ステップ9: デプロイ・ターゲットの変更およびサーバーの起動

このステップでは、デプロイメントのターゲットを管理サーバーから管理対象サーバーに変更し、Endeca ServerのWebLogicドメイン内にあるすべてのサーバーを起動します。

Endeca ServerアプリケーションがデプロイされるWebLogic Serverを起動すると、Endeca Serverが自動的に起動します。まず管理サーバーを起動し、Endeca ServerアプリケーションおよびData Enrichment Framework Javaアプリケーションのデプロイメント・ターゲットを変更し、管理対象サーバーを起動します。

デプロイメント・ターゲットを変更し、サーバーを起動する手順は次のとおりです。

  1. 管理サーバーを起動します。host1$DOMAIN_HOME/binに移動し、次を実行します。
    startWebLogic.sh
    注意: クラスタ・コーディネータが、サービスを実行している他のマシンへの接続を確立できないことを示すメッセージが表示される場合があります。このようなメッセージは想定されるものであり、無視しても問題ありません。これは、クラスタ・コーディネータがクォーラムの確立を試みたものの、3つの構成済クラスタ・コーディネータ・サービスのうちの1つがちょうどそのときに実行中であったことを示しています。メッセージは、クラスタ・コーディネータ・サービスを実行するあと2つの管理対象サーバーをデプロイすると停止します。
  2. WebLogicドメインでEndeca Server Javaアプリケーション用のデプロイメント・ターゲットを変更します。管理コンソールで、「デプロイメント」に移動し、アプリケーション「oracle.endecaserver」をクリックして「ターゲット」タブをクリックし、「コンポーネント」を選択して(これにより、この下にある両方のEndeca Serverアイテムが選択されます)、「ターゲットの変更」を選択します。
    注意: この図のoracle.endecaserverアプリケーションのバージョンは、実際にインストールするEndeca Serverのバージョンと異なる場合があります。
  3. 「ターゲット・アシスタントの変更」画面で、ターゲットを管理サーバーから管理対象サーバーに変更し、「はい」を選択します。
  4. WebLogicドメインでData Enrichment Framework Javaアプリケーションoracle.endeca.enrichment_frameworkのデプロイのターゲットを変更します。
    これを実行するには、ターゲットの変更先コンポーネントとしてoracle.endecaserverおよび/endeca-serverを選択するかわりにoracle.endeca.enrichment_frameworkを選択して手順2および3を繰り返します。
  5. 管理対象サーバーを起動します。

    host2およびhost3で、unpack.*スクリプトにより、指定した名前の管理対象サーバーを起動するスクリプトが作成されました。次のように実行できます。

    $DOMAIN_HOME/bin start<Managed_Server_name>.sh

    たとえば、このディレクトリに移動すれば、次のように実行できます。

    start Managed-2.sh
    注意: この方法を使用する場合、WebLogic Serverスクリプトでは、管理対象サーバー名とこれが起動されるマシン・ホスト名は相互に関連付けられません。したがって、Managed-2host2で、Managed-3host3で起動するように注意してください。
    unpack.*コマンドを使用してデプロイされていないhost1では、start <Managed_Server_name>.*は作成されません。したがって、このような場合は、次のコマンドを使用して管理対象サーバーを起動します。
    $DOMAIN_HOME/bin startManagedWeblogic.sh <managed_server_name> <admin_server_url> <WebLogic Server console password>

    start <Managed_Server_name>.*のかわりに、管理対象サーバーをホストする各マシンでこのコマンドを使用することもできます。

    コマンドが正常に実行されると、管理対象サーバーの状態がRUNNINGに変わることを確認できます。

  6. WebLogicドメインのデプロイメントを検証します。管理コンソールの「サーバー」セクションに移動し、管理対象サーバーの状態を確認します。

Endeca Serverクラスタを正常にインストールおよびデプロイすると、そのステータスを確認できます。必要に応じてWebLogicドメインにマシンを追加する(追加Endeca Serverインスタンスを起動できるように)こともできます。また、以前、単一マシンにインストールされたEndeca ServerにEndeca Serverデータ・ドメインを作成している場合は、このデータ・ドメインをEndeca Serverクラスタに移行できます。

これらすべてのタスクについては、「クラスタ・インストールおよびデプロイメントの検証」を参照してください。