インストール・スクリプトの構成および実行

インストール・ディレクトリを設定すると、オーケストレーション・スクリプトを構成して実行できるようになります。

インストール・スクリプトを構成および実行する前に、すべての必要なパッケージをダウンロードしてインストール・スクリプト・ディレクトリを設定していることを確認してください。詳細は、「インストール・スクリプト・ディレクトリの設定」を参照してください。

インストール・スクリプトを実行するには、当該マシンの管理者権限が必要です。

注意: ADFのインストールには150MB以上の一時領域と512MBのスワップ・スペースが必要です。ADFのインストールに十分な領域があることを確認してください。

インストール・スクリプトを構成および実行する手順は次のとおりです。

  1. メモ帳などのシンプルなテキスト・エディタを使用して構成ファイルeidOrch\orchScripts\config_EID_win.propを編集し、インストールの設定を指定します。

    構成設定の詳細は、「オーケストレーション・スクリプト構成プロパティ」を参照してください。

    この基本的なスタート・ガイドの例ではSSLを使用しないため、USE_SSLFALSEに変更します。

    正式な本番環境では、SSLを使用します。

  2. コマンド・プロンプトを開き、eidOrch\orchScriptsディレクトリに移動します。
  3. 次のコマンドを実行します。
    run_EID_install.bat config_EID_windows.prop [	--temp-directory <tempFolderName> ]

    temp-directoryパラメータはオプションです。指定する場合は、そのディレクトリが存在している必要があります。

  4. 入力プロンプトで、次のデータを入力します。
    モジュール 入力するデータ
    Endeca Server
    • WebLogic Serverの管理ユーザー名
    • WebLogic Serverの管理パスワード(および確認)
    • Endeca Serverの管理ユーザー名
    • Endeca Serverの管理パスワード(および確認)
    Endeca Information Discovery Studio
    • WebLogic Serverの管理ユーザー名
    • WebLogic Serverの管理パスワード(および確認)
    プロビジョニング・サービス
    • WebLogic Serverの管理ユーザー名
    • WebLogic Serverの管理パスワード(および確認)
    • Endeca Serverホスト名

WebLogic Serverは、構成ファイルで指定した場所にインストールされます。WebLogicドメインは、Endeca Server、Studio、およびプロビジョニング・サービスに対して作成されます。すべてのドメインが開始され、Studioがドメインに配置されます。

Endeca Serverおよびプロビジョニング・サービスが正しくインストールされたことを確認するには、ブラウザを起動し、アドレス・バーにhttp://<hostname>:<port>/eid-ps/statusと入力します。
  • <hostname>はOracle Endeca Information Discoveryをインストールしたマシンの名前またはIPアドレスです。
  • <port>はプロビジョニング・サービスのポートです。

プロビジョニング・サービスおよびEndeca Serverが正しく動作している場合は、次のようなページが表示されます。


プロビジョニング・サービスが正しく動作している場合のヘルス・チェック・ページ

確認できない場合は、「Error: check logs」というメッセージが戻されます。

Studioが正しく展開されたことを確認するには、ブラウザを起動し、アドレス・バーにhttp://<hostname>:<port>/eidと入力します。
  • <hostname>はOracle Endeca Information Discoveryをインストールしたマシンの名前またはIPアドレスです。
  • <port>はStudioのポートです。

Studioのログイン・ページを参照する必要があります。

サンプル・アプリケーションを作成するには、Studioをプロビジョニング・サービスに接続する必要があります。「プロビジョニング・サービスへのStudio接続の構成」を参照してください。