WindowsにおけるIASのインストール

インストール・プロセスは、ZIPを解凍してIASファイルをディスクに配置し、次にIASインストール・スクリプトを実行してIASをデプロイするという2つの手順で構成されます。スクリプトでは、IASをホストするサーバー・タイプを選択するよう求めるプロンプトが表示されます。Jetty Webサーバーを選択した場合、環境とユーザーに関する情報がスクリプトによって収集され、Endeca IAS Serviceが作成されて起動されます。WebLogic Serverを選択した場合、WebLogic Serverで実行されるIASアプリケーションがスクリプトによって作成されてデプロイされ、起動されます。

インストールの前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。
  • Jettyでインストールする場合は、ローカル・マシンの管理者権限があることを確認します。

IASをWindowsにインストールするには:

  1. ローカル環境で、Oracle Software Delivery CloudからダウンロードしたEndeca IASソフトウェアを特定します。
  2. ZIPファイルをC:\に解凍します。

    これによって、IASファイルがディスク上のC:\Oracle\Endeca\IASに作成されます。

  3. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、C:\Oracle\Endeca\IAS\<version>\binに移動します。
  4. ias-setup.batスクリプトを実行します。
  5. IASのインストールをホストするサーバー・タイプを選択します。
    • IASをWebLogic Serverにインストールする場合は、1を入力して[Enter]を押します。
    • IASをJetty Webサーバーにインストールするには、2を入力して[Enter]を入力します。
  6. WebLogic Server用に1を選択した場合:
    1. WebLogicホームの場所を指定するか、[Enter]を押してデフォルトのホームの場所C:\Oracle\Middleware\wlserver_10.3をそのまま使用します。
    2. IAS用のWebLogicドメイン名を指定します。iasを指定することをお薦めします。
    3. ドメインのユーザー名を指定します。
    4. ドメインのパスワードを指定し、確認のためにパスワードをもう一度入力します。
    5. WebLogicドメイン用のポートを指定するか、[Enter]を押してデフォルトの8401をそのまま使用します。
    6. IASを実行する完全修飾ホスト名を指定するか、[Enter]を押してデフォルトをそのまま使用します。
    IASインストール・スクリプトによって、指定したユーザー名とパスワードでWebLogicドメインが作成され、IASがアプリケーションとしてドメインにデプロイされてドメインが再起動されます。
  7. Jetty用に2を選択した場合:
    1. Endeca IAS Serviceを実行するドメインおよびユーザー名を指定し、[Enter]を押します。

      これは、通常、前に作成したendecaですが、アプリケーションで必要なすべてのファイルにアクセスするためのファイルおよびディレクトリ権限を持つ任意のユーザーを使用できます。

    2. ユーザーのパスワードを指定します。
    3. 確認のためにユーザーのパスワードをもう一度入力します。
    4. Endeca IAS Service用のポートを指定するか、[Enter]を押してデフォルトの8401をそのまま使用します。
    5. Endeca IAS Service用の停止ポートを指定するか、[Enter]を押してデフォルトの8403をそのまま使用します。
    6. IASを実行する完全修飾ホスト名を指定するか、[Enter]を押してデフォルトをそのまま使用します。
    Endeca IAS Serviceが登録されて起動されます。

Webブラウザを起動してIAS Server WSDLをロードすることで、IASが実行されていることを確認できます。

IASをJetty Webサーバーにインストールした場合はhttp://<hostname>:8401/ias/?wsdl、WebLogic Serverにインストールした場合はhttp://<hostname>:8401/ias-server/ias/?wsdlを開きます。

次のWSDLが表示されます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> 
- <wsdl:definitions name="IasCrawlerService" targetNamespace="http://endeca.com/eidi/ias/2011-12" xmlns:ns1="http://schemas.xmlsoap.org/soap/http" xmlns:soap="http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/soap/" xmlns:tns="http://endeca.com/eidi/ias/2011-12" xmlns:wsdl="http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
   - <wsdl:types>
   ...