文字列関数

EQLでは、次に示す文字列関数がサポートされます。

関数 説明
CONCAT 2つの文字列引数を連結して1つの文字列を作成します。
SUBSTR 文字式の一部(部分文字列)を返します。
TO_STRING 値を文字列に変換します。

CONCAT関数

CONCATは行関数であり、2つの文字列引数を連結して1つの文字列を作成します。構文は次のとおりです。
CONCAT(string1, string2)

各引数には、リテラル文字列(単一引用符で囲む)、文字列型の属性、または文字列を生成する任意の式を指定できます。

この問合せの例では、リテラル文字列を引数に使用しています。
RETURN results AS SELECT
  CONCAT('Jane ', 'Wilson') AS FullName
GROUP
この類似の問合せでは、2つの文字列型の標準属性を使用しています。
RETURN results AS SELECT
  ARB(CONCAT(S_NAME,S_ADDRESS)) AS Supplier
GROUP

SUBSTR関数

SUBSTR関数には、次の2つの構文があります。
SUBSTR(string, position)

SUBSTR(string, position, length)
ここで、
  • stringは、解析される文字列です。
  • positionは、部分文字列の開始位置を示す数値(左側から数える)です。パラメータは0から始まるのではないことに注意してください。つまり、5番目の文字から開始するには、パラメータを5にする必要があります。0を指定した場合は、1として扱われます。
  • lengthは、抽出する部分文字列の長さを指定する数値です。

TO_STRING関数

TO_STRING関数は、整数値を受け取って等価の文字列を返します。構文は次のとおりです。
TO_STRING(int)

入力値がNULLの場合は、出力値もNULLになります。

この問合せの例では、整数属性P_SIZEの値を等価の文字列に変換します。
RETURN results AS SELECT
  ARB(TO_STRING(P_SIZE)) AS Sizes
GROUP