ビューの定義のエクスポート

ここでは、ビューの定義をエクスポートするグラフを作成する方法について説明します。

ビュー定義のエクスポートでは、Endeca ServerのSConfig WebサービスのlistEntities操作を使用します。簡単なグラフを作成してこの操作を実行し、エクスポート・ファイルを作成できます。

ビューの定義をエクスポートする手順は次のとおりです。

  1. listEntities操作により入力XMLファイルを作成します。次のXMLコードをコピーします。
    注意: 次のコードは、ここでの記載のために書式設定されています。入力ファイルでは、改行を削除する必要があります。

    入力ファイルは、ビューの定義をエクスポートするプロジェクトのdata_inディレクトリに保存する必要があります。

    注意:: 次の手順の例では、入力ファイルの名前はsoap.xmlであるとします。
    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <soap:Envelope xmlns:soap="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
      <soap:Body>
        <listEntities xmlns="http://www.endeca.com/endeca-server/sconfig/2/0">
          <outerTransactionId />
        </listEntities>
      </soap:Body>
    </soap:Envelope>
  2. ビュー定義をエクスポートするプロジェクトに新しいグラフを作成します。
  3. グラフに次のコンポーネントを追加します。
    • Universal Data Reader
    • HTTPコンポーネント
    • Universal Data Writer
  4. Universal Data Readerで、入力ファイルのパスおよび名前により「ファイルURL」プロパティを構成します。${DATAIN_DIR}グローバル変数を使用できます。たとえば、${DATAIN_DIR}/soap.xmlです。
  5. 次の値によりHTTPコンポーネントを構成します。
    プロパティ
    URL http://${ENDECA_SERVER_HOST}:${ENDECA_SERVER_PORT}/endeca-server/ws/sconfig/${DATA_DOMAIN_NAME}

    ここで、

    • ${ENDECA_SERVER_HOST}は、Endeca Serverマシンの名前またはIPアドレスです。URLのホスト部分に${ENDECA_SERVER_HOST}グローバル変数を使用することもできます。
    • ${ENDECA_SERVER_PORT}は、Endeca Serverのポートです。URLのこの部分に${ENDECA_SERVER_PORT}グローバル変数を使用することもできます。
    • ${DATA_DOMAIN_NAME}は、ビューをエクスポートするデータ・ドメインの名前です。また、${DATA_DOMAIN_NAME}グローバル変数を使用することもできます。
    リクエスト・メソッド POST
    入力フィールド XML
    出力フィールド XML
  6. Universal Data Writerコンポーネントで、出力ファイルのパスおよび名前により「ファイルURL」プロパティを構成します。${DATAOUT_DIR}グローバル変数を使用できます。たとえば、${DATAOUT_DIR}/view_config.xmlです。
  7. Universal Data ReaderHTTPコンポーネントに接続し、HTTPコンポーネントをUniversal Data Writerに接続するためのエッジを追加します。
  8. いずれかのエッジにメタデータを追加します。
    1. エッジを右クリックして、ポップアップ・メニューから「編集」を選択します。次にポップアップするメニューで、メタデータの作成を選択します。

      メタデータ・エディタが表示されます。

    2. 1番目のフィールド(「レコード」)で、デフォルトの「名前」(recordName1)をXMLに変更します。「タイプ」「デリミタ付き」のままにします。「デリミタ」列の値を削除します。(この列は、このレコードではNULLであることが必要です。)
    3. 次のフィールドで、デフォルトの「名前」(field1)をXMLに変更します。「タイプ」「文字列」に変更します。「デリミタ」列の値を削除します。(この列は、このレコードではNULLであることが必要です。)
    4. XMLのフィールド・プロパティフィールドで、デリミタとしてのEOFプロパティの値をtrueに設定します。
    5. メタデータを保存します。
  9. 先に作成したメタデータを他方のエッジに追加します。
  10. グラフを保存します。
  11. グラフを実行します。

グラフを実行すると、指定した名前のXMLファイルがプロジェクトのdata-inディレクトリに作成されます。Getting Startedプロジェクトのdata-inディレクトリにあるview_config.xmlファイルには、例が提供されています。