サポートされているオペレーティング・システム

Oracle Endeca Serverでは、x64機能を持つサーバーで実行される、次の64ビット・オペレーティング・システムをサポートしています。

オペレーティング・システム 説明
Oracle Linux 6 Oracle Unbreakable Enterprise KernelおよびRed Hat Compatible Kernelの両方がサポートされています。
Oracle Linux 5 Oracle Unbreakable Enterprise KernelおよびRed Hat Compatible Kernelの両方がサポートされています。
RHEL Linux 6
  • x64プロセッサ上で動作するRed Hat Enterprise Linux Server (バージョン6、x64版)。
  • x64プロセッサ上で動作するRed Hat Enterprise Linux Advanced Platform (バージョン6、x64版)。
Red Hat Linuxバージョン6(ServerおよびAdvanced)のパフォーマンスを最適化するには、最新バージョンのRHEL 6をお薦めします。
RHEL Linux 5
  • x64プロセッサ上で動作するRed Hat Enterprise Linux Server (バージョン5、x64版)。
  • x64プロセッサ上で動作するRed Hat Enterprise Linux Advanced Platform (バージョン5、x64版)。
Red Hat Linuxバージョン5(ServerおよびAdvanced)のパフォーマンスを最適化するには、最新バージョンのRHEL 5をお薦めします。
Windows 2008 x64プロセッサ上で動作するWindows Server 2008 R2 Enterprise。OSには少なくともService Pack 1がインストールされている必要があります。

注意

Windows 7は、本番のデプロイメントではサポートされていませんが、トレーニングや小規模のステージングおよび開発作業には十分に機能します。

Windows XPはサポートされていません。

Dgraphが実行されるマシンのハイパー・スレッドは無効にすることをお薦めします。Dgraphの仕組みにより、ハイパー・スレッドを使用するとむしろキャッシュ・パフォーマンスに悪影響が生じます。

Linuxを実行する場合、Linux 5ではなくLinux 6を使用することをお薦めします。これは、Linux 5では、次の問題が1つ以上発生する可能性があるためです。
  • 2.6.30以前のLinuxカーネル・バージョンでディスク・アクティビティが多い場合、data=ordered journalingモードでマウントされている使用中のext3 filesystemにクラスタ・コーディネータがトランザクション・ログを格納するよう構成されているときに、Endeca Serverに対するクラスタ・コーディネータ・サービスへの接続が切断(ConnectionLossException)されてしまう可能性があります。この問題を解決するには、専用のディスクまたはあまり書込みアクティビティのないディスクにトランザクション・ログを格納するよう、EndecaServer.propertiesファイルのendeca-cluster-coordinator-dataLogDirオプションを使用し、クラスタ・コーディネータを構成します。
  • AVX命令セット(Sandy Bridge以降)をサポートするCPUでDgraphを実行すると、Dgraphがクラッシュする場合があります。その後、Endeca Serverによって次のようなエラーが発行されます。
    Error contacting the conversation service on data store 'abc' at port 1234:
    Error parsing data version from Dgraph response.
    このエラーは、OSがAVXをサポートしないため発生します。