ステップ8: 管理対象サーバーでのWebLogicドメインの展開

管理対象サーバーを起動するには、まだWebLogicドメインの構成が含まれていないマシンで、WebLogicドメイン・テンプレートを解凍します。

このタスクの前提条件として、以前にpack.*スクリプトで作成したテンプレートがhost2およびhost3にコピーされていることを確認してください。この手順では、このファイルがこれらのマシンのC:/tmpディレクトリにそれぞれコピーされていることが前提です。

host2host3のみ(管理対象サーバーをホストする3つのマシンのうちの2つ)でWebLogicドメインを解凍します。これは、3つ目の管理対象サーバーはhost1に管理サーバーとともに配置されており、このマシンのWebLogicドメイン構成にアクセスできるためです。

重要: 管理対象サーバーのパスおよびドメイン名は、管理サーバーで使用されているものと同じである必要があります。たとえば、C:ドライブに配置されたドメインを圧縮した場合、これもC:ドライブに解凍して、管理サーバーで使用したパス全体をレプリケートする必要があります。

WebLogicドメインを解凍する手順は次のとおりです。

  1. host2host3で、次のコマンドを実行します。
    $ORACLE_HOME/Middleware/wlserver_10.3/common/bin/unpack.sh
    -domain=$DOMAIN_HOME
    -template=/tmp/endeca_server_template.jar

    ここで、<domain_name>は、管理サーバーで最初に作成したWebLogicドメインの名前です(endeca_domainなど)。

    注意: スクリプトを実行すると、複製サーバーのリスニング・ポートがWebLogicドメイン構成に存在することが通知される場合があります。この警告は無視してかまいません。

    スクリプトが正常に実行されると、WebLogicドメインの構成は、管理対象サーバーを起動するマシンに転送されます。

  2. 各マシンで$DOMAIN_HOME/configに移動し、EndecaServer.propertiesおよびEndecaCmd.propertiesの内容を確認します。

    これは、管理サーバーで構成されているものと同じになります。

    注意: host2およびhost3を含むすべてのマシンで、EndecaCmd.propertiesにリストされているホスト名がhost1となっている場合があります。これは想定済で、後で管理サーバー(host1)の$DOMAIN_HOME/EndecaServer/binからendeca-cmdを実行できることを示しています。

これで、管理サーバーおよび3つすべての管理対象サーバーを起動する準備が整いました。