EQLでは、次に示す数値関数がサポートされます。
関数 | 説明と例 |
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加算 | 加算演算子(+)。
SELECT NortheastSales + SoutheastSales AS EastTotalSales |
減算 | 減算演算子(-)。
SELECT SalesRevenue - TotalCosts AS Profit |
乗算 | 乗算演算子(*)。
SELECT Price * 0.7 AS SalePrice |
除算 | 除算演算子(/)。
SELECT YearTotal / 4 AS QuarterAvg |
ABS | nの絶対値を返します。
nが0または正の整数の場合は、nを返します。 それ以外の場合は、nに-1が乗算されます。 SELECT ABS(-1) AS one 結果: one = 1 |
CEIL | n以上の最小整数値を返します。
SELECT CEIL(123.45) AS x, CEIL(32) AS y, CEIL(-123.45) AS z 結果: x = 124、y = 32、z = 123 |
EXP | eを底とする累乗。
値e(自然対数の底)のn乗を返します。 SELECT EXP(1.0) AS baseE 結果: baseE = e^1.0 = 2.71828182845905 |
FLOOR | n以下の最大整数値を返します。
SELECT FLOOR(123.45) AS x, FLOOR(32) AS y, FLOOR(-123.45) AS z 結果: x = 123、y = 32、z = 124 |
LN | 自然対数。1つの引数の対数を計算します。底はeです。
SELECT LN(1.0) AS baseE 結果: baseE = e^1.0 = 0 |
LOG | 対数。log(n, m)は2つの引数を取ります。ここで、nは底で、mは対数計算の対象となる値です。
Log(10,1000) = 3 |
MOD | モジュロ。nをmで除算した余りを返します。
Mod(10,3) = 1 EQLでは、C/POSIX標準で定義されているfmod浮動小数点剰余が使用されます。 |
ROUND | 数値を指定の小数位で丸めたものを返します。
単項(1引数)バージョンは引数を1つのみ取り(丸める数値)、入力の小数部(非整数部)を切り捨てます。次に例を示します。
ROUND(8.2) returns 8 ROUND(8.7) returns 9 二項(2引数)バージョンは2つの引数を取ります(1つは丸める数値、もう1つは正または負の整数で、どの桁で数値を丸めるかを指定できます)。二項バージョンは常にdoubleを返します。
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SIGN | 引数の符号を、nが負、0、正のどれであるかに応じて-1、0または1として返します。結果は常にdoubleです。
SELECT SIGN(-12) AS x, SIGN(0) AS y, SIGN(12) AS z 結果: x = -1、y = 0、z = 1 |
SQRT | nの、負ではない平方根を返します。
SELECT SQRT(9) AS x 結果: x = 3 |
TRUNC | 数値nを小数点第m位で切り捨てたものを返します。mが0の場合は、結果には小数点または小数部がありません。
単項(1引数)バージョンは、入力の小数部(非整数部)を切り捨てます。次に例を示します。
SELECT TRUNC(3.14159265) AS x結果: x = 3 二項(2引数)バージョンは、どの桁で数値を切り捨てるかを指定できます。二項バージョンは常にdoubleを返します。次に例を示します。 SELECT TRUNC(3.14159265, 3) AS y結果: y = 3.141 |
SIN | nのサイン。角度nの単位はラジアンです。
SIN(3.14159/6) = 0.499999616987256 |
COS | nのコサイン。角度nの単位はラジアンです。
COS(3.14159/3) = 0.500000766025195 |
TAN | nのタンジェント。角度nの単位はラジアンです。
TAN(3.14159/4) = 0.999998673205984 |
POWER | 値nのm乗をdoubleとして返します。
Power(2,8) = 256 |
TO_DURATION | タイムスタンプの文字列表現をミリ秒単位にキャストし、期間として使用できるようにします。 |
TO_DOUBLE | 整数の文字列表現をdoubleとしてキャストします。 |
TO_INTEGER(boolean) | TRUE/FALSEを1/0にキャストします。 |