プロビジョニング・サービスのインストール・スクリプトの実行

プロビジョニング・サービスのインストール・スクリプトは、WebLogicドメインの作成、プロビジョニング・サービスのインストールおよびプロビジョニング・サービスの構成のプロセスを自動化します。

インストール・スクリプトを実行する前に、次のことを確認してください。

プロビジョニング・サービスのインストール・スクリプトを実行するには、次の手順を実行します。

  1. プロビジョニング・サービスのインストール・パッケージを手頃なディレクトリに解凍します。
    たとえば、eid_ProvisioningServiceという名前のディレクトリをWebLogic Serverインストールのルートに作成し、プロビジョニング・サービスのインストール・パッケージをその場所に解凍します。
  2. IDキーストアと信頼キーストアをEndeca Serverから、手順1で作成したディレクトリにコピーします。
    Endeca Serverキーストア・ファイルは、ディレクトリ$DOMAIN_HOME/config/sslに格納されています。$DOMAIN_HOMEは、Endeca Serverドメインのドメイン・ディレクトリです。次のファイルをコピーします。
    • endecaServerClientCert.ks
    • endecaServerTrustStore.ks
  3. 端末ウィンドウを開き、インストール・パッケージを解凍したディレクトリに変更します。
  4. コマンド$MW_HOME\wlserver_10.3\common\bin\wlst.cmd install.pyと入力します。
    WebLogic Scripting Toolがインストール・スクリプトを実行します。
  5. プロビジョニング・サービス・ドメインはデフォルトでendeca_provisioning_service_domainです。[Enter]キーを押してデフォルトの名前を確定するか、新しい名前を入力して[Enter]キーを押します。
  6. プロビジョニング・サービス・ドメイン用のWebLogicユーザーの名前を入力します。
  7. プロビジョニング・サービス・ドメイン用のWebLogicユーザーのパスワードを入力します。パスワードは8文字以上にする必要があり、文字の1つ以上は数字または特殊文字にする必要があります。
  8. プロビジョニング・サービスの非SSLポートはデフォルトで8201です。[Enter]キーを押してデフォルト・ポートを確定するか、新しいポートを入力して[Enter]キーを押します。
  9. プロビジョニング・サービス用のSSL構成を定義します。
    注意: Oracle Endeca Information Discoverのすべてのコンポーネントは、同じSSL構成を使用する必要があります。言い換えれば、Endeca Server用にSSLを使用する場合、Studioとプロビジョニング・サービス用にもSSLを使用する必要があります。Endeca Server用にSSLを使用しない場合、Studioとプロビジョニング・サービス用にSSLは使用できません。
    • Oracle Endeca Information Discovery実装用にSSLを使用しない場合、SSLを有効にしてプロビジョニング・サービスに接続しますか?プロンプトで、nを入力し、[Enter]キーを押します。
    • Oracle Endeca Information実装用にSSLを使用する場合、次の手順を実行します。
      1. SSLを有効にしてプロビジョニング・サービスに接続しますか?プロンプトで、yを入力し、[Enter]キーを押します。
      2. プロビジョニング・サービスのデフォルトのSSLポートは8202です。[Enter]キーを押してデフォルト・ポートを確定するか、新しいポートを入力して[Enter]キーを押します。
      3. Endeca ServerでIDキーストアを作成したときに指定したIDキーストア・パスワードを入力します。
      4. Endeca Serverで信頼キーストアを作成したときに指定した信頼キーストア・パスワードを入力します。
  10. Endeca Serverのホストを入力します。ホスト名またはIPアドレスを入力できます。
  11. Endeca Serverのデフォルトの非SSLポートは7001です。デフォルトのSSLポートは7002です。[Enter]キーを押してデフォルト・ポートを確定するか、新しいポートを入力して[Enter]キーを押します。
  12. プロンプトが表示されたら、バックエンド・データベース用のデータベース構成を指定します。
    プロビジョニング・サービスは、バックエンド・データベース用に3つのオプションをサポートしています。
    • Derby

      プロビジョニング・サービスは、軽量メモリ内Derbyデータベースを使用できます。このオプションは、評価環境およびテスト環境に適しており、初めてプロビジョニング・サービスをインストールする場合の推奨オプションです。本番環境にはDerbyデータベースはお薦めしません。

    • Oracle
    • MySQL
    • Derbyデータベースを構成するには、データベース・タイプを選択してください。プロンプトで、1を入力し、[Enter]キーを押します。
    • Oracle Databaseを構成するには、次の手順を実行します。
      1. データベース・タイプを選択してください。プロンプトで、2を入力し、[Enter]キーを押します。
      2. Oracle Database URLを入力してくださいプロンプトで、データベースの接続文字列を入力します。

        Oracle Databaseの接続文字列形式は、jdbc:oracle:thin:@[HOST]:[PORT]:[SID]です。

      3. JDBCデータベース・ユーザー名を入力してくださいプロンプトで、プロビジョニング・サービスのデータベース・ユーザーのユーザー名を入力します。
      4. JDBCデータベース・パスワードを入力してくださいプロンプトで、プロビジョニング・サービスのデータベース・ユーザーのパスワードを入力します。
    • MySQLデータベースを構成するには、次の手順を実行します。
      1. データベース・タイプを選択してください。プロンプトで、3を入力し、[Enter]キーを押します。
      2. MySQLデータベースURLを入力してくださいプロンプトで、データベースの接続文字列を入力します。

        MySQLデータベースの接続文字列形式はjdbc:mysql://[HOST]:[PORT]/[DATABASENAME]です。

      3. JDBCデータベース・ユーザー名を入力してくださいプロンプトで、プロビジョニング・サービスのデータベース・ユーザーのユーザー名を入力します。
      4. JDBCデータベース・パスワードを入力してくださいプロンプトで、プロビジョニング・サービスのデータベース・ユーザーのパスワードを入力します。
    このデータを入力すると、インストール・スクリプトが実行されます。

スクリプトは、ドメインを作成し、このドメインにプロビジョニング・サービスをインストールし、プロビジョニング・サービスを構成します。最後に、スクリプトはプロビジョニング・サービス・ドメインを起動します。