このトピックには、デフォルトのデータ・ドメイン・プロファイル用パラメータに関する一覧が記載されています。このプロファイルは、単一Endeca Serverインスタンスによりホストされる単一ノード型データ・ドメイン・デプロイで使用されます。
Endeca Serverクラスタでデフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルを使用して、単純化されたデータ・ドメインを開発環境で迅速にデプロイすることをサポートします。デフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルにより、データ・ドメインを単一ノードのEndeca Serverインスタンスで作成できます。デフォルトのプロファイルを使用してデータ・ドメインを起動すると、Endeca Serverインスタンスの追加や共有ファイル・システムの追加によりEndeca Serverクラスタを拡張できます。このデータ・ドメインをエクスポート(つまりその索引を保存)してから、他の特性を調整すると同時に、Endeca Serverクラスタにインポートできます。これにより、本番環境で実行できるようになります。Endeca Serverクラスタをインストールしてデプロイする方法の詳細は、『Oracle Endeca Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。
デフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルに関する詳細をリストするには、クラスタWebサービスからlistDataDomainProfile操作か同等のendeca-cmd get-dd-profileコマンドを使用します。
デフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルのパラメータに関する一覧を次の表に示します。これらは、クラスタWebサービスにより返されます。endeca-cmd get-dd-profileコマンドにより、同等のパラメータが返されます。コマンドにはオプションがありません。プロファイル名を引数(default)として取ります。
パラメータ | 型 | デフォルト |
---|---|---|
name | 文字列 | 名前はdefaultです。 |
description | 文字列 | デフォルトのシステム・データ・ドメイン・プロファイル。 |
allowQueriesOnLeader | ブール | デフォルトはtrueです。リーダー・ノードでは、更新問合せを処理することに加えて、更新しない問合せの負荷を処理する必要があります。 |
numFollowers | 整数 | デフォルトは0です。すべてのタイプのリクエスト(更新リクエストと非更新リクエスト)を処理するノードが1つあるデータ・ドメインがこのプロファイルにより作成されます。
数値は0です。このデータ・ドメインにあるノードのみが、単一のリーダー・ノードであるからです。数値が異なる場合があるフォロワ・ノードとは異なり、このノードは自動的に作成されます。 |
readOnly | ブール | Dgraphノードが読取り専用(読取り専用リクエストのみがデータ・ドメインの索引に対して処理可能)であるかどうかを示します。デフォルトは、falseです。 |
allowOversubscribe | ブール | デフォルトはtrueです。ホストするEndeca Serverノードに十分なCPU処理能力がない場合でも、Endeca Serverノードから処理スレッドの構成済数をデータ・ドメインの各Dgraphノードがリクエストすることをこれは意味します。 |
numComputeThreads | 整数 | デフォルトは4です。データ・ドメインを処理する各Dgraphプロセス(Dgraphノードとも呼ばれます)に割り当てられたスレッドの数。 |
computeCacheSizeMB | 整数 | デフォルトは0MBです。データ・ドメインにある各Dgraphノードで結果キャッシュに割り当てるRAMの容量。
デフォルトの0は、次のように解釈されます。絶対値が0の場合、DgraphノードをホストするEndeca Serverノードで利用可能なRAMの容量の10%としてデフォルトのDgraphキャッシュ・サイズが算出されます。 |
startupTimeoutSeconds | 整数 | デフォルトは600秒です。Dgraphプロセスの起動所要時間(秒単位)。 |
shutdownTimeoutSeconds | 整数 | デフォルトは30秒です。Dgraphプロセスの停止所要時間(秒単位)。 |
sessionIdType | 文字列 | デフォルトはヘッダーです。Endeca Serverクラスタでホストされる適切なデータ・ドメインにリクエストをルーティングする際、セッション・アフィニティを確立するために使用する方法。 |
sessionIdKey | 文字列 | デフォルトはX-Endeca-Session-IDです。セッション・アフィニティ方法でチェックされるオブジェクトの名前。 |
autoIdle | ブール | デフォルトは、falseです。このプロファイルでは、自動アイドル化を有効にすることが許可されていないデータ・ドメインが作成されます。 |
idleTimeoutMinutes | 文字列 | デフォルトは10分です。これはデフォルトのタイムアウト期間で、自動アイドル化を有効にすることが許可されているデータ・ドメインで使用されます。カスタムのタイムアウトは指定できません。このデフォルト値は、デフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルには適用されません(このプロファイルでは、データ・ドメインで自動アイドル化を有効にすることが許可されていないため)。 |
args | 文字列 | デフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルにおいてDgraphにフラグは指定されません。 |
クラスタWebサービスを使用して、http://host:7001/endeca-server/ws/clusterのようなURLでリクエストのgetDataDomainProfileを発行し、defaultをプロファイルの名前として指定すると、デフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルがレスポンスで返されます。
レスポンスのこの例では、Webサービスのネームスペースが省略されています。また、デフォルトのポート(7001)、host(Endeca Serverのホスト名)およびendeca-server(WebLogic Serverコンテナで実行しているEndeca Server Javaアプリケーションにおけるデフォルトのルート・コンテキスト)をWebLogic Serverで使用していることがこの例では前提になります。
<dataDomainProfile> <name>default</name> <description>The default system data domain profile</description> <allowQueriesOnLeader>true</allowQueriesOnLeader> <numFollowers>0</numFollowers> <readOnly>false</readOnly> <allowOversubscribe>true</allowOversubscribe> <numComputeThreads>4</numComputeThreads> <computeCacheSizeMB>0</computeCacheSizeMB> <startupTimeoutSeconds>600</startupTimeoutSeconds> <shutdownTimeoutSeconds>30</shutdownTimeoutSeconds> <sessionIdType>header</sessionIdType> <sessionIdKey>X-Endeca-Session-ID</sessionIdKey> <autoIdle>false</autoIdle> <idleTimeoutMinutes>10</idleTimeoutMinutes> </dataDomainProfile>