このトピックでは、Record Store APIのコア操作の概要について説明します。
Record Store APIは、RecordStoreインタフェースを持っており、Record Storeインスタンスへのコールに使用されます。
RecordStoreインタフェースのメソッドは、次のRecord Storeコア操作を提供します。
- startTransaction()は、READまたはREAD_WRITEタイプのトランザクションを開始し、トランザクションIDを返します。
- startBaselineRead()は、Record Storeインスタンスからベースライン生成を読み取るための読取りカーソルを生成します。
- startDeltaRead()は、Record Storeインスタンスから増分を読み取るための読取りカーソルを生成します。
- readRecords()は、startBaselineRead()またはstartDeltaRead()メソッドのいずれかで設定された読取りカーソルに対する実際の読取り操作を実行します。
- endRead()は、readRecords()メソッドで実行されたベースラインまたは増分の読取り操作を終了します。
- readRecordsById()は、レコード・ストア・インスタンスの特定のレコードを、そのレコードIDに基づいて読み取ります。
- writeRecords()は、レコードのセットをレコード・ストア・インスタンスに書き込みます。このメソッドは、実際に書き込まれたレコードの数を示す整数を返します。
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commitTransaction()は、アクティブな(コミットされていない)トランザクションをコミットします。
- rollbackTransaction()は、アクティブな(コミットされていない)トランザクションをロールバックします。
- listActiveTransactions()は、アクティブな各トランザクションのID、タイプ、ステータスおよび生成IDを含むTransactionInfosのリストを返します。
- listGenerations()は、現在レコード・ストアで生成されている各レコードのGenerationInfosのリストを返します。
- getLastCommittedGenerationId()は、最後にコミットされたレコード生成のIDを取得します。
- getWriteGenerationId()は、現在生成されているIDを取得します。
- setLastReadGenerationId()は、クライアントによって読み取られた最後の生成のIDを設定して、特定のクライアントの状態を設定します。
- getLastReadGenerationId()は、特定のクライアントに設定された最後の読取り生成のIDを取得します。
- listClientStates()は、各クライアントのClientStateInfosのリストを返します。各ClientStateInfoオブジェクトには、状態がコミットされているかどうかを示すクライアントID、トランザクションID、最後の読取り生成の生成ID、ブール値が含まれています。
- getConfiguration()は、指定のレコード・ストア・インスタンスの構成設定を返します。
- setConfiguration()は、指定のレコード・ストア・インスタンスの構成設定を設定します。
- clean()は、不要なレコードをすべて削除するレコード・ストア・クリーナを実行します。このメソッドを使用すると、外部スケジュールにクリーニングを実行できます。
注意: このマニュアルの例では、Apache CXF 2.2で生成されたクライアント・スタブを使用します。ただし、クラス・メンバーの正確な構文は、使用するWSDLツールの出力によって異なります。