Jetty WebサーバーでIASを実行しているJVMに割り当てられたヒープ・サイズを増やす

Jetty Webサーバーで実行されているIASに対するJVMの引数を変更する必要がある場合は、<インストール・パス>\IAS\<バージョン>\bin\ias-serviceおよびias-service-wrapper.confに格納されているJVMの引数を更新します。たとえば、IASを実行するJVMに対して、より大きなヒープ・サイズを割当てなければならない場合があります。

ヒープ・サイズの割当てに影響するJVM引数は次のとおりです。
  • -Xms: JVMに割当てられる初期ヒープ・サイズを指定します。
  • -Xmx: この値はJVMに割当てられる最大ヒープ・サイズを指定します。

Jetty Webサーバーで実行されているIASに対するJVM引数を指定するには:

  1. Endeca IAS Serviceを停止します。
  2. ファイルシステムで、<インストール・パス>\IAS\<バージョン>\binに移動します。
  3. ias-service(.batまたは.sh。プラットフォームによって異なる)をテキスト・エディタで開きます。
  4. JVM_ARGS設定を見つけて、必要に応じて値を変更します。

    たとえば、使用可能な最大ヒープ・サイズを3GBに増やすには、-Xmxを次のように変更します。

    SET JVM_ARGS=-Xms512m -Xmx3g ...
  5. オプションで新しいJVMオプションをias-serviceに追加するには、ファイルSET JVM_ARGS=%JVM_ARGS% -D<otherJvmOption>=<otherJvmValue>の末尾に新しい行を追加し、必要なオプションと値を指定します。
  6. ias-serviceを保存して閉じます。
  7. Endeca IAS Serviceを介してIASを実行している場合は、サービスの構成ファイルも次のように変更する必要があります。
    1. ファイルシステムで、<インストール・パス>\IAS\<バージョン>\binに移動します。
    2. テキスト・エディタでias-service-wrapper.confを開きます。
    3. wrapper.java.initmemoryおよびwrapper.java.maxmemory設定を見つけて、必要に応じて値を変更します。
    4. ias-service-wrapper.confを保存して閉じます。
    たとえば、使用可能な最大RAMを3GBに増やすには、wrapper.java.maxmemoryを次のように変更します。
    wrapper.java.initmemory=512
    wrapper.java.maxmemory=3072
  8. Endeca IAS Serviceを再起動します。