Endeca Serverクラスタは、複数のクラスタ化されたデータ・ドメインのホストと管理を行う複数のEndeca Serverインスタンスをデプロイしたものです。
データ・ドメインは、Endeca Serverによって管理されるデータとメタデータの論理的集合です。そのインタフェースにより、Endeca Serverでデータのロード、構成およびデータ・ドメインの問合せができます。データ・ドメインは、セマンティック・エンティティによりそのデータのサブセットの順序に影響を与える場合があります。データ・ドメインは、Endeca Serverで問合せを表現可能なデータの最大単位です。(データの相互関連、結合または表示を複数のデータ・ドメインから行うことが必要なアプリケーションは、それ自体で行う必要があります。)
Endeca Serverクラスタには次の特性があります。
- Oracle Endeca Serverソフトウェアの上部に他のサービスを実現するために、建築用ブロックとして機能します。Oracle Endeca Information Discovery Studioの社内デプロイもサポートします。
- ハードウェア・ノードの同種クラスタ上にあるWebLogicで実行します。それらのすべてでは、共有記憶域に対する書込み権限でアクセスします。Endeca Serverクラスタにおいてそのような各ノードは、Endeca Serverノードとして知られています。Endeca Serverクラスタでは、システム管理者は時間の経過に応じて別のサーバーをクラスタに追加できます。
- エンド・ユーザーから非表示にされるホスト済データ・ドメイン・ノードとEndeca Serverノードの場所に関する詳細を保持することで、データ・ドメイン・クラスタの設定に関する詳細をカプセル化します。(エンド・ユーザーとは、特定のデータ・ドメイン・クラスタの上部に構成されたフロントエンド・アプリケーションのユーザーのことです。)
- Endeca Serverクラスタでは、リソースをデータ・ドメインに割り当てる方法に関して決定を行い、リクエストを適切なノードにルーティングし、データ・ドメインの問合せ処理で高度な可用性を維持します。
- データ・ドメイン・クラスタ設定の処理、処理リソースの割当ておよび構成を自動化しながら、データ・ドメインのプロビジョニングと管理を行うための統合インタフェースが用意されています。
- データ・ドメイン用にデータ・ドメイン・プロファイルの再利用可能なセットを作成できます。各データ・ドメイン・プロファイルでは、Endeca Serverノードにおいて基盤となるハードウェア・リソースで異なる割当てにマップされます。データ・ドメイン・クラスタを作成すると、以前に定義されたプロファイルを最初に使用します。データ・ドメイン・クラスタは作成後に変更できます。
- データ・ドメイン用にリクエストのルーティングとロード・バランシングを実現します。