Integrator Acquisition Systemには、次のAPIが含まれています。
- IAS Server API — 様々なファイルシステム、デリミタ付きファイル、JDBCデータベースおよびカスタム・データソースに対するクロール操作を制御するWSDLベースのAPI。
- Component Instance Manager API — レコード・ストア・インスタンスを作成、リスト表示および削除するWSDLベースのAPI。
- Record Store API — レコード・ストア・インスタンスに対する様々な読取り、書込みおよびユーティリティ操作を変更するWSDLベースのAPI。
- IAS Extension API — データソースおよびマニピュレータなどのIntegrator Acquisition Systemに対する拡張機能を構築するためのJavaベースのAPI。このAPIは、プラグイン開発者のためのもので、『Integrator Acquisition System拡張APIガイド』で説明されています。
このガイドの残りの部分は、WSDLベースのAPIについて説明しています。Integrator Acquisition Systemの各WSDLベースのAPIは、Webサービス・サポートを持つ任意のプログラミング言語で使用でき、開発者は、クロール機能をWebサービスとして希望の言語(Java、.NETなど)で記述できます。
WSDLファイルの名前および場所
次のWSDLファイルが、
<install path>\IAS\<version>\doc\wsdlにあります。
- IAS Server API — IasCrawlerService.wsdl。
- Component Instance Manager API — ComponentInstanceManager.wsdl。
- Record Store API — RecordStore.wsdl。
Javaの利便性の高いクラス
便宜のため、各APIのJavaバージョンが、
<install path>\IAS\<version>\libに置かれています。
- IAS Server API — ias-api\eidi-api-3.1.0.jar。
- Component Instance Manager API — component-manager-api\component-manager-api-3.1.0.jar。
- Record Store API — recordstore-api\recordstore-api-3.1.0.jar。
また、各APIには、そのJARファイルにユーティリティ(ヘルパー)クラスも含まれています。
必要に応じて、WSDLファイルからクライアント・スタブを生成せずに、APIのJavaバージョンを使用することもできます。Javaバージョンは、Apache CXFを使用して生成されました。他の言語(.NETなど)では、ご使用のプログラミング言語でクライアント・スタブを生成する必要があります。
このマニュアルでのJavaの例
このマニュアルの例では、上述のAPIのJavaバージョンを使用します。この規則は、コード例において重要な意味があります。
多くのタイプの識別子は、セッター・メソッドではなくコンストラクタ・メソッドで設定されます。たとえば、次のようになります。
ModuleId moduleId = new ModuleId("File System");
クライアント・スタブを生成する場合、多くのタイプの識別子はセッター・モードを使用して設定されます。たとえば、次のようになります。
ModuleId moduleId = new ModuleId();
moduleId.setId("File System");
特定のセッターの使用方法は、クライアント・スタブの生成に使用するアプリケーションによって異なります。たとえば、セッターの使用方法は、Apache AxisおよびApache CXFで生成されたスタブでは異なります。
IAS APIの参照ドキュメント(Javadoc)
Javadocには、コア・クラスおよびユーティリティ・クラスの両方の参照ドキュメントが提供されています。Javadocは、
<install path>\IAS\<version>\docにあります。
- IAS Server APIリファレンス — ias-server-javadoc
- Component Instance Manager APIリファレンス — component-manager-javadoc
- Record Store APIリファレンス — recordstore-javadoc