ヘッダーをスキップ
Oracle® SQL Developer Oracle TimesTen In-Memory Databaseサポート・ユーザーズ・ガイド
リリース4.0
E50146-01
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

6 キャッシュ環境の作成およびアクセスの前提条件

TimesTenデータベースを作成した後、TimesTenデータベースでOracleデータをキャッシュする前に、次のタスクを実行する必要があります。

Oracle DatabaseおよびTimesTenデータベースの構成

TimesTenデータベースで、Oracleデータをキャッシュする前に、SQL Developerの外部でSQL*PlusやttIsqlユーティリティなどのコマンドライン・インタフェースを使用するか、SQL Developer内部でSQLワークシートを使用して、特定のタスクを実行する必要があります。

次のようなタスクがあります。

  • Oracle DatabaseでのTimesTenユーザー、スキーマ・ユーザーおよびキャッシュ管理ユーザーの作成

  • Oracleユーザーに対するキャッシュ操作の実行に必要な権限の付与

  • TimesTenデータベースでのキャッシュ・マネージャ・ユーザーおよびキャッシュ表ユーザーの作成

  • TimesTenユーザーへのキャッシュ権限の付与

OracleユーザーおよびTimesTenユーザーの作成の詳細は、『Oracle In-Memory Database Cacheユーザーズ・ガイド』のOracleユーザーの作成に関する説明およびTimesTenユーザーの作成に関する説明を参照してください。

Oracle DatabaseおよびTimesTenデータベースの構成の詳細は、『Oracle In-Memory Database Cacheユーザーズ・ガイド』のTimesTenにデータをキャッシュするためのOracle Databaseの構成に関する説明およびOracleデータをキャッシュするためのTimesTenデータベースの構成に関する説明を参照してください。

キャッシュ管理ユーザーの名前およびパスワードの設定

Oracle Databaseでキャッシュ管理ユーザーを作成する必要があります。このユーザーは、特定のキャッシュ・グリッドの管理に使用する情報を格納するOracleオブジェクトを作成、所有および保持します。また、このユーザーは、キャッシュ・グループの定義済動作を実行します。

Oracle Databaseでキャッシュ管理ユーザーを作成した後、TimesTenデータベースでそのユーザーに名前およびパスワードを設定する必要があります。

キャッシュ管理ユーザーの名前およびパスワードを設定するには、TimesTenデータベースの接続名のノードを右クリックして、「キャッシュ管理ユーザーの設定」を選択します。図1-7「TimesTen接続の表示」を参照してください。

「キャッシュ管理者ユーザーを設定中」ダイアログが表示されます。「プロンプト」タブの「キャッシュ管理者ユーザーID」フィールドで、キャッシュ管理ユーザー名を入力します。「キャッシュ管理者ユーザー・パスワード」フィールドで、キャッシュ管理ユーザーのOracleパスワードを入力します。

「適用」をクリックします。

図6-1 「キャッシュ管理者ユーザーを設定中」ダイアログ

図6-1の説明が続きます
「図6-1 「キャッシュ管理者ユーザーを設定中」ダイアログ」の説明

OracleをキャッシュするTimesTenデータベースごとに、キャッシュ管理ユーザー名およびパスワードを設定する必要があります。TimesTenデータベースを削除して再作成する場合、または Oracle Databaseでキャッシュ管理ユーザーを削除して再作成する場合は、TimesTenデータベースでキャッシュ管理ユーザー名およびパスワードをリセットする必要があります。

キャッシュ管理ユーザーの詳細は、『Oracle In-Memory Database Cacheユーザーズ・ガイド』のキャッシュ管理ユーザーの名前およびパスワードの設定に関する説明を参照してください。

キャッシュ・グリッドの構成

TimesTenデータベースでキャッシュ・グループを作成する前に、SQL Developerの外部でttIsqlユーティリティなどのコマンドライン・インタフェースを使用するか、SQL Developer内部でSQLワークシートを使用して、特定のタスクを実行する必要があります。次のタスクの詳細は、『Oracle In-Memory Database Cacheユーザーズ・ガイド』のキャッシュ・グリッドの構成に関する説明を参照してください。

  • キャッシュ・グリッドの作成

  • TimesTenデータベースとキャッシュ・グリッドの関連付け

キャッシュ・エージェントの起動および停止

キャッシュ管理ユーザーの名前およびパスワードを設定し、キャッシュ・グリッドを作成して、そのキャッシュ・グリッドにTimesTenデータベースを関連付けた後に、TimesTenキャッシュ・エージェント・プロセスを起動する必要があります。キャッシュ・エージェント・プロセスでは、キャッシュ・グループのロードや自動リフレッシュなどの操作をキャッシュします。

キャッシュ・エージェントを起動するには、TimesTenデータベースの接続名のノードを右クリックして、「キャッシュ・エージェントの開始/停止」を選択します。図1-7「TimesTen接続の表示」を参照してください。

「キャッシュ・エージェントを開始中/停止中」ダイアログ・ボックスで、「プロンプト」タブの「エージェントの開始」を選択します。次に、「適用」をクリックして、キャッシュ・エージェントを起動します。

図6-2 「キャッシュ・エージェントを開始中/停止中」

図6-2の説明が続きます
「図6-2 「キャッシュ・エージェントを開始中/停止中」」の説明

実行中のキャッシュ・エージェント・プロセスを停止するには、TimesTenデータベースの接続名のノードを右クリックして、キャッシュ・エージェントを起動したときと同じ方法で「キャッシュ・エージェントの開始/停止」を選択します。

「キャッシュ・エージェントを開始中/停止中」ダイアログ・ボックスで、「プロンプト」タブの「エージェントの停止」を選択します。次に、「適用」をクリックして、キャッシュ・エージェントを停止します。図6-2 「キャッシュ・エージェントを開始中/停止中」を参照してください。

キャッシュ・エージェント・プロセスの詳細は、『Oracle In-Memory Database Cacheユーザーズ・ガイド』のキャッシュ・エージェントの管理に関する説明を参照してください。