データ・セットのベース・フィルタの管理

ベース・フィルタを使用すると、データ・セット内のデータを限定して表示できます。フル・データ・セットがエンド・ユーザーにとって意味を持たない、または有用でない場合は、ベース・フィルタを使用することもできます。

属性の値に基づいてデータを限定するベース・フィルタをデータ・セットごとに1つ作成できます。絞込みルールにより、他のデータ・セットのベース・フィルタを継承することもできます。

「選択した絞込み」コンポーネントでエンド・ユーザーがベース・フィルタの値を確認できるようにするかどうかを構成できます。フィルタ値を表示する場合は、ベース・フィルタ属性の値を変更できるようにするかどうかも指定できます。

エンド・ユーザーは、ベース・フィルタを削除したり、同じ属性の他の値によってさらに絞り込んだりすることはできません。したがって、属性のベース・フィルタを作成する場合は(特に複数OR選択が可能な属性を対象とする場合)、「使用可能な絞込み」コンポーネントからその属性を除外してください。

ベース・フィルタ属性が絞込みルールにも含まれている場合は、そのルールに属する他の属性によっても絞り込まれます。同じ絞込みルールで他の属性に対して他の絞込みが行われる場合でも、ベース・フィルタ属性には影響しません。

また、Studioでは、ディープ・リンクURLからのベース・フィルタ属性のフィルタはすべて拒否されます。

「データ・セット」ページで、データ・セットごとにベース・フィルタを管理できます。構成では、属性値と使用可能なエンド・ユーザー・オプションを指定します。

データ・セットのベース・フィルタを構成するには:

  1. データ・セットの「概要」リンクをクリックします。

    データ・セット・ページの「概要」タブが表示されます。

  2. 「ベース・フィルタ」タブをクリックします。
  3. 「ベース・フィルタ」タブで、日付以外の属性の値を選択するには、次の手順を実行します。
    1. 「属性」リストで、属性の名前をクリックします。

      フィルタ・フィールドを使用して特定の属性を検索できます。

      「値」リストが更新され、選択した属性の値が反映されます。

    2. 「値」リストで、使用する値をクリックします。

    フィルタは属性と値のリストの上に表示されます。


    ベース・フィルタが構成されたデータ・セットの「ベース・フィルタ」タブ
  4. 日付属性を使用するには、次の手順を実行します。
    1. 「属性」リストで、属性の名前をクリックします。

      「値」リストが更新され、選択した属性の値が反映されます。


      ベース・フィルタでの日付属性の構成
    2. 日付単位ドロップダウン・リストで、値のリストに使用する日時サブセットを選択します。

      値のリストが更新され、選択した日時サブセットが反映されます。

      リストの下の「カスタム」設定が更新され、その日時サブセットの最下位の単位が反映されます。

    3. 特定の日時値を選択するには、リスト内の値をクリックします。
    4. かわりに現在の日付を基準とした範囲(過去2年、過去6か月など)を選択するには、「カスタム」フィールドに数値を入力します。

      範囲には、表示されている時間単位が使用されます。たとえば、日付サブセットとして「年-月」を選択した場合、範囲は「過去nか月間」になります。「年-月-日」を選択した場合、範囲は「過去n日間」になります。

  5. 「表示オプション」で、フィルタのエンド・ユーザー・オプションを構成するには、次の手順を実行します。
    データ・セットのベース・フィルタの「表示オプション」設定
    1. デフォルトでは、フィルタは「選択した絞込み」コンポーネントに表示されます。フィルタを非表示にするには、「エンド・ユーザーからフィルタを非表示」ラジオ・ボタンをクリックします。
    2. フィルタを表示する場合に、エンド・ユーザーが属性の値を変更できるようにするには、「エンド・ユーザーによるフィルタの編集の許可」チェック・ボックスを選択します。

      エンド・ユーザーは、日付用の「過去n」フィルタは編集できません。たとえば、日付属性が過去6か月以内になっているレコードを含めるようにフィルタを設定している場合、エンド・ユーザーはそのフィルタを変更できません。

    3. エンド・ユーザーにフィルタの編集を許可する場合は、「「表示を増やす」ボタンを表示する値の数」フィールドに、エンド・ユーザーが使用可能な値のリストを表示したときの初期表示件数を入力します。

      値の数が指定した件数より多い場合、エンド・ユーザーは「表示を増やす」ボタンを使用して残りの値を表示できます。

  6. ベース・フィルタを削除するには、削除アイコンをクリックします。
  7. データ・セットの構成の変更を保存するには、「保存」をクリックします。