| Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 11gリリース2 (11.1.2) B70752-02 |
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REFカーソル問合せを作成するには、まず、REFカーソルを定義するパッケージ仕様部を作成します。その後で、REFカーソルを使用する問合せを作成します。この項の手順では、REFカーソルを定義するパッケージ仕様部を作成します。
REFカーソル型を定義するには:
Reports Builderを起動します(すでに起動している場合は、「ファイル」→「新規」→「レポート」を選択)。
「ようこそ」ダイアログ・ボックスまたは「新規レポート」ダイアログ・ボックスで、「新規レポートを手動で作成」を選択して「OK」をクリックします。
オブジェクト・ナビゲータで、新しいレポート・ノード(MODULEx)の下の「プログラム・ユニット」ノードをクリックします。
ツールバーで「作成」ボタンをクリックして、「新規プログラム・ユニット」ダイアログ・ボックスを表示します。
新規プログラム・ユニット・ダイアログ・ボックスで、「名前」フィールドにconcl_cvと入力します。
「パッケージ仕様」を選択し、「OK」をクリックしてPL/SQLエディタを表示します。
PL/SQLエディタで、テンプレートを使用して次のPL/SQLコードを入力します。
PACKAGE concl_cv IS
type conclass_rec is RECORD
(EMPLOYEE_ID NUMBER(6),
FIRST_NAME VARCHAR2(20),
LAST_NAME VARCHAR2(25),
EMAIL VARCHAR2(25),
PHONE_NUMBER VARCHAR2(20),
HIRE_DATE DATE,
JOB_ID VARCHAR2(10),
SALARY NUMBER(8,2),
DEPARTMENT_ID NUMBER(4));
type conclass_refcur is REF CURSOR return conclass_rec;
END;
このパッケージ仕様部では、次の2つのことを行います。
データベースから選択するデータを記述するレコード(conclass_rec)を定義します。
レコードによって記述されたフォーマットでデータを返すREFカーソルを定義します。
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注意: 提供されているファイル |
「コンパイル」をクリックします。
コンパイル・エラーが発生した場合は、構文エラーのコードをチェックして必要に応じてコンパイルを再実行します。
「閉じる」をクリックします。
手順3から8を繰り返して、さらに次の2つのパッケージ仕様部を作成します。
パッケージ仕様部名: cont_cv
PACKAGE cont_cv IS
type container_rec is RECORD
(EMPLOYEE_ID NUMBER(6),
START_DATE DATE,
END_DATE DATE,
JOB_ID VARCHAR2(10),
DEPARTMENT_ID NUMBER(4));
type container_refcur is REF CURSOR return container_rec;
END;
パッケージ仕様部名: port_cv
PACKAGE port_cv IS
type portdesc_rec is RECORD
(DEPARTMENT_ID NUMBER(4),
DEPARTMENT_NAME VARCHAR2(30));
type portdesc_refcur is REF CURSOR return portdesc_rec;
END;
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注意: 提供されているファイル |
「ファイル」→「別名保存」を選択します。このレポートにref61_your_initials.rdfという名前を付けて、任意のディレクトリに保存します。
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注意: レポートの設計段階では、レポートを異なるファイル名で頻繁に保存することをお薦めします。そうすれば、エラーが生じたり、変更した内容に問題がある場合でも、前に保存したファイルに簡単に戻ることができるので、その時点からの修正を加えるだけで済みます。 |