ステップ6: JMS設定の構成

このステップでは、各管理対象サーバーにJMS (Java Messaging Service)を設定します。WebLogicでJMSはData Enrichmentプラグインで使用されており、Data Enrichmentプラグイン(StudioではEnrichmentsという名称)を使用する場合は、Endeca Serverクラスタ内に構成する必要があります。

JMSの一般的な情報は、http://docs.oracle.com/cd/E15051_01/wls/docs103/messaging.htmlを参照してください。

Endeca Serverクラスタ内のWebLogicドメインの各管理対象ノードでは、WebLogicドメイン内で実行されるData Enrichment Framework Javaアプリケーション内での内部通信にData Enrichmentプラグインを使用できるよう、各管理対象サーバーでJMSキューが構成されている必要があります(Data Enrichment Frameworkアプリケーションは、Endeca Serverをインストールするとインストールされます)。

この手順では、管理対象サーバーの1つのManaged-1の手順を示します。管理対象サーバーごとにこの手順を繰り返します。各ステップの手順では、各管理対象サーバーで使用する名前を示します。

Endeca Server用のWebLogicドメインにJMS設定を構成するには、次の手順を実行します。

  1. WebLogicコンソールに進み、「ロックと編集」をクリックし、編集モードに切り替えます。
  2. 管理対象サーバーごとに新しいJMSサーバーを作成します。
    1. 「サービス」 > 「メッセージング」 > 「JMSサーバー」 > 「新規」を選択します。
    2. Managed-1の「名前」oracle.endeca.enrichments.JMSServer-1を指定します。Managed-2およびManaged-3には、*.JMSServer-2および*.JMSServer-3という名前をそれぞれ指定します。
    3. 「ターゲット」に、Managed-1Managed-2またはManaged-3をそれぞれ指定します。
  3. 各管理対象サーバー・マシンで新しいJMSモジュールを作成します。
    1. 「サービス」 > 「メッセージング」 > 「JMSモジュール」 > 「新規」を選択します。
    2. Managed-1の「名前」oracle.endeca.enrichments.Module-1を指定します。Managed-2およびManaged-3には、*.Module-2および*.Module-3という名前をそれぞれ指定します。
    3. 「ターゲット」に、Managed-1Managed-2またはManaged-3をそれぞれ指定します。
  4. 各モジュール内で新しいサブデプロイメントを作成します。
    1. 「サブデプロイメント」タブを選択し、「新規」を選択します。
    2. Managed-1の「名前」oracle.endeca.enrichments.Subdeployment-1を指定します。Managed-2およびManaged-3に、Managed-2にはoracle.endeca.enrichments.Subdeployment-2を、Managed-3にはoracle.endeca.enrichments.Subdeployment-3など、対応する名前をそれぞれ指定します。
    3. Managed-1の「ターゲット」oracle.endeca.enrichments.JMSServer-1を指定します。Managed-2およびManaged-3にそれぞれターゲットを指定します。
  5. (コネクション・ファクトリおよび3つのキューを含む)JMSリソースを作成します。コネクション・ファクトリを作成するには、次の手順を実行します。
    1. 「構成」タブを選択し、次に「新規」を選択します。
    2. 「接続ファクトリ」を選択します。
    3. 「名前」ConnectionFactoryを、「JNDI名」jms/ConnectionFactoryを指定します。
    4. 「次」 > 「高度なターゲット指定」を指定し、Managed-1の「サブデプロイメント」oracle.endeca.enrichments.SubDeployment-1を指定します。Managed-2およびManaged-2に、次のようにそれぞれサブデプロイメントを指定します。
    5. Managed-1の「ターゲット」oracle.endeca.enrichments.JMSServer-1を指定します。Managed-2およびManaged-3にそれぞれターゲットを指定します。
  6. TaskQueueProcessedRecordQueueおよびUnprocessedRecordQueueという名前の3つのキューを、それぞれの管理対象サーバーに作成します。
    1. 「構成」タブを選択し、次に「新規」を選択します。
    2. 「キュー」を選択し、Managed-1の「名前」TaskQueueを、「JNDI名」jms/TaskQueueを、「サブデプロイメント」oracle.endeca.enrichments.SubDeployment-1を、「ターゲット」oracle.endeca.enrichments.JMSServer-1を指定します。Managed-2およびManaged-3のすべてのフィールドに、それぞれのサブデプロイメントおよびターゲットは除き、同じ値を指定します。
    3. 「構成」タブを選択し、次に「新規」を選択します。
    4. 「キュー」を選択し、Managed-1の「名前」ProcessedRecordQueueを、「JNDI名」jms/ProcessedQueueを、またTaskQueueに指定したのと同じサブデプロイメントおよびターゲットを指定します。Managed-2およびManaged-3に、それぞれサブデプロイメントおよびターゲットを選択します。
    5. 「構成」タブを選択し、次に「新規」を選択します。
    6. 「キュー」を選択し、Managed-1の「名前」にUnprocessedRecordQueueを、「JNDI名」jms/UnprocessedRecordQueueを、またTaskQueueに指定したのと同じサブデプロイメントおよびターゲットを指定します。Managed-2およびManaged-3に、それぞれサブデプロイメントおよびターゲットを選択します。
  7. 「変更のアクティブ化」をクリックして変更内容を保存し、「構成の解放」をクリックしてコンソールをロック解除します。