クラスタへのデータ・ドメインのインポート

開発環境で単一のEndeca ServerインスタンスにEndecaデータ・ドメインを作成した場合、これをエクスポートし、Endeca Serverクラスタにインポートできます。

この手順では、WebLogicドメインの管理サーバーをホストしている1つのマシン上で実行されているEndeca Serverインスタンス上に、データ・ドメインMyDDがすでに作成されているものとします。また、この手順では、単一マシンのデータ・ドメイン・デプロイメントに、クラスタ内のEndecaデータ・ドメインのデプロイメントで使用しているものと同じバージョンのEndeca Serverが使用されているものとします。

この手順は、Endeca Serverのセキュア・インストールを前提にはしていません。endeca-cmdをセキュア・モードで実行するには、そのグローバル・オプションを使用して、コマンドラインでsslPassphraseも指定してください。endeca-cmdの詳細は、『Oracle Endeca Server管理者ガイド』を参照してください。

クラスタにデータ・ドメインをインポートする手順は次のとおりです。

  1. データ・ドメインをエクスポートします。Endeca Serverの単一マシン・デプロイメントのホスト・マシンで、$ORACLE_HOME/Middleware/EndecaServer<version>/endeca-cmdに移動し、次を実行します。
    endeca-cmd export-dd MyDD --offline-name MyDD_offline

    このコマンドにより、データ・ドメインMyDDの索引は、データ・ドメインのオフライン・ディレクトリにあるMyDD_offline_indexesディレクトリにエクスポートされます。

  2. MyDD_offlineファイルを、Endeca Serverクラスタの共有ファイル・システムにあるデータ・ドメインのオフライン・ディレクトリの場所にコピーします。

    この場所を確認するには、$DOMAIN_HOME/configディレクトリでファイルEndecaServer.propertiesを参照します。場所は、このファイル内で次の例のように指定されています。

    endeca-offline-dir=Q:/offline_data_dir
  3. データ・ドメインをインポートします。Endeca Server用に作成されたWebLogic Serverの管理サーバーを実行するホスト・マシンで、$DOMAIN_HOME/EndecaServer/binディレクトリに移動し、次を実行します。
    endeca-cmd import-dd MyDD --offline-name MyDD_offline --dd-profile-name MyDDProfile

    ここで、MyDDProfileは、このデータ・ドメインをEndeca Serverクラスタに作成するために使用するデータ・ドメイン・プロファイルの名前です。

  4. データ・ドメインが実行されていることを確認するには、次を実行します。
    endeca-cmd get-dd-health MyDD