レコード上の割当てを変更するには、Modify Recordsコンポーネントを使用します。新しい割当てを追加することも、既存の割当てを置き換えることも、またレコードから割当てを削除することも可能です。
Modify Recordsコンポーネントの各インスタンスにつき、1つの操作を行うことが可能です。レコードに対して複数の操作を行う場合は、各操作についてコンポーネントの別のインスタンスを実装する必要があります。推奨される方法は、異なる操作を並行して実行しないことです。つまり、追加操作と削除操作を同時に実行しないということです。異なる操作は、異なるフェーズまたは異なるグラフで実行する必要があります。
コンポーネントに対する入力では、変更するプロパティと、レコードに追加する値またはレコードから削除する値を指定します。
変更するレコードの選択には、次の2つのオプションが使用できます。
「操作」プロパティの値が割当ての追加で、入力配列に指定された属性が値を持たない場合、その属性は、入力配列に指定された値で一致したレコードに追加されます。入力配列に指定された属性が値を持つ場合、動作はその属性が単一割当てかどうかに依存します。その属性が単一割当てではない場合、プロパティの既存の値に新しい値が追加されます。属性が単一割当ての場合、エラーが発生し、操作が失敗します。また、これによりバッチ全体が失敗します。
「操作」プロパティの値が割当ての置換で、入力配列に指定された属性が値を持たない場合、その属性は、入力配列に指定された値のレコードに追加されます。入力に指定された属性が値を持つ場合、既存の値は入力配列から得られた値で置き換えられます。入力値がnullの場合、割当ての既存の値がすべてnull値で上書きされます。(実質的に、null値での置換はワイルドカードでの削除になります。)
「操作」プロパティの値が割当ての削除で、入力配列の属性に1つ以上の値が含まれる場合、これらの値はレコード・フィルタと一致するすべてのレコード内の指定された属性から削除されます。入力配列のプロパティに値が指定されていない場合、値は削除されません。