ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
11gリリース2 (11.1.2)
B70751-03
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

7.1 Oracle Reports Services構成ファイル

この項では、Oracle Reports Servicesに関連付けられている構成ファイルについて説明します。多くの場合、これらのファイルをユーザーが操作する必要はありません。これらのファイルは、サーバー環境の多くの部分をコントロールするので、ユーザーが不適切に変更すると、サーバー環境に不具合が発生する可能性があります。構成ファイルをユーザー自身で変更する場合は、必ず現行バージョンのバックアップを作成してください。


ノート:

Reportsアプリケーションは、ステージなしモードで次の場所にデプロイされます。

DOMAIN_HOME/servers/WLS_REPORTS/tmp/_WL_user/reports_version/random_string

Reportsアプリケーションの構成ファイルは指定した場所(前述)のconfigurationディレクトリにありますが、これらは古いファイルなので、編集しないでください。Oracle Enterprise ManagerまたはシステムMBeanブラウザを使用してReportsアプリケーションの構成ファイルを変更しても、構成ディレクトリにあるファイルには一切反映されません。

Reportsアプリケーション構成ファイルの正しい場所は次のとおりです。

DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_REPORTS/applications/reports_version/configuration

Oracle Reports Servicesに関連付けられている構成ファイルの一覧は、表7-1を参照してください。


ノート:

表7-1で指定されているパスは、Windowsを前提として円記号(\)を使用していますが、WindowsおよびUNIXのどちらの環境でも同じパスです。


表7-1 Oracle Reports Services構成ファイル

コンポーネント 構成ファイル

Reports Server (rwserver)

ORACLE_HOME\reports\dtd\rwserverconf.xsd

スタンドアロン・サーバーの場合:

ORACLE_INSTANCE\config\ReportsServerComponent\server_name\rwserver.conf

インプロセス・サーバーの場合:

$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/<WLSサーバー名>/applications/reports_<バージョン>/configuration/rwserver.conf

rwserverconf.xsdファイルには、rwserver.confrwbuilder.confの要素と属性のデータ型の定義が格納されています。

rwserver.confファイルには、Reports Serverキャッシュ、Oracle Reportsエンジンおよびセキュリティの初期値が定義されています。また、有効な宛先タイプが登録されているだけでなく、その他のサーバー関連値が設定されています。このファイルは、サーバー起動時に自動的に作成されます。

詳細は、第7.2項「Reports Server構成ファイル」を参照してください。

Reports Serverネットワーク構成ファイル: ORACLE_INSTANCE\config\ReportsServerComponent\
server_name\rwnetwork.conf

ORACLE_HOME\reports\dtd\rwnetworkconf.xsd

rwnetworkconf.xsdには、rwnetwork.confの要素と属性のデータ型の定義が格納されています。

詳細は、第7.5項「ネットワーク構成ファイル」を参照してください。

Oracle Reports Builder(rwbuilder)

Oracle Reports Runtime(rwrun)

ORACLE_HOME\reports\dtd\rwserverconf.xsd
ORACLE_INSTANCE\config\ReportsToolsComponent\ReportsTools\rwbuilder.conf

rwserverconf.xsdファイルには、rwserver.confrwbuilder.confの要素と属性のデータ型の定義が格納されています。第7.2.1項「Reports Serverの構成要素」を参照してください。

rwbuilder.confファイルにより、Oracle Reports BuilderとOracle Reports Runtimeに埋め込まれているReports Serverを構成します。リクエストはすべてReports Server経由で実行される必要があるので、レポートを実行するサーバーがOracle Reports Builderでは必要です。Oracle Reports Builderにより、リクエストを処理するReports Serverが自動的に起動されます。Oracle Reports Builderからレポートを実行する際、起動されるインプロセスのReports Serverインスタンスではこのファイルから構成を取得します。rwserver.confファイルと同様、このファイルはそのデータ型定義をrwserverconf.xsdファイルに依存します。ただし、persistFileおよびsecurityの各要素は除きます。

Reports Builderネットワーク構成ファイル: ORACLE_INSTANCE\config\ReportsToolsComponent\ReportsTools\rwnetwork.conf

ORACLE_HOME\reports\dtd\rwnetworkconf.xsd

rwnetworkconf.xsdには、rwnetwork.confの要素と属性のデータ型の定義が格納されています。

詳細は、第7.5項「ネットワーク構成ファイル」を参照してください。

Oracle Reports Servlet(rwservlet)

ORACLE_HOME\reports\dtd\rwservlet.xsd
$DOMAIN_HOME\config\fmwconfig\servers\<WLS_SERVER_NAME>\applications\reports_<version>\configuration\rwservlet.properties

rwservlet.xsdファイルには、rwservlet.propertiesパラメータのデータ型の定義が格納されています。

詳細は、第7.3項「Oracle Reports Servlet構成ファイル」を参照してください。

Reports Servletネットワーク構成ファイル: $DOMAIN_HOME\config\fmwconfig\servers\<WLS_SERVER_NAME>\applications\reports_<version>\configuration\rwnetwork.conf

ORACLE_HOME\reports\dtd\rwnetworkconf.xsd

rwnetworkconf.xsdには、rwnetwork.confの要素と属性のデータ型の定義が格納されています。

詳細は、第7.5項「ネットワーク構成ファイル」を参照してください。

Oracle Reports Bridge(rwbridge)

ORACLE_HOME\reports\dtd\bridgeconfig.xsd
ORACLE_INSTANCE\config\ReportsBridgeComponent\bridge_name\rwbridge.conf

bridgeconfig.xsdファイルには、rwbridge.confの要素と属性のデータ型の定義が格納されています。

詳細は、第7.4項「Oracle Reports Bridge構成ファイル」を参照してください。

Reports Bridgeネットワーク構成ファイル: ORACLE_INSTANCE\config\ReportsBridgeComponent\bridge_name\rwnetwork.conf

注意: ORACLE_INSTANCE\config\ReportsBridgeComponentディレクトリはデフォルトでは作成されません。これは、ユーザーがopmnctlを使用してReports Bridgeを作成する際に作成されます。

ORACLE_HOME\reports\dtd\rwnetworkconf.xsd

rwnetworkconf.xsdには、rwnetwork.confの要素と属性のデータ型の定義が格納されています。

詳細は、第7.5項「ネットワーク構成ファイル」を参照してください。