WindowsにおけるIASのサイレント・インストール

IASでは、IASのインストールを汎用Endecaインストール・スクリプトに追加したり、スクリプトを使用して複数のマシンにIASをインストールする場合に便利なサイレント・インストール・モードが提供されています。

サイレント・インストーラは対話形式ではありません。インストール・スクリプトを実行し、入力としてテキスト・ファイルを指定します。このテキスト・ファイルには、通常はユーザーが入力する、インストール・プロンプトに対する応答値が含まれます。

ファイルには、IASの各インストール・プロンプトに対して1つの応答値を指定する単一の行を含める必要があります。IASをWebLogic ServerまたはJettyのどちらにインストールするかに応じて、応答値は異なります。

IASをWebLogic Serverにインストールするためのプロンプトの順序は次のとおりです。
Installation mode
Weblogic home
IAS domain name
IAS domain user
IAS domain password
IAS domain port
IAS host
次に、WebLogic Serverのプロンプトに対する応答値を指定したテキスト・ファイルの内容の例を示します。
1
C:\Oracle\Middleware\wlserver_10.3
ias
weblogic
weblogic123
8401
mymachinename.companydomain.com
IASをJettyにインストールするためのプロンプトの順序は次のとおりです。
Installation mode
Endeca IAS Service username 
Endeca IAS Service user password
IAS port
IAS shutdown port
IAS host name
次に、Jettyのプロンプトに対する応答値を指定したテキスト・ファイルの内容の例を示します。
2
TEST\endeca
Password01
8401
8403
mymachinename.companydomain.com

WindowsマシンでIASのサイレント・インストールを行うには:

  1. テキスト・エディタを起動し、前述の応答値を指定した.txtファイルを作成します。
  2. .txtファイルを<install path>\IAS\<version>\binに保存します。

    たとえば、ファイルをsilent.txtという名前で保存します。

  3. コマンド・プロンプトを開き、インストール・スクリプトの場所<install path>\IAS\<version>\binに移動します。
  4. --silentフラグ、オプションの引数および入力用のレスポンス・ファイルを指定してias-setup.batを実行します。
    たとえば、次のように入力します。
    ias-setup.bat --silent < silent.txt

インストール後、IAS用のWebLogicドメインは再起動され、JettyでEndeca IAS Serviceが自動的に起動します。