このトピックでは、Endeca Serverクラスタの共有ファイル・システムの要件について説明します。
Windowsの場合は、CIFS (SMBとも呼ばれる)プロトコルを使用するファイル・システムを使用することをお薦めします。Linuxの場合は、NFSを使用することをお薦めします。
ファイル・システム・オプション。通常、Endeca Serverクラスタは、特定のデータ・ドメインのリーダー・ノードをホストするEndeca Serverインスタンスから書込み操作を行います。読取り操作は、データ・ドメインのフォロワ・ノードをホストするEndeca Serverインスタンスから行われます。
ファイル・システムのパフォーマンスを調整するには、このパターンに合うようにファイル・システム構成オプションを選択します。特に、Linuxでnoatime構成によりマウントすると、フォロワ・データ・ドメイン・ノードから頻繁にファイル・システム更新にアクセスすることがなくなり、ファイル・システムのパフォーマンスが向上します。特定のファイル・システムのタイプでは、このような使用パターンに適したオプションがさらにある場合もあります。
Endeca Serverプログラム・ファイルをオペレーティング・システム・ファイルと同じLUNに配置することは、多くの場合許容されます。ただし、オペレーティング・システムが使用する同じLUNにEndeca Serverの索引を格納すると、アクセスの競合が増加する可能性が高くなり、Endeca Serverのパフォーマンスが低下する可能性があります。たとえば、一部のファイル・システムでは、一部のオペレーティング・システムの操作によってアクセスが長時間ブロックされる可能性があるため、同じファイル・システム・パーティションを共有すると、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。(最新のパフォーマンスの高いSANでは、大きな低下は見られません。)したがって、このリスクを最小限にするには、別のファイル・システム・パーティションを使用することが推奨されます。
また、デプロイメントによっては、SANで2つの別々のファイル・パーティションを作成して、索引ファイルのコミット済サブディレクトリ用と、残りの索引ファイルのディレクトリ用に使用することを検討するとよいでしょう。このようにすると、データ・ドメインの索引に対するコミットと索引の他のI/O操作は、別のパーティションで実行されるようになります。