Property Description Record (PDR)は、Endecaデータ・ドメインの標準属性のレコードを定義するシステム・レコードです。
Oracle Endeca ServerはPDRを使用して標準属性に関するメタデータを格納し、データ・レコードのスキーマを構築するにはPDRを作成する必要があります。また、管理属性を作成するには、PDRとDDRの両方が必要です。
PDR自体はレコードとして必須属性を持ち、任意のユーザー定義属性を持つこともできます。
Endecaデータ・ドメインは、新しいレコードを取得すると、それを格納し、レコードに見つかった属性のPDRを構築します。PDRを更新すると、Oracle Endeca Serverのナビゲーション動作が即時に変更されます。PDRを作成または変更するには、データ・インジェストWebサービスまたはIntegrator ETLを使用できます。
スキーマ属性 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
mdex-property_Key | string | 標準属性のキー名。この属性は必須です。
キー名はNCNameである必要があります。NCName書式は、http://www.w3.org/TR/REC-xml-names/#NT-NCNameにあるW3Cのドキュメント「Namespaces in XML 1.0 (Second Edition)」に定義されています。NCNameではハイフンが有効ですが、キー名にはハイフンを使用しないことをお薦めします。その理由は、EQL文でハイフンを含む標準属性を使用する場合、引用符で囲む必要があるためです。 標準属性の名前を変更できます。このような変更に関する制限はありません。 |
mdex-property_DisplayName | string | わかりやすい形式での標準属性の名前。表示名にはNCName以外の書式を使用できます。
属性の表示名を変更できます。このような変更に関する制限はありません。 |
mdex-property_Type | string |
標準属性のデータ・タイプ。使用可能な値は、次のとおりです。
デフォルトはmdex:stringです。 データ・タイプは変更できません。 |
mdex-property_Language | string | 標準属性の言語(RFC-3066言語コードとして設定)。
言語IDは、特殊文字unknown (変更されない場合はデフォルト)、または(変更される場合は)構成WebサービスのsetPropertyDefaultLanguage操作で設定されたRFC-3066言語コードのいずれかになります。 このスキーマ属性は変更できますが、値を変更するとパフォーマンスのコストが発生します。 |
mdex-property_IsSingleAssign | boolean | true(デフォルト)に設定した場合、各レコードには属性割当てに対して最大で1つの値を使用できます(つまり、属性は単一割当てです)。
falseに設定した場合、各レコードには属性割当てに対して複数の値を使用できます(つまり、属性は複数割当てです)。 設定は次のように変更できます。
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mdex-property_IsUnique | boolean | trueに設定した場合、2つのレコードがこの属性に同じ値を使用できません。trueに設定した場合、mdex-property_IsSingleAssignもtrueに設定する必要があることに注意してください。
false(デフォルト)に設定した場合、複数のレコードでこの属性に同じ値を使用できます。 この属性の割当てが行われていない場合(つまり、どのレコードにもこの属性の割当てを使用できない場合)にのみ、(trueからfalseまたはその逆に)設定を変更できます。 |
mdex-property_IsTextSearchable | boolean | trueに設定した場合、標準属性はテキスト検索で有効です。
falseに設定した場合、標準属性はテキスト検索をサポートしません。 デフォルトはfalseです。 このスキーマ属性は、string型の標準属性に対してのみ変更できます。 レコードに多くの割当てがある属性でこの変更を行うと、再索引付けのためにパフォーマンスのコストが発生します。 |
mdex-property_TextSearchAllowsWildcards | boolean | trueに設定した場合、この標準属性でワイルドカード検索が有効です。
falseに設定した場合、ワイルドカード検索は有効ではありません。 これがtrueに設定される場合、mdex-property_IsTextSearchableをtrueに設定する必要があります。 デフォルトはfalseです。 この属性の値を変更するとパフォーマンスのコストが発生します。この変更の制限は、mdex-property_IsTextSearchableもtrueに設定する必要があることです。 |
mdex-property_IsPropertyValueSearchable | boolean | trueに設定した場合、標準属性は値検索で有効です。タイプmdex:stringの属性のみを値検索で有効化できることに注意してください。
falseに設定した場合、属性は値検索できません。 デフォルトはtrueです。 このスキーマ属性は、string型の標準属性に対してのみ変更できます。このスキーマ属性の値を変更するとパフォーマンスのコストが発生します。 このスキーマ属性は、値検索が常に有効になり無効にできない管理属性には適用されません。 |
system-navigation_Select | string | 標準属性の複数選択機能を構成します。この属性の値によって、問合せパラメータのデフォルト値が指定されます(これはオーバーライドできます)。許可される値は、次のとおりです。
デフォルトはsingleです。 このスキーマ属性の値の変更に関する制限はありません。 |
system-navigation_Sorting | string | ナビゲーション・メニューに絞込みを表示する順序。許可される値は、次のとおりです。
デフォルトはrecord-countです。 このスキーマ属性の値の変更に関する制限はありません。 |
system-navigation_ShowRecordCounts | boolean | 絞込みのレコード数を表示するかどうか。
trueに設定した場合、レコード数が表示されます。 falseに設定した場合、レコード数は表示されません。 デフォルトはtrueです。 このスキーマ属性の値の変更に関する制限はありません。 |
他のユーザー定義属性の割当てをPDRに追加して、データ・レコードの様々な編成を表示できます。これらの属性の名前の先頭にmdexまたはsystemを付けることはできません。