Data Enrichmentは、Endeca Serverをインストールする際にインストールされるJavaアプリケーションです。Data Enrichmentプラグインは、Studioのコンテキストで使用されます(StudioではEnrichmentsと呼ばれます)。
Endeca Serverクラスタでは、Endeca Serverソフトウェアがインストールされる各マシンにData Enrichmentプラグインも含まれています。これは、Endeca Server用にWebLogicドメインを構成した場合、Endeca Server JavaアプリケーションとともにData Enrichment Javaアプリケーション(oracle.endeca.enrichment_framework)もホストされることを意味します。
StudioでEnrichmentsを使用する場合、Endeca Serverクラスタ内のEndeca Serverをホストするすべてのマシン上のWebLogic Serverで、Data Enrichment Javaアプリケーションが正しく構成されている必要があります。次のような要件があります。
- Data Enrichment Framework Javaアプリケーションは、WebLogicドメインの各管理対象サーバーでホストされる必要があります。Endeca Serverクラスタ内のEndeca Server用のWebLogicドメインの各管理対象サーバーで、Endeca Server JavaアプリケーションおよびData Enrichment Framework Javaアプリケーションの両方がホストされます。
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EndecaServer.propertiesファイルで2つのData Enrichmentディレクトリが、共有の格納場所を指定している必要があります。endeca-data-enrichment-pluginsDirおよびendeca-data-enrichment-resourcesDirの2つのディレクトリは、共有ファイル・システム上のディレクトリをポイントしている必要があります。これらの設定は、Endeca Serverクラスタをインストールおよびデプロイする全手順の1つのステップとして指定します。これらのステップの詳細は、「EndecaServer.propertiesの設定の変更」を参照してください。
- Data Enrichmentプラグインは、WebLogicのJMS構成に依存しています。(Studioで使用できるよう)Endeca ServerクラスタでData Enrichmentプラグインが動作するには、Data Enrichment Frameworkアプリケーションをホストする各マシンでJMS (Java Messaging Service)を使用するよう構成されている必要があります。Data Enrichmentに対するJMSキューは、Endeca Serverクラスタをインストールおよびデプロイする全手順の1つのステップとして構成します。この具体的なステップについては、「ステップ6: JMS設定の構成」を参照してください。
- Endeca Serverをホストする各マシンで、(Studio経由でEnrichmentsとして使用される)Data Enrichmentプラグイン用にメモリーを追加する必要があります。Studioで(語の抽出などに)Data Enrichmentプラグインを使用する計画がある場合、データ・ドメインで同時に実行される可能性があるData Enrichmentプラグインのインスタンスごとに約10GBのメモリーを追加することを検討してください。つまり、データ・ドメインのユーザーが語の抽出を実行する計画の場合、このようなプロセスそれぞれに、このデータ・ドメインをホストするすべてのEndeca Serverマシンに追加のメモリーをプロビジョニングする必要があります。