保護されたEndeca ServerへのStudio Endeca Server接続の接続

Endeca Serverをインストールする場合、デフォルトのオプションではその保護にSSLが使用されます。保護されたEndeca Serverに接続するには、Endeca Serverの証明書ファイルをStudioにコピーします。StudioでEndeca Server接続を構成する場合、証明書のファイル名およびパスワードを指定します。

プロビジョニング・サービスへの接続の構成の一部としてEndeca Serverのトラストストア・ファイルおよびキーストア・ファイルをコピー済の場合は、手順5に進むことができます。

Studio Endeca Server接続が保護されたEndeca Serverに接続できるようにするには、次を実行します。

  1. Studioを停止します。
  2. Endeca Serverの$DOMAIN_HOME/config/sslディレクトリから、次のファイルをコピーします。
    • endecaServerClientCert.ks
    • endecaServerTrustStore.ks

    Endeca Serverでは、$DOMAIN_HOMEはEndeca Server WebLogicドメインへのフルパスです。

  3. ファイルをendeca-data-sourcesディレクトリに置きます。

    StudioがTomcatバンドルを使用してインストールされた場合、このディレクトリはendeca-portal/data/endeca-data-sourcesです。

    StudioがTomcatのスタンドアロン・インスタンスにバンドルを使用せずにインストールされた場合、endeca-portal/data/endeca-data-sourcesディレクトリを作成する必要があります。

    StudioがWebLogic Serverにインストールされた場合、このディレクトリは、Liferayホーム・ディレクトリのdata\endeca-data-sourcesです。デフォルトでは、Liferayホーム・ディレクトリは<WebLogicInstallDirectory>/user_projects/domainsです。

  4. Studioを再起動します。
  5. Studioの「コントロール・パネル」「Endeca Server」ページで、適切なEndeca Server接続属性にsslConfig設定を追加します。sslConfig設定には、次の設定が含まれています。
    設定 説明
    caFile truststoreファイルの名前。

    デフォルトの保護されたEndeca Server構成では、ファイルはendecaServerTrustStore.ksになります。

    caPassword truststoreファイルのパスワード。

    Endeca Serverをインストールして証明書を作成したユーザーからパスワードを取得する必要があります。

    「Endeca Server接続の定義」ダイアログで、Endeca Server接続を一度保存すると、caPasswordの値は************とマークされます。また、その値もStudioデータベースで暗号化されます。

    Endeca Server接続を編集する場合は、実際のパスワード値を再入力してから保存する必要があります。そうしないと、Studioでは、マスキング・アスタリスクがパスワード値として使用されます。

    certFile キーストア・ファイルの名前。

    デフォルトの保護されたEndeca Server構成では、ファイルはendecaServerClientCert.ksになります。

    certPassword キーストア・ファイルのパスワード。

    Endeca Serverをインストールして証明書を作成したユーザーからパスワードを取得する必要があります。

    「Endeca Server接続の定義」ダイアログで、Endeca Server接続を一度保存すると、certPasswordの値は************とマークされます。また、その値もStudioデータベースで暗号化されます。

    Endeca Server接続を編集する場合は、実際のパスワード値を再入力してから保存する必要があります。そうしないと、Studioでは、マスキング・アスタリスクがパスワード値として使用されます。

    次に例を示します。
    "sslConfig": {
    "caFile":"endecaServerTrustStore.ks",
    "caPassword":"************",
    "certFile":"endecaServerClientCert.ks",
    "certPassword":"************"
    }

    Studio Endeca Server接続を構成するための「Endeca Server」ページの使用方法の詳細は、『Studio管理およびカスタマイズ・ガイド』を参照してください。

保護されたEndeca Serverに接続されたEndeca Server接続の例

次のEndeca Server接続は、保護されたEndeca Serverに接続します。
{
 "server":"server01.lab.acme.com",
 "port":"7002",
 "dataDomainName":"acmeDB",
 "sslConfig": {
   "caFile":"endecaServerTrustStore.ks",
   "caPassword":"************",
   "certFile":"endecaServerClientCert.ks",
   "certPassword":"************"
 }
 "name":"High End Midwest Wines",
 "description":"Transactions for Midwest wines priced over 25 dollars",
}