大まかなインストールおよびデプロイメント手順

このトピックでは、Endeca Serverクラスタのインストールおよびデプロイメントに必要なタスクを大まかにリストします。

注意: この手順では、すべてのタスクの大まかな概要を示します。各タスクの詳細なステップは、この手順の後の各トピックで説明します。まずこの手順を読んでデプロイメント・プロセス全体を理解し、その後、後続のトピックを使用して必要なステップを実行してください。
この手順(および各タスクを詳細に説明する後続のトピック)は、次の前提に基づいています。
  • コマンドおよびパス名はLinux用です。Windows用には、パス名にはバックスラッシュを使用し、スクリプトは.cmdで終わる必要があります。
  • $DOMAIN_HOME変数は、Endeca Server用に作成されたWebLogicドメインの場所を示します。たとえば、Endeca ServerのWebLogicドメインの名前がendeca_server_domainの場合、Linuxでのデフォルトのパスは次のようになります。
    $MW_HOME/user_projects/domains/endeca_server_domain
  • ポート番号、ホスト名およびサーバー名は、クラスタ・デプロイメント図に表示されているものです。「クラスタ・デプロイメント図」を参照してください。ポート番号がEndeca Serverクラスタのデプロイメント要件を満たしていれば、独自のポート番号、ホスト名およびサーバー名を使用できます。これらの要件は、この項のタスクに示されています。
  • Oracle Endeca Serverは、(SSLを使用し)セキュアにインストールされているものとします。保護されていないインストールのオプションは、小カッコで囲まれています。
  • 必要なソフトウェア・パッケージのインストールには、オーケストレーション・スクリプトが非構成モードで使用されています。オーケストレーション・スクリプトを使用しないよう選択して、すべてのパッケージを手動でインストールできます。
  • この手順では、Endeca ServerアプリケーションとともにStudioのData Enrichmentプラグインを使用する計画であることが前提となっています。Data Enrichmentプラグインを使用する計画がない場合、この項のData Enrichmentプラグインに関係する手順はすべて省略できます。
  • Endeca Serverクラスタをインストールおよびデプロイした結果として、最終的にWebLogicを本番モードで実行しているものとします。

Endeca Serverクラスタをインストールおよびデプロイするには、大まかに次のタスクを実行します。

  1. 3つのマシンの最初の1つ目で(図のhost1)、非構成モードでオーケストレーション・スクリプトを使用し、WebLogic Server、ADF RuntimeおよびEndeca Serverをインストールします。このノードでは、WebLogicドメインも手動で構成しSSL証明書を生成します。

    手順の詳細は、「ステップ1: 管理サーバーへのインストール」を参照してください。

  2. 残りの2つのマシン(図のhost2およびhost3)にWebLogic Server、ADF RuntimeおよびEndeca Serverをインストールするために非構成モードで、オーケストレーション・スクリプトを実行します。管理サーバーにセキュアにインストールした場合は、これらのマシンでDEPLOY_ENDECA_SERVER_IN_SECURE_MODETRUEに設定されているようにします。

    手順の詳細は、「ステップ2: 管理対象サーバーへのインストール」を参照してください。

    この手順の後には、WebLogicドメインに管理対象サーバーを作成する準備ができています。

  3. host1で実行されている管理サーバーで、管理対象サーバーを3つ作成します。

    手順の詳細は、「ステップ3: 管理対象サーバーのクローン」を参照してください。

  4. host1EndecaServer.propertiesおよびEndecaCmd.propertiesを変更します。

    手順は、「ステップ4: クラスタ構成の調整」を参照してください。

  5. host1でData Enrichmentプラグインを登録します。手順の詳細は、「ステップ5: Endeca ServerクラスタへのData Enrichmentプラグインの登録」を参照してください。
  6. 各管理対象サーバーでJMS設定を構成します。手順の詳細は、「ステップ6: JMS設定の構成」を参照してください。
  7. host1で管理サーバーを停止し、pack.*スクリプトを使用してWebLogicドメインを圧縮します。

    これにより、WebLogicドメイン・テンプレートが作成されます。手順は、「ステップ7: WebLogicドメインの圧縮」を参照してください。

  8. 管理対象サーバー・マシンhost2およびhost3で、作成したテンプレートを使用してWebLogicドメインを展開します。
  9. host1で管理サーバーを再起動し、Endeca ServerアプリケーションおよびData Enrichment Framework Javaアプリケーションのデプロイメントのターゲットを管理サーバーから3つの管理対象サーバーに変更します。管理対象サーバー・マシンhost1host2およびhost3で、管理対象サーバーを起動します。
  10. デプロイメントを検証します。手順は、「クラスタ・インストールおよびデプロイメントの検証」を参照してください。