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Oracle® Enterprise Data Qualityリリース・ノート
リリース11g R1 (11.1.1.7)
E51451-01
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Oracle® Enterprise Data Quality

リリース・ノート

リリース11g R1 (11.1.1.7)

E51451-01(原本部品番号:E49523-01)

2013年10月

このドキュメントでは、Oracle Enterprise Data Quality (EDQ)リリース11g R1 (11.1.1.7)のリリース情報を示し、次の内容について説明します。

この内容を確認してから製品をインストールまたは使用することをお薦めします。

1 新機能と改善点

以降の項では、このリリースで導入された新機能と、改善点について説明します。

1.1 DIR-11164: 新しい参照公開プロセッサ

新しい参照公開プロセッサの主な機能は、次のとおりです。

  • 集中的に管理されているため、オリジナル・プロセッサに加えられた変更は、システム内の他の場所にあるプロセッサのすべてのインスタンスで自動的に更新されます。

  • ユーザーはこれらのプロセッサの構成を表示できますが、変更に必要なセキュリティ権限を持たないかぎり、それを変更することはできません。

  • ロックされた参照公開プロセッサは、ユーザーの権限レベルに関係なく、どのエンド・ユーザーもそのロックを解除することはできません。編集できるのは、オリジナルのみです。

1.2 DIR-13609: 新しいサブバージョン・リリース1.7のサポート

EDQとApacheサブバージョンの統合では、現在、リリース1.6に加えてリリース1.7がサポートされています。

1.3 DIR-13699: サブバージョンの統合での新しい差分機能の提供

EDQとサブバージョンの統合では、使用しているワークスペースをツリー内のベースおよびヘッド・リビジョンと比較する機能が提供されており、その差分を特定しやすいようになっています。

1.4 DIR-13353: Oracle Universal Installerを使用した新しいインストール・プロセス

現在、EDQのインストールにはOracle Universal Installerを使用できます(これは、サポートされるすべてのオペレーティング・システムの自動インストール・プロセスです)。

1.5 DIR-13891: 新しい言語のサポート

現在、EDQのすべてのグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)が、中国語、日本語、韓国語およびポルトガル語(ブラジル)にローカライズされています。これらの言語は、これまでの英語(米国)、フランス語、イタリア語、ドイツ語およびスペイン語に加えてサポートされるようになりました。

すべてのドキュメント(オンライン・ヘルプを含む)は、英語(米語)でのみ提供されています。

1.6 DIR-11200: トリガーをブロックするための新しいジョブ・エディタのサポート

現在、ジョブ・エディタは、トリガーされたアクションが完了するまで待機してから処理を続行するために、トリガーのブロック定義をサポートしています。

1.7 DIR-13631: 新しいサーバー管理ユーティリティ・アプリケーション

機能パックの選択、構成フォルダの配置、およびデータベース接続プロパティのかわりに、サーバー管理ユーティリティ・アプリケーションが使用されます。

1.8 DIR-13622、13623: Oracle Application Development Frameworkの統合

管理、Webサービス・テスター、およびダッシュボードの各ユーザー・アプリケーションは、Oracle Application Development Frameworkでリライトされ、セキュリティが向上しています。EDQ Launchpadには、次のURLでアクセスできます。

http://server name:port number/edq

デフォルトのLaunchpad URLは、/dndirectorから変更されました。既存の接続は転送されるため、http://servername/9002:dndirectorにアクセスすると、新しいLaunchpad URLにリダイレクトされます。既存のブラウザのブックマークを更新することをお薦めします。

1.9 DIR-13792: Oracle Fusion Middleware監査フレームワークの統合

Oracle Fusion Middleware監査フレームワークとの統合により、ユーザーはユーザー設定およびセキュリティ設定の変更、およびディレクタを使用した構成の変更を監査できるようになりました。

1.10 DIR-11351: 「リスト内」の照合比較

「リスト内」の比較では、単一値または値リストと照合される比較において、1つまたは両方の識別子値に照合ルールの条件を適用する方法を提供します。

1.11 DIR-2163: 自動結果パージ

実行ラベルを使用してジョブを実行する場合は、特定のセットのステージング済データ(スナップショットまたは書き込まれたステージング済データ)、特定のプロセス、特定のジョブの結果、または特定のプロジェクトのすべての結果を自動的にパージできるようになりました。

1.12 DIR-13011: ケース管理ワークフローの改善

ケース管理の管理でのワークフローの柔軟性が向上し、ケースまたはアラートの属性に応じてユーザーが遷移を使用可能になり、同じユーザーによりそのケースまたはアラートで行われた以前の遷移に基づく新しいルールも使用可能になります。これによって、4-eyeワークフロー要件を実施可能になります。

1.13 DIR-10175: ケース管理の集計レポート

現在、ケース管理のレポートでは、レポートを目的とするグループに値を集計することができます。これによって、より多くの属性(日付など)でのレポートが可能になります。

1.14 DIR-13350: Oracle Platform Security ServicesとLDAPの統合

LDAPとの統合およびWebサービスのセキュリティを目的として、Oracle Platform Security Servicesを使用するように、この製品は完全に統合されています。

1.15 DIR-13386: データ・インタフェースでの配列データ型のサポート

データ・インタフェースでは、配列が使用されるプロセスの再利用を促進するために、配列型を使用できるようになりました。

1.16 DIR-13146: ディレクタからWebサービス・テスターの起動が可能

ディレクタのGUIから、接続済サーバーのコンテキスト・メニューを使用してWebサービス・テスターを起動できるようになりました。

1.17 DIR-13379、13659: ジョブのプロセス・タスク・オプションおよびデータ・インタフェース・マッピング

ジョブで構成されているプロセス・タスク・オプションおよびデータ・インタフェース・マッピングを外部化して、実行時に設定をオーバーライドできるようになりました。

1.18 DIR-13574: リアルタイムでの一致クラスタ処理の分割

リアルタイムの一致レコードによって複数のクラスタ値が生成された場合、そのクラスタ・グループは同じ単一スレッドでメッセージ・エグゼキュータとして処理されていました。現在は、スレッド・プールがいずれかのエグゼキュータからの一致クラスタ・グループを処理するため、複雑な一致クラスタの処理が速くなります(負荷が許容されるかぎり)。

1.19 DIR-13319、13371: 照合プロセッサ間での複数のグループおよび比較のコピーと貼付け

複数の一致グループを選択し、これらのグループを照合プロセッサ間でコピーして貼り付けられるようになりました。一致ルール・グループをコピーすることで、一緒にすべてのルールがコピーされるようになり(ルールのコピーおよび貼付け機能と同様)、比較の名前もコピーされます。

また、照合プロセッサ間で複数の比較をコピーして貼り付けることができます。

1.20 DIR-12045: データ型コンバータでの複数の属性の処理

5つのデータ型コンバータすべてで、複数の属性がサポートされるようになりました。1つの値の変換(または構成した場合はnullの変換)に失敗すると、そのレコード全体が失敗します。

1.21 DIR-13550: 一致ルールを名前でフィルタする機能

照合プロセッサ内のすべてのルールを、すべての一致グループにわたって、その名前でフィルタすることができます。このフィルタリングの変更によって、ルール名に基づいて大文字/小文字が区別されないルールのフィルタリングが可能になりました。

1.22 DIR-13648: ディレクタへのプロファイル実行の追加

ディレクタで「プロファイルの実行」(「ラベルの実行」ではなく)を使用してジョブを実行し、生成されるすべての結果を調査できるようになりました。

1.23 DIR-13347: 参照データのパターン生成およびトークン化の解析をUnicodeの全範囲に拡張

これまで、パターン生成およびトークン化マップの解析は、ラテン文字の範囲に限定されていました。これが変更されて、Unicode全範囲に拡張されました。

1.24 DIR-13549: ジョブ・マネージャの拡張

ジョブ・マネージャが設計し直され、次の項目を含む多数の拡張が実現されています。

  • ジョブ・キャンバスにノートを追加する機能

  • 複数フェーズのナビゲーションの改善

  • ジョブ・キャンバスがデザイン・モードで使用可能

  • ジョブのオープンおよび進捗のフィードバックの最適化

  • ジョブ・ツール・パレットでの複数選択のサポート

1.25 DIR-13650: ケースの遷移の検索機能

許容されている遷移によってケースおよびアラートをフィルタする機能が追加されました。

1.26 DIR-13651: ケースのフィルタ条件への否定オプションの追加

ケース管理でフィルタを定義する際に否定オプションを使用できるようになりました。

1.27 DIR-13283、10355、10008: ケース管理のフィルタリングおよびレポートのパフォーマンスの向上

Lucene索引付けの使用が進められ、大規模データでのレポートおよびフィルタの実行時に、ケース管理でのパフォーマンスが大幅に向上しています。

与えられた値でのレポートおよびドリル・ダウンの実行後は、「レポートに戻る」ボタンをクリックしても再実行されません。これは、索引付けパフォーマンスを改善した結果です。

これまで、フィルタの結果の数が100を超えると、結果の合計数がレポートされませんでした。これが変更されて、タイトル・バーに結果の合計数と、表示されている数が報告されるようになりました。

1.28 DIR-13844: プロファイルの実行でジョブを構成し、自動的に起動する機能

「プロファイルの実行」と「自動実行」機能を使用するジョブを、自動的に構成および起動できるようになりました。

1.29 DIR-10988: ケース管理の履歴を検索する機能

ケース管理の履歴をフィルタを使用して検索し、特定のユーザーによって変更またはコメントされたケースおよびアラートを検出できるようになりました。

1.30 DIR-13594: レビューおよび一致グループの制限の追加

レビュー・グループおよび一致グループを出力処理用にロードしようとしている間、ジョブ照合でのメモリー不足を回避するために、レビューおよびケース生成の制限が追加されました。デフォルトでは、環境に合った制限をユーザーが設定できるように、この制限は無効になっています。レビュー・グループの制限機能を有効にした場合、制限に達すると、どのグループに対しても関係は生成されません。

1.31 DIR-12087、13696: ディレクタのキャンバスの改善

これまで、「キャンバスの概要」ペインでの選択内容の移動は、現在選択されている領域をドラッグすることでしか実行できず、大規模なプロセスでは使いにくくなっていました。これが改善されて、「キャンバスの概要」ペインの任意の場所をクリックすると、キャンバスがその場所に移動します。

「キャンバスを最大化」ボタン機能が改善され、キャンバスを最大化してもツール・パレットは閉じなくなりました。

1.32 DIR-12104: ケース管理のケース・ソースの複製オプションの追加

複製オプションは、ケース管理の「ケース・ソースの管理」リストから使用可能であり、古いソースに基づいて新しいソースを作成します。また、新しいソースであるため、この機能は関連する表示データをコピーしますが、ソースの表示またはメタデータの履歴情報は破棄します。

1.33 DIR-10388: システム情報データ・ストアへの添付表の追加

この添付表は、システム情報データ・ストアで問い合せ可能な表のリストに追加されています。たとえば、この表の選択を使用して、添付を持つケースの確認、または添付のアップロード頻度の最も高いユーザーのレポートを実行できます。

1.34 DIR-13552: 複数の一致ルールおよびグループを選択する機能

複数の一致ルールおよびグループを選択する機能が追加されました。これによって、グループの一括並替えまたは削除、および複数のグループの一致ルールの表示および編集が可能になります。

1.35 DIR-11158: 午前0時に時間を設定する機能

処理時間をレコードに追加するかどうか、または時刻を常に午前0時に設定するかどうかを制御するために、新しい構成オプション「時刻を午前0時に設定」が、「現在の日付の追加」プロセッサに追加されました。

2 解決されたバグ

以降の項では、このリリースで解決されたバグについて説明します。

2.1 BugDB # 13108707: データ・ストアが不明なためジョブ・エラーが発生した後に、ロックされたリソースのロックを解除できない

ディレクタでジョブを実行した際に、必要なデータ・ソースのいずれかが存在しない場合、想定どおりに、それぞれのスナップショット・エラーが発生します。ただし、そのジョブで使用されていたリソースは、ロックされたままとなり、アプリケーション・サーバーを強制的に再起動して、ロックをリセットすることになります。これは、ジョブが失敗してもリソースがロック状態にならないように修正されました。

2.2 BugDB # 13575513: flags.xmlが見つからない場合にEDQサーバーが起動できない

flags.xmlファイルがoedq.home/casemanagementディレクトリで見つからない場合、起動中にNullPointerExceptionエラーが発生し、EDQサーバーは初期化を完了できません。現在は、これに該当する場合は、このファイルが見つからないことを警告するメッセージが表示され、そのエラーがサーバー・ログ・ファイルに書き込まれます。

2.3 BugDB # 14323577: 置換で生成される結果に一貫性がない

値の置換に使用されたルックアップ・キーに関して重複エントリが存在する場合、使用される置換がプロセス実行間で異なる可能性がありました。これは、「置換」および「すべて置換」ウィジェット・ロジックを変更することによって修正されています。

2.4 BugDB # 14541312: ケース管理でのフィルタ設定

ケース管理のユーザー・インタフェースの「ソース属性」セクションが正しくリフレッシュされませんでした。これは、2つのデータ・ソース間を切り替えるときに、1つの属性が複数のデータ・アイテムに存在する場合に発生していました(たとえばID)。新しいソース属性選択モデルによって、この問題が発生することはなくなりました。

2.5 BugDB # 16267112: 表が別のスキーマにある場合にOracle Databaseへの置換エクスポートが失敗する

スキーマを指定してOracleデータ・ソースを作成した場合、そのスキーマ内の表で主キー置換オプションを使用してエクスポートしようとすると、ユーザーにその表での削除権限が付与されている場合でもエクスポートは失敗します。このエクスポートに権限を追加することで修正されています。

2.6 BugDB # 16469508: ルックアップして日付を返す処理を実行した場合のCLASSCAST例外

ルックアップを実行して日付が返される場合に、例外が発生することがありました。ルックアップして値を返すプロセスで日付が適切に使用されるように修正されました。

3 既知の問題と回避策

以降の項では、リリース11g R1 (11.1.1.7)で存在していた既知の問題と回避策について説明します。

3.1 BugDB # 16961939 - インテリジェント実行を使用すると、アップグレード後にプロセスが最初の実行時に失敗することがある

EDQ 11には完全にリファクタリングされた結果表があるため、前の結果を持つジョブのすべてのプロセス・タスク(古いバージョンのEDQからアップグレードされたもの)は、インテリジェント実行をオフにして実行して、新しい結果表を適切な形式で生成する必要があります。インテリジェント実行がオンのまま実行したプロセス・タスクでは、エラーが生成されます。これは、以前のバージョンから生成された結果を持たないプロセスには影響を与えません。

3.2 BugDB # 17508509: ダッシュボードで新しいサマリーのルール・リンクを選択するとエラーが発生することがある

ユーザーがサマリーを表示する権限を持たない場合でも、ルールの公開サマリーへのリンクが表示されます。ユーザーがそのリンクをクリックするとエラーが表示されます。

3.3 BugDB # 17516557: ブラウザの「戻る」ボタンを使用すると、ダッシュボードWebページの表示が応答しなくなることがある

ダッシュボードを使用している場合に、ブラウザの「戻る」ボタンを使用して前のページに戻ろうとすると、ダッシュボードWebページが応答しなくなることがあります。これを解決するには、ブラウザを閉じてから再起動し、EDQダッシュボードを再起動します。

3.4 BugDB # 17195131: JDK 6u45を使用する参照データ・エディタでマルチバイト文字を挿入すると例外が発生する

Java Version 6 Update 45を実行している場合に、ディレクタの参照データ・エディタにマルチバイト文字を挿入しようとするとエラーが発生することがあります。このバグは、以降のJavaリリースで解決されています。

3.5 BugDB # 17433120: 住所の確認プロセッサで出力属性接頭辞のテキスト・ボックスにハングル文字を入力できない

住所の確認プロセッサの「オプション」タブの「出力属性接頭辞」テキスト・ボックスにハングル文字を入力または貼り付けることはできません。

3.6 BugDB # 17548242: 複合プロセッサでプロセッサ・オプションを選択するとディレクタでエラーが発生することがある

複合プロセッサのメンバー・プロセッサからオプションを公開しようとすると、特定の状況下でエラーが発生することがあります。これによって、ディレクタが閉じられ、再起動が必要になります。

3.7 BugDB # 17554758: Window 7でInternet Explorer 8を使用すると「ユーザー・セッション」ダイアログが徐々に大きくなる

レコードを選択するたびに「ユーザー・セッション」ダイアログが徐々に横方向に長くなり、100を超えるレコードを選択するとサイズが2倍になることがあります。

3.8 BugDB # 17193608: 「パスワード」フィールドでIMEが無効にならないことがある

1.7 Update 40より前のバージョンのJavaでEDQを実行している場合、EDQアプリケーションへのログイン時に、パスワード・フィールドでWindowの入力メソッド・エディタ(IME)が必ずしも無効にならないことがあり、結果としてログイン・エラーになっていました。これはJava 1.7 Update 40に更新することで解決できます。

3.9 BugDB # 17029960: 拡張属性にパーセント(%)文字が表示される

ケース管理の拡張属性は、属性名の先頭にパーセント(%)文字が表示され、属性が正しく表示されません。これは、flags.xmlおよびflags.propertiesファイルを...\oedq_home\casemanagementディレクトリから、...\oedq_local_home\casemanagementディレクトリにコピーするか、ケース・ソースをインポートすることで修正できます。

3.10 BugDB # 17626429: AIXへのインストール後にEDQアプリケーションを起動できない

AIXおよびWebLogicの実行環境でJava 7を使用している場合(Java 6ではなくJava 7を使用するIBM JDKなど)、EDQ製品が適切に動作するように、EDQのインストール後に追加のインストール後の手順が必要になります。具体的なインストール後の手順については、『Oracle Enterprise Data Qualityインストレーション・ガイド リリース11g R1 (11.1.1.7)』を参照してください。

4 アップグレードに関する考慮事項

以前のバージョンのEDQは、EDQリリース11g R1 (11.1.1.7)にアップグレードできます。その手順については、『Oracle Enterprise Data Qualityインストレーション・ガイド リリース11g R1 (11.1.1.7)』を参照してください。

EDQ 11へのアップグレード後、既存の結果を(アップグレードされたEDQ結果データベースに)保持しているすべてのジョブについては、すべてのプロセス・タスクでインテリジェント実行をオフにして実行し、新しい結果表が生成されるようにしてください。

結果表がすでに存在している場合に、インテリジェント実行がオンの状態でプロセス・タスクを実行すると、エラーが生成されます。

「BugDB # 14323577: 置換で生成される結果に一貫性がない」に関する修正のため、EDQリリース11g R1 (11.1.1.7)は、ルックアップ・キーに関して(大文字/小文字を区別しない状態で)重複する参照データ行(またはルックアップで使用されるステージング済データ行または外部データ行)を受け入れないため、このような行が置換プロセッサで使用されるとエラーが発生します。このエラーに対して推奨される解決策は、重複を除外してデータを整えることです。たとえば、データをEDQ内のプロセスを通して、グループとマージ・プロセッサを使用して重複を除外してから、参照データを再パッケージ化できます。

ただし、この問題を回避するために前の動作に戻す場合は、次の行をdirector.propertiesに追加することで実現できます。

replace.transform.allow.duplicate.key = true

5 関連ドキュメント

詳細は、Oracle Enterprise Data Qualityドキュメント・セットの次のドキュメントを参照してください。

このドキュメントおよびすべてのドキュメントの最新版は、次に示すOracle Enterprise Data QualityのドキュメントWebサイトで参照してください。

http://download.oracle.com/docs/cd/E48549_01/index.htm

6 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

Oracleカスタマは、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info) か、聴覚に障害のあるお客様は (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


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