WebLogicドメインへのStudioのデプロイ

Studioをインストールするには、WebLogic Server管理コンソールを使用してendeca-portal-weblogic-3.1.x.earをWebLogicドメインにデプロイします。

次の手順を使用してデプロイする場合は、次のデフォルトの場所が使用されます。

場所 デフォルト値
Studioホーム・ディレクトリ デフォルトでは、Studioホーム・ディレクトリは<MiddlewareHomeDirectory>/user_projects/domains/<StudioDomain>/eid/studioです。
このディレクトリがすでに存在する場合は、インストールする前に、次のサブディレクトリが含まれていないことを確認します。
  • /data/endeca-data-sources
  • deploy
  • weblogic-deploy

これらのディレクトリが存在する場合は、インストール済のStudioのインスタンスが存在することになります。インストールが適切に動作するように、このような既存のディレクトリは削除する必要があります。これらのディレクトリを移動する前に、その他のインスタンスが削除されていることも確認します。

必要に応じて、Studioホーム・ディレクトリの場所を変更できます。Studioホームに他のディレクトリを使用するには、Studioをデプロイする前に、「WebLogic ServerでのStudioホーム・ディレクトリの変更」の指示に従う必要があります。

コンテキスト・パス Studioは、ドメイン内の/eid/コンテキストにデプロイされます。

ドメインを作成した場合は、コンテキストに競合がないことがすでに確認されていることになります。

Studioをデプロイしたら、コンテキスト・ルートを変更します。「WebLogic ServerでのStudioのコンテキスト・パスの変更」を参照してください。

endeca-portal-weblogic-3.1.x.earを本番環境にデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. Studioホーム・ディレクトリ(デフォルトは<MiddlewareHomeDirectory>/user_projects/domains/<StudioDomain>/eid/studio)を設定します。
    1. Studioドメインに、Studioホーム・ディレクトリを作成します。
    2. ファイルportal-ext.propertiesを、WebLogic Serverダウンロード用.zipファイル向けのStudioの上位レベルから抽出します。
    3. portal-ext.propertiesをStudioホーム・ディレクトリに置きます。
      このファイルは基本的に、次のような場合に、デフォルトのStudio構成をオーバーライドするために使用するスタブ構成ファイルです。
      • Studioに使用するデータベースを変更します
      • Studioフレームワーク設定をオーバーライドします
      • Studioクラスタを構成します
      • リバース・プロキシを構成します

      デフォルトのStudio構成の場合、このファイルを変更する必要はありません。

    4. Studioホーム・ディレクトリに、次のサブディレクトリを作成します。
      • /data/endeca-data-sources
      • deploy
      • weblogic-deploy
  2. WebLogic Serverが起動されていない場合は、WebLogic Server起動スクリプトを実行して起動します。

    起動スクリプトは、ドメイン・ディレクトリにあります。

    Windowsでは、スクリプトの名前はstartWebLogic.cmdです。

    Linuxでは、スクリプトの名前はstartWebLogic.shです。

  3. endeca-portal-weblogic-3.1.x.earを、WebLogic Serverダウンロード用.zipファイル向けのStudioから抽出します。
  4. WebLogic Server管理コンソールを使用して、endeca-portal-weblogic-3.1.x.earをドメインにデプロイします。
    1. 管理コンソール(<hostname>:8101/console)に移動します。
    2. 「ツール」で、「アプリケーションの構成」をクリックします。
      WebLogicコンソール: Studioドメインの構成アプリケーション・リンク
    3. 必要に応じて、ページの左上の「ロックして編集」をクリックします。
    4. 「インストール」ボタンをクリックします。
      Studioデプロイメントの「インストール」ボタンが付いた構成アプリケーションページ
    5. ファイル・ブラウザを使用してendeca-portal-weblogic-3.1.x.earファイルを探し、左のラジオ・ボタンを選択します。
      WebLogicコンソール: Studioの.earファイルの選択
    6. 「次へ」をクリックします。
    7. 次のページの「ターゲット指定スタイルの選択」で、「このデプロイメントをアプリケーションとしてインストールする」ラジオ・ボタンが選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
      WebLogicコンソール: Studioデプロイメントのターゲット指定スタイルの選択
    8. 次のページで、デフォルトの選択をそのまま使用して、「終了」をクリックします。
      WebLogicコンソール: Studioデプロイメントの最終ページ
    9. 必要に応じて、「変更のアクティブ化」をクリックします。
      Studioデプロイメントの「変更のアクティブ化」ボタン

    デプロイメントは数分かかる場合があります。デプロイメントが完了するまで、Studioにログインしないでください。

  5. デプロイメント・プロセスが完了すると、デプロイメント・ステータスが「準備完了」になります。デプロイを開始する手順は次のとおりです。
    1. 「デプロイメント」リストで、Studioデプロイメントのチェック・ボックスを選択します。
      Studioデプロイメントのステータスが「準備完了」のデプロイメント・リスト
    2. 「Start」」ボタンをクリックします。
    3. ドロップダウン・リストから「すべてのリクエストを処理」を選択します。
    4. 「デプロイメントの起動」で、「はい」をクリックします。
      Studioデプロイメントにおけるデプロイメントの起動の確認
  6. Studioが正しくデプロイされていることを確認するには、Webブラウザでhttp://<hostName>:<portNumber>/<context path>に移動します。<hostName>はサーバーの名前、<portNumber>はポート番号、<context path>はコンテキスト・パスです。

    たとえば、非SSL実装の場合、デフォルトのコンテキスト・パスhttp://localhost:8101/eidを使用します

    Studioのログイン・ページを参照する必要があります。