ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Forms and Reports相互運用および互換性ガイド
11gリリース2 (11.1.2.2)
B71693-02
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

2 Oracle Forms and Reportsの相互運用性および互換性

Oracle Forms and Reports 11gリリース2 (11.1.2)の相互運用性および互換性に関するいくつかの重要な情報を紹介します。

この章は次の項で構成されています:

2.1 Oracle Identity Managementとの相互運用性および互換性

Oracle Forms and ReportsとOracle Identity Managementとの間の相互運用性および互換性の問題に関する次の情報を参照してください。

2.1.1 Oracle Identity Managementの使用に関する一般情報

新しいOracle Identity Managementコンポーネントをインストールする前や、Oracle Identity Managementサービスを使用するためにOracle Forms and Reportsソフトウェアを構成する前には、次を確認してください。

  • 使用するOracle Fusion Middleware製品と互換性のあるOracle Identity Management製品を識別するためのOracle Fusion Middleware動作保証情報。詳細は、第1.4.2項「Oracle動作保証マトリクスの使用方法」を参照してください。

  • 既存および将来のOracle Fusion Middlewareコンポーネントと互換性のあるOracle Fusion Middlewareソフトウェアのバージョンをインストールおよび構成していることを確認するための、この章の情報。

同様に、Oracle Fusion Middlewareパッチ・セットを適用する前に、現在の環境をチェックして、そのパッチ・セットの適用がOracle Identity Managementコンポーネントとそれらに依存するOracle Fusion Middleware製品間の相互運用性に影響を与えないことを確認してください。

また、Oracle Forms and Reports 11gリリース2 (11.1.2)とともに使用するOracle Identity Management製品のインストール先についても制限があります。詳細は、第2.2項「Oracle Forms and ReportsのMiddlewareホームとドメイン拡張時の相互運用性」を参照してください。

2.1.2 Oracle Internet Directory 11gおよびSingle Sign-On 10gとの互換性

Oracle Fusion Middleware 11gには、Oracle Single Sign-Onユーザー向けのアップグレード・パスが用意されています。具体的には、Oracle Single Sign-On環境をOracle Access Manager 11gにアップグレードできます。

ただし、Oracle Internet Directory(およびOracle Directory Integration Platform)インスタンスを11gにアップグレードした後で、アップグレード後のタスクをいくつか実行する必要があります。このタスクは、Oracle Single Sign-On 10gが、アップグレードされたOracle Internet Directoryインスタンスと正常に連携できるようにするために必要です。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementアップグレード・ガイドに記載されている、Oracle Internet DirectoryおよびOracle Directory Integration Platformのアップグレード手順に従ってください。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイドSingle Sign-Onのインストールの評価に関する項を参照してください。

2.1.3 Oracle Access Managerとの互換性および相互運用性

Oracle Forms and Reports 11gリリース2 (11.1.2)をインストールするときに、インストールを既存のOracle Access Manager 11gインスタンスと統合することを選択できます。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Forms and Reportsインストレーション・ガイド』のアイデンティティ管理によるOracle Forms and Reportsの保護に関する項を参照してください。

また、Oracle Access ManagerをOracle Forms and Reportsとともに使用する場合、次の考慮事項に留意してください。

2.1.3.1 Oracle Access ManagerをOracle Forms and Reportsとともにインストールする際の制限

Oracle Access ManagerをOracle Forms and Reports 11gリリース2 (11.1.2)とともに使用する場合、次のいずれかを実行します。

  • ほとんどの場合、Oracle Access Managerは、Oracle Forms and Reportsとは異なるホスト・コンピュータにインストールして構成することをお薦めします。

  • Oracle Access ManagerをOracle Forms and Reportsと同じホストで使用する場合は、2つの製品を別々のMiddlewareホームにインストールします。たとえば、Oracle Access ManagerをOracle Forms and Reports 11gリリース2 (11.1.2)と同じMiddlewareホームにインストールしないようにします。

詳細は、第2.2.1項「Oracle Forms and Reports 11gリリース2 (11.1.2)のMiddlewareホームの相互運用性」を参照してください。

2.1.3.2 Oracle HTTP Server WebGateのOracle Access ManagerおよびOracle Forms and Reports 11gリリース2 (11.1.2)との併用

Oracle Access ManagerをOracle Forms and Reportsとともに使用する場合、必ずOracle Access ManagerおよびOracle Forms and Reports 11gリリース2 (11.1.2)の両方でサポートされているOracle HTTP Server WebGateソフトウェアのバージョンを使用します。

詳細は、第1.4.2項「Oracle動作保証マトリクスの使用方法」を参照してください。

2.2 Oracle Forms and ReportsのMiddlewareホームとドメイン拡張時の相互運用性

次の項では、Middlewareホームに製品をインストールする際と既存のOracle WebLogic Serverドメインを拡張する際のOracle Fusion Middleware製品の相互運用性について説明します。

2.2.1 Oracle Forms and Reports 11gリリース2 (11.1.2)のMiddlewareホームの相互運用性

ほとんどのOracle Fusion Middleware製品に適用される一般的な規則は、作成する各Middlewareホームに、必ず同じバージョンまたはパッチ・セットの製品のみが含まれるようにすることです。

ただし、Oracle Forms and Reports 11gリリース2 (11.1.2)の場合、この規則の制限はさらに厳しくなります。特に指示がないかぎり、Oracle Forms and Reportsと同じMiddlewareホームに他のOracle Fusion Middleware製品をインストールしないようにしてください。

この規則は、Oracle Access ManagerおよびOracle Forms and Reportsのインストールおよび構成について考慮するときに、特に重要になります。詳細は、第2.1.3項「Oracle Access Managerとの互換性および相互運用性」を参照してください。

2.2.2 Oracle Forms and Reports 11gリリース2 (11.1.2)のドメイン拡張時の相互運用性

ほとんどのOracle Fusion Middleware製品では、別のOracle Fusion Middleware製品を使用して既存のOracle WebLogic Serverドメインを拡張できます。この場合、ドメイン内で構成されているすべての製品のリリース・バージョンまたはパッチ・セットが一致している必要があります。

ただし、Oracle Forms and Reports 11gリリース2 (11.1.2)の場合、この規則の制限はさらに厳しくなります。特に指示がないかぎり、他のOracle Fusion Middleware製品を使用してOracle Forms and Reportsドメインを拡張しないようにしてください。

この規則は、Oracle Access ManagerおよびOracle Forms and Reportsのインストールおよび構成について考慮するときに、特に重要になります。詳細は、第2.1.3項「Oracle Access Managerとの互換性および相互運用性」を参照してください。