レコード・ストア・ウィザードを使用したエッジ・メタデータの生成

レコード・ストア・ウィザードを使用すると、レコード・ストア・インスタンスにそのプロパティを問い合せて、外部メタデータ・ファイルを生成できます。

レコード・ストア・ウィザードの使用を開始する前に:
  1. クロール対象のIASレコード・ストア・インスタンスでは、レコードの生成が1つ以上コミットされている必要があります。つまり、レコード・ストアに送信される出力で完全(ベースライン)クロールを実行しておく必要があります。
  2. レコード・ストア・ウィザードが接続できるように、IASを実行しておく必要があります。
  3. Record Store ReaderコンポーネントのIntegrator ETLプロジェクトとグラフを作成しておく必要があります。このプロジェクトにメタデータ・ファイルを保存するためです。

レコード・ストア・インスタンスから外部メタデータ・ファイルを生成する手順は次のとおりです。

  1. Record Store Readerプロジェクトから、「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」を選択します。

    ウィザードの選択メニューが表示されます。

    ウィザードの選択メニュー
  2. ウィザードの選択メニューで、レコード・ストアからのメタデータのロードを選択し、「次」を選択します。

    レコード・ストア・ウィザードが表示されます。

    レコード・ストア・ウィザード
  3. レコード・ストア・ウィザードで、次の値を入力します。
    1. 「プロジェクト」フィールドで、「参照」をクリックし、フォルダ選択ダイアログからプロジェクトを選択します。
    2. 「ファイル名」フィールドで、作成するメタデータ・ファイルのパス名(プロジェクト・フォルダとファイル名)を入力します。デフォルト名iasmetadata.fmtを使用できます。
    3. IASサービス・ホストフィールドに、IASサービスを実行するマシンの名前を入力します。この名前はRecord Store ReaderコンポーネントのIAS Service Host構成プロパティの名前と同じにする必要があります。
    4. IASサービス・ポートフィールドに、IASサービスのポートを指定します。このポートは、Record Store ReaderコンポーネントのIASサービス・ポート構成プロパティのポートと同じにする必要があります。
    5. IASサービス・コンテキスト・ルート・フィールドの値はデフォルトでias-serverに設定されています。IASをWebLogic Serverコンテナにインストールし、IASインストールのコンテキスト・ルートを変更した場合は、このフィールドの値を指定したコンテキスト・ルートに変更します。IASをJettyコンテナにインストールした場合、このフィールドは無視できます。
    6. レコード・ストア・インスタンスフィールドに、作成したレコード・ストア・インスタンスの名前を入力します。この名前は、Record Store Readerコンポーネントのレコード・ストア・インスタンス構成プロパティの名前と同じにする必要があります。
    7. IASサービスがSSL対応である場合にかぎり、「SSL有効」フィールドをtrueに切り替えます。

    ダイアログのすべてのフィールドにデータを入力すると、レコード・ストア・ウィザードは次のようになります。

    完了したレコード・ストア・ウィザードの例
  4. 「終了」ボタンをクリックします。

    ウィザードは、レコード・ストア・インスタンスからレコード・プロパティを取得し、この省略された例のように、Integrator ETLメタデータ・エディタに表示します。

    レコード・ストア・ウィザード実行後のメタデータ・エディタの例

外部メタデータ・ファイルは、「ファイル名」フィールドで指定したフォルダに保存されます。

Record Store Readerコンポーネントをグラフ内の次のコンポーネントに結合するエッジに、このメタデータを割り当てます。