データ・ドメインのプロビジョニング

データ・ドメインをプロビジョニングするには、データ・インジェストWebサービスでprovisionDataStore操作を使用します。この操作により、PDRやDDRなどの初期レコードが作成され、それらのレコードがデフォルト値にリセットされます。

この操作は、clearDataStoreを実行した後に実行することを想定しています。また、スキーマ・レコードに定義されている構成をすでにエクスポートしており、provisionDataStore操作の実行後にその構成をインポートするものとします。

データ・ドメインをプロビジョニングし、デフォルト値を使用してPDRおよびDDRを作成するには、データ・インジェストWebサービスのリクエストでprovisionDataStore要素を使用します。リクエストでは次の書式を使用する必要があります。
<ingest:provisionDataStore/>
注意: 外部トランザクションを開始するトランザクションWebサービスのリクエストの後に、プロビジョニング・リクエストを送信する場合、そのプロビジョニング・リクエストでは最初の要素として外部トランザクションIDを指定する必要があります。外部トランザクションが開始されていない場合、リクエストのID要素を省略するか、その値を空にする必要があります。

データ・ドメインをプロビジョニングするには、次の手順を実行します。

次の例のように、provisionDataStoreリクエストを作成し、データ・インジェストWebサービスにリクエストを送信します。
<soapenv:Envelope xmlns:soapenv="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/" 
  xmlns:ingest="http://www.endeca.com/MDEX/ingest/3/0">
 <soapenv:Header/>
     <soapenv:Body>
        <ingest:provisionDataStore>
           <ingest:OuterTransactionId>txId</ingest:OuterTransactionId>
        </ingest:provisionDataStore>
      </soapenv:Body>
   </soapenv:Envelope>

このリクエストにより、データ・ドメインに初期スキーマ・レコードが追加され、それらのスキーマ・レコードがデフォルト値に設定されます。

前のサンプル・リクエストから返される成功時のprovisionDataStoreResponseは、次の例のようになります。
<ingest:provisionDataStoreResponse>
   <ingest:OuterTransactionId>txId</ingest:OuterTransactionId>
   <ingest:numPropertiesCreated>2</ingest:numPropertiesCreated>
   <ingest:numRecordsAffected>2</ingest:numRecordsAffected>
   <ingest:numRecordsDeleted>0</ingest:numRecordsDeleted>
</ingest:provisionDataStoreResponse>

provisionDataStore操作を実行したら、構成をインポートしてEndeca Serverのupdate-spelling-dictionariesコマンドを実行し、スペル辞書を更新できます。

Integratorのデータ・ドメインのリセットを、実行中のclearDataStore操作およびprovisionDataStore操作で使用する場合、このコネクタでもスペル辞書が更新されます。