クロールを作成するには、クロール構成ファイルを作成し、そのファイルを引数(-f)としてias-cmdユーティリティのcreateCrawlsタスクに渡します。デフォルトでは、すべてのクロールは、レコード・ストア・インスタンスに出力を書き込むように構成されます。必要に応じて、ファイル(XMLまたはバイナリのいずれか)に出力を書き込むようにクロールを再構成できます。
クロールごとに、次の構成オプションを指定します。
- クロールの名前。
- ソース・データの場所。たとえば、ファイルシステム・クロールの場合はシード、JDBCクロールの場合はデータベースなどになります。
- 指定したファイルとフォルダの組込みや除外を行うフィルタ。
- クロールの一環でEndecaレコードを変更するマニピュレータ。
クロールを作成するプロセスは、JDBC、デリミタ付きファイル、ファイルシステムなど、どのクロール・タイプの場合も同じです。
クロールを作成する手順は、次のとおりです。
- <インストール・パス>\IAS\<バージョン>\sample\crawlConfigFilesにあるデフォルトのクロール構成ファイルのいずれかをコピーします。(これらのファイルには便利な開始点があります。)
- 新規ファイルでは、ソース・データや環境に合った構成設定を適宜指定します。
- クロール構成ファイルを保存して閉じます。
- クロール構成ファイルをIASにアップロードするには、ias-cmdのcreateCrawlsタスクを実行して、クロール構成ファイルのパスで-fオプションを指定します。
たとえば、次のコマンドでは、ファイル
crawlConfig.xmlで構成される新しいクロールが作成されます。
C:\Oracle\Endeca\IAS\3.1.0\bin>ias-cmd createCrawls -f C:\tmp\crawlConfig.xml
クロールの作成後、ias-cmdのstartCrawlタスクを使用してこれを実行できます。