クライアント・スタブの生成

データ・インジェストWebサービスを使用するクライアント・アプリケーションを作成するには、クライアント・スタブを生成するために、WebサービスのWSDLファイルが必要です。

WSDLファイルは、Webサービスの値タイプ、例外および使用可能なメソッドをプログラム的な形式で指定します。通常、クライアント開発者は、WSDLファイルを解析するツールを使用して、クライアント側のスタブ(プロキシ・クラスとも呼ばれる)および値タイプを生成します。生成されたこれらのファイルには、SOAPメッセージをシリアライズおよびデシリアライズし、SOAPレイヤーをクライアント開発者に対して透過的にするために必要なすべてのコードが含まれます。データ・インジェストWSDLファイルは、Webサービスでサポートされる任意の言語とともに使用できます。

WSDLからクライアント・スタブ・コードを生成できるツールには様々なものがあります。WSDLコード生成ユーティリティの使用方法の詳細は、各ユーティリティのドキュメントを参照してください。クラス・メンバーの正確な構文は、使用しているWSDLツールの出力に依存することに注意してください。そのため、クラス・メンバーの正確な構文については、使用しているWSDLツールにより生成されるクライアント・スタブ・クラスを確認してください。

デプロイ済サービスからのWSDLの取得

データ・インジェストWebサービスには、一意のURLが関連付けられています。サービス・エンドポイントURLに?wsdlを追加して、データ・ドメインの名前を指定すると、デプロイ済サービスのサービス記述が自動的に生成され、ブラウザにXML形式で返されます(次に示すbooksデータ・ドメインのURLの例を参照)。
http://localhost:7001/endeca-server/ws/ingest/books?wsdl
このURLをWSDLツールで使用して、スタブを生成することもできます(次のApache Axis2の例を参照)。
wsdl2java -uri http://localhost:7001/endeca-server/ws/ingest/books?wsdl -d xmlbeans -s -p com.endeca.dataingest.axis2.addrecords

wsdl2javaコマンドは、バッチまたはシェル・スクリプトに挿入するか、ビルド・ファイルに挿入できます。