プロビジョニング・サービスへの接続の構成

ファイルをアップロードすることまたは「データ・ソース・ライブラリ」を使用することによってユーザーがデータ・セットを作成できるようにするには、まず、プロビジョニング・サービスへの接続を構成する必要があります。

接続構成が有効でない場合は、ユーザーがアプリケーションを作成する際に、ファイル・アップロードおよび「データ・ソース・ライブラリ」のオプションが表示されません。また、「データ・ソース・ライブラリ」で使用可能なデータ・ソースも作成できません。

接続を構成する構文は、Endeca Server接続を定義する構文と似ています。

一般的な接続設定は、次のとおりです。

設定 説明
server プロビジョニング・サービスが実行されているサーバー名
port プロビジョニング・サービスがリスニングしているポート

次に例を示します。

{
"server": "ps.us.acme.com",
"port": "7004"
}

プロビジョニング・サービスがendeca-server以外のコンテキスト・パスにインストールされている場合は、そのコンテキスト・パスを指定する設定を追加する必要があります。

設定 説明
contextPath プロビジョニング・サービスのコンテキスト・パス。

この設定が存在しない場合は、コンテキスト・パスはデフォルトでeid-psになり、これはプロビジョニング・サービスのデフォルトのコンテキスト・パスです。

ルート・コンテキストを指定するには、値を""または"/"に設定します。

次に例を示します。

{
"server": "ps.us.acme.com",
"port": "7004",
"contextPath": "my-ps-path"
}

デフォルトで、プロビジョニング・サービスではSSLが有効になっており、構成にsslConfig設定が含まれている必要があります。この構成には、次の設定が含まれます。

設定 説明
caFile プロビジョニング・サービスへのSSL接続用のトラストストア・ファイルの名前。

これは、保護されたEndeca Server構成からのトラストストア・ファイルです。デフォルト構成の場合は、ファイルはendcaServerTrustStore.ksです。

caPassword プロビジョニング・サービスへのSSL接続用のトラストストア・ファイルのパスワード。

これは、Endeca Serverのインストール時に生成されたパスワードです。

プロビジョニング・サービスの構成を保存すると、caPasswordの値が************とマスクされます。また、その値もStudioデータベースで暗号化されます。

プロビジョニング・サービス接続を編集する場合は、実際のパスワード値を再入力して保存する必要があります。そうしないと、Studioでは、マスキング・アスタリスクがパスワード値として使用されます。

certFile プロビジョニング・サービスへのSSL接続用のキーストア・ファイルの名前。

これは、保護されたEndeca Server構成からのキーストア・ファイルです。デフォルト構成の場合は、ファイルはendecaServerClientCert.ksです。

certPassword プロビジョニング・サービスへのSSL接続用のキーストア・ファイルのパスワード。

これは、Endeca Serverのインストール時に生成されたパスワードです。

プロビジョニング・サービスの構成を保存すると、certPasswordの値が************とマスクされます。また、その値もStudioデータベースで暗号化されます。

プロビジョニング・サービス接続を編集する場合は、実際のパスワード値を再入力して保存する必要があります。そうしないと、Studioでは、マスキング・アスタリスクがパスワード値として使用されます。

次に例を示します。
{
"server": "ps.us.acme.com",
"port": "7004",
"contextPath": "my-ps-path",
"sslConfig": {
        "caFile":"endecaServerTrustStore.ks",
        "caPassword":"************",
        "certFile":"endecaServerClientCert.ks",
        "certPassword":"************"
    }
}

「コントロール・パネル」には、接続の構成に使用する「プロビジョニング・サービス」ページが含まれています。

プロビジョニング・サービスの接続を構成する手順は次のとおりです。

  1. 「管理者」メニューから、「コントロール・パネル」を選択します。
  2. 「コントロール・パネル」メニューで、「プロビジョニング・サービス」をクリックします。
  3. 「プロビジョニング・サービス」ページで、プロビジョニング・サービスの接続情報を使用してプレースホルダ構成を更新します。
    「コントロール・パネル」の「プロビジョニング・サービス」ページ
  4. 「保存」をクリックします。