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Oracle® Fusion Middleware Oracle Unified Directoryリリース・ノート
11g リリース2 (11.1.2.2)
E51914-02
 

 

Oracle® Fusion Middleware

Oracle Unified Directoryリリース・ノート

11g リリース2 (11.1.2.2)

E51914-02(原本部品番号:E23738-07)

2014年3月

このドキュメントには、Oracle Unified Directory 11g リリース2 (11.1.2.2)のリリース情報が記載されています。このドキュメントでは、Oracle Unified Directory (OUD)に実際に搭載されている機能とドキュメントに記載されている機能との相違点について説明します。

OUDをインストールまたは使用する前に、このドキュメントの内容を確認することをお薦めします。

このドキュメントの内容は、その発行時点において正確です。オラクル社では、ソフトウェアのリリース後、リリース・ノートを定期的に更新します。これらのリリース・ノートの最新情報および追加情報には、次のOracle Technology Networkからアクセスできます:

http://docs.oracle.com/cd/E49437_01/relnotes.111220/e23738/toc.htm

このリリース・ノートの内容は次のとおりです。

1 システム要件と仕様

インストールを実行する前に、 システム要件および動作保証のドキュメントを読み、インストールする製品の最小インストール要件を環境が満たしていることを確認します。次のドキュメントをOracle Technology Network (OTN)から入手できます。

次の各項では、OUDのインストール要件に固有の追加情報について説明します。

1.1 ハードウェア要件

一般的なガイドラインとして、次のハードウェアが推奨されます。

表1 推奨されるハードウェア

ハードウェア・コンポーネント 要件

RAM

評価目的: 小規模なデータベースの場合、256MB以上の空きメモリーが必要です。

本番: 2GB以上が必要です。

ローカル・ディスク領域

評価目的: 小規模なデータベースの場合、十分なログ・ファイル領域を確保するには、100MB以上のローカル・ディスク空き領域がシステムに必要です。1GB以上のディスク領域を確保することをお薦めします。

本番: 最大 250,000 個のエントリ、イメージなどのバイナリ属性なしという一般的な本番デプロイメントの場合、データベースのみについては4GBのディスク領域で十分であると考えられます。ログ・ファイル用に1GBのディスク領域が別途必要になることがあります。変更ログ・データベース(DB)のディスク領域を決定する必要があります。これは、負荷(1秒当たりの更新件数)およびレプリケーション・パージ遅延(サーバーが内部更新に関する情報を保持する必要がある時間)によって決まります。1秒当たり1,000件の変更という負荷の場合、変更ログDBは30-40GBまで拡大する可能性があります。

グローバル索引レプリケーションを使用する場合は、レプリケーション変更ログ用に十分なディスク領域を確保してください。変更ログには、デフォルトで過去100時間の変更が格納されます。サービスの予想サイズに基づいて構成してください。たとえば、1秒当たりの変更件数が5,000件であれば、150GBが必要です。

NFSマウントされたファイル・システムにデータベースとログをインストールしてディレクトリ・サーバーを使用できますが、関連するファイルに異なるシステムから同時にアクセスしないでください。データベース用に十分な領域を用意する必要があります。


最適なパフォーマンスを実現するには、JVMヒープおよびデータベース・キャッシュ用の十分なRAMメモリーがシステムに必要です。JVMヒープおよびデータベース・キャッシュの設定の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directoryインストレーション・ガイド』の「JVM、Javaオプションおよびデータベース・キャッシュの構成」を参照してください。

システムには、生成されたログ・ファイルを格納するための十分なディスク領域も必要です。デフォルトのサーバー設定では、サーバー・ログ・ファイルは最大1GBのディスク領域を消費する可能性があります。レプリケートされた環境では、1秒当たり1,000件の変更という負荷の場合、変更ログ・データベースは30-40GBまで拡大する可能性があります。ログ・ファイル・サイズの設定の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directory管理者ガイド』の「ログ・ローテーション・ポリシーの構成」を参照してください。

アプリケーションおよびパフォーマンスのニーズに応じて、使用するディスク領域を大幅に減らしたり、増やすようにOracle Unified Directoryを構成できます。設定に関するあらゆる考慮事項を検討した上で、サーバーのデータベースおよびログ・ファイルのメモリーの量を決定する必要があります。

Solarisシステムでは、JVMヒープの2倍以上の仮想メモリーを確保するようにオペレーティング・システムを構成してください。そのためには、オペレーティング・システムのスワップ領域のサイズを大きくする必要がある場合があります。

1.2 ソフトウェア要件

次のドキュメントに記載されているオペレーティング・システム、アプリケーション・サーバーおよびJDKの要件に加えて、ソフトウェア要件を確認します。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

必ず、次のOS固有の要件を解決してください。

1.2.1 ファイル記述子の要件(Linuxシステム)

この項で説明する問題はLinuxシステムにのみ影響します。サポートされている他のプラットフォームには影響しません。

最適なサーバー・パフォーマンスを確保するには、クライアント接続、データベース・ファイルおよびログ・ファイルの合計数がオペレーティング・システムのファイル記述子の上限(ulimit -n)を超えないようにしてください。ディレクトリ・サーバーでは、デフォルトで無制限に接続を開くことができますが、オペレーティング・システムのファイル記述子の制限によって制約を受けます。Linuxシステムでは、プロセスが開くことができるファイル記述子の数が1プロセス当たり1024に制限されます。

ディレクトリ・サーバーが1プロセス当たり1024というファイル記述子の制限を超えると、新しいプロセス・スレッドやワーカー・スレッドはブロックされます。たとえば、オペレーティング・システムがファイル記述子の制限を超えると、ディレクトリ・サーバーがOracle Berkeley JEデータベース・ファイルを開こうとしても、接続を開けなくなり、データベース破損の例外が発生することがあります。同様に、オペレーティング・システムで設定されているファイル記述子の制限をディレクトリ・サーバーが超えた場合、LDAP接続ハンドラが新しい接続を開こうとしてCPUの処理を占有してしまうため、ディレクトリ・サーバーが応答しなくなることがあります。

この状況を修正するには、Linuxマシンでファイル記述子の上限を1プロセス当たり65535に設定します。

ファイル記述子の上限を表示するには、次のコマンドを実行します。

/sbin/sysctl -a | grep file-max

file-maxの値が65535未満の場合、次の手順を実行します。

  1. テキスト・エディタを使用して、/etc/sysctl.confファイルを作成または編集、および次のような行の追加または編集をします。

    fs.file-max = 65536
    
  2. カーネル・パラメータの現行の値を変更するには、次のコマンドを入力します。

    /sbin/sysctl -p
    
  3. コマンド/sbin/sysctl -a | grep file-maxを入力して、値が正しく設定されていることを確認します。

  4. テキスト・エディタを使用して、/etc/security/limits.confファイルを編集し、次の行を追加します。

    soft nofile 1024
    hard nofile 65535 
    

注意:

/etc/sysctl.confまたは/etc/security/limits.confファイルで値を指定した場合、システムの再起動後も値が維持されます。


1.2.2 Solarisゾーンへのインストールに関する固有の要件

Oracle Unified Directoryソフトウェアは、グローバル・ゾーン、フル・ローカル・ゾーンおよびスパース・ゾーンを、独立した物理システムとして扱います。したがって、サーバーをどのタイプのSolarisゾーンにインストールしても、独立したシステムへのインストールと同様になります。このソフトウェアは、サービスやファイルの場所を他のゾーンと共有しません。

1.3 動作保証されている言語

Oracle Unified Directory 11g リリース2 (11.1.2.2)は、次の言語について動作が保証されています。

  • 中国語(簡体字)

  • 中国語(繁体字)

  • フランス語

  • ドイツ語

  • イタリア語

  • 日本語

  • 韓国語

  • スペイン語

  • ポルトガル語(ブラジル)


注意:

一部のエラー・メッセージ(具体的にはSEVEREおよびFATALメッセージ)は英語でのみ表示されます。


2 ソフトウェア環境の制限事項と推奨事項

Oracle Unified Directory 11g リリース2 (11.1.2.2)ソフトウェアには、ディレクトリ・サーバーの初期デプロイメントに影響する可能性がある制限事項がいくつかあります。この項で説明するデプロイメントの推奨事項に従ってください。

また、管理者は、十分なサイズのハードウェアで大量の書込み操作をサポートできるように、Oracle Unified Directoryディレクトリ・サーバーとそのJava仮想マシン(JVM)を適切にチューニングする必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directoryインストレーション・ガイドのJVM、Javaオプションおよびデータベース・キャッシュの構成に関する項を参照してください。

この項では、次の項目について説明します。

2.1 Oracle Unified Directory 11g リリース2 (11.1.2.2)の制限事項

この項では、Oracle Unified Directory 11g リリース2 (11.1.2.2)の制限事項について説明します。パラメータは次のとおりです。

  • Oracle Unified Directoryディレクトリ・サーバーは、別名の参照解除を除き、LDAPv3を完全にサポートしています。LDAPv2については制限付きでサポートしています。

  • エンタープライズ・ユーザー・セキュリティを使用するように設定されたOracle Unified Directoryは、現在、次のディレクトリ・サーバーのプロキシについて検証されています。

    • Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.3

    • Microsoft Active Directory 2008 R2

    • Novell eDirectory 8.8

    • Oracle Unified Directory 11g リリース2

  • 検索問合せがエントリの(すべての属性ではなく)特定の必須属性を要求する場合、プロキシ・サーバーで最適な検索パフォーマンスが実現します。

2.2 Oracle Unified Directoryソフトウェアの推奨事項

この項では、Oracle Unified Directory 11g リリース2 (11.1.2.2)を使用する際の推奨事項について説明します。パラメータは次のとおりです。

  • データベース・ファイルをすべてメモリーにキャッシュすると、ディレクトリ・サーバーのパフォーマンスが向上します。

  • Oracle Unified Directoryディレクトリ・サーバーのデフォルト設定は、最初、リソースの量が制限された機器を稼働している評価担当者や開発者を対象としています。そのため、Java仮想マシン(JVM)およびディレクトリ・サーバー自体をチューニングして、特に書込み操作についてスケーラビリティとパフォーマンスを向上させる必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directoryインストレーション・ガイドのJVM、Javaオプションおよびデータベース・キャッシュの構成に関する項を参照してください。

  • import-ldifコマンドを使用して大きいLDIFファイルをインポートする場合、--skipDNvalidationオプションを使用することをお薦めします。ただし、LDIFファイルが有効であるかどうかが不明な場合は、このオプションを使用しないでください。

3 Oracle Unified Directory (OUD)の既知の問題と回避策

次の各項では、このリリース時点でのOracle Unified Directory 11g リリース2 (11.1.2.2)コア・サーバーの既知の問題と制限事項について説明します。

3.1 (バグ17881246)マクロACIはOUDサーバーと互換性がないという警告メッセージが表示される

ds2oudを使用してODSEEインスタンスをOUDサーバーに移行する場合、「マクロACIはOUDサーバーと互換性がないため、混合環境で使用しないでください」という警告が表示されることがあります。

回避策

現在、マクロACIは互換性があるので、この警告は無視してかまいません。

3.2 (バグ17874888) ds-privilege-name: -data-syncを含むルート・ユーザーに権限が付与されない

data-sync権限はこのリリースのOUDから削除されているため、OUDサーバーではこの権限が認識されません。たとえば、ルート・ユーザーが次のように作成されたとします。

dn: cn=myroot,cn=Root DNs,cn=config
objectClass: inetOrgPerson
objectClass: person
objectClass: top
objectClass: ds-cfg-root-dn-user
objectClass: organizationalPerson
userPassword: admin-password
cn: myroot
sn: myroot
ds-cfg-alternate-bind-dn: cn=myroot
givenName: My Root User
ds-privilege-name: -data-sync

この場合、OUDサーバーではこの権限が認識されないので、削除できません。かわりに、OUDサーバーではこのユーザーのすべての権限が削除されます。

回避策

ルート・ユーザーのds-privilege-name属性から値-data-syncを削除します。例:

$ ldapmodify -h localhost -p 4444 --useSSL
dn: cn=myroot,cn=Root DNs,cn=config
changetype:modify
delete:ds-privilege-name
ds-privilege-name: -data-sync

3.3 (バグ17867250) OUDに関連付けられたWindowsサービスを開始できない

Windowsサービスとして実行するようにOUDを設定し、Windowsシステムを再起動すると、エラー・メッセージが表示されます。Windowsサービスを開始できません。これは、管理者がインスタンス・パスに対するアクセス権を持っていない場合に発生します。

回避策

インスタンス・パスに対する管理者のアクセス権を有効にします。

3.4 (バグ17797663)パススルー認証がKerberos認証プロバイダで構成されている場合、制約を受ける

パススルー認証(PTA)がKerberos認証プロバイダで構成されている場合、正常にバインドするには、一定の条件を満たす必要があります。

回避策

次の条件を満たすようにPTAを構成します。

  • ユーザー・プロバイダはローカル・バックエンドである必要があります。

  • PTAサフィックス、ユーザー・サフィックスおよび認証サフィックスは同じである必要があります。サフィックスが同じになるように構成する最も簡単な方法は、PTAサフィックスを定義し、それ以外のサフィックスを定義しないことです。

3.5 (バグ17766636)「操作のステータス」フィールドに「予期しないエラー」が表示される

DSCCを使用してレプリケーション・ゲートウェイを監視しているときに、「ディレクトリ・サーバー」タブで、操作のステータスが「予期しないエラー」を示します。

回避策

  1. レプリケーション・ゲートウェイを停止します。

  2. レガシー構成ファイル<INSTANCE_PATH>/OUD/config/legacy-config.ldifを編集します。

    「予期しないエラー」のためにDSCCを使用して管理できないサフィックスに対応するマッピング・ツリー・エントリを探します。cn値にあるバックスラッシュ文字(\)を削除します。

    たとえば、変更後のエントリが次のようになるようにしてください。

    dn: cn=dc=example\,dc=com,cn=mapping tree,cn=gwconfig
    objectClass: extensibleobject
    objectClass: nsMappingTree
    objectClass: top
    nsslapd-state: backend
    nsslapd-backend: example1
    cn: dc=example,dc=com
    entryUUID: xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx
     
    
  3. レプリケーション・ゲートウェイを再起動します。

  4. DSCCのページをリフレッシュします。

3.6 (バグ17740008)レプリケートする新しいサフィックスを追加するときに、EUSサフィックスがレプリケーション・オプションとして表示されない

エンタープライズ・ユーザー・セキュリティ(EUS)オプションでサフィックスが構成されている場合、その内容をレプリケートしようとしたときに、EUSで必要な(レプリケートする必要がある)内部サフィックスの一部がレプリケーション・オプションとして表示されません。

回避策

dsreplicationコマンドを使用し、内部サフィックスのベースDN (cn=eussuffixcn=oraclecontextなど)を引数として明示的に指定します。

たとえば、サフィックスCN=EUSSuffixをレプリケートする場合、次のコマンドを実行します。

dsreplication enable --baseDN CN=EUSSuffix --baseDN cn=OracleContext --baseDN cn=OracleSchemaVersion

3.7 (バグ17739791) oud-setupの使用時にEUSサフィックスがレプリケーション・オプションとして表示されない

oud-setupコマンドを使用して、エンタープライズ・ユーザー・セキュリティ(EUS)オプションでレプリケーション対象の2台のOUDサーバーを構成するときに、EUSサフィックスがレプリケーション・オプションとして表示されません。

回避策

dsreplicationコマンドを使用して、レプリケーション対象のサーバーを構成します。前述の第3.6項も参照してください。

3.8 (バグ17689711)同じレプリケーション・サーバーに複数のサフィックスがある場合に変更ログを有効にすると、不要な構成の変更が行われることがある

この問題は、レプリケーション対象としてすでに構成されているサフィックス(dc=example,dc=comなど)とレプリケーション対象として構成されていないサフィックス(cn=companynameなど)の2つのサフィックスを含む2台のサーバーがある場合に発生することがあります。両方のサーバーでcn=companynameについて変更ログを有効にすると、サーバー自体はすでに定義され、レプリケーション対象として構成されているため、cn=companynameサフィックスのレプリケーションが自動的に構成されます。

回避策

現在のところ、この問題に対する回避策はありません。

3.9 (バグ17627747)ワークフロー要素にremote-ldap-server-bind-password-file値が含まれている場合、エラー・メッセージが表示される

OUD 11g リリース11.1.1.1からのアップグレード時に、ワークフロー要素にremote-ldap-server-bind-password-file値が含まれている場合、次のメッセージが表示されます。

[18/Oct/2013:17:47:28 +0200] category=PROXY_LDAP severity=SEVERE_ERROR
msgID=28573708 msg=File not found:
@ /.../tmp/ds1-888646394-rootpw.

このメッセージに関係なく、アップグレード・プロセスは続行されます。

回避策

アップグレードが完了したら、remote-ldap-server-bind-password-file値を手動で再度設定します。

3.10 (バグ17588927)アンインストール後、アンインストールの成功がアンインストール・ツールから報告されても、サーバーが引き続き稼働している

アンインストールは失敗し、「サーバーからデータを読取り中にエラーが発生しました。サーバーから提示された証明書にエラーがあります」というメッセージが表示されます。

回避策

インスタンスのアンインストール後もインスタンスが引き続き稼働している場合は、関連するプロセスをシステムから削除します。すべてのファイルおよびディレクトリが削除されたことを確認します。削除されていない場合は、手動で削除します。

3.11 (バグ17582404) WebLogic ServerのログにADFエラーが表示される

データ・ビューでエントリにアクセスすると、WebLogic Serverのログに次のエラー・メッセージが表示されます。

<Oct 9, 2013 8:04:17 AM PDT> <Error>
<oracle.adf.controller.internal.binding.TaskFlowRegionInitialConditions>
<ADFC-64007> <ADFc: Task flow binding parameter 'entryObject' of type
'oracle.idm.directoryservices.odsm.model.oid.UserEntry' on binding
'oidDBdetailtaskflow' is not serializable, potential for incorrect
application behavior or data loss.> 

回避策

このエラーは、WebLogic Serverの機能には影響しません。このメッセージは無視してかまいません。

3.12 (バグ17580087) OUDがds-sync-hist索引でパージ・フラグの設定に失敗する

OUD 11g リリース11.1.1.5またはリリース11.1.2.0からOUD 11g リリース11.1.2.2にアップグレードしたときに、最新リリースがds-sync-hist索引でパージ・フラグの設定に失敗します。

回避策

ds-sync-hist索引のds-cfg-purgingフラグをtrueに設定します。その後、次のようにds-sync-hist索引を再構築します。

./dsconfig set-local-db-index-prop --element-name userRoot --index-name ds-sync-hist --set purging:true

./rebuild-index -b "dc=example,dc=com" -i ds-sync-hist

3.13 (バグ17567689) OUDサーバーが追加リクエストの拒否に失敗する

entryuuidを含まないエントリに対する(レプリケーション修復制御を使用した)追加リクエストをOUDサーバーが拒否できなかった場合、レプリケーション・エラーが発生します。

回避策

entryuuidを含まないエントリがレプリケーション修復制御を使用して追加された場合、エントリを削除し、適切なentryuuidで再度追加する必要があります(すべての操作に修復制御を使用します)。

3.14 (バグ17564774)「DPSの処理中に致命的なエラーが発生しました」というメッセージが表示される

dps2oudコマンドが「DPSの処理中に致命的なエラーが発生しました」というエラー・メッセージを返します。これは、ビュー・ベースが同じデータ・ビューが構成に複数含まれており、分散アルゴリズムが含まれていない場合に発生します。

回避策

それぞれのビュー・ベースが1つのデータ・ビューにのみアタッチされるように、ディレクトリ・プロキシ・サーバーの構成ファイルを更新します。

3.15 (バグ16477758)エントリ・キャッシュが正しく更新されないことがある

エントリ・キャッシュが正しく更新されないことがあります。

回避策

次のコマンドを実行して、エントリ・キャッシュを無効にします。

dsconfig set-entry-cache-prop \
--cache-name FIFO \
--set enabled:false\
--port ADMIN_PORT \
--bindDN cn=Directory\ Manager \
--bindPassword ****** \
--no-prompt 

3.16 (バグ16214645)エンタープライズ・ユーザー・セキュリティ(EUS)の構成を設定中にエラーが発生することがある

エンタープライズ・ユーザー・セキュリティ(EUS)の構成を設定中にOracleデータベース・バージョン11.1.6.0をインストールすると、ORA-28030「LDAPディレクトリ・サービスへアクセス中にサーバーに問題が発生しました。」というメッセージが表示されることがあります。

回避策

  1. Oracle Wallet Managerを起動し、次の場所にデフォルトで格納されているウォレットを開きます。

    $ ORACLE_BASE/admin/<SID>/ wallet

  2. DBCAを使用して登録するときに提供されたウォレットのパスワードを指定します。

  3. Wallet Managerの「ファイル」→「自動ログイン」メニューから自動ログインのチェック・ボックスを選択します。

  4. ウォレットを再度保存してcwallet.ssoを作成します。

3.17 (バグ14772631) AddOutboundTransformationの定義にドットが含まれている場合、検索リクエストが失敗することがある

virtualAttr={%sn%.%cn%@o.com}を指定してAddOutboundTransformationを構成するときに、定義にドットが含まれている場合、virtualAttrパラメータにフィルタを含む検索リクエストが正しく動作しないことがあります。

たとえば、"sn:sn.light""cn:cn.light."のように、snおよびcnバックエンド属性値にドットが含まれているとします。この場合、"virtualAttr=sn.light.cn.light@o.com"など、virtualAttrにフィルタを含む検索リクエストが正しく動作しないことがあります。

回避策

現在のところ、この問題に対する回避策はありません。

3.18 (バグ14768705) AddOutboundTransformationのクライアント属性値を構成中にエラーが発生する

AddOutboundTransformationのクライアント属性値を構成するときに、"cn={%sn%.%cn%}"ではなく、client-attribute:"cn=%sn%.%cn%"のように中カッコ{}を省略しても、dsconfigコマンドは警告をスローしません。ただし、変換は正しく動作しません。

回避策

AddOutboundTransformationのクライアント属性値を構成するときには、中カッコ{}を必ず使用してください。

3.19 (バグ14768666) addoutboundattr変換を使用した場合、ldapcompareコマンドが誤ってFALSEを返すことがある

競合動作がMerge-real-and-virtualに設定されたcn=%sn%など、addoutboundattr変換を使用した場合、比較がsn値に対してのみ行われ、cn値に対しては行われないため、ldapcompareコマンドが誤ってFALSEを返すことがあります。

回避策

現在のところ、この問題に対する回避策はありません。

3.20 (バグ17449719) start-ds --upgradeコマンドで警告メッセージが生成される

OUDインスタンスを11g リリース2 (11.1.2.1)にアップグレードした後、start-ds -upgradeコマンドで次のメッセージが表示されます: MILD WARNINGS: MISSING INDEX IN VIRTUALACIS BACKEND。

回避策

このメッセージは無視してかまいません。

3.21 (バグ14080885)キー・ストアのPINファイルのパスを更新するためのフィールドがmoveplanインタフェースにない

moveplanインタフェースには、クローニング・プロセス中にキー・ストアのPINファイルのパスを更新するためのフィールドがありません。

回避策

クローニングするインスタンスでdsconfigコマンドを使用して、クローニング中にJKS鍵マネージャ・プロバイダkey-store-pin-file値を更新します。

3.22 (バグ14652478) runInstallerコマンドが適切なOSの確認に失敗する

Oracle Linux Enterprise 6では、runInstallerコマンドを実行するには、i686パッケージがシステムにインストールされている必要がある場合があります。OUDが正しく動作するためにこれらのパッケージが直接必要なわけではありませんが、インストール・プロセスでは必要です。

回避策

runInstallerコマンドを実行する前に、必要なi686パッケージをインストールします。『Oracle Unified Directoryインストレーション・ガイド』の第1.1項「システム要件と動作保証情報」を参照してください。

3.23 (バグ14065106)一部のエラー・メッセージおよびオンライン・ヘルプの翻訳がサポートされていない

Oracle Unified Directoryでは、oudCopyConfig、oudExtractMovePlanおよびoudPasteConfigコマンドについては、メッセージとヘルプのどちらの翻訳もサポートされていません。

回避策

現在のところ、この問題に対する回避策はありません。

3.24 (バグ14055062)パラメータ-j, --rootUserPasswordFileの値が相対パスとして指定されている場合、コマンドが失敗する

Windowsシステムでは、パラメータ-j, --rootUserPasswordFileの値が相対パスとして指定されている場合、oud-setup、oud-proxy-setupおよびoud-replication-gateway-setupコマンドが失敗します。

回避策

-j, --rootUserPasswordFileパラメータに絶対パスを指定します。

例:

-j C:\local\Password.txt

3.25 (バグ13996369) gicadmコマンドでカタログがインポートされない

相対パスを指定した場合、gicadmコマンドでカタログがインポートされません。

回避策

カタログをインポートするには、絶対パスを指定します。

3.26 (バグ13991574)秘密鍵のエントリがリモート・サーバーで定義されている場合、対称鍵エントリのインポート時にエラー・メッセージが表示される

2つのレプリケーション・ゲートウェイ・トポロジをマージするときに、秘密鍵のエントリがリモート・サーバーで定義されている場合、次のようなメッセージが表示されます。

[23/Apr/2013 04:05:48 +0200] category=CORE severity=SEVERE_ERROR
msgID=262798
msg=An error occurred in the trust store synchronization thread:
CryptoManager failed to import the symmetric key entry
"ds-cfg-key-id=b11909bc-8a5a-4ac2-a9b6-dabb19d1608d,cn=secret keys,cn=admin
data" because it could not obtain a symmetric key attribute value that can be
decoded by this instance (CryptoManagerSync.java:299
CryptoManagerSync.java:233 CryptoManagerSync.java:263
LocalBackendWorkflowElement.java:521 TaskUtils.java:167
LDAPReplicationDomain.java:4665 LDAPReplicationDomain.java:4612
ReplicationDomain.java:2345 ReplicationDomain.java:819
ListenerThread.java:100)   

回避策

このメッセージは無視して問題ありません。メッセージにはエラーの重大度が示されていますが、機能には影響しません。

3.27 (バグ13965857)クローニングするサーバー・インスタンスの代替場所を指定した場合、クローニングされたサーバー・インスタンスが完全には構成されない

oudPasteConfigコマンドの-tih, -targetInstanceHomeLocオプションを使用すると、クローニングするサーバー・インスタンスの場所を指定できます。クローニングするサーバー・インスタンスの代替場所を指定しても、インスタンスはデフォルトの場所(TARGET_ORACLE_HOME/../TARGET_INSTANCE_NAME)に作成され、エラー・メッセージは生成されません。ただし、クローニングされたサーバー・インスタンスでは一部のカスタム・パラメータが更新されないため、クローニングされたサーバーは一部しか構成されません。

回避策

-tihパラメータは必須です。そのため、サーバー・インスタンスを正常にクローニングするには、次のように-tihパラメータにデフォルトの場所を明示的に指定する必要があります。

-tih TARGET_ORACLE_HOME/../TARGET_INSTANCE_NAME

3.28 (バグ13954545) ldapsearch.batクライアントで末尾のアスタリスク文字が正しく処理されない

JDK 1.7 (アップデート11より前) JVMインスタンスを実行しているWindowsシステムでは、ldapsearch.batクライアントで末尾の*が正しく処理されないことがあります。

回避策

最新のJDKバージョンをダウンロードして、Java SEプラットフォームに追加されている修正およびアップデートを適用します。

3.29 (バグ12329839) runInstallerコマンドをSuSE Linux Enterprise Server 11で実行すると、エラーが発生する

SuSE Linux Enterprise Server 11でrunInstallerコマンドを使用してOracle Unified Directoryインストーラを実行した場合、前提条件チェックが実行されず、エラーが生成されます。

回避策

runInstallerコマンドの実行時に-ignoreSysPrereqsフラグを使用します。

3.30 (バグ12291860)資格証明を指定せずにstop-dsコマンドを使用してサーバーを停止した場合、SNMPトラップが送信されない

Windowsシステムでは、資格証明を指定せずにstop-dsを使用してサーバーを停止した場合、SNMPトラップは送信されません。ただし、サーバーは正しく停止します。

stop-ds -D bindDN -p passwordを使用してサーバーを停止すると、SNMPトラップが送信されます。

回避策

現在のところ、この問題に対する回避策はありません。

3.31 (バグ12280658) グローバル索引カタログ(GIC)でDNの索引が作成される場合、DN変更操作はサポートされない

分散でGICが使用され、GICでエントリDNの索引が作成される場合、DN変更操作はサポートされません。

DNの索引がグローバル索引カタログで作成されない場合は、DN変更操作がサポートされます。それ以外の場合は、RDN変更操作のみがサポートされます。

回避策

パフォーマンス上の理由からはDNの索引を作成することをお薦めしますが、この状況の回避策としては、DNの索引を作成しないでください。

3.32 (バグ12266690)ロード・バランシング・ルートが警告なしで削除される

ロード・バランシング・ワークフロー要素またはロード・バランシング・アルゴリズムを削除すると、ロード・バランシング・ルートも削除されます。その際、警告は表示されません。

回避策

現在のところ、この問題に対する回避策はありません。

3.33 (バグ11869296)消去プロセスが終了しない

継続的な高負荷状態では、データベースの消去プロセスが終了しません。

回避策

より大きいデータベース・キャッシュを構成します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directory管理者ガイド』の「サーバー構成のチューニング」を参照してください。

3.34 (バグ11812850) Javaへのパスに空白文字が含まれていると、インストールに失敗する

Windowsシステムでは、-jreLocオプションのJavaインストールへのパスに空白文字が含まれていると、インストーラが適切に実行されず、終了します。

回避策

JavaインストールへのパスをDOS 8.3形式で指定します。

例:

-jreloc C:\Progra~1\Java\jdk1.6.0_21

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directoryインストレーション・ガイド』の「Oracle Unified Directoryのインストール」を参照してください。

3.35 (バグ11810392) ASCII以外の文字がBase64でエンコードされて表示される

返されたエントリのDNまたは属性値にASCII以外の文字が含まれている場合、それらのDNや値がBase64でエンコードされて表示されます。

回避策

現在のところ、この問題に対する回避策はありません。

3.36 (バグ11718654)負荷が高い場合、レプリケートされたトポロジでエラーが発生する

レプリケートされたトポロジでは、サーバーの負荷が高い場合、「複数回試行した後、サーバーは親エントリdc=example, dc=comの読取りロックの取得に失敗しました」というエラー・メッセージがエラー・ログに記録されます。

回避策

より大きいデータベース・キャッシュを構成します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Unified Directory管理者ガイド』の「サーバー構成のチューニング」を参照してください。

3.37 (バグ11678445)適切なファイル権限が設定されていない場合、oud-setupコマンドが失敗する

oud-setupコマンドを実行するときに、INSTANCE_NAME変数を、適切なファイル権限がないパスに設定した場合、このコマンドは失敗します。

回避策

INSTANCE_NAME変数が指すパスに必要なファイル権限を設定します。

4 Oracle Directory Service Manager (ODSM)の既知の問題と回避策

次の各項では、Oracle Unified Directory 11g リリース2 (11.1.2.2)のリリース時点でのOracle Directory Services Managerの既知の問題について説明します。

4.1 (バグ18196601)

Internet Explorer 11を使用すると、Oracle Unified Directoryリソース・センターとオンライン・ヘルプが正しく表示されません。

回避策

現在のところ、回避策はありません。

4.2 (バグ17773298)証明書がユーザーの確認なしで自動的に受け入れられる

レプリケーション管理のためにサーバーへの接続が確立されると、サーバーから返されたセキュリティ証明書がトラストストアになくても、ユーザーは証明書の有効性の確認を求められません。

回避策

現在のところ、回避策はありません。

4.3 (バグ17773238)レプリケーション管理のグラフィカル・インタフェースを使用してセキュアな通信を構成できない

レプリケーション管理のグラフィカル・インタフェースには、セキュアな通信を使用するようにレプリケーション・サーバーを構成する手段が用意されていません。

回避策

dsreplicationコマンドを使用します。

4.4 (バグ17747692) ODSM EARの実装バージョンが常に11.1.1.5.0と表示される

ODSMのWebLogic Serverデプロイメントでは、実際の製品バージョンODSM 11.1.x.xにかかわらず、ODSM EARファイル(odsm.ear)について実装バージョン番号11.1.1.5.0が表示されます。実装バージョン番号は、WebLogic管理コンソールに表示されるデプロイメントのリストの、デプロイされたアプリケーションの横に表示されます。

回避策

表示される実装バージョン番号は無視してかまいません。

4.5 (バグ17487942) PKCSタイプの鍵マネージャを作成できない

鍵マネージャの作成時にタイプをPKCSタイプとして指定しようとすると、「キー・ストアのPINを指定する必要があります」というエラー・メッセージが表示されます。

回避策

dsconfコマンドを使用します。

4.6 (バグ17462792) Solarisでサブタブが設計どおりに表示されないことがある

SolarisシステムでFirefoxを使用して「Directory Service Manager」タブまたは「トポロジ・マネージャ」タブにアクセスしたときに、サブタブが正しく表示されないことがあります。

回避策

「>>」ボタンまたは「<<」ボタンをクリックしてメニューを開き、サブタブ間を移動します。

4.7 (バグ17422259)新しいACIの作成時にエラーが発生する

「セキュリティ」タブで、新しいACIの作成時に、どのフィールドも変更せずに「セキュリティ」タブから移動し、「セキュリティ」タブに戻ると、エラーが発生します。

回避策

左側に表示される「作成」アイコンをクリックしてACIを作成します。

4.8 (バグ17262682) Windows 2008では、デフォルトのブラウザ設定でODSM URLがアクセス可能として許可されないことがある

Windows 2008 Release 2にOUDおよびODSMをインストールした後、ODSM URLにアクセスしようとすると、「Oracle Directory Services Managerを起動しています」というメッセージが表示されますが、ODSMアプリケーションがブラウザに正しくロードされません。これは、Microsoft Internet Explorerバージョン8または9のブラウザを使用している場合に発生することがあります。

回避策

  1. JavaScriptが有効になっていることを確認します。

  2. ODSM URLを信頼済サイトに追加します。

    「ツール」→「インターネット オプション」→「セキュリティ」→「信頼済みサイト」→「サイト」→「追加」を選択します。「追加」をクリックしてODSM URLをサイトに追加します。

4.9 (バグ16946878)アラートが設計どおりに送信されない

「アラート・ハンドラ・プロパティ」ページで、「無効なアラート・タイプ」フィールドと「有効なアラート・タイプ」フィールドが設計どおりに動作しません。これらのフィールドの設定に関係なく、アラートが正しく送信されることはありません。

回避策

dsconfig set-alert-handler-propを使用して、enabled-alert-typeまたはdisabled-alert-typeの値を追加または削除します。

enabled-alert-typeのアラート・タイプ値を追加するには、dsconfig set-alert-handler-prop set-alert-handler-prop --add enabled-alert-type:alert type valueを使用します。

enabled-alert-typeのアラート・タイプ値を削除するには、dsconfig set-alert-handler-prop set-alert-handler-prop --remove enabled-alert-type:alert type valueを使用します。

例:

# dsconfig -h slc03roj -p 4444 -D "cn=Directory Manager" -j /tmp/oud -n -X set-alert-handler-prop --handler-name "SMTP Alert handler name" --remove enabled-alert-type:org.opends.server.DirectoryServerShutdown

4.10 (バグ16056177)「拡張検索」ページで、「検索結果」の表内のエントリをクリックしたときに、一部のボタンが正しく動作しない

「拡張検索」ページで、「検索結果」の表内のエントリをクリックしたときに、「オプション属性」がすでに開いていると、「属性の表示」ボタンが表示されません。ただし、「オプション属性」を閉じて、もう一度開くと、「属性の表示」ボタンが表示されます。しかし、ボタンをクリックしても、「属性の選択」ダイアログ・ボックスは空白です。

回避策

エントリの詳細を表示するには、「データ・ブラウザ」タブから該当するエントリを選択します。

4.11 (バグ15928439)指定されたオブジェクト・クラスが変更ログ・エントリに含まれていない場合、Java NullPointer例外が発生する

このNullPointer例外が発生した場合、ODSMからその変更ログ・エントリの内容にアクセスすることはできません。引き続き、ODSMを使用して他のタスクを実行したり、他のエントリにアクセスすることはできます。

回避策

オブジェクト・クラスが指定されていない変更ログ・エントリにアクセスするには、別のLDAPクライアントを使用します。

4.12 (バグ12363352) screenReaderモードでは、一部のボタンのフォーカスが正しく動作しない

screenReaderモードでは、変更後に、Oracle Directory Services Managerインタフェースの「作成」、「適用」および「取消」ボタンにフォーカスが設定されません。

回避策

目的のボタンにフォーカスが設定されるまで[Tab]キーを押します。また、マウスを使用して目的のボタンをアクティブにすることもできます。

4.13 (バグ11937031) Microsoft Internet Explorer 7でOracle Directory Services Managerの一部のWebページが正しくレンダリングされない

Microsoft Internet Explorer 7では、Oracle Directory Services Managerの一部のWebページが正しくレンダリングされません。機能が失われることはありませんが、一部のWebページで不要なスクロール・バーが表示されたり、フィールド名が折り返されます。

回避策

ブラウザをMicrosoft Internet Explorer 8またはMicrosoft Internet Explorer 9にアップグレードします。Microsoft Internet Explorer 8またはMicrosoft Internet Explorer 9を使用するときには、ブラウザで互換表示モードを無効にする必要があります。ブラウザで互換表示モードを無効にする方法の詳細は、http://support.microsoft.com/kb/956197のWebページを参照してください。

5 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


Oracle® Fusion Middleware Oracle Unified Directoryリリース・ノート 11g リリース2 (11.1.2.2)

E51914-02

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