Studioのデプロイと起動

Tomcatの構成が完了したら、Studioをデプロイして起動できます。

Studioをデプロイして起動する手順は次のとおりです。

  1. EID_3.1.x_Studio_portal_war.zipを一時ディレクトリに解凍します。

    このzipファイルには、Studioの.warファイルとcopyright.txtファイルが含まれます。

  2. copyright.txtファイルを読み、このファイルを任意の場所に保存します。
  3. /eidコンテキストを使用していると想定し、.warファイルの内容をendeca-portal/apache-tomcat-<version>/webapps/eidに解凍します。
  4. デプロイメントに他のコンテキストを使用している場合は、.warファイルの内容をendeca-portal/apache-tomcat-<version>/webapps/<context root>に解凍します。

    たとえば、コンテキストが/salesの場合、ファイルをendeca-portal/apache-tomcat-<version>/webapps/salesに解凍します

    マルチレベル・コンテキスト・パスでは、マルチレベル・パスを使用します。たとえば、コンテキスト・パスが/mycompany/salesの場合、ファイルをendeca-portal/apache-tomcat-<version>/webapps/mycompany/salesに解凍します。

  5. portal-ext.propertiesファイルを、EID_3.1.x_Studio_portal_dependencies.zip用に作成した一時ディレクトリからendeca-portalディレクトリへコピーします。
    このファイルは基本的に、次のような場合に、デフォルトのStudio構成をオーバーライドするために使用するスタブ構成ファイルです。
    • Studioに使用するデータベースを変更します
    • Studioフレームワーク設定をオーバーライドします
    • Studioクラスタを構成します
    • リバース・プロキシを構成します

    デフォルトのStudio構成の場合、このファイルを変更する必要はありません。

  6. endeca-portalディレクトリの下に、dataディレクトリを作成します。さらに、その下にendeca-data-sourcesディレクトリを作成します。
  7. endeca-portalディレクトリで、deployディレクトリを作成します。
  8. EID_3.1.x_Studio_components.zipから.warファイルを解凍します。ファイルをendeca-portal/deployディレクトリに置きます。

    .warファイルはendeca-portal/deployのルートに置かれます。サブディレクトリは存在しないはずです。

  9. ポータルのTomcatインスタンスを起動するには、endeca-portal/tomcat<version>/bin/startup.batを実行します。
    注意: サーバーの起動には、数分かかる場合があります。ログ・メッセージを確認することで、このプロセスがいつ完了したかを調べられます。Studioの実行中は、Tomcatウィンドウを閉じないでください。
  10. アプリケーションが実行されていることをテストするには、ブラウザでポータル(http://localhost:8080/<context root>)に移動します。

    たとえば、/eidという推奨コンテキスト・パスを使用している場合、http://localhost:8080/eidに移動します

  11. 次のデフォルトの資格証明を使用してログインします。
    フィールド
    ログイン: admin@oracle.com
    パスワード: Welcome123
    パスワードの変更をすぐに要求されます。新しいパスワードには、次のものを含める必要があります。
    • 6文字以上
    • アルファベット文字以外を最低1つ
  12. オプションで、log4jロギングを設定できます。log4jには、オープンソース・ユーティリティを使用した、構成可能なJavaベースのロギング機能が用意されています。
    注意: Studioロギングの詳細は、Studio管理およびカスタマイズ・ガイドを参照してください。