「コントロール・パネル」でのフレームワーク設定の構成

「フレームワーク設定」ページのフィールドを使用して、設定を変更できます。portal-ext.properties内ですでに構成済の設定は変更できません。設定がportal-ext.propertiesファイル内で直接構成されている場合、「フレームワーク設定」ページのフィールドはロックされます。

「フレームワーク設定」ページの上半分
「フレームワーク設定」ページには、次の設定が含まれます。
設定 説明
df.auditingLogging Studioシステムの使用状況のログ記録を有効にするかどうか。

DISABLEDに設定した場合、Studioはシステムの使用状況を記録しません。

ENABLEDに設定した場合、Studioはシステムの使用状況を記録し、「コントロール・パネル」「システム使用状況」ページで、システムの使用状況レポートを確認できます。

「Studioの使用状況のサマリー・レポートの表示」を参照してください。

df.dataSourceDirectory 保護されているデータ・ドメインのキーストア・ファイルおよび証明書ファイルの格納に使用されるディレクトリ。
df.deepLinkPortletName ディープ・リンク・コンポーネントの名前。
df.defaultChartColorPalette チャート・コンポーネントでチャートの表示に使用される色のデフォルト・セット。

値は、16から30までの16進の色の値で表示される、カンマ区切りリストです。

参考までに、次にデフォルト値を示します。

#57BCC1,#F3A900,#A5C500,#9C2E5B,#C4B25D,#0072B1,#229903,#D55E00,
#F2D900,#A279CD,#ABDEE0,#AA7600,#D2E280,#6D2040,#E2D9AE,#00507C,
#91CC81,#954200,#F9EC80,#71548F,#3D8387,#F9D480,#738A00,#CE97AD,
#897C41,#80B9D8,#186B02,#EAAF80,#A99700,#D1BCE6
df.defaultCurrencyList 現在使用可能な記号に追加するための、通貨記号のカンマ区切りリスト。
df.defaultExporter デフォルトのエクスポータ・クラス。
df.exportBatchSize 多数のレコードをエクスポートする場合、Studioはレコードをバッチに分割します。

この設定は、各バッチのレコード数を決定します。

デフォルト値は2000です。

df.healthCheckTimeout 初期化時にデータ・ドメインの可用性をチェックする際の問合せタイムアウトの時間(ミリ秒単位)。

デフォルト値は10000です。

タイムアウトは、アイドル状態のデータ・ドメインが起動するのに十分な長さである必要があります。

df.helpLink このリリースのStudioドキュメントへのパスの構成に使用されます。

Studio内からドキュメントの特定の情報へのリンクに使用されます。

df.mapLocation Oracle MapViewer eLocationサービスのURL。

eLocationサービスは、ユーザーが入力した場所の名前を緯度と経度に変換するために、マップ・コンポーネント上での場所のテキスト検索に使用されます。

デフォルトでは、これはグローバルeLocationサービスのURLです。

独自の内部インスタンスを使用していて、かつインターネットにアクセスできない場合は、これを、eLocationサービスは使用できないことを示す「なし」に設定します。設定が「なし」である場合、Studioでは、場所のテキスト検索が無効になります。

この設定が「なし」ではなく、かつStudioで指定のURLに接続できない場合、Studioでは、場所のテキスト検索が無効になります。

Studioは引き続き、ページがリフレッシュされるたびに接続をチェックします。サービスが使用可能になると、Studioでは、場所のテキスト検索が有効になります。

df.mapTileLayer MapViewerタイル・レイヤーの名前。

デフォルトでは、これはパブリック・インスタンスの名前です。

独自の内部インスタンスを使用している場合は、タイル・レイヤーに割り当てられた名前を使用するように、この設定を更新する必要があります。

df.mapViewer MapViewerインスタンスのURL。

デフォルトでは、これはMapViewerのパブリック・インスタンスのURLです。

MapViewerの独自の内部インスタンスを使用している場合は、そのMapViewerインスタンスに接続するように、この設定を更新する必要があります。

df.maxExportRecords コンポーネントからエクスポート可能なレコードの最大許容数。

デフォルト値は1000000です。

df.mdexCacheManager MDEXキャッシュ・マネージャで使用する完全修飾クラス名。

この設定の変更は、現在テスト用でサポートされておらず、調査目的でのみ使用するようにしてください。このインタフェースは、今後のリリースで変更される予定です。

df.mdexSecurityManager MDEXセキュリティ・マネージャで使用する完全修飾クラス名。
df.provisioningServiceLimit Endeca Server上に表示可能な、プロビジョニング・サービスによって作成されるデータ・ドメインの最大数。

この制限に達すると、それらのデータ・ドメインが1つ以上削除されるまで、ユーザーはファイル・アップロードまたはデータ・ソース・ライブラリから新しいアプリケーションを作成できません。

デフォルト値の0 (ゼロ)は、制限がないことを示します。

df.stringTruncationLimit 文字列値に対して表示する最大文字数。

この値は、個々のコンポーネントで文字列値の表示を構成すると上書きできます。

デフォルト値は10000です。

df.versionPinningTimeout Endeca Serverデータのバージョンを確保するための時間(ミリ秒単位)。

これは、ユーザーがアプリケーションからデータをエクスポートする際に、エクスポート全体でデータに同じバージョンが使用されるようにするために役立ちます。

デフォルト値は空白ですが、これは、Endeca Server設定を使用することを示します。Endeca Serverでは、デフォルト値である120000ミリ秒を使用します。

df.wsConnectionTimeout 会話、構成、エンティティ構成またはEQLパーサーWebサービスへの接続がタイムアウトするまでの時間(ミリ秒単位)。

デフォルト値は300000です。

これらの接続が頻繁にタイムアウトする場合、次の原因が考えられます。
  • Endeca Serverが過負荷になっています。ハードウェアのアップグレードにより対処できる可能性があります。
  • ネットワーキング・ハードウェアの問題により、ボトルネックが発生しています。
df.wsIngestConnectionTimeout Data Ingest Web Serviceに送信したリクエストに対するレスポンスのタイムアウト(ミリ秒単位)。

デフォルト値は1680000です。

これらのリクエストには時間がかかるため、このタイムアウトは通常のタイムアウト(df.wsConnectionTimeout)より長くする必要があります。

「フレームワーク設定」ページで、設定を変更する手順は次のとおりです。

  1. 設定構成フィールドに新しい値を入力します。
    注意: これらの設定を変更するときは注意してください。間違った値を設定すると、Studioアプリケーションの問題を引き起こすおそれがあります。

    設定がportal-ext.properties内で構成されている場合、このページからは設定を変更できません。その場合は、このファイル内で値を設定する必要があります。

  2. 「設定の更新」をクリックします。
  3. 変更を適用するには、Studioを再起動します。