IASソフトウェアは、UNIXプラットフォーム用のインストール・スクリプトを含むZIPファイルとして配布されます。IASをインストールするには、ZIPファイルを解凍してスクリプトを実行します。IASは任意の場所にインストールできますが、この手順ではIASを/usr/localにインストールすることを想定しています。IASの解凍後のサイズは約400MBです。複数のバージョンがインストールされる可能性もあるため、大きなパーティションに解凍することをお薦めします。各手順で、WebLogic ServerとJettyのインストールの相違点を示します。
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Oracle Software Delivery Cloudからダウンロードしたインストール・ファイルの場所を特定します。
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ZIPファイルを一時ディレクトリに解凍します。
ZIPファイルには、EID_<version>_IAS.shという名前のインストール・スクリプトが含まれます。
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コマンド・プロンプトを開き、一時ディレクトリに移動して、次のコマンドでインストール・スクリプトを実行します。
./EID_310_IAS.sh --target /usr/local
スクリプトでは、いくつかの構成オプションを入力するように指示されます。
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IASのインストールをホストするサーバー・タイプを選択します。
- IASをWebLogic Serverにインストールする場合は、1を入力して[Enter]を押します。
- IASをJetty Webサーバーおよびサーブレット・コンテナにインストールする場合は、2を入力して[Enter]を押します。
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WebLogic Server用に1を選択した場合:
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WebLogicホームの場所を指定します。
たとえば、これは通常、/usr/local/Oracle/Middleware/wlserver_10.3です。
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IAS用のWebLogicドメイン名を指定します。iasを指定することをお薦めします。
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ドメイン名のユーザー名を指定します。
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ドメイン名のパスワードを指定します。
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WebLogicドメイン用のポートを指定するか、[Enter]を押してデフォルトの8401をそのまま使用します。
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IASを実行する完全修飾ホスト名を指定するか、[Enter]を押してデフォルトをそのまま使用します。
IASインストール・スクリプトによって、指定したユーザー名とパスワードでWebLogicドメインが作成され、IASがアプリケーションとしてドメインにデプロイされてドメインが再起動されます。
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Jetty用に2を選択した場合:
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Endeca IAS Service用のポートを指定するか、[Enter]を押してデフォルトの8401をそのまま使用します。
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Endeca IAS Service用の停止ポートを指定するか、[Enter]を押してデフォルトの8403をそのまま使用します。
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IASを実行する完全修飾ホスト名を指定するか、[Enter]を押してデフォルトをそのまま使用します。
インストール後にEndeca IAS Serviceを起動するには、/usr/local/Oracle/Endeca/IAS/<version>/binに移動し、ias-service.shを実行します。
Webブラウザを起動してIAS Server WSDLをロードすることで、IASが実行されていることを確認できます。
IASをJetty Webサーバーにインストールした場合はhttp://<hostname>:8401/ias/?wsdl、WebLogic Serverにインストールした場合はhttp://<hostname>:8401/ias-server/ias/?wsdlを開きます。
次のWSDLが表示されます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
- <wsdl:definitions name="IasCrawlerService" targetNamespace="http://endeca.com/eidi/ias/2011-12" xmlns:ns1="http://schemas.xmlsoap.org/soap/http" xmlns:soap="http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/soap/" xmlns:tns="http://endeca.com/eidi/ias/2011-12" xmlns:wsdl="http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
- <wsdl:types>
...