00に実行されるように調整されます。過去のジョブ・キューの時刻エントリ(ジョブのエンキュー時刻、開始時刻、終了時刻など)は変更されません。


  5. 「送信」をクリックし、ジョブをスケジュールします。

  6. 「スケジュール済のジョブ」ページにナビゲートすると(第6.7.1項「ジョブの表示」を参照)、新しくスケジュールしたジョブがリストに表示されます。


    注意:

    スケジュール済のジョブを選択して「編集」をクリックすると、スケジュール済のジョブのオプションを変更できます。「送信」をクリックすると、Job Id nnn has been re-scheduled successfullyというメッセージが表示されます。Oracle Enterprise Managerで元のスケジュール済のジョブがキャンセルされ、「失敗したジョブ」キューに移動し、修正されたパラメータで新しいスケジュール済のジョブが作成されます。新しいジョブには、元のジョブとは異なるジョブIDが付与されます。