オーケストレーション・スクリプトを使用すると、1つに統合されたスクリプトですべての製品をインストールできます。
Endeca Serverのオーケストレーション・スクリプトを使用すると、1つのスクリプトの実行で、WebLogic、ADFおよびEndeca Serverのコンポーネントを簡単にインストールできます。
非構成モードでは、インストールは完全なサイレント・モードで実行されます。構成モードでは、インストールは、管理者名、パスワードおよび(セキュア・モードでインストールする場合)SSLパスフレーズのプロンプトを除き、大部分がサイレント・モードで実行されます。
インストール・モード
スクリプトの構成ファイルの
INSTALL_MODEパラメータは、インストール・モードを次の2つのいずれかのモードに設定します。
- INSTALL_ALL (非構成モード)または
- INSTALL_ALL_AND_CONFIGURE (構成モード)。
非構成モード
非構成モード(
INSTALL_ALL)では、ユーザーの入力なしに(つまり、管理者名およびパスワードを求められずに)WebLogic、ADFおよびEndeca Serverのコンポーネントがインストールされます。ただし、スクリプトではいくつかの重要なタスクは実行しません。具体的には、次のとおりです。
- Endeca Server用のWebLogicドメインは作成されません。したがって、必要に応じて、スクリプトの終了後に手動で作成します。
- DEPLOY_ENDECA_SERVER_IN_SECURE_MODEをTRUEに設定した場合、Endeca Serverはセキュア・モードでインストールされますが、SSL証明書は生成されません。スクリプトの終了後、手動で作成する必要があります。
- Endeca Server Data Enrichmentモジュールは構成されません。したがって、そのプラグインを登録するには、手動でData Enrichment構成スクリプトを実行する必要があります。
このモードは、コンポーネントは一度にインストールするが、構成タスクは自身で行いたい場合に選択します。Endeca Server用のWebLogicドメインの作成が完了するまでそれは実行されないことに注意してください。
構成モード
構成モード(
INSTALL_ALL_AND_CONFIGURE)では、次のタスクが実行されます。
- ユーザー入力も使用して(つまり、ユーザーは管理者名およびパスワードおよび、セキュア・モードでインストールする場合はSSLパスフレーズを求められます)WebLogic、ADFおよびEndeca Serverコンポーネントがインストールされます。
- (WebLogicドメイン管理者の登録を含む)Endeca Server用のWebLogicドメインが構成されます。
- (セキュア・モードでインストールする場合)SSL資格証明が生成されます。
- Data Enrichmentのプラグインが登録され、Endeca Server管理者が作成されます。これによってStudioからのデータに対してエンリッチメントを実行できます。
- WebLogic ServerおよびEndeca Serverが自動的に起動されます。
スクリプトで一度でインストールおよび構成タスクをすべて実行するには、このモードを選択します。つまり、スクリプトを構成モードで実行する場合、Endeca Serverの通常の動作で必要なすべてが完了します。