グローバル構成レコード

グローバル構成レコード(GCR)には、Endecaデータ・ドメインのグローバル構成設定が格納されます。

GCRでは、ワイルドカード検索の有効化、検索文字、マージ・ポリシーおよびスペリング修正設定について構成されます。プロパティとそのデフォルト値の詳細は、Oracle Endeca Server開発者ガイドを参照してください。

GCRの次の要件に注意してください。
  • mdex-config_Keyプロパティは一意であり、単一の割当てを行う必要があります。このプロパティの値はglobalであることが必要です。
  • GCR入力ファイルには、すべてのGCRプロパティの有効な値を含める必要があります。どのプロパティも省略できません。いずれかのプロパティを省略すると、ロード・グラフはエラーにより失敗します。
  • GCR入力ファイルには、任意のユーザー定義プロパティを含めることができません。任意の値を追加すると、ロード・グラフはエラーにより失敗します。
注意: スペリング設定を変更する場合は、データ収集WebサービスのupdateSpellingDictionariesサービスを使用してaspellディクショナリを再構築します。次のWebサービス・リクエストを実行します。
<soapenv:Envelope xmlns:soapenv="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/" xmlns:ingest="http://www.endeca.com/MDEX/ingest/2/0">
   <soapenv:Header/>
    <soapenv:Body>
    <ingest:updateSpellingDictionaries>
      <ingest:OuterTransactionId>txId</ingest:OuterTransactionId>
    </ingest:updateSpellingDictionaries>
 </soapenv:Body>
</soapenv:Envelope>
このリクエストを手動で実行するか、またはWeb Services Clientを使用してグラフの一部として実行できます。

GCR入力ファイルの例

次のコードは、サンプルのGCRです。
<mdex:record>
  <mdex-config_Key>global</mdex-config_Key>
  <mdex-config_EnableValueSearchWildcard>true</mdex-config_EnableValueSearchWildcard>
  <mdex-config_MergePolicy>aggressive</mdex-config_MergePolicy>
  <mdex-config_SearchChars>+_</mdex-config_SearchChars>
  <mdex-config_SpellingRecordMinWordOccur>2</mdex-config_SpellingRecordMinWordOccur>
  <mdex-config_SpellingRecordMinWordLength>4</mdex-config_SpellingRecordMinWordLength>
  <mdex-config_SpellingRecordMaxWordLength>24</mdex-config_SpellingRecordMaxWordLength>
  <mdex-config_SpellingDValMinWordOccur>5</mdex-config_SpellingDValMinWordOccur>
  <mdex-config_SpellingDValMinWordLength>3</mdex-config_SpellingDValMinWordLength>
  <mdex-config_SpellingDValMaxWordLength>20</mdex-config_SpellingDValMaxWordLength>
</mdex:record>
このGCRでは、次のことを行います。
  • mdex-config_EnableValueSearchWildcardプロパティをtrueに設定することにより、ワイルドカード検索を有効にします。
  • mdex-config_MergePolicyプロパティによってマージ・ポリシーをアグレッシブに設定します。
  • 値検索およびレコード検索操作の検索文字としてプラス(+)文字およびアンダースコア(_)文字を追加します。

このファイルは、テキスト・エディタで作成できます。