AntによるJavaクライアントの構築と実行

Antのbuild.xmlファイルは、サンプル・クライアント・プログラムをコンパイルして実行できます。

Antビルド・ファイルと同様に、特定のターゲットを実行したり、すべてのターゲットを一度に実行したりできます。Eclipseの起動前に、少なくともcompileターゲットを実行して、生成されたWebサービス・スタブをEclipseが検索できるようにする必要があります。

ファイルのターゲットは次のとおりです。
  • compile: 生成されたクライアント・スタブとサンプル・アプリケーションをコンパイルするjavacを実行します。
  • run-demo: 以前の2つのターゲットを実行してから、サンプル・クライアント・アプリケーションを実行します。
  • clean: ビルド・ディレクトリを削除します。

Antビルド・スクリプトを実行するには:

  1. IASがまだ実行していなければ、起動します。
  2. コマンド・プロンプトで、ias-server-java-clientディレクトリに移動し、次のコマンドを発行して、サンプル・クライアントのデモをコンパイルおよび実行します。

    ant run-demo [-Dias.host=<host name>] [-Dias.port-<port number>] [-Dias.contextPath=<context path>]

    注意: サンプル・クライアント・プログラムのコンパイルのみ(実行はしない)の場合、ant compileコマンドを発行できます。

デモ・ファイルシステム・クロール(名前はSampleClientTestCrawl)は、Windowsの場合はC:\、UNIXの場合は/をシードとして使用します。デモ・クロールが完了すると、IAS Serviceのworkspace/output/SampleClientTestCrawlディレクトリに、XML形式の2つのファイルが出力されます。CrawlerOutput-FULL.xmlには、2番目のクロール(つまり、ファイル・フィルタで更新されたクロール)のコンテンツが含まれ、archiveディレクトリのタイムスタンプ付きファイルには、最初のクロールのコンテンツが含まれます。