必要なOracle製品

Endeca Serverインストールには、WebLogic Server、ADF RuntimeおよびJDK製品が必要です。

Oracle WebLogic Server要件

サポートされるOracle WebLogic Serverのバージョンは、WebLogic Server 11g製品の一部である10.3.6です。サポートされている唯一のインストーラ・バージョンは、Oracle WebLogic Server 11gR1 (10.3.6) Generic and Coherenceパッケージに含まれるGenericのみです。このパッケージのダウンロード手順は、「ソフトウェアのダウンロード」を参照してください。これにより、wls_generic.jarインストーラがマシンにダウンロードされます。

Genericバージョンは、プラットフォームにとらわれないインストーラであり(つまり、LinuxとWindowsの両方のプラットフォームで使用できます)、64ビットのJVMを使用することも可能なため、このバージョンを使用します。Oracle Endeca Serverでは64ビットのJVMが必要です。

Oracle ADF Runtime要件

WebLogic Serverをインストールしたら、バージョン11.1.1.6のOracle ADF (Application Development Framework) Runtimeパッケージをインストールする必要があります。ADF Runtimeインストーラは、Oracle Application Development Runtime 11gパッチ・セット5 (11.1.1.6.0)パッケージに含まれています。このパッケージのダウンロード手順も、「ソフトウェアのダウンロード」を参照してください。

これにより、ofm_appdev_11.1.1.6.0_disk1_1of1.zipファイルがマシンにダウンロードされます。

Sun Java 6 JDKの要件

WebLogicのインストール手順では(後述のWebLogicドメインの作成手順においても)、JDK(Java Development Kit)が要求されます。JDKは、インストール・プログラムの実行に必要なJRE (Java run-time environment)を提供します。JDKはJavaバージョン6 (1.6とも呼ばれます)である必要があります。

WebLogic ServerインストーラによってはJDKがバンドルされている場合もありますが、Genericのインストール・プログラム(wls_generic.jar)ではJDKはバンドルされていません。したがって、インストール手順の際に指定できるJDKがあらかじめ用意されている必要があります。

JDKは、Oracle Sun SE (Standard Edition) Development Kitのバージョン6をお薦めします。このJDKは、Webページhttp://www.oracle.com/technetwork/java/javasebusiness/downloads/java-archive-downloads-javase6-419409.htmlJava SE Development Kit 6u43セクションから入手できます。

プラットフォームに適した64ビット・バージョンをダウンロードする必要があります。
  • Linux: Linux x64製品
  • Windows: Windows x64製品
重要:
Sun JDKパッケージをインストールするときは、空白を含まないディレクトリ・パスにインストールするようにしてください。たとえば、Windowsのデフォルトのインストール先パスは次のとおりです。
C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_43
「Program Files」では空白があり、ADFおよびEndeca Serverのインストーラに対して問題を引き起こすため、インストール先パスを次の例に示すようなディレクトリに変更する必要があります。
C:\Java\jdk1.6.0_43

インストール先のフォルダ・パスは、JDK画面に次のように表示されます。

このパスは、ADFインストーラおよびEndeca Serverインストーラの-jreLocフラグに指定するようにし、またインストール画面でJDKを要求された場合にも指定するようにします。