EndecaServer.propertiesファイルは、Endeca Serverの必須ファイルやディレクトリのデフォルトの場所など、グローバルなパラメータを設定します。このファイルは、$DOMAIN_HOME/configディレクトリにあります。
EndecaServer.propertiesファイルは、WebLogic ServerにEndeca Serverドメインを作成すると自動的に作成されます。Endeca Serverの以前のリリースからアップグレードする場合、以前のリリースのこのファイルを保存または使用しないでください。かわりに、新しいWebLogicドメインの作成後に使用される新しいファイルを使用します。このファイルの大部分は変更しません。ファイルのパラメータの説明は、『Oracle Endeca Server管理者ガイド』を参照してください。このファイルのなんらかのパラメータを変更する場合、Endeca Serverをその前に停止して後で再開する必要があります。
Endeca Serverのパラメータ | 説明 |
---|---|
endeca-ds-pin-timeout-min | デフォルトの最小値は60000ミリ秒(ms)です。これは、PinDataVersion要求が発行されたときDgraphプロセスが使用する最小のタイムアウト値です。このパラメータおよびendeca-ds-pin-timeout-maxおよびendeca-ds-pin-timeout-defaultは、索引のバージョンの固定の要求を有効にするためにEndeca Serverで使用されています。「データ・バージョンの固定」を参照してください。 |
endeca-ds-pin-timeout-max | デフォルトの最大値は300000msです。これは、PinDataVersion要求が発行されたときDgraphプロセスが使用できる最大のタイムアウト値です。 |
endeca-ds-pin-timeout-default | タイムアウトのデフォルト値は120000msです。PinDataVersion要求に値を指定しない場合、これがDgraphが使用するデフォルトのタイムアウト値になります。(データ・バージョンを固定する場合、通常会話Webサービスのこの要求を使用します)。 |
endeca-memory-to-index-size-ratio | 索引のサイズに、データ・ドメインに割り当てられる仮想メモリーの割合を指定します。デフォルトは2.0です。この設定は、Endeca Serverのノードに対するデータ・ドメインの割当てで使用されます。これは、Endeca Serverがそのノードの新規に作成されたデータ・ドメインに割り当てる十分な量のメモリーがあるかを計算する方法に影響を与えます。たとえば、索引のサイズが40MBでデフォルトのレシオの2が使用された場合、Endeca Serverではデータ・ドメインに80MBを割り当てようとします。
注意: この設定は、(クラスタなど)Endeca Serverのデプロイメントの全体のシステム管理者が変更する必要があり、Endeca Serverにホストされている特定のデータ・ドメインのシステム管理者は変更しないようにする必要があります。この設定を変更する前に、この設定がどのように使用されるか、またデプロイメントにどのように適用されるかを評価する必要があります。この設定がどのように使用されるかの詳細は、『Oracle Endeca Serverクラスタ・ガイド』のデータ・ドメインの割当てに関する説明を参照してください。
|
endeca-threads-allowed-per-core | 各Endeca Serverノードのシングル・コア上に実際にいくつのスレッドが許可されているかを指定します。デフォルトは1です。この設定は、Endeca Serverによってデータ・ドメインの割当てで使用されます。これは、Endeca Serverがそのノードの新規に作成されたデータ・ドメインに割り当てる十分な数の処理スレッドがあるかを計算する方法に影響を与えます。
注意: この設定は、(クラスタなど)Endeca Serverのデプロイメントの全体のシステム管理者が変更する必要があり、Endeca Serverにホストされている特定のデータ・ドメインのシステム管理者は変更しないようにする必要があります。この設定の詳細は、『Oracle Endeca Serverクラスタ・ガイド』のデータ・ドメインの割当てに関する説明を参照してください。
|
endeca-cgroups-enabled、endeca-cgroups-specified-by-percentage、endeca-cgroups-reserved-ram-mb、endeca-cgroups-reserved-swap-mb、endeca-cgroups-reserved-ram-percentage、endeca-cgroups-reserved-swap-percentage | これらの設定は、Linux 6 (Red Hat Enterprise Linux 6)上のEndeca Serverのデプロイメントのみに該当します。Linux 6でEndeca Serverがどのようにこのcgroups機能を使用するかは、これらの設定が制御します。Linux 6上のEndeca Serverでcgroupsの使用法を設定する方法の詳細は、『Oracle Endeca Server管理者ガイド』を参照してください。 |
endeca-data-enrichment-puginsDir、endeca-data-enrichment-resourceDir、endeca-data-enrichment-collectionBatchSize、endeca-data-enrichment-collectionMatchRetries、endeca-data-enrichment-taskHistorySize | これらのパラメータは、Studioのエンリッチメントで使用可能なData Enrichmentモジュール用に追加されています。 |