フレックスフィールド定義の追加

Endeca Serverフィールドを定義するには、ODIにフレックスフィールド定義を追加する必要があります。便利な方法として、IKM SQLからEndeca Serverでは、ODIにフレックスフィールドを作成するためにmetadata-importというコマンドライン・ユーティリティを用意しています。metadata-importユーティリティでは、SDK、Javaおよびドライバの場所に関していくつかの構成設定が必要です。

metadata-importを実行すると、データベース数およびリポジトリ接続値を求められます。オプションで、OdiRepository.propertiesでこれらの接続値を設定できます。metadata-importでは、値を求められるかわりにこれらの値が読み込まれます。

metadata-importユーティリティでは、次のフレックスフィールドが作成されます。
  • Endeca Property IsValueSearchable
  • Endeca Property IsSingleAssign
  • Endeca Property IsTextSearchable
  • Endeca Property IsUnique
  • Endeca Property TextSearchWildcards
  • Endeca Property Navigation Select
  • Endeca Property ShowRecordCounts
  • Endeca Property Navigation Sorting
  • Endeca Property Attribute Group
  • Endeca Property Search Interface
  • Endeca Property Display Name
  • Endeca Property Language

ODIにEndeca Server用のフレックスフィールド定義を追加するには、次の手順を実行します。

  1. ファイル・システムで、<install path>\IKMSQLtoEndecaServer\3.1.0\toolsディレクトリに移動します。
  2. テキスト・エディタでmetadata-import (Windowsの.batファイルまたはUNIXの.shファイル)を開き、次の変更を行います。
    1. ODI_SDK設定に、Oracle ODI SDKのフル・パスを指定します。

      たとえば、Windowsでは、デフォルトのパスはC:\Oracle\Middleware\Oracle_ODI1\oracledi.sdkです。

    2. ODI_JDBC_DRIVER_JAR設定に、Oracle ODI用JDBCドライバのフル・パスを指定します。

      たとえば、Windowsでは、デフォルトのパスはC:\Oracle\Middleware\Oracle_ODI1\modules\oracle.jdbc_11.1.1\ojdbc6dms.jarです。

    3. JAVA_LOCATION設定に、Javaインストールのフル・パスを指定します。

      例: C:\Java\jdk1.6.0_43

    4. metadata-importを保存して閉じます。
  3. また、<インストール・パス>\IKMSQLtoEndecaServer\3.1.0\toolsで、テキスト・エディタでOdiRepository.propertiesを開いて次の変更を行います。
    1. ODI_MASTER_DRIVER設定に、ODIリポジトリ用JDBCドライバ名を指定します。

      たとえば、デフォルトのドライバはoracle.jdbc.OracleDriverです。

    2. ODI_MASTER_URL設定に、ODIリポジトリ用JDBC接続URLを指定します。
    3. ODI_MASTER_USER設定に、ODIリポジトリ・データベースのユーザー名を指定します。

      例: odi

    4. ODI_WORK_REP設定に、作業リポジトリ名を指定します。

      例: WORKREP1

    5. ODI_SUPERVISOR設定に、作業リポジトリのログインIDを指定します。

      例: SUPERVISOR

    6. OdiRepository.propertiesを保存して閉じます。

    OdiRepository.propertiesでプロパティを設定しない場合は、metadata-importユーティリティの実行時にそれらの値を求められます。

  4. コマンド・プロンプトを起動して<インストール・パス>\IKMSQLtoEndecaServer\3.1.0\toolsに移動します。
  5. metadata-importを実行し、引数にOdiRepository.propertiesを指定します。
    例:
    C:\Oracle\Endeca\IKMSQLtoEndecaServer\3.1.0\tools>metadata-import.bat OdiRepository.properties
  6. スクリプトの完了後、次の手順を実行してフレックスフィールドが正しくロードされたことを確認します。
    1. ODI Studioで、「セキュリティ」タブを選択します。
    2. 「セキュリティ管理」を開きます。
    3. 「列」をダブルクリックします。
    4. 「列」タブで、「フレックスフィールド」を選択します。

次が表示されます。


「列」タブの「フレックスフィールド」リスト