Studioのシステム要件

これらのStudioシステム要件に加え、Studioのインストールの指示では、Studioを指すところでOracle Endeca Serverが稼働していることが前提条件です。このバージョンのStudioは、Oracle Endeca Serverバージョン7.6.xと互換性があります。

ハードウェア要件

最小ハードウェア要件は次のとおりです。
  • x64プロセッサ、最低1.8GHz
  • 2GB以上のRAM(アプリケーション・データ・セットのサイズに応じて異なる)
  • 80GBのハード・ドライブ(アプリケーション・データ・セットのサイズに応じて異なる)
推奨されるハードウェア要件は次のとおりです。
  • x64 3.0+GHzプロセッサ、Intel Xeon(Nehalemを含む)またはAMD Opteronプロセッサを推奨
  • 8GB以上のRAM(アプリケーション・データ・セットのサイズに応じて異なる)
  • 高パフォーマンスのネットワーク接続ストレージ(たとえば、専用のiSCSIまたはファイバ・チャネル・ネットワークで接続されている)または高パフォーマンスのローカル接続RAIDストレージ(たとえば、10kまたは15k RPMのスピンドル速度の72GBまたは146GBのスピンドル上で運用されている、バッテリ搭載の書込みキャッシュ機能を持つRAID 6またはRAID 0+1アレイ)
  • ギガビット・イーサネット
注意: このガイドでは、x64とは、AMD64/EM64Tアーキテクチャと互換性のあるすべてのプロセッサを指します。処理するデータによっては、ハードウェアのアップグレードが必要になることがあります。すべてのランタイム・コードは、RAMの容量の範囲内に収まっている必要があります。同様に、ハードディスク容量もデータ・セットに見合った十分なサイズである必要があります。ハードウェアのサイズ設定の詳細は、オラクル社の担当者に問い合せてください。

サポートされているオペレーティング・システム

プラットフォーム 説明
Oracle Linux Oracle Linux Release 6 for x64

Oracle Linux 6をお薦めしますが、StudioはOracle Linux 5 (x64用のバージョン5)、更新7以上、x64プロセッサでの動作もサポートされています。

Red Hatに互換性のあるカーネルのみがサポートされています。

Linux RHEL
  • x64プロセッサで実行されているRed Hat Enterprise Linux Server(x64用はバージョン6)。

  • x64プロセッサで実行されているRed Hat Enterprise Linux Advanced Platform(x64用はバージョン6)。

Red Hat Linux 6をお薦めしますが、StudioはRed Hat Linuxバージョン5 for x64でもサポートされています。Red Hat Linuxバージョン5(ServerおよびAdvanced)での最適なパフォーマンスを得るため、RHEL 5の最新バージョンを使用することをお薦めします。

Windows 2008 x64プロセッサで実行されているWindows Server 2008 R2 Enterprise。

ソフトウェア要件

Studioは、アプリケーション・サーバー内で実行されるWebベースのアプリケーションです。次のソフトウェアがサポートされています。
ソフトウェア サポートされているバージョン
アプリケーション・サーバー
  • Tomcat 6。Studio Tomcatバンドルには、Tomcat 6.0.37が付属しています。
  • Oracle WebLogic Server 11gR1(10.3.6)
Java Sun Java 6、アップデート18以上。一般に利用可能な最新のJava 6パッチである1.6.0_45を使用することをお薦めします。

Studio Tomcatバンドルには、64ビット・バージョン1.6.0_51が付属しています。

データベース・システム
  • MySQL 5.1
  • Oracle 11g
ブラウザ
  • WindowsのFirefox ESR。

    FirefoxはStudio用の推奨ブラウザです。

  • WindowsのInternet Explorer 8 (互換性モードを無効化する)

    互換性モードでのInternet Explorer 8の実行はサポートされていません。

  • WindowsのInternet Explorer 9
  • iPadのSafari。iPadは、Studioへのログインおよびアプリケーションの表示にのみ使用できます。ユーザーはiPadからStudioアプリケーションの作成または構成はできません。
ブラウザ・プラグイン Internet Explorer 8のユーザーの場合、グラフを表示するためにAdobe Flash 10.0以上。他のブラウザの場合、グラフはHTML5を使用して表示されます。

ブラウザによってサポートされている最新のFlashバージョンの使用をお薦めします。

別のデータベース・サポート

Studioサーバーでは、構成と状態の格納にリレーショナル・データベースが使用されています。デフォルトではHypersonicが使用されていますが、パフォーマンス上の問題があるため本番での使用はお薦めしません。Studioは、MySQLとOracle 11gでテスト済です。しかし、それ以外の多くのデータベースも正常に動作するはずです。

ユーザーは、すでに使用している共有システムを含む、任意のデータベースを使用できます。アプリケーション・サーバーの場合と同様、テストされていないデータベースにデプロイするとしても、Studioのコア・コードに起因し、かつサポートされているデータベースで再現できる問題についてはサポートの対象になります。

使用するデータベースを変更する方法については、「Studioアプリケーション・データの格納に使用するデータベースの変更」を参照してください。