バックエンド・データベース構成

インストール・スクリプトは、プロビジョニング・サービス用のバックエンド・データベースを設定します。他のRDBMSを使用する場合、手動で構成を変更します。

プロビジョニング・サービスの使用を開始する前に、プロビジョニング・サービスのサポートに使用するデータベース・スキーマを設定する必要があります。スキーマの作成のために用意されているスクリプト。
  • oracleCreateDDL.sql

    このスクリプトを使用してOracle Databaseにスキーマを作成します。

  • mysqlCreateDDL.sql

    このスクリプトを使用してMySQLデータベースにスキーマを作成します。

これらのスクリプトは、プロビジョニング・サービス・ドメインのeidProvisioningConfigサブディレクトリに格納されています。

MySQLデータベースを使用する場合、max_allowed_packet変数の値は32MB以上である必要があります。

Oracle DatabaseまたはMySQLデータベースを使用するようにWebLogic Serverを構成する必要がある場合は、次の手順を実行します。

  1. プロビジョニング・サービスのインストールで使用したユーザー名で、WebLogic管理コンソールにログインします。プロビジョニング・サービス・ドメインをロックして編集します。
  2. 「ドメイン構造」ボックスで「サービス」ノードを展開し、「データ・ソース」をクリックします。
    管理コンソールに「JDBCデータ・ソースのサマリー」ダイアログが表示されます。
  3. jdbc/oracle.eid-psデータソースを選択します。「削除」をクリックします。
    WebLogic Serverにより、選択したデータソースが削除されます。
  4. JNDI名jdbc/oracle.eid-psの新しいデータソースを作成します。Oracleデータベースの場合は、次のいずれかのコードを使用できます。
    • Oracleデータベースの場合は、次のいずれかのコードを使用できます。
    1. 「新規」をクリックし、ドロップダウン・メニューで「汎用データ・ソース」を選択します。
      管理コンソールに、JDBCデータ・ソース・ウィザードが表示されます。
    2. そのデータソースの「名前」を入力します。任意の名前を使用できます。
    3. 「JNDI名」フィールドに、「jdbc/oracle.eid-ps」と入力します。この名前を使用する必要があります。
    4. 「データベースのタイプ」ドロップダウン・リストで、「Oracle」(Oracle Databaseを使用する場合)または「MySQL」(MySQLデータベースを使用する場合)を選択します。
    5. 「次へ」をクリックします。
    6. 「データベース・ドライバ」ドロップダウン・リストで、データベースの適切なドライバを選択します。
      • Oracle Databaseを使用する場合は、XA-typeドライバを使用する必要があります。
      • MySQLを使用する場合は、「MySQLのドライバ(タイプ4)バージョン:com.mysql.jdbc.Driverを使用する場合」を選択します。
    7. 「次へ」をクリックします。
    8. 「トランザクション・オプション」ページで「MySQL」を指定した場合、「グローバル・トランザクションのサポート」ボックスを選択し、「ロギング・ラスト・リソース」ラジオ・ボタンを選択します。「Oracle」を指定した場合、このページでは何の操作もしません。「次ヘ」をクリックします。
    9. 残りのウィザード用の適切なデータについては、データベース管理者に問い合せてください。
    10. 要求されたら、管理サーバーにデータソースをターゲット指定します。
    11. 「データソースのサマリー」ページで、新しいjdbc/oracle.eid-psデータソースをクリックします。
      管理コンソールに、jdbc/oracle.eid-ps2ページの設定が表示されます。
    12. 接続プール」タブをクリックします。「詳細」セクションを展開します。
    13. 「予備の接続のチェック」ボックスを選択し、「保存」をクリックします。
    14. 「Oracle」を指定した場合、「トランザクション」タブをクリックします。「XAトランザクション・タイムアウトの設定」を選択します。「XAトランザクション・タイムアウト」フィールドに、0を入力します。「保存」をクリックします。
    15. 「変更のアクティブ化」をクリックします。
  5. WebLogic Serverを再起動します。