Linuxの前提条件チェックの無効化

Linuxバージョンで前提条件チェックの手順を省略したい場合は、オーケストレーション・スクリプトを変更できます。

Linuxバージョンのオーケストレーション・スクリプトでは、Linux OSにファイルがいくつか存在しないためにADFおよびEndeca Serverのインストーラの前提条件チェックの手順が失敗することがあります。これらのファイルは、ADFおよびEndeca Server製品を正常に実行するために必要ありません。したがって、ADFおよびEndeca Serverのインストーラを実行する行に-ignoreSysPrereqsの引数を追加するようオーケストレーション・スクリプトを変更し、前提条件チェックを無効にできます。

Linuxでオーケストレーション・スクリプトの前提条件チェックを無効にするには、次の手順を実行します。

  1. (linux_OC.tarファイルの解凍時に作成された)linuxディレクトリにrun_endecaserver_install.shスクリプトのバックアップ・コピーを作成します。
  2. テキスト・エディタを使用し、run_endecaserver_install.shスクリプトを開きます。
  3. (320行にある)Install Oracle ADFの文字列を探します。
  4. 次の(ADFをインストールする321)行の-silent引数の直前に-ignoreSysPrereqs引数を追加します。
    # Install Oracle ADF
    $TEMPDIR/bin/Disk1/runInstaller -jreLoc $JAVA_HOME -ignoreSysPrereqs -silent 
       -responseFile $TEMPDIR/rsp/adf.silent.rsp -invPtrLoc $ORACLE_INV_PTR 
       &> $TEMPDIR/log/ADF_INSTALL.log
  5. (Endeca Serverをインストールする)337行に-silent引数の直前に-ignoreSysPrereqs引数を追加します。
    printf "Installing Endeca Server.."
    $TEMPDIR/bin/endecaserver/Disk1/runInstaller -jreLoc $JAVA_HOME -ignoreSysPrereqs 
       -silent -responseFile $TEMPDIR/rsp/endeca.silent.rsp -invPtrLoc $ORACLE_INV_PTR 
       &> $TEMPDIR/log/ENDECA_INSTALL.log
  6. ファイルを保存します。