IKM SQLからEndeca Serverのインストール

このプロセスでは、ナレッジ・モジュール用ドライバのインストール方法およびEndeca ServerのXML定義について説明します。このガイドの後半で、ナレッジ・モジュール(ikmディレクトリの内容)をインポートします。ナレッジ・モジュールはプロジェクトに依存し、先にプロジェクトを作成および構成するまでインポートできません。

IKM SQLからEndeca Serverをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. ローカル環境で、Oracle Software Delivery Cloudからダウンロードしたソフトウェアを特定します。
  2. ハード・ドライブのルートにZIPファイルを展開します。

    たとえば、Windowsでは、ZIPファイルをC:\に展開します。

    これにより、ディスクのC:\Oracle\Endeca\IKMSQLtoEndecaServerにファイルが作成されます。

  3. ODIローカル・エージェントが実行されている場合は、プロセスを停止します。
  4. ファイル・システムで<インストール・パス>\IKMSQLtoEndecaServer\3.1.0\libを参照して、ディレクトリ内のすべてのJARファイルをコピーします。

    JARファイルのコピー先の場所は、実行しているODIエージェントのタイプによって異なります。

  5. ODIエージェントが、WebLogic Serverで実行されるJavaアプリケーションの場合は、次の手順を実行します。
    1. JARファイルを、エージェントを実行しているWebLogicドメインのlibディレクトリに貼り付けます。

      例: C:\Oracle\Middleware\user_projects\domains\odiagent\lib

    2. WebLogicドメインのbinディレクトリに移動して、setDomainEnv.cmd (Windowsの場合)またはsetDomainEnv.sh (UNIXの場合)をテキスト・エディタで開きます。
    3. Windowsシステムでは、REM行の場所を特定して、set JAVA_OPTIONS=-DUseSunHttpHandler=trueという名前の新しいJavaオプションを、ファイルの最初の行として追加します。
      新しいオプションを追加したsetDomainEnv.cmdのスニペットを次に示します。
      ...
      @REM For additional information, refer to "Managing Server Startup and Shutdown for Oracle WebLogic Server"
      @REM (http://download.oracle.com/docs/cd/E23943_01/web.1111/e13708/overview.htm).
      @REM *************************************************************************
      set JAVA_OPTIONS=-DUseSunHttpHandler=true
      
      set WL_HOME=C:\Oracle\Middleware\wlserver_10.3
      for %%i in ("%WL_HOME%") do set WL_HOME=%%~fsi
      
      set BEA_JAVA_HOME=
      ...
    4. UNIXシステムでは、コメント部分を特定して、JAVA_OPTIONS=-DUseSunHttpHandler=trueを追加し、改行してexport JAVA_OPTIONSを追加します。
      新しいオプションを追加したsetDomainEnv.shのスニペットを次に示します。
      ...
      # 
      # For additional information, refer to "Managing Server Startup and Shutdown for Oracle WebLogic Server"
      # (http://download.oracle.com/docs/cd/E23943_01/web.1111/e13708/overview.htm).
      # *************************************************************************
      JAVA_OPTIONS=-DUseSunHttpHandler=true
      export JAVA_OPTIONS
      
      ...
    5. setDomainEnvを保存して閉じます。
  6. ODIエージェントがスタンドアロン・エージェントの場合は、JARファイルを<インストール・パス>\Oracle\Middleware\Oracle_ODI1\oracledi\agent\drivers (またはUNIXでこれに相当するパス)にあるODIのdriversディレクトリに貼り付けます。
  7. ODIエージェントを再起動します。
  8. ODI Studioを起動して、適切なユーザー名およびパスワード値で作業リポジトリに接続します。

インストールが完了しました。

次に、Endeca ServerテクノロジをODIにインポートします。