Oracle Endeca Serverのインストール

このトピックでは、Oracle Endeca Serverパッケージのインストール方法について説明します。

Endeca Serverをインストールする前に、Oracle WebLogic ServerとApplication Developer Framework Runtimeの両方がマシンにインストールされている必要があります。

Oracle Endeca Serverのインストール順序は次のとおりです。
  1. Endeca Serverインストーラを実行します。
  2. Endeca Serverアプリケーション用のWebLogicドメインを作成します。(Endeca Serverクラスタをデプロイしている場合、このステップは、Endeca Server用に作成したWebLogicドメインで管理サーバーとなるマシンにインストールするときにのみ必要となります。)
  3. SSL証明書を作成するインストール後スクリプトを実行して(セキュア・モードでインストールした場合)、ブラウザでSSL証明書を生成します。(Endeca Serverクラスタをデプロイしている場合、このステップは管理サーバーでのみ実行する必要があります。これは、このサーバーをクローニングして管理対象サーバーを作成する前に行ってください。)
  4. Studioアプリケーションでエンリッチメントを使用する場合、Data Enrichmentプラグインを登録する必要があります。
  5. Endeca ServerアプリケーションがWebLogic Serverに正しくデプロイされていることを検証します。
Endeca Serverインストールについて次の点に注意してください。
  • Endecaクラスタ・コーディネータ・ソフトウェアは、パッケージの一部としてインストールされます。
  • Endeca Serverは、セキュア(SSL)モードでも非セキュア・モードでもインストールできます。本番デプロイメントにはセキュア・モードを強くお薦めしますが、開発環境にはセキュアでないインストールも使用できます。
  • LinuxでEndeca Serverをインストールする際は、ルート・ユーザーとしてインストール・プログラムを実行しないでください。
  • Linuxでは、X-Windows (X11)環境が必要です。インストーラでは、モニターが256色以上で表示されるように構成されている必要があります。

Oracle Endeca Serverをインストールする手順は次のとおりです。

  1. Endeca ServerのZIPファイル(endecaserver.zip)を一時ディレクトリに解凍します。
    これにより、サブディレクトリDisk1を持つendecaserverディレクトリが表示されます。
  2. コマンド・プロンプトからDisk1ディレクトリに移動して、インストーラを実行します。
    • Linuxでは次のコマンドを使用します。

      ./runInstaller -jreLoc <jre_location>

    • Windowsでは次のコマンドを使用します。

      setup.exe -jreLoc <jre_location>

    どちらのコマンドでも、jre_locationは使用しているシステム上のSun Java SE 6 SDKディレクトリの場所へのフルパスです。パスには空白を含めることができないことに注意してください。たとえば、Windowsでは次のように指定します。

    setup.exe -jreLoc c:\java\jdk1.6.0_43

    インストーラを実行すると、インストール・ウィザードの「ようこそ」画面が表示されます。

  3. 「ようこそ」画面で、情報を確認してから「次へ」をクリックします。
  4. 「前提条件チェック」画面で、すべてのチェックで問題がなければ「次へ」をクリックします。
  5. 「インストール場所の指定」画面で、次を実行します。
    1. 「Oracleミドルウェア・ホーム」フィールドで、Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリの名前を確認します。デフォルトの場所を受け入れることも、別の場所を参照することもできます。
    2. 「Oracleホーム・ディレクトリ」フィールドでEndeca Serverホーム・ディレクトリの名前を(EndecaServer7.6.0などのように)入力します。これがEndeca Serverインストールのルート・ディレクトリになります。デフォルト名をそのまま使用するか、新しい名前を入力できます。Endeca Serverのホーム・ディレクトリ名は、英数字、ハイフン(-)、ドット(.)およびアンダースコア(_)文字のみで構成され、英数字で開始される必要があります。
    3. 終了したら、「次へ」をクリックします。
  6. デプロイ・モードの選択画面で、「はい」チェック・ボックスを選択したままにする(Endeca ServerをSSLモードでデプロイ)か、選択を解除(非SSLモードでデプロイ)します。「次へ」をクリックします。
  7. 「インストール・サマリー」画面で、インストールの詳細を確認し、「インストール」をクリックします。

    サイレント・モードのインストールの場合、「保存」ボタンを使用するとレスポンス・ファイルを保存できます。

  8. 「インストールの進行状況」画面で、インストールの進行が完了したら「次へ」をクリックします。
  9. 「インストール 完了」画面で、「終了」をクリックしてインストール・ウィザードを終了します。

    インストール・ウィザードを終了する前に、まずインストールの詳細をディスク・ファイルに保存するオプションもあります。

インストールが完了すると、Endeca ServerファイルおよびディレクトリはOracleホームの場所(「インストール 完了」画面に示したとおり)に書き込まれます。

次のステップでは、Oracle Endeca ServerアプリケーションのWebLogicドメインを作成します。

注意: Endeca Serverクラスタをデプロイしている場合、WebLogicドメインを作成するステップは、WebLogicドメインの管理サーバーとして機能するマシン上で実行される必要があります。つまり、管理対象サーバーになるマシンでは、WebLogicドメインを作成する必要はありません。これは管理サーバーとして機能するマシンにすでに作成されているからです。