ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
11gリリース2 (11.1.2)
B70751-03
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

7.13 Reports管理対象サーバーの構成

デフォルトでは、Oracle Reportsアプリケーションは管理対象サーバーにデプロイされます。

Reports管理対象サーバーの起動プロパティは、SetDomainEnv.shファイルまたはWebLogic Server管理コンソールを使用して変更できます。ただし、setDomainEnv.shファイルですでに定義されている-Xmxや-Xmsなどの一部のプロパティは優先されるため、WebLogic Server管理コンソールを使用して行った変更が有効になりません。また、WLS_REPORTSの起動プロパティのうち、WebLogic Server管理コンソールを使用して変更したものは、startManagedServer.shを使用してWLS_REPORTSを起動した場合には有効になりません。したがって、SetDomainEnv.sh (UNIXの場合)またはSetDomainEnv.bat (Windowsの場合)を使用して管理対象サーバーの起動プロパティを変更することをお薦めします。

管理対象サーバーのシステム・プロパティやランタイム・プロパティは、$DOMAIN_HOME/binにあるSetDomainEnv.sh (UNIXの場合)またはSetDomainEnv.bat (Windowsの場合)を使用して変更できます。

ランタイム・プロパティは、[ "${SERVER_NAME}" = "WLS_REPORTS" ]ブロック内のEXTRA_JAVA_PROPERTIES変数を使用して変更できます。

WLS_REPORTS管理対象サーバーの新規の環境変数は、SetDomainEnv.shスクリプトのif[ "${SERVER_NAME}" = "WLS_REPORTS" ]ブロック内に追加する必要があります。

setDomainEnv.shを使用するすべてのコンポーネントについてデフォルト設定が行われる際、-Xmxおよび-Xmsの設定が管理対象サーバーのコマンドラインに複数回追加されます。そのため、[ "${SERVER_NAME}" = "WLS_REPORTS" ]ブロックのEXTRA_JAVA_PROPERTIES変数の最後に-Xmxおよび-Xmsの設定を追加する必要があります。

たとえば、次のようなスニペットがあるとします。

if [ "${SERVER_NAME}" = "WLS_REPORTS" ] ; then     EXTRA_JAVA_PROPERTIES="-Xms256m Xmx512m ... -Doracle.home=/fmwhome/as1 ... ${EXTRA_JAVA_PROPERTIES}"

-Djobid=randomプロパティを追加し、WLS_REPORTSの-Xmxおよび-Xmsの設定を512mおよび1024mに変更するには、スニペットを次のように変更する必要があります。

if [ "${SERVER_NAME}" = "WLS_REPORTS" ] ; then     EXTRA_JAVA_PROPERTIES=" -Doracle.home=/fmwhome/as1 ... ${EXTRA_JAVA_PROPERTIES} -Xms512m -Xmx1024m -Djobid=random"

ノート:

WLS_REPORTSは、インストール時にReportsアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの名前です。拡張クラスタの場合、管理対象サーバーにはWLS_REPORTS1、WLS_REPORTS2、などの名前を付けることができます。