Merge Managed Valuesコンポーネント

Merge Managed Valuesコンポーネントは、管理対象属性値(分類)をEndecaデータ・ドメインにロードするか、または既存の管理対象属性値を更新します。

Add Managed Valuesコンポーネント
Merge Managed Valuesコンポーネントを使用して、Endecaデータ・ドメイン内のEndeca管理対象属性値(分類の単位)を構成Webサービスを使用してメンテナンスします。
  • このコンポーネントは管理対象値(mval)のみをメンテナンスします。標準値(svals)はメンテナンスしません。
  • すべての管理対象値はただ1つの管理対象属性に属する必要があります。
  • 管理対象属性がEndecaデータ・ドメインに存在しない場合、ディメンション詳細レコード(DDR)およびプロパティ詳細レコード(PDR)のシステム・デフォルト値(デフォルト値も存在しない場合)を使用してその管理対象属性が作成されます。デフォルト値のリストは、「新しい属性のデフォルト値」を参照してください。
  • このコンポーネントには、管理対象値のシノニムを作成するオプションも用意されています。

入力メタデータ

Merge Managed Valuesコンポーネントの入力メタデータ・スキーマは、固定されており、特定の順序を使用します。データソース入力ファイルの最初の行はレコードのヘッダー行です。ヘッダー行では、次のスキーマを使用する必要があります。
spec|displayname|parent|synonym|rank
ここで、
  • specは、管理対象値の一意の文字列識別子です。これは管理対象値の指定子です。
  • displaynameは、管理対象値の名前です。
  • parentは、この管理対象値の親のIDです。この管理対象値がルート管理対象値である場合は、親IDとしてスラッシュ(/)を指定します。これが子管理対象値である場合は、親管理対象値の一意のIDを指定します。
  • synonymには、必要に応じてシノニムの名前を定義します。シノニムは、ルート管理対象値および子管理対象値の両方に追加できます。1つの管理対象値に複数のシノニムを追加できます。これらのシノニムは構成ダイアログで指定するデリミタによって区切られます。
  • rankは、他の管理対象属性値との関係で決まる管理対象属性値のランク順序です。負数も可能です。ランク値の関係は適宜変更されます。

構成プロパティ

注意: すべてのコネクタのビジュアル・プロパティの詳細は、「コンポーネントのビジュアル・プロパティ」を参照してください。すべてのコネクタに共通の構成プロパティの詳細は、「コンポーネントの共通構成プロパティ」を参照してください。

次の表は、Merge Managed Valuesコンポーネントで使用可能な構成プロパティを示しています。

表1 Merge Managed Valuesコンポーネントのプロパティ
名前 説明 有効な値
Endeca Serverホスト Endeca Serverが稼働しているマシンを指定します。 そのマシンの名前またはIPアドレス。localhostを使用できます。 MyEndecaServer

255.255.255.0

Endeca Serverポート Endeca Serverがリスニングしているポートを指定します。 有効なポート。

Endeca Serverのデフォルト・ポートは7001ですが、別のポートに変更できます。

7001
Endeca Serverコンテキスト・ルート Endeca ServerのWebLogicアプリケーション・ルート・コンテキストを指定します。 WebLogicでの有効なルート・コンテキスト名。 /endeca-server
データ・ドメイン名 変更されるデータ・ドメインの名前。

データ・ドメインは、コネクタが含まれているグラフが実行されるときに稼働している必要があります。

有効なデータ・ドメイン名 quickstart
管理対象属性名 管理対象値を追加する管理対象属性の名前を指定します。 管理対象属性の名前です。名前にはNCName形式を使用する必要があります。つまり、名前にネームスペースを含めることはできません。

指定されている管理対象属性がEndecaデータ・ドメインに存在しない場合、その管理対象属性はシステム・デフォルト値を使用して自動的に作成されます。

Category
SSL有効 コンポーネントのSSLを有効化または無効化します。

接続しているEndeca ServerのSSLが有効になっている場合にのみSSLを有効にしてください。

選択(True)

選択解除(False)

シノニム・デリミタ 関連付けられた管理対象値(MVal)の複数のシノニムを指定する場合に使用するデリミタを定義します。 デリミタとして使用できる1文字。デフォルトはUnicode DELETE文字(\U007F)です。

出力ポート

データ・ドメイン内のレコード・データを(レコードまたはキーと値のペアの追加または削除によって)変更する各Information Discoveryコンポーネントには次2つの出力ポートがあります。
  • ポート0は、正常に収集されたレコードのバッチを示すステータス情報を返します。
  • ポート1は、データ・ドメインが収集に失敗したレコードのバッチを示すエラー情報を返します。ポートに出力された各レコードは、個々のレコードではなく失敗したバッチに対応します。
表2 ポート0のメタデータ
ポート・フィールド名 データ型 説明
開始行 Long バッチの開始行のID 00001
終了行 Long バッチの終了行のID 99999
追加される管理対象属性の数 Long データ・ドメインに追加される新規管理対象属性の数 1
追加される管理対象値の数 Long 新規および既存の管理対象属性に追加される値の数 19834
所要時間(秒) Numeric バッチの合計処理時間(秒) 127
表3 ポート1のメタデータ
ポート・フィールド名 データ型 説明
開始行 Long バッチの開始行のID 00001
終了行 Long バッチの終了行のID 99999
フォルト・メッセージ String Endeca Serverによって返されたエラー・メッセージ