WebLogic ServerでのIASに対するHTTPSリダイレクトの有効化

IASポートとSSL用のIASポートの両方が有効化されている場合、HTTP (非セキュア)を使用するリクエストがHTTPSを使用する同じURLに自動的にリダイレクトされるように、HTTPSリダイレクトを構成できます。

WebLogic ServerのIASに対してHTTPSリダイレクトを有効化するには、次の手順を行います。

  1. SSL用のIASポートがWebLogic Serverで有効化されていることを、確認してください。

    WebLogic Serverでは、SSL用のIASポートは、管理コンソールの「構成」 > 「一般」タブで設定されることに注意してください。SSLリスニング・ポート設定を参照してください。

  2. ファイル・システムでは、<install path>\IAS\3.1.0\webapps\weblogicに移動し、テキスト・エディタでPlan.xmlを開きます。
  3. transport-guaranteeCONFIDENTIALに設定されていることを確認してください。
    次に例を示します。
    <variable>
         <name>transport-guarantee</name>
         <value>CONFIDENTIAL</value>
    </variable>
  4. Plan.xmlを保存して閉じます。
  5. WebLogic Server管理コンソールを使用して、更新済のPlan.xmlをIASに適用します。
    1. 管理コンソールをhttp://<hostname>:8401/consoleで開き、ログインします。
    2. 「ロックして編集」をクリックします。
    3. 「ドメイン構造」の下にある「デプロイメント」をクリックします。
    4. デプロイメント一覧では、IAS Serverデプロイメントのボックスをチェックして、「更新」をクリックします。
    5. 「デプロイメント・プランのパス」で、「パスの変更」をクリックします。
    6. 「パス」フィールドで、ファイル名を含むフルパスをPlan.xmlに指定します。
    7. ファイル名の横にあるラジオ・ボタンをクリックします。
    8. 「次」をクリックして、「終了」をクリックします。
    9. 「変更のアクティブ化」をクリックします。

Webブラウザを起動して非SSLポートでIAS Server WSDLをロードすることによって、IASアプリケーションに対してリダイレクトが有効化されていることを確認できます。リダイレクトが正しく動作している場合、ブラウザはSSLリスニング・ポートにリダイレクトされ、WSDLをロードします。たとえば、https://<hostname>:8401/ias-server/ias/?wsdlを指定します。ブラウザはhttp://<hostname>:8402/ias-server/ias/?wsdlにリダイレクトし、次のWSDLが表示されます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> 
- <wsdl:definitions name="IasCrawlerService" targetNamespace="http://endeca.com/eidi/ias/2011-12" xmlns:ns1="http://schemas.xmlsoap.org/soap/http" xmlns:soap="http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/soap/" xmlns:tns="http://endeca.com/eidi/ias/2011-12" xmlns:wsdl="http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
- <wsdl:types>
...

オプションとして、HTTPSリダイレクトを無効化する必要がある場合、transport-guaranteeNONEに更新して、前述のように更新したPlan.xmlをIASに再適用します。