新しいドメインの追加

endeca-cmd create-dd nameコマンドを使用してデータ・ドメインを追加します。nameは、データ・ドメインの名前です。このコマンドを実行するのは、管理Webサービス・リクエストでcreateDataDomain操作を使用するのと同じです。

複数のEndeca Serverノードでデータ・ドメインを作成する前に、次の条件を満たす必要があります。
注意: endeca-cmd create-ddコマンドを使用して新しいデータ・ドメインを作成することはできますが、このコマンドを以前に作成したデータ・ドメインの復元に使用することはできません。以前に作成したデータ・ドメインをその索引に基づいて復元するには、 import-ddおよびexport-ddコマンドを使用します。

データ・ドメインを作成するには、次の手順を実行します。

  1. コマンドライン・ウィンドウを使用して(たとえば、Windowsのコマンド・プロンプトを開いて)、endeca-cmdディレクトリに移動します。
  2. endeca-cmd list-dd-profiles --verboseまたは管理Webサービスの同等の操作(listDataDomainProfiles)を使用して、定義済のすべてのデータ・ドメイン・プロファイルのリストを取得します。

    Endeca Serverは、定義済のすべてのデータ・ドメイン・プロファイルのリスト(名前、説明、データ・ドメイン・ノードの数、Dgraphプロセスの処理スレッドの数、キャッシュ・サイズ、そのデータ・ドメインが専用のリーダー・ノードを必要とするかどうかなどの特性を含む)を返します。このリストには、デフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルも含まれています。

  3. このリストからデータ・ドメイン・プロファイルを選択します。その名前を使用してデータ・ドメインを作成します。
  4. 次の例のようなコマンドを使用して、データ・ドメインを作成します。
    endeca-cmd create-dd MyDD 
    --dd-profile-name test
    --is-enabled true
    ここで、
    • MyDDは、作成するデータ・ドメインの名前です。
    • testは、使用されるデータ・ドメイン・プロファイルの名前です。
    • --is-enabled trueは、このデータ・ドメインを作成後に有効にする必要があることを示します。
    データ・ドメインの名前は次のルールに従います。
    • 名前は、このEndeca Serverインスタンス(またはEndeca Serverクラスタ)のその他のEndecaデータ・ドメイン全体で一意である必要があります。
    • 名前には、& (アンパサンド)、| (パイプ)、; (セミコロン)、\ (バックスラッシュ)および/ (スラッシュ)を使用できません。
    • 名前の先頭を"." (ピリオド)にすることはできません。
    • 名前に空白を含める場合は、名前を二重引用符で囲む必要があります。作成後、後続のコマンドで、二重引用符で囲んだその名前を参照する必要があります。

    データ・ドメイン・プロファイルが存在し、Endeca Serverクラスタに新しいデータ・ドメインをホストするのに十分なリソースがある場合、データ・ドメインが作成されます。

    または、管理Webサービスで次の例のようなリクエストを発行することもできます。
    <ns1:createDataDomain xmlns:ns1="http://www.endeca.com/endeca-server/manage/2/0">
        <ns1:name>MyDD</ns1:name>
        <ns1:ddProfileName>default</ns1:ddProfileName>
        <ns1:enabled>true</ns1:enabled>
    </ns1:createDataDomain>

    この例では、Endeca Serverクラスタに常に存在するデフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルを使用します。

  5. データ・ドメインが正常に作成されたことを確認するには、endeca-cmd list-ddまたはendeca-cmd get-dd nameコマンドを発行します。

    または、管理Webサービスを使用してlistDataDomainsまたはgetDataDomainリクエストを発行することもできます。

次の例は、getDataDomain操作の結果を示しています。正常に作成されたデータ・ドメインMyDDの結果をリストします。このデータ・ドメインは、(デフォルトのデータ・ドメイン・プロファイルと比較して)追加の引数が指定されたデータ・ドメイン・プロファイルを使用します。
<ns3:getDataDomainResponse 
    xmlns:ns2="http://www.endeca.com/endeca-server/types/2/0" 
    xmlns:ns3="http://www.endeca.com/endeca-server/manage/2/0">
 <ns3:dataDomainDetail>
  <ns2:name>MyDD</ns2:name>
  <ns2:allowOversubscribe>true</ns2:allowOversubscribe>
  <ns2:allowQueriesOnLeader>true</ns2:allowQueriesOnLeader>
  <ns2:numFollowers>0</ns2:numFollowers>
  <ns2:readOnly>false</ns2:readOnly>
  <ns2:enabled>true</ns2:enabled>
  <ns2:numComputeThreads>4</ns2:numComputeThreads>
  <ns2:computeCacheSizeMB>0</ns2:computeCacheSizeMB>
  <ns2:startupTimeoutSeconds>600</ns2:startupTimeoutSeconds>
  <ns2:shutdownTimeoutSeconds>30</ns2:shutdownTimeoutSeconds>
  <ns2:sessionIdType>header</ns2:sessionIdType>
  <ns2:sessionIdKey>X-Endeca-Session-ID</ns2:sessionIdKey>
 </ns3:dataDomainDetail>
</ns3:getDataDomainResponse>