Record Store Reader

Record Store ReaderはIntegrator ETL Acquisition System (IAS)レコード・ストア・インスタンスからレコードを読み取ります。

Record Store Readerコンポーネント

Record Store Readerコンポーネントは、Endecaレコード・ストアに格納されているEndecaレコードを読み取ります。これらのレコードは、ファイル・システム、コンテンツ管理システム、Webサーバーおよびカスタム・データソースのクロールからIASによって導出されます。抽出されたレコードは、出力ファイルに書き込んだり、Information Discoveryコンポーネントを使用してEndecaデータ・ドメインにロードしたりできます。

入力メタデータ

Record Store Readerコンポーネントの入力メタデータは修正されません。レコード・ストア・メタデータ・ウィザードを使用してレコード・ストア・インスタンスからメタデータを抽出します。

構成プロパティ

注意: すべてのコネクタのビジュアル・プロパティの詳細は、「コンポーネントのビジュアル・プロパティ」を参照してください。すべてのコネクタに共通の構成プロパティの詳細は、「コンポーネントの共通構成プロパティ」を参照してください。

次の表は、Record Store Readerコンポーネントに使用可能な構成プロパティを示しています。

表1 Record Store Readerのプロパティ
名前 説明 有効な値
IASサービス・ホスト IAS Servicesが稼働しているマシンの名前またはIPアドレス。 有効なホスト名

有効なIPアドレス

localhost (デフォルト)

255.255.255.0

IASサービス・ポート IAS Serviceがリスニングするポート。 有効なポート番号 8401 (デフォルト)
IASサービス・コンテキスト・ルート IASがWebLogic Serverコンテナにインストールされている場合のIASサービスWebアプリケーションのコンテキスト・ルート。

デフォルトのIASコンテキスト・ルートはias-serviceです。

IASをJettyコンテナにインストールする場合、このフィールドは無視できます。

String ias-service
IASレコード・ストア・インスタンス レコードを読み取る一意のレコード・ストア・インスタンスの名前。 レコード・ストアの名前 productdata
IASクライアントID レコード・ストアに対してIntegrator ETLクライアント(またはRecord Store Readerの特定のインスタンス)を識別する任意の名前。

レコード・ストアはIASクライアントIDの値を使用して、このクライアントによってレコードが読み取られている場合に生成を追跡します。複数のクライアント(Record Store Readerの複数のインスタンス)が同じレコード・ストアにアクセスする場合は、各インスタンスが一意の名前を持っている必要があります。

英数字 IntegratorETL (デフォルト)
IAS読取りタイプ レコード・ストアからのレコードの読取りに使用する読取り操作のタイプを指定します。
  • すべて抽出

    レコード・ストアでコミットされた最新の生成からすべてのレコード(ベースライン・レコードとも言う)を取得します。

    これがデフォルトのオプションです。

  • 増分

    最後に生成がコミットされた後に追加または変更されたレコード(デルタ・レコードとも言う)のみを取得します。

SSL有効 コンポーネントのSSLを有効化または無効化します。

SSLは、接続しているIASインスタンスでSSLが有効な場合にのみ有効化される必要があります。

選択(True)

選択解除(False)

複数割当てデリミタ ソース・レコードのプロパティ内の複数割当て値を区切る文字を設定します。このデリミタは、ソース・レコードのプロパティ・フィールドを区切るデリミタとは異なることに注意してください。

「複数割当てデリミタ」も参照してください。

複数割当てのデリミタである単一文字。デフォルトはUnicode DELETE文字(\U007F)です。データに複数割当てプロパティが含まれていない場合は、このフィールドを使用する必要はありません。
読取りバッチ・サイズ バッチ内のレコード・ストアからフェッチしたレコードの数。 0より大きい整数 100 (デフォルト)
ソケット・タイムアウト 2つの連続したデータ・パケット間で待機する最大時間(ミリ秒単位)。 0以上の整数

0は無限タイムアウトとして扱われます。

300000 (デフォルト値。5分)
クライアント・タイムアウト IASサービスとの接続を確立する最大時間。 0以上の整数

0は無限タイムアウトとして扱われます。

300000 (デフォルト値。5分)