ステップ3: 管理対象サーバーのクローン

この手順では、この図のhost1というマシンに管理対象サーバーを3つ作成します。

ここでは、3つのマシンすべてにすでに必要なソフトウェアがインストールされ、1つ目のマシンではWebLogic Serverが起動され、Endeca Server用のWebLogicドメインが作成されているものとします。

注意: 以前単一マシンにEndeca Serverソフトウェアをインストールした場合は、Endeca Server Javaアプリケーションは管理サーバーにデプロイされている可能性があります。これは単一マシンのデプロイメントでは有効な構成です。ただし、Endeca Serverのクラスタ・デプロイメントで、管理サーバーで最初に起動した場合でも、Endeca Serverはやがて管理対象サーバーのみで起動されるようにする必要があります(これは、Endeca Serverクラスタの全デプロイメント手順の最終ステップでわかります)。

管理対象サーバーを作成するには、次を実行します。

  1. 最初の管理対象サーバーを作成します。
    1. 管理コンソール(http://host1:7001/console)にアクセスします。
    2. 「ロックして編集」を選択します。
    3. 「環境」 > 「サーバー」に移動し、「管理サーバー」を選択します。

      「クローンの作成」オプションがアクティブ化されます。



    4. 「クローンの作成」をクリックします。

      次のウィンドウが開かれます。

    5. 「サーバー名」(これは管理対象サーバー名です)をManaged-1に変更します。
    6. 「サーバー・リスニング・ポート」を7003に変更し、その他のフィールドは変更せずに、「OK」をクリックします。

      Managed-1というサーバーが作成されますが、その「SSLリスニング・ポート」は有効化および指定する必要があります。

    7. 編集するため「Managed-1」をクリックし、編集画面で「SSLリスニング・ポートの有効化」を選択して、「SSLリスニング・ポート」を7004に変更し、その他のオプションは変更せずに「保存」をクリックします。
    続行してあと2つの管理対象サーバーを作成します。
  2. Managed-2を作成します。「環境」 > 「サーバー」に移動し、「Managed-1」をクリックして「クローンの作成」を選択します。
  3. サーバー名をManaged-2に変更し、その「リスニング・ポート」を7003に変更します。
  4. このサーバーの編集画面で、その「SSLリスニング・ポート」がすでに有効化され、7004としてリストされていることを確認します。
  5. 変更内容を保存します。
  6. ステップ2から5を繰り返し、Managed-3を作成して、名前をManaged-3に変更し、ポートはManaged-1およびManaged-2と同じにします。
    重要: Endeca Serverクラスタを機能させるには、3つすべての管理対象サーバーのポートが同じである必要があります。さらに、管理対象サーバーの1つが管理サーバーとマシンを共有する場合(この手順で使用されている例の図のとおり)、管理サーバーのポート(7001、7002)は、管理対象サーバーのポート(7003、7004)とは別にする必要があります。

結果として、host1にセキュアにインストールされたEndeca ServerのWebLogicドメインが作成され、ここに1つの管理サーバーと3つの管理対象サーバーの計4つのサーバーが構成されます。管理対象サーバーの1つ、Managed-1は、管理サーバー(host1)と同じマシンで実行されるように構成されます。管理サーバーがhost1で実行される一方で、管理対象サーバーは作成されてはいるものの、まだ実行されていないことにも注意してください。

次のステップでは、EndecaServer.propertiesおよびEndecaCmd.propertiesでクラスタ構成を変更し、Data Enrichmentプラグインを登録し、管理対象サーバーにJMSリソースを構成し、この構成に基づきpack.*およびunpack.*スクリプトを使用しWebLogic Serverのテンプレートを作成し、3つの管理対象サーバーのうちのhost2およびhost3の2つにそれをデプロイします。(host1ではドメイン・テンプレートの解凍を行う必要はありません。これは、ここにはすでにこのWebLogicドメインの構成が含まれているためです。)