WebLogic ServerでのStudioホーム・ディレクトリの変更

StudioをWebLogic Serverにインストールした場合、Studioホーム・ディレクトリのデフォルトの場所は<MiddlewareHomeDirectory>/user_projects/domains/<StudioDomain>/eid/studioです。<MiddlewareHomeDirectory>はWebLogic Serverをインストールしたディレクトリ、<StudioDomain>はStudio用に作成したドメインです。必要に応じて、Studioホーム・ディレクトリとして別のディレクトリを使用できます。

新しいStudioホーム・ディレクトリへのポインタを提供するには、次のいずれかを実行します。
  • JVMパラメータをsetDomainEnv.cmdまたはsetDomainEnv.shに追加します
  • カスタムのStudioホーム・ディレクトリにリダイレクトするデフォルトのStudioホーム・ディレクトリにあるportal-ext.propertiesのコピーに設定を追加します

Studioホーム・ディレクトリ用の他の場所を作成および構成するには、次の手順を実行します。

  1. Studioホーム・ディレクトリとして使用するディレクトリを作成します。
  2. portal-ext.propertiesをStudioホーム・ディレクトリに置きます。
    1. portal-ext.propertiesを、WebLogic Serverのダウンロード用.zipファイル向けのStudioの上位レベルから抽出します。
    2. portal-ext.propertiesを、作成したStudioホーム・ディレクトリに置きます。
    これは、次のような場合に、デフォルトのStudio構成をオーバーライドするために使用するportal-ext.propertiesのバージョンです。
    • Studioに使用するデータベースを変更します
    • Studioフレームワーク設定をオーバーライドします
    • Studioクラスタを構成します
    • リバース・プロキシを構成します
  3. setDomainEnvスクリプト・ファイル(Windowsの場合はsetDomainEnv.cmd、Linuxの場合はsetDomainEnv.sh)を使用して新しいStudioホーム・ディレクトリを指すには、次の手順を実行します。
    1. ファイルを開きます。

      このファイルは、ドメイン・ディレクトリのbinサブディレクトリ(<MiddlewareHomeDirectory>/user_projects/domains/endeca_studio_domain/bin/)にあります。

    2. ファイルで、WL_HOME設定の直前に、次の設定を追加します。
      EXTRA_JAVA_PROPERTIES=-Deid.studio.home=<pathToCustomStudioHome>

      次に例を示します。

      EXTRA_JAVA_PROPERTIES=-Deid.studio.home=/localdisk/user_projects/domains/endeca_studio_domain/eid/myhome

      Windowsの場合は、バック・スラッシュをエスケープする必要があります。次に例を示します。

      EXTRA_JAVA_PROPERTIES=-Deid.studio.home=C:\\Oracle\\Middleware\\user_projects\\domains\\endeca_studio_domain\\eid\\myhome
  4. portal-ext.propertiesを使用してデフォルトのStudioホーム・ディレクトリからカスタムのStudioホーム・ディレクトリにリダイレクトさせるには、次の手順を実行します。
    1. 新しい空のテキスト・ファイルを作成します。

      このファイルには、カスタムのStudioホーム・ディレクトリへのリダイレクトに必要なパラメータのみを含めます。

    2. eid.studio.homeおよびinclude-and-overrideパラメータをファイルに追加します。

      eid.studio.homeパラメータをカスタムのStudioホーム・ディレクトリのフル・パスに設定します。

      include-and-overrideパラメータを、カスタムのStudioホーム・ディレクトリにおけるportal-ext.propertiesファイルのフル・パスに設定します。

      次に例を示します。

      eid.studio.home=/localdisk/user_projects/domains/endeca_studio_domain/eid/myhome
      include-and-override=/localdisk/user_projects/domains/endeca_studio_domain/eid/myhome/portal-ext.properties

      Windowsの場合は、バック・スラッシュをエスケープする必要があります。次に例を示します。

      eid.studio.home=C:\\Oracle\\Middleware\\user_projects\\domains\\endeca_studio_domain\\eid\\myhome
      include-and-override=C:\\Oracle\\Middleware\\user_projects\\domains\\endeca_studio_domain\\eid\\myhome\\portal-ext.properties
    3. ファイルをportal-ext.propertiesとして、デフォルトのStudioホーム・ディレクトリ(<MiddlewareHomeDirectory>/user_projects/domains/<StudioDomain>/eid/studio)に保存します。
  5. カスタムのStudioホーム・ディレクトリに、次のサブディレクトリを作成します。
    • /data/endeca-data-sources
    • deploy
    • weblogic-deploy
  6. Studioのデプロイメント・プロセスの手順2を続行できます。