複数のビューからのデータを使用するためのグラフの構成

複数のビューからデータを使用するようにグラフを構成できます。たとえば、ユーザーに対して、「販売」ビューの製品ラインごとの合計売上と、「製品」ビューの製品ラインごとの製品合計数の両方を参照可能にできます。

複数のビューを対象にしてグラフを作成する場合、使用可能な各ディメンションは実際にはディメンション・グループになり、それぞれのビューからのディメンションで構成されます。ディメンションは次のいずれかの条件を満たしている必要があります。
  • 同じ値を持つ。
  • 同じ日時単位のサブセットをサポートする日時属性である。

    たとえば、一方のビューの日時属性では「年」と「年-月」のみがサポートされていて、もう一方のビューの日時属性では「月」と「日付」のみがサポートされている場合、複数ビュー・グラフでこれら2つの属性を一緒に使用することはできません。

エンド・ユーザー・ビューのディメンション・ドロップダウン・リストには、ディメンション・グループごとに1つのエントリが含まれています。

複数のビューからグラフを作成するには:

  1. 「データ選択」タブで、次の手順を実行します。
    1. 「複数のビューにまたがったチャート作成の有効化」チェック・ボックスを選択します。

      このチェック・ボックスを選択すると、ビューを選択するためのラジオ・ボタンがチェック・ボックスに変わり、デフォルトのチャート構成がクリアされます。


      チェック・ボックスによって複数選択が可能なグラフ・ビュー・リスト
    2. 使用する各ビューの横にあるチェック・ボックスを選択します。

      ビューにディメンションとして使用可能な対応する属性がない場合は、警告が表示されます。

      複数のビューを選択した場合は、選択したビューが構成用の各タブの上部に表示されます。


      グラフ用に選択したビューを示すチャート構成用のタブ

      「データ選択」タブで、選択したビューの中から特定のビューを削除するには、該当するチェック・ボックスの選択を解除します。その他のタブでは、選択したビューのリストで、該当するビューの削除アイコンをクリックします。

      ビューを削除すると、そのビューから選択した属性がチャート構成から自動的に削除されます。

  2. 複数のビューを選択した場合は、「チャート構成」タブの属性リストに、選択したすべてのビューから使用可能な属性が表示されます。

    ビュー名は、各属性名の後に表示されます。

    フィルタ・ドロップダウン・リストを使用して、リストに特定のビューの項目のみが表示されるように絞り込むことができます。


    複数ビュー・グラフの属性リスト
  3. 使用可能な任意のビューからメトリックを追加できます。
  4. ディメンション・オプションごとに、各ビューからディメンションを追加する必要があります。

    構成タブにある複数ビュー・グラフ用のドロップ・ゾーン

    すべてのディメンションで同一のディメンション(名前と値が同じディメンション)を選択した場合は、それらのディメンションの1つを選択すると、残りのビューのディメンションが自動的に選択されます。

    絞込みルールに属するディメンションを選択した場合は、その絞込みルールに含まれる他のディメンションも自動的に選択されます。

    それ以外の場合は、各ビューからディメンションを手動で選択する必要があります。

    複数ビュー・グラフ用に選択したディメンション

    選択したディメンションに対応する値がない場合は、警告が表示されます。

  5. 複数ビュー・グラフの場合、ディメンションの構成はグループ・レベルになります。複数ビュー・グラフ用のディメンション・グループを構成するには:
    1. ディメンション・グループの編集アイコンをクリックします。構成ダイアログの上部に、選択したディメンションのリストが表示されます。
    2. 「表示名」フィールドに、エンド・ユーザー用のドロップダウン・リストに使用するディメンション・オプションのテキストを設定します。

      最初に追加したディメンションの表示名が初期値として設定されます。

      複数ビュー・グラフ用のディメンション構成ダイアログ
    3. 残りの構成は、複数ビュー・グラフでカスケードがサポートされていない点を除き、単一ビュー・グラフのディメンションの場合と同じです。