Studioアプリケーションのデータは、様々なソースからのレコードの独立したセットであるデータ・セットから構成されるようになりました。
これまでは、各アプリケーションはEndeca Serverドメインからのレコードの単一セットであるデータ・ソースにリンクされていました。アプリケーションはデータ・ソースのファミリーにリンクすることもできました。データ・ソース・ファミリーとは、同じEndeca Serverドメインにリンクされていながら異なるフィルタやセキュリティ設定を持つデータ・ソース群でした。
各データ・ソースの中でビューを構成し、そのビューの中で属性グループを構成していました。
3.1でも各アプリケーションは単一のEndeca Serverドメインに接続されますが、そのドメインは1つ以上のデータ・セットから構成されます。1つのデータ・セットは、単一のレコードのセットです。データ・セットは様々なソース(ファイル・アップロードや新規「データ・ソース・ライブラリ」など)から生成できます。たとえば、あるデータ・セットに製品情報、別のデータ・セットには売上記録、3番目のデータ・セットにはTwitterのフィードを格納することもできます。
各データ・セットには、そのデータ・セットの全レコードから構成されるベース・ビューが自動的に生成されます。ベース・ビューには自動的にデータ・セットの名前が付けられます。
ただし、カスタム・ビューには異なるデータ・セットからのデータを格納することができます。グループは単一ビューの中で生成されます。
次のダイアグラムに新しいアプリケーション・データ構造の概要を示します。
Integrator ETLを使用して収集されたEndeca Serverデータ・ドメインのアップグレード時には、キーが「ベース」に設定された単一データ・セット(Endeca ServerとIntegrator ETLではコレクションと呼ばれます)の中にレコードを収集する必要があります。表示名はレコードの実際のコンテンツを表すものにできます。
データ・セットのキーを「ベース」に設定すると、3.0でベース・ビューに関連付けられていたすべての既存コンポーネントは正しいデータを表示できるようになります。
たとえば、売上記録が格納されたEndeca Serverデータ・ドメインで、キーを「ベース」に設定して単一データ・セットにレコードを収集し、その表示名を「売上」などとすることができます。
ExcelスプレッドシートをStudioにアップロードして作成されたEndeca Serverデータ・ドメインでは、既存データにデータ・セットを追加することはできません。
そのファイルを使用して新しいアプリケーションを作成した後に、ページとコンポーネントを再作成する必要があります。
元のアプリケーションは削除しても構いません。