ステップ2: 管理対象サーバーへのインストール

クラスタ・デプロイメントの2番目のステップとして、Endeca Serverクラスタをデプロイする残りの2つのマシンに、WebLogic Server、ADF RuntimeおよびEndeca Serverをインストールし(これらのマシンが管理対象サーバーとなります)、WebLogicは作成しません。

インストールを開始する前に、次のことを確認してください。
  • Java 6 SDKがインストール済です(その場所をポイントする必要があります)。
  • データ・ドメインの索引が格納される共有ファイル・システムに対する書込みアクセス権を付与します。

ソフトウェア要件の全リストは、「必要なOracle製品」を参照してください。

この手順は、非構成モードでオーケストレーション・スクリプトを使用する方法を説明します。ここでは、クラスタ・デプロイメントの最初のサーバーに必要なパッケージがすでにインストールされ、Endeca Server用のWebLogicドメインが作成済であり、管理サーバーが起動済であるものとします。

注意: なんらかの理由があって、スクリプトを使用せずに2つのノードですべてのコンポーネントを手動でインストールすることを希望する場合は、それも可能です。詳細は、「手動インストール」を参照してください。(Endeca Server用のWebLogicドメインはすでに作成済のため、作成して起動する必要はありません。)

オーケストレーション・スクリプトを使用して、非構成モードで管理対象サーバーに必要なソフトウェアをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. 次のように構成スクリプトを編集し、保存します。
    構成パラメータ Endeca Serverクラスタの管理対象サーバーに対するインストール時の指定
    INSTALL_MODE 「INSTALL_ALL」を選択します。これによって必要なパッケージがインストールされますが、その他のタスクは実行されません(これが非構成モードです)。
    START_MODE PRODを選択し、WebLogic Serverを本番モードで起動します。これがデフォルトです。
    JAVA_HOME インストール済のJava SDKへの絶対パスを指定します。LinuxおよびWindowsのデフォルトの場所はありますが、特定の使用方法には場所を指定する必要があります。
    ORACLE_HOME (たとえばWindowsではC:\Oracle\Middlewareなど、)コンポーネントをインストールするOracle Middlewareディレクトリの絶対パスを指定します。スクリプトによって作成されるので、Middlewareディレクトリは存在しないようにする必要があります。LinuxおよびWindowsのデフォルトの場所はありますが、特定の使用方法には場所を指定する必要があります。
    ORACLE_INV_PTR Linuxのみ。Oracleインストーラのインベントリ・ポインタ・ファイルの場所を指定します。デフォルトの場所は/etc/oraInst.locです。
    INSTALLER_LOCATION インストール・ファイルを含むディレクトリの絶対パスを指定します。LinuxおよびWindowsのデフォルトの場所はありますが、特定の使用方法には場所を指定する必要があります。
    ENDECA_SERVER_DOMAIN_NAME Endeca Server用のWebLogicドメインの名前を指定します。デフォルトのドメイン名は、endeca_server_domainです。非構成モードのスクリプトでは、この情報は使用されません。
    ENDECA_SERVER_PORT デフォルトのHTTPポートである7001を選択します。(Endeca Serverがセキュアでないモードでインストールされている場合に)これがEndeca Serverが要求をリスニングするHTTPポートです。非構成モードのスクリプトでは、この情報は使用されません。
    DEPLOY_ENDECA_SERVER_IN_SECURE_MODE (デフォルトの)TRUEを選択します。これによってEndeca Serverはセキュア・モードでインストールされる必要があることを指定します(Endeca ServerはHTTPSポートを使用します)。
    ENDECA_SERVER_SECURE_PORT 「7002」を選択します。(Endeca Serverがセキュア・モードでインストールされている場合に)これがEndeca Serverが要求をリスニングするデフォルトのHTTPSポートです。非構成モードのスクリプトでは、この情報は使用されません。
  2. クラスタ・デプロイメントで管理対象サーバーとなる2つのマシンで、構成ファイルに指定したオプションを使用し、非構成モードでオーケストレーション・スクリプトを実行します。詳細は、「非構成モードでのインストール」を参照してください。

    スクリプトは非構成モードでは必要なソフトウェアをインストールしますが、その他のタスクは実行しません。

このタスクにより、これらのマシンに必要なソフトウェアがインストールされます。次の手順では、Endeca Server用のWebLogicドメインでこれらのマシンを管理対象サーバーとして構成します。